ゲーム用SSDはNTFSとexFATどちらがいい?DirectStorage・BypassIO・Steam・Mac互換性を解説

ゲーム用SSDはNTFSとexFATどちらがいい?DirectStorage・BypassIO・Steam・Mac互換性を解説

本記事にはアフィリエイト広告(Amazon・楽天市場等)のリンクが含まれています。

WINDOWS 11 / NTFS vs EXFAT / 2026-08
追加したゲーム用SSD、フォーマットはNTFSかexFATか
結論はWindows専用ならNTFS、Mac共有ならexFATが基準
新しくSSDを増設したとき、Windowsのフォーマット画面に並ぶNTFSとexFATのどちらを選べばいいのか迷う場面は少なくありません。Windows専用のゲーム用ドライブであれば基本的にNTFSを選んでおけば問題なく、DirectStorageを支えるBypassIOの高速経路もNTFSファイルシステムに限定されています。NTFSとexFATの機能差そのものから、Steamライブラリとの関係、Macとの互換性を優先すべきケースまで整理します。
結論はNTFSが基本DirectStorage・BypassIOはNTFS限定Mac共有ならexFATも選択肢

新しく買ったSSDをゲーム専用のドライブとして追加するとき、初期化(フォーマット)の画面で「NTFS」と「exFAT」のどちらを選べばいいのか、手が止まった経験がある人もいるはずです。どちらも4GBを超える大容量ファイルを扱えるため、選択肢に並んでいるだけではどちらが正解なのか判断しづらく、「ゲーム用だからexFATの方が軽いらしい」といった話を目にして余計に迷ってしまうこともあります。

結論から言うと、Windows機だけでゲームをプレイするための追加SSDであれば、基本的にNTFSを選んでおけば問題ありません。NTFSにはジャーナリングによる耐障害性やACLによる細かい権限管理といった機能があり、なにより、DirectStorageを支えるWindows 11のBypassIOという高速読み込み経路は、Microsoft公式ドキュメントでNTFSファイルシステムに限定されています。exFATが選択肢になるのは、Macなど他のOSともドライブを行き来させたい場合です。

BypassIOの詳しい仕組みやDirectStorageの対応確認手順は、それぞれ別記事ですでに詳しく解説しています。本記事では、その前提となるNTFSとexFATそのものの機能差、Steamライブラリとの関係、Mac互換性の実際の位置づけ、そして「exFATの方が速い」という説の検証まで、確認・フォーマット手順とあわせて一つの記事で整理します。

出典:Microsoft「NTFS overview」Microsoft「exFAT File System Specification」Microsoft「Hard Links and Junctions」Microsoft「BypassIO in Storage Drivers」Microsoft「Convert コマンド リファレンス」Microsoft「Fsutil fsinfo」。2026年8月17日時点の情報です。

出典:Apple「Format a disk for Windows computers in Disk Utility on Mac」Steam Support「Update & Installation Issues」

目次

要点まず結論を4つの早見カードで確認する

判定Windows専用ゲームドライブならNTFSが基本になる

結論を先に整理すると、追加したSSDをWindows機だけでゲームに使うなら、フォーマット時の選択肢はNTFSで問題ありません。exFATが向いているのは、ゲーム用途というより、他のOSとファイルをやり取りする用途です。

NTFSを選ぶべきケース
  • Windows専用機でゲームをプレイする(他OSとの併用がない)
  • DirectStorage対応タイトルでBypassIOの高速経路を活用したい
  • Steamのライブラリドライブとして常設する
  • 内蔵のNVMe SSD・SATA SSDとして使う(取り外し前提ではない)
!
exFATを検討していいケース
  • Macなど他のOSとも日常的にファイルをやり取りする
  • ゲームデータ以外の動画・写真も扱う汎用の外付けドライブとして使う
  • BitLocker暗号化や細かいアクセス権限の管理が不要
  • 複数の機器で使い回す前提の一時的なドライブとして使う

仕組みNTFSとexFATは何が違うのか、機能で比較する

NTFSとexFATは、どちらもMicrosoftが開発したファイルシステムですが、設計の方向性が異なります。Microsoft公式ドキュメントによれば、exFATは「FATベースのファイルシステムが持つ簡潔さを引き継ぎつつ、大容量のファイルやストレージデバイスに対応すること」を中心的な設計目標としており、NTFSのような高度な管理機能は前提にしていません。主な違いは次のとおりです。

項目NTFSexFAT
耐障害性(ジャーナリング)トランザクションログとチェックポイント情報により、障害発生時に整合性を復元簡潔さを優先した設計で、同等のジャーナリング機能は持ちません
アクセス権限(ACL)ユーザー・グループ単位で読み取り/書き込み/変更などを細かく設定可能ユーザー単位の詳細な権限管理には対応しません
BitLocker暗号化ボリューム単位のBitLocker Drive Encryptionに対応BitLockerの対象外です
リンク機能ハードリンク・ジャンクション・シンボリックリンクの3種類に対応いずれも非対応です
スパースファイルfsutilコマンドで領域未確保のファイルを管理可能対応していません
最大ボリューム・ファイルサイズクラスタサイズに応じて最大8PB(既定の4KBクラスタで16TB)64bitで大容量ファイル・デバイスに対応し、実用上4GBの壁はありません
主な対応OSWindowsが中心。macOSは標準では書き込みに対応しませんWindows・macOSとも標準で読み書き可能です

ジャーナリングとACLは、いずれも「障害やユーザー操作からファイルを安全に保つための仕組み」という位置づけです。ゲーム用ドライブとして使う場合、これらの機能自体がゲームの動作を左右するわけではありませんが、後述するSteamライブラリの権限管理や、BypassIOの対応条件と関わってきます。

要件Steamライブラリとファイルシステムの関係

Steamの公式サポートページには、ファイルシステムの対応一覧を明記したページはありません。ただしSteamの既定のインストール先(C:\Program Files (x86)\Steam\steamapps\common)は常にWindowsのシステムドライブ上にあり、システムドライブは常にNTFSでフォーマットされています。

Steam公式サポートの「Update & Installation Issues」ページでは、Steamライブラリフォルダについて、正常に更新するためにはすべてのユーザーが書き込み可能な状態である必要があると説明されており、この権限が壊れた場合の対処として、クライアントの「ストレージ」設定にある「Repair Folder(フォルダの修復)」機能が案内されています。NTFSはユーザー・グループ単位でこの書き込み権限をACLとして細かく管理できる一方、exFATにはこうした権限管理の仕組みがありません。ライブラリフォルダまわりの権限トラブルを避けたいなら、NTFSを選んでおくのが無難です。

対応条件DirectStorageとBypassIOの高速経路はNTFS限定

DirectStorage対応タイトル自体は、NTFSでなくても起動やプレイは可能です。ファイルシステムが直接関わってくるのは、Windows 11の機能であるBypassIOです。BypassIOは、ファイルシステムフィルターなどを経由しない短い経路でストレージを読み込む仕組みで、DirectStorageを支える基盤の一つになっています。Microsoft公式ドキュメントは、BypassIOの対応範囲を「Windowsクライアント環境のみ」「NVMeストレージデバイスのみ」「NTFSファイルシステムのみ」と明記しており、SATA SSDやHDD、exFATでフォーマットしたボリュームは対象になりません。

つまり、追加したSSDでDirectStorage対応タイトルの高速な読み込み経路まで活用したい場合は、NVMe SSDとNTFSの組み合わせが条件になります。この対応状況を実際に確認する手順は、DirectStorageは有効になっている?対応状況の確認方法とNVMe SSDの必要条件で解説しています。またfsutil bypassIo stateを実行して「Not Supported」と表示された場合、原因の大半はファイルシステムそのものではなくミニフィルタードライバー側にあります。この切り分け方はBypassIOが「Not Supported」になる原因と対処|ミニフィルターとNVMe SSDの関係を解説【2026年版】で詳しく整理しています。

共有他OSとファイルをやり取りするならexFATが有利になる

MacとWindowsの間でSSDやUSBメモリを行き来させる場合は状況が変わります。Appleの公式サポートページ「Format a disk for Windows computers in Disk Utility on Mac」では、Windowsでも使うディスクをMacでフォーマットする場合の形式として、32GB以下ならMS-DOS(FAT)、32GBを超える場合はExFATを案内しています。Disk UtilityにはNTFSでフォーマットする選択肢自体が用意されていません。

加えて、macOSはNTFSでフォーマットされたドライブを読み取ることはできても、標準では書き込みができません。動画編集素材やキャプチャデータなど、WindowsとMacの両方から日常的に読み書きする用途では、exFATを選んだほうが余計なトラブルを避けられます。ただしこれはゲーム専用ドライブに限った話ではなく、Windows機だけでゲームをプレイするのであれば、この章の条件には当てはまりません。

構成NVMe・SATA・PCIe世代とファイルシステムの選び方

ファイルシステムの選択は、SSDの接続方式やPCIe世代とは基本的に独立した話です。NTFSかexFATかは、SATA SSDでもNVMe SSDでも同じ基準で選べます。一方で、前述のBypassIOによる高速経路はNVMe SSD限定のため、SATA SSDやHDDの場合はファイルシステムをNTFSにしてもこの経路の対象にはなりません。

NVMe SSDのPCIe世代(Gen3・Gen4・Gen5)自体も、BypassIOやDirectStorageの対応条件には含まれていません。世代の新しさよりも、まずNVMeかどうかと、ファイルシステムがNTFSかどうかを優先して確認してください。

俗説「exFATの方が軽い・速い」という説を検証する

SNSや掲示板では、「ゲーム用ドライブはexFATの方が軽くて速い」という説を見かけることがあります。しかし、この説を裏付ける技術的な根拠は見当たりません。

NTFSのジャーナリングやACLといった管理機能は、ファイルの作成・削除・権限変更のたびに働く仕組みであり、ゲームプレイ中に発生する大容量ファイルの連続読み込みそのものには、ほとんど影響しません。ロード時間を左右するのは主にSSD自体の読み込み速度、アセットの圧縮方式、CPUやGPUの処理能力です。

むしろ逆の面もあります。前述のとおりMicrosoft公式ドキュメントは、BypassIOの対応をNTFSファイルシステムに限定しています。DirectStorage対応タイトルでこの高速経路を活用したい場合、exFATを選ぶメリットはなく、対象から外れてしまう分だけ不利になります。「exFATの方が軽い」という説は、体感差や別の要因を一般化した俗説と考えられます。

手順ファイルシステムの確認方法とフォーマットの注意点

追加したSSDが今どちらのファイルシステムになっているかは、フォーマットする前に必ず確認しておきます。中古で購入したSSDや、以前別の用途で使っていたSSDは、購入時の想定と異なるファイルシステムのままになっていることもあります。

エクスプローラーで確認する対象のドライブを右クリックして「プロパティ」を開くと、全般タブに「ファイルシステム」の行が表示されます。ここがNTFSかexFATかをまず確認します。
既存データがあれば先にバックアップするフォーマットは対象ドライブの中身をすべて消去する操作です。必要なファイルが入っている場合は、別のドライブへコピーしてから作業してください。
ディスクの管理またはエクスプローラーでフォーマットする「ディスクの管理」(diskmgmt.msc)で対象ボリュームを右クリックし「フォーマット」を選びます。ファイルシステムの一覧からNTFSを選択し、クイックフォーマットを実行します。
フォーマット後にゲームやSteamライブラリを設定する完了したら、Steamの「設定」から「ストレージ」を開き、新しいライブラリフォルダとして追加するか、個別のゲームのインストール先として指定します。

コマンドラインで確認したい場合は、ターミナルで次のように実行します。

fsutil fsinfo volumeinfo d:

Microsoft公式ドキュメントの実行例では、次のように「File System Name」の行にファイルシステムの種類が表示されます。

Volume Name : Volume
Serial Number : 0xd0b634d9
Max Component Length : 255
File System Name : NTFS
Supports Named Streams

すでにexFATでフォーマット済みのSSDをNTFSへ切り替えたい場合、Windows標準のconvertコマンドはFATおよびFAT32ボリュームをNTFSへ変換するための機能で、Microsoft公式ドキュメントでも対象はFATとFAT32と説明されています。exFATとNTFSを相互に変換する専用のコマンドはなく、切り替えには基本的に再フォーマットが必要になります。

ファイルシステムの変更は原則としてデータが消えます

NTFSとexFATを切り替える場合、Windows標準の機能でデータを保持したまま変換する方法はありません。作業前に必ず別のドライブへバックアップを取ってください。

Q&Aよくある質問

今exFATで使っているSSDを、データを消さずにNTFSへ変更できますか?
いいえ。Windows標準のconvertコマンドでデータを保持したまま切り替えられるのは、FATおよびFAT32からNTFSへの変換だけです。exFATとNTFSを相互に変換する場合は再フォーマットが必要になるため、事前に別のドライブへデータをコピーしてください。
外付けのUSB接続SSDでもNTFSでいいですか?
はい。Windows専用機で使うなら、内蔵・外付けにかかわらず考え方は同じです。ただしMacなど他のOSでも使う予定がある場合は、この記事の「他OSとファイルをやり取りするなら」の内容を参考にexFATも検討してください。
SATA SSDやHDDでもNTFSとexFATの機能差は同じですか?
はい。ジャーナリングやACLといった機能差は、SATA SSD・NVMe SSD・HDDのどれでも変わりません。ただしDirectStorageのBypassIOによる高速経路はNVMe SSDに限られるため、SATA SSDやHDDではNTFSにしてもこの経路の対象にはなりません。
fsutil bypassIo stateを実行したら「Not Supported」と表示されました。exFATが原因ですか?
まず確認したドライブがNTFSかどうかを見てください。NTFSであるにもかかわらずNot Supportedと表示される場合、原因の大半はファイルシステムではなくミニフィルタードライバー側にあります。
「exFATの方が読み込みが速い」という話は本当ですか?
いいえ。裏付ける技術的な根拠はありません。むしろNTFS限定のBypassIOの対象から外れる分、DirectStorage対応タイトルでは条件次第で不利になります。
NTFSとexFAT、どちらでもSteamのゲームは起動しますか?
基本的にはどちらでも起動します。ただしSteamのライブラリフォルダは書き込み可能な状態であることが前提になっており、権限まわりのトラブルを避けたい場合はNTFSが無難です。

総括まとめ|Windows専用ならNTFS、Mac共有ならexFATが基準

総括

ゲーム用に追加したSSDをWindows機だけで使うなら、NTFSを選んでおけば迷いません。ジャーナリングやACLによる耐障害性・権限管理に加えて、DirectStorageを支えるBypassIOの高速経路もNTFS限定です。

exFATが有利になるのは、MacやWindows以外の環境ともファイルをやり取りする場合です。Appleの公式サポートもWindows用ディスクの形式としてexFATを案内していますが、NTFSでフォーマットする選択肢自体をDisk Utilityに用意していません。用途に応じてどちらを選ぶかを決めたら、フォーマット前に必ずデータをバックアップしてから作業を進めてください。

2026 BEST BUY — GPU 部門
MSI GeForce RTX 5070 16G VENTUS 2X OC
WQHD定番

RTX 5070 12GB

約105,850円前後

Amazon
ASRock RX 9070 XT スチールレジェンド 16GB GDDR6
コスパ最強

RX 9070 XT 16GB

約109,800円前後

Amazon
MSI GeForce RTX 5070 Ti 16G VENTUS 3X OC
ミドルハイ

RTX 5070 Ti 16GB

約169,980円前後

Amazon

※価格は2026年8月時点の目安・変動あり

Amazon PICK UP — ゲーマー必携アイテム
Scythe MUGEN6 BLACK EDITION 空冷CPUクーラー
空冷コスパ

Scythe MUGEN6 BLACK

約5,300円〜

Amazon
HyperX QuadCast S スタンドアロンマイク RGBライティング USBコンデンサー
配信マイク定番

HyperX QuadCast S

約13,980円〜

Amazon
FIFINE AmpliGame A8 USBコンデンサー ゲーミングマイク
コスパマイク

FIFINE A8

約8,099円〜

Amazon
Elgato Game Capture 4K X
Elgato最強

Elgato 4K X

約37,800円〜

Amazon
Sony INZONE M10S II 27型 Tandem WOLED 540Hz / HD 720Hz
540Hz最速

Sony INZONE M10S II

約159,000円〜

Amazon

※価格は2026年7月時点の目安・変動あり

Writer
管理人アバター

ゲーミングスタイル管理人

自作PC愛好家・ゲーム歴15年超

ゲーミングPC歴は15年以上。毎年パーツを更新しながら最新トレンドを追いかけています。初心者にもわかりやすく、上級者も満足できる情報発信を心がけています。