VALORANT PC版 必要スペックとおすすめ構成【2026年8月最新】144fps・240fps・360fps別 CPU/GPUガイド
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VALORANTはGPU性能よりもCPUのシングルスレッド性能がfpsを決めるゲームです。公式の最低スペック(GT 730 / i3-4150)は「辛うじて起動できる」下限であり、競技プレイでの144fps・240fps・360fpsを狙うには全く別次元の構成が必要です。さらに、アンチチートシステム「Vanguard」はTPM 2.0とセキュアブートを必須とするため、2017年以前に製造された古いPCではゲームが起動しないケースがあります。この記事では公式スペックの読み解き方から、競技帯別のCPU・GPU選びと設定最適化まで解説します。
目次
公式の必要スペックを確認する
Riot Gamesの公式スペックは3段階です。最低(30fps想定)・推奨(60fps想定)・高fps帯(144fps想定)という目標フレームレートで区分されており、画質プリセットごとの基準ではありません。2026年8月時点でRiot公式サポートページに掲載されている数値は以下の通りです。
| 項目 | 最低スペック (30fps想定) | 推奨スペック (60fps想定) | 高fps帯スペック (144fps想定) |
|---|---|---|---|
| CPU | Intel Core i3-540 AMD Athlon 200GE (ARM非対応) | Intel Core i3-4150 AMD Ryzen 3 1200 (ARM非対応) | Intel Core i5-9400F(2.90GHz) AMD Ryzen 5 2600X (ARM非対応) |
| GPU | Intel HD 4000 AMD Radeon R5 220 | NVIDIA GeForce GT 730 AMD Radeon R7 240 | NVIDIA GTX 1050 Ti AMD Radeon R7 370 Intel Arc A310 |
| メモリ | 4GB(全ティア共通)。単体GPU(ディスクリート)を使う場合はVRAM 1GB以上も必要 | ||
| OS | Windows 10(Build 19041以降)64bit/Windows 11 64bit、DirectX 11対応が必須。Windows 11ではTPM 2.0とUEFIセキュアブートも必須 | ||
出典:Riot Games公式サポート「Minimum & Recommended PC Specs」(確認日2026年8月31日)。同ページにストレージ容量の明記はないが、インストール容量は目安約26GB、更新用に40GB程度の空き容量確保が推奨されている。
公式の最低スペック(Intel HD 4000内蔵GPU相当)はあくまで30fps想定の下限にすぎません。推奨スペック(GT 730 / i3-4150、60fps想定)や、公式が「高fps帯」と呼ぶスペック(GTX 1050 Ti / i5-9400F、144fps想定)も、実際の競技シーンの基準からすればかなり控えめな数値です。プロシーンや上位ランク帯では240〜360fps環境が当たり前になっており、公式の「高fps帯」欄をはるかに超えるGPU・CPUを選ぶ必要があります。
GPU別フレームレート目安(競技設定)
以下は競技設定(テクスチャ品質Medium・その他Low・MSAA無効)・フルHDでの推定フレームレートです。VALORANTはGPU負荷が極めて低いため、中位以上のGPUではCPU性能が上限を決めます。
VALORANT — RECOMMENDED SPECS
競技fps帯別 おすすめGPU早見表
| GPU(VRAM) | フルHD 競技設定 |
フルHD 高設定 |
相対性能 |
|---|---|---|---|
| RTX 5060 Ti(16GB) | 380 fps | 290 fps | |
| RTX 4060 Ti(16GB) | 350 fps | 265 fps | |
| RTX 4060(8GB) | 315 fps | 240 fps | |
| RTX 3060 Ti(8GB) | 285 fps | 215 fps | |
| RTX 3060(12GB) | 255 fps | 190 fps | |
| RX 7600(8GB) | 235 fps | 175 fps | |
| GTX 1660 SUPER(6GB) | 190 fps | 140 fps | |
| GTX 1060(6GB) | 135 fps | 95 fps |
※ 競技設定(テクスチャ品質Medium・その他Low・MSAA無効)・フルHD(1080p)での推定値。CPU: Ryzen 7 9800X3D環境でのGPU上限値。中位CPU(Ryzen 5 7600等)では300fps前後でCPU律速が発生します。
フルHD(1080p)で遊ぶ場合
競技設定でのフルHDでは、GTX 1660 SUPERで190fps前後と144Hzモニターには十分な余裕があります。ただし実際の試合では5v5の交戦中にエフェクトが増えてフレームレートが落ちるため、目標fps × 1.3倍程度の余裕を持ったスペックを選ぶのが実用的です。360fps帯を目指す場合はGPUより先にCPUのアップグレードを検討してください。
高設定(High品質)で遊ぶ場合
競技プレイヤーは基本的に全設定Lowを選びますが、カジュアル向けに高設定で遊ぶ場合はRTX 3060でフルHD190fps前後が目安です。高設定のMSAA 4xは特にGPU負荷が高く、RTX 3060でもフルHD高設定では240fps到達が難しくなります。「画質と高fpsを両立したい」場合はテクスチャをHigh・MSAAを2xまたは無効に設定するのが現実的な妥協点です。
360fps帯ではCPUがボトルネックになる
VALORANTは1フレームあたりのゲームロジック処理(プレイヤー位置計算・弾道判定・エフェクト演算)がCPUのメインスレッドに集中する設計です。300fps以上を安定して出すには、GPU性能よりもCPUのシングルスレッド性能が律速になります。
Vanguard必須要件|TPM 2.0・セキュアブート・VBS/HVCIを確認する
VALORANTのアンチチートシステム「Vanguard」は、起動時にシステムレベルのセキュリティ要件を検証します。TPM 2.0(トラステッドプラットフォームモジュール)とセキュアブートが有効でないとゲームが起動しません。Windows 11の要件と同じ基準であるため、最近のPCであれば問題ないケースがほとんどですが、旧世代機では注意が必要です。またRiotは、メモリ整合性(VBS/HVCI)というもう一段階セキュリティ設定についても、要件を満たしていない場合にアカウント制限の対象となり得ると説明しており、TPM・セキュアブートだけ確認して安心するのは早計です。
2026年8月、BTOメーカーBANDAL GAMINGの「けんきコラボPC」を購入した人が、受領からわずか4日後にVALORANTのアカウント制限を受けたという事例が報告されました。Riot Gamesが説明した原因はセキュアブートとメモリ整合性(VBS/HVCI)の要件未達で、BIOS画面の表示上は有効になっていても、Windows側で実際に機能していなければ要件を満たしたことにはなりません。新品のBTOを受け取った直後こそ、VALORANTを起動する前にこの3点の確認を後回しにしないことが重要です。詳しい経緯はけんきコラボPC購入者がVALORANTアカウント制限を受けた事例のまとめで解説しています。
新規にPC購入・BTOを選ぶ場合はTPM 2.0・セキュアブートの心配は不要なケースがほとんどですが、設定が有効になっているかは受領後に必ず自分で確認してください。2021年以降に出荷されたWindowsプリインストール機は対応しているのが原則ですが、初期設定でコア分離(VBS/HVCI)がオフになっている個体もあります。問題になりやすいのは2017〜2020年製の自作PC・中古PCを流用する場合です。BIOSでセキュアブートを有効にしたのにVALORANTが起動しない場合の切り分け手順はセキュアブートとVANエラーの原因を解説した記事にまとめています。
fpsを改善する設定最適化
VALORANTはデフォルトの品質設定から競技向けに変更することで、グラフィックス品質をほとんど落とさずにfpsを20〜40%改善できます。特に影響の大きい設定項目を3つ優先して変更するのが効率的です。
解像度スケール(Resolution Scale)を100%未満に設定することでさらにfpsを底上げできます。90〜95%程度なら視認性への影響がほぼなく、GPUへの負荷を10〜15%程度削減できます。「GPUは持っているがfpsが伸びない」という場合、CPUボトルネックの前に解像度スケールを試すのも有効です。
マルチスレッドレンダリング・実験的シャープニングの罠・NVIDIA Reflex設定など、全設定の最適値とWindows最適化5選をまとめた専用ガイドも用意しています。→ VALORANT PC版 FPS最大化おすすめ設定ガイド【2026年版】
おすすめBTO構成
2026年8月時点の価格帯を参考にした、VALORANT向けBTO構成の目安です。8月はVRAM価格ショックの影響でGPU・CPUとも実勢価格が上振れしており、以前より予算を高めに見ておく必要があります。このゲームは特にCPUの選択がfps上限を左右するため、GPU単独の性能だけで判断しないことが重要です。
360fps帯の本命パーツ|CPUとGPUのおすすめモデル
VALORANT競技帯で実際に「fps上限を引き上げる」ための主要パーツを3つピックアップしました。CPUは最重要で、Ryzen 7 7800X3Dを優先したうえで、GPUを予算に合わせて選ぶのが正解です。

AMD Ryzen 7 7800X3D
3D V-Cache搭載でVALORANT・CS2・Apexの1% lowsが安定。同クロック帯比でfpsが15〜25%向上し、360Hzモニターの性能を引き出す唯一の選択肢。

MSI GeForce RTX 5060 8G VENTUS 2X OC
競技設定で250fps前後を狙えるエントリーGPU。TDP 115Wで500W電源対応、コンパクト・低発熱。240Hzモニターまで快適に使える一枚だが、VRAM価格ショックの影響で実勢価格は上昇中。

ASUS GeForce RTX 5060 Ti DUAL O16G
競技設定で380fps前後を出せる本命GPU。16GB VRAMで他タイトル(Apex・Cyberpunk)への流用も問題なし。Ryzen 7 7800X3Dと組み合わせれば360Hzモニターを使い切れる構成に。国内正規代理店品。
よくある質問
Ryzen 7 8700G / Core Ultra 7 265K クラスの内蔵GPUなら 1080p Low設定で 100〜150fps 程度動くのが目安です。古い世代の内蔵GPU(Intel UHD 770 / Vega 8 等)では 60fps を切るシーンが頻発し、競技には使えません。本格的に遊ぶなら、Ryzen 5 7600 + GTX 1660 SUPER クラス以上の独立GPUを推奨します。
(1) BIOSで「fTPM」または「Intel PTT」を有効化、(2) セキュアブートを有効化、(3) コア分離でメモリ整合性(VBS/HVCI)を有効化、(4) Windowsを最新版にアップデートの4点で多くのケースが解決します。それでも起動しない・アカウント制限を受けた場合は、Vanguardの再インストール(タスクマネージャーで vgc サービスを停止 → Vanguardをアンインストール → 再起動 → VALORANT再起動)を試してください。BIOSで設定変更後はWindowsの再インストールが必要なケースもあります。
VALORANT > CS2 > Apex の順でCPU依存度が高いです。VALORANTは最もシングルスレッド性能に敏感で、Ryzen 7 7800X3Dへの投資効果が最大。CS2もCPU依存ですがVALORANTほどではなく、Ryzen 5 7600で十分に高fps が出ます。Apexはマルチコア活用が進んでおり、Ryzen 5 7600 / Core i5-14400 クラスで実用上問題なし。VALORANTメインなら Ryzen 7 7800X3D の優先度が一段高くなります。
競技帯(300fps超)では DDR5-6000 が DDR4-3200 比で 5〜10%のfps向上が見込めます。VALORANTはメモリ帯域への依存度が中程度で、144fps帯では差がほぼ出ません。240fps以上を狙う場合は DDR5-6000 + CL30 のクロック・レイテンシ重視構成が有利。Ryzen 7 7800X3D は DDR5 専用なので、AM5 プラットフォームを選んだ時点で DDR5 になります。
イモータル〜レディアント帯やプロ志望なら投資価値あり、ダイヤ以下なら 240Hz で十分です。360Hz は「視認できる時間が約2.8ms 短縮される」ハードウェア優位がありますが、実際にエイム精度に反映できるのは反射神経が極めて高いプレイヤーに限られます。240Hz モニターは現在3万円前後で買えるため、コスパ面では 240Hz が最も無難。「将来プロを目指す」場合のみ 360Hz を検討してください。
まとめ|GPU性能より「CPU選び」が差になる
Conclusion 2026
144fpsはGTX 1660 SUPERで届く
360fpsはRyzen 7 7800X3D次第
VALORANTは他のPCゲームと異なり、GPU性能の向上がfps向上にそのまま直結しないゲームです。300fps超の帯域ではCPUのシングルスレッド性能が上限を決めるため、RTX 4070やRTX 5060 Tiを積んでもCPUが旧世代だと性能を引き出せません。144fps帯はGTX 1660 SUPER、240fps帯はRTX 3060 + Ryzen 5 7600、360fps帯はRyzen 7 7800X3Dが各帯域での実質的な基準です。
また、新たにVALORANTを始める・中古PCや新品のBTOで始めようとしている場合はTPM 2.0・セキュアブート・コア分離(VBS/HVCI)の確認を先に行うのが必須です。BIOS画面の表示だけでなくWindows上で実際に機能しているかの確認が欠かせず、2026年8月には設定不備が原因とみられるVALORANTアカウント制限の事例も報告されています。特に2017〜2020年製の自作PC・中古PC利用者は要注意ですが、新品のBTOでも受領直後の確認を怠らないようにしてください。



