中古CPUでVALORANTがVAN 152に?|前の持ち主のハードウェアBANは最長4か月、見分け方と避ける買い方【2026年10月】
本記事にはアフィリエイト広告(Amazon・楽天市場等)のリンクが含まれています。
前の持ち主のBANは最長4か月。VAN 152の見分け方と、買う前・起きたあとにすること
ドイツの個人売買サイトKleinanzeigenで中古のRyzen 7 5800X3Dを買った人が、2026年9月25日にVALORANT(ヴァロ)を起動した直後に追い出されたとRedditに投稿しました。投稿者によると、Riot Gamesのサポートから、前の持ち主がチートで受けたハードウェアBAN(8月12日)でそのCPUがブロックリストに載っていると説明されたといいます。
これに対し、Riotでアンチチートを担当するPhillip Koskinas氏は10月2日、該当する問い合わせが見つからず「かなり考えにくい」とXで返答しました。ハードウェアBANは最長4か月で、チートが見つかったゲームにだけかかり、部品が1つ一致してもほかの部品までは登録しない、という説明です。
それでも、中古の部品が前の持ち主のBANを抱えている可能性は残ります。ハードウェアBANはPCの部品にかかる仕組みで、ログインでVAN 152が出たらその合図です。別のアカウントで試すとそのアカウントまで停止されるため、対策の中心は「買う前に避ける」ことになります。
目次
事例中古の5800X3DでVALORANTが起動しなくなった経緯とRiotの説明
投稿者によると、CPUそのものは問題なく動いています。ベンチマークやストレステストでは、BANされているかどうかは分かりません。Riotのゲームを起動して初めて分かります。
| 日付 | 出来事 |
|---|---|
| 8月12日 | 前の持ち主へのハードウェアBANで、CPUがブロックリストに載る(投稿者がRiotのサポートから受けたという説明) |
| 9月25日 | 中古の5800X3Dを組み込んだPCでVALORANTを起動し、直後に追い出される。それまでのCPUでは普通に遊べていた |
| 9月26日 | Redditで相談。Riotには対応してもらえず、システムのほかの部品もブロックリストに載ったと説明 |
| 9月29日 | PayPalの購入者保護で返金を申請したと書き込む |
| 10月2日 | RiotのKoskinas氏が、問い合わせが見つからず「かなり考えにくい」と返答。BANは最長4か月でゲームごと、ほかの部品までは登録しないと説明 |
2人の説明は、BANがほかの部品に広がったかどうかで食い違っています。Riotの説明どおりなら、問題のCPUを外せば同じPCで遊べ、BANも遅くとも4か月で切れます。
仕組みハードウェアBAN(HWID BAN)はアカウントではなく部品にかかる
ハードウェアBANは、通常のアカウント停止より重い措置です。Riotは、対象のプレイヤーにRiotのアカウントを作らせず、使わせないための処分だと説明しています。主なきっかけは、チートなどのサードパーティー製ツールの使用、複数のアカウントにわたる極端に攻撃的な言動、ほかのプレイヤーへの脅迫です。
BANの対象は、そのPCの物理的な部品です。だからこそ、部品が別の人の手に渡っても、期間中は効力が残ります。
止まるのは、チートが見つかったゲームです。Koskinas氏は、チートによるハードウェアBANはそのゲームにだけかかると説明しています。VALORANTでのBANなら、同じPCでもLeague of Legendsなどほかのゲームには影響しないことになります。
確認VAN 152の表示と、ほかのVANエラーとの見分け方
部品を替えた直後にVANエラーが出ても、すべてがBANとは限りません。Vanguard(Riotのアンチチート)のエラーは番号で原因が分かれ、ハードウェアBANを示すのはVAN 152です。
「接続エラー:審査の結果、このデバイスでプレイしているアカウントによる行為がサービス規約のユーザー規範(第7条)に違反していることが検出されました。」で始まり、最後に「エラーコード:VAN 152」と表示されます。
| エラー表示 | 原因 | 自分で直せるか |
|---|---|---|
| VAN 152 | ハードウェアBAN。PCの部品がブロックリストに載っている | 直せない。期限切れを待つか、サポートに再評価を依頼する |
| VAN: RESTRICTION | TPMやセキュアブートなど、Vanguardが求める条件を満たしていない。不審と判定されたアカウントに追加でかかることもある | 表示された条件を満たせば遊べる |
| VAN 9001・9003・9090 | 9001・9090はTPM 2.0、9003はセキュアブートの問題 | BIOSやWindowsの設定で直る |
番号が152以外なら、ハードウェアBANではありません。CPUやマザーボードを替えたあとに出たときは、まずBIOSでfTPM(AMD)またはPTT(Intel)とセキュアブートが有効になっているかを確かめます。手順はVAN 9001・9003・9090の切り分け手順で確認できます。
識別中古のCPUが「同じ個体」だと分かる理由
WindowsがCPUから受け取る型番の情報だけでは、同じRyzen 7 5800X3Dどうしを見分けられません。個体を見分ける手がかりとしてRiot自身が挙げているのが、TPM(暗号鍵を守るセキュリティ機能)です。
Riotは2026年6月の公式ブログで、TPMの保証鍵(EK)を、工場で書き込まれた替えのきかないハードウェアの身元だと説明しています。この鍵をBANすると決めれば、逃れるにはTPMのチップか、CPUごと交換するしかなくなる、という書き方です。制限を受けたアカウントには、ファームウェアTPM(AMDのfTPMやIntelのPTT)しか認めないとも書いています。
| 方式 | TPMが動く場所 | 中古で買うと |
|---|---|---|
| AMD fTPM | CPUの中。Riotの案内では、すべてのRyzenに内蔵 | CPUと一緒に前の持ち主のTPMが来る |
| Intel PTT | チップセット(PCH)の中のCSME。デスクトップではマザーボード側 | マザーボードと一緒に前の持ち主のTPMが来る |
今回のBANで何を照合したかは、Riotは明らかにしていません。Koskinas氏の「部品が1つ一致したとき」という言い方からは、照合の対象がTPMだけではないとも読めます。「IntelのCPUなら中古でも安全」とは言い切れません。
予防買う前の対策|BANされた部品をつかまない
ハードウェアBANは、期限が来る前に自分で消す方法がありません。中古を選ぶなら、買う段階で避けるのがいちばん確実です。
中古のゲーミングPCそのものを選ぶときの見方は、中古ゲーミングPCはやめとけと言われる理由でも新品との価格差や保証の面から確認できます。
手順VAN 152が出たときにやること|残り期間の確認と返金の相談
中古の部品を組み込んだ直後にVAN 152が出たら、次の順で動きます。最初の1つを守らないと、停止されるアカウントが増えます。
- 別のアカウントでログインを試さない。家族や友人のアカウント、サブアカウントでも停止の対象になります。
- 直前に替えた部品と、購入の記録をそろえる。購入日、購入先、出品ページ、出品者とのやり取りを保存します。
- Riotのプレイヤーサポートで残り期間を確かめ、再評価を依頼する。BANの残り期間は、問い合わせれば教えてもらえます。中古で買った部品であることと購入日を書いて、再評価を依頼します。影響を受けたアカウントが複数あれば、アカウントごとに別のチケットにします。
- 販売店・出品者・フリマの事務局に返品や返金を相談する。メルカリなら、受取評価をせずに取引メッセージで問題点を伝え、事務局に問い合わせます。ドイツの投稿者はPayPalの購入者保護で返金を申請しています。
- HWIDスプーファー(識別情報を偽装するツール)は使わない。Riotによると、アンチチートの改ざんとして検出されるBANの多くは、ハードウェアBANを逃れようとしたり、Vanguardの要件を満たさずに遊ぼうとしたりした結果です。BANを重ねるだけで終わりかねません。
Riotの説明どおりなら、問題の部品を元の部品に戻せば遊べるようになり、BANも最長4か月で切れます。ただし、BANのかかったPCでほかのアカウントにログインしていた場合、そのアカウントは別に一定期間停止されています。
比較Call of DutyのハードウェアBANとの違い
ハードウェアBANはRiotだけの仕組みではありません。ActivisionもCall of Duty(CoD)でハードウェアBANを使っていますが、状態の確かめ方は正反対です。
| 項目 | Riot(VALORANTなど) | Activision(CoD) |
|---|---|---|
| BANの単位 | PCの物理的な部品 | 機器(アカウントではない) |
| 期間 | 通常4か月(最長4か月) | 一律ではない |
| 状態の確かめ方 | どのアカウントでもログインしないよう推奨。残り期間はサポートに聞く | 問題のないアカウントでログインすると状態が表示される |
| 異議申し立て | サポートに再評価を依頼できる(解除の保証なし) | 対象外 |
| 中古の機器 | 中古で買った人向けの案内はない | 中古・共有の機器に残ることがあると明記 |
CoDなら、中古で買った機器に問題のないアカウントでログインして確かめられます。Riotのゲームで同じことをすると、そのアカウントが停止されます。CoDのハードウェアBANの範囲は、XIM・Cronusの約5,000アカウントBANと7万件超のハードウェアBANの違いで詳しく確認できます。
おすすめ中古を避けて新品で買うなら
AM4のマザーボードを使い続けたい人が、5800X3Dを中古で探すのは自然な選び方です。ただ、BANを抱えた個体が混じることがあります。AM4のままなら新品の5800X3D 10th Anniversary Edition、マザーボードごと替えるならAM5のRyzen 7 9800X3Dが候補です。2つの道の違いは5800X3D 10周年版とAM5のX3Dの比較で確認できます。
VALORANTは高fpsほどCPUの性能で上限が決まりやすいゲームで、どちらも3D V-Cacheを積んだゲーム向けのCPUです。狙うfpsごとの目安は、VALORANT PC版の必要スペックとおすすめ構成やApex・VALORANTで240fpsを出すゲーミングPCの選び方で確認できます。
すでにVAN 152が出たあとなら、買い直す前にサポートで残り期間を聞きます。期限が近ければ、待つだけで同じCPUで遊べるようになります。
FAQよくある質問
まとめまとめ|Riotのゲームで使うCPUとマザーボードは新品がいちばん安全
ハードウェアBANはPCの部品にかかり、部品が売られても期間中は効力が残ります。期間は最長4か月で、VAN 152は設定では直らず、別のアカウントで試すとそのアカウントも停止されます。
VAN 152はハードウェアBANの合図です。出たら別のアカウントでは試さず、購入の記録をそろえてRiotのサポートで残り期間を確かめ、販売元に返品を相談します。Riotのゲームを遊ぶなら、CPUとマザーボードは新品がいちばん安全です。中古で買うなら、受取評価や返品の期限の前に、自分のアカウントで1回だけ起動して確かめます。
出典:r/PCBaumeister「Gebrauchte CPU erlaubt kein Valorant」(2026年9月26日)、Phillip Koskinas氏のXの投稿(2026年10月2日・米国時間)、Riot Gamesサポート「ハードウェア(HWID)バンについて」、Riot Gamesサポート「VAN 152エラー」、VALORANTサポート「VALORANTのエラーコード」、Riot Games「Incoming: Vanguard On-Demand」(2026年6月24日)、Riot Games Support「Enable TPM 2.0」、Intel「Intel CSME Security White Paper」、Activision「Call of Duty Security and Enforcement Policy」、メルカリガイド「商品到着前に受取評価をしてしまった・お願いされた」、ドスパラ「中古商品保証規約」





