『Summer Snow.』(サマースノー)はどんなゲーム?海辺の街で繰り返す1日から脱出する青春タイムループADV、2027年夏発売へ
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海辺の街で繰り返す1日から抜け出す青春タイムループ脱出ADV、2027年夏発売へ
出典:『Summer Snow.』公式サイト、Steamストアページ、CAMPFIREクラウドファンディングページ。記載内容は2026年7月31日時点のものです。
同人ゲームのSteam新着をチェックしていて、タイムループ×青春ミステリーという触れ込みの『Summer Snow.』が目に留まった人も多いのではないでしょうか。ジャンルタグだけを見ると選択肢型のノベルゲームに思えますが、公式ストアの説明を読むと、繰り返す1日の中で得た記憶を自分の手でたどり、状況の差分に気づいていく謎解きゲームであることが分かります。
『Summer Snow.』は、同人サークルCynical Honeyが開発・販売を手がけるWindows PC向けアドベンチャーゲームです。Steamストアページはすでに公開されており、ウィッシュリスト登録も受け付け中です。舞台は三重県鳥羽市をモデルにした海辺の街で、高校2年生の主人公が夏休みに巻き込まれる”繰り返す1日”からの脱出を目指します。
気になるのは、どんな謎解きが体験できるのか、発売時期はいつ確定するのか、そしてクラウドファンディングを経てどんな体制で制作が進んでいるのか、といった点ではないでしょうか。
概要三重県鳥羽市がモデルの海辺の街を舞台にした新作
『Summer Snow.』は、同人サークルCynical Honeyが企画・制作するアドベンチャーゲームです。Steamストアでは開発元・販売元ともにCynical Honeyと表記され、ジャンルは「アドベンチャー」に分類されています。対象年齢は全年齢で、公式サイトでも同様に案内されています。
舞台となる海辺の街は、実在する三重県鳥羽市をモデルにしています。伊勢志摩エリアを代表する観光地のひとつである鳥羽市を舞台に、開発チームは現地取材を行い、クラウドファンディングページによれば地元の観光協会にも協力を得て舞台設定を作り込んだとしています。実在の街を下敷きにした青春ドラマという点は、同じ夏休み・海辺という設定でも既視感になりにくいポイントです。
舞台幼なじみと義妹、そして”MAZE”が届けるミッション
物語の主人公は、地元の高校2年生「瀬戸内 晃」。学校での人間関係に悩みを抱えた晃は、心を整理するために夏休みを地元で過ごすことにします。地元では幼なじみの「蓮見 円香」、義妹の「瀬戸内 煌」、そしてかつての友人たちと再会しますが、当初はどこか彼らとの距離を置いてしまいます。
そんなある日、晃は目を覚ますと日付が戻り、同じ1日が繰り返されていることに気づきます。手がかりは、スマホに届く謎のアプリ「MAZE」からのミッションだけ。最初に届くミッションの例として、公式ストアでは「コクハク ヲ カイヒセヨ」という指示が示されています。晃はMAZEの指示に関係する出来事を街の中から探し出し、円香たちとともに、時間がループする原因と”出口の鍵”を追うことになります。
仕組み記憶パズルで”未来を開く鍵”を集める
本作の核となるのは、選択肢を直感で選ぶだけの謎解きではありません。公式ストアの説明によれば、繰り返す日常の中でミッションクリアの手がかりとなる原因やヒントを”思い出す”必要があり、その方法は場所やキーワードを思い出す形式、複数の情報を組み合わせる形式、正しい選択肢を選ぶ形式など複数用意されています。公式に例示されている謎解きの種類には、アナグラムや組み合わせ選択が含まれます。
会話や状況のちょっとした差分に気づくと、思考や価値観を広げる「鍵」が手に入り、それまで選べなかった選択肢が解放されていきます。公式ストアでは「バッドエンドのない物語」であることも明言されており、うまくいかなかったループも無駄にはならず、次のループに向けた新しい情報として活かせる設計です。ただし、真相にたどり着く過程では誰かを傷つけたり傷つけられたりする展開も描かれるとされており、単に優しいだけの青春劇ではないようです。




制作クラウドファンディングは目標の150%を達成
本作は2025年11月21日から2026年1月4日にかけてCAMPFIREでクラウドファンディングを実施しました。目標金額200万円に対し、最終的に239人の支援者から3,009,350円が集まり、達成率は150%に到達しています。クラウドファンディングページでは、シナリオ本文が30万文字を超えるボリュームになる見込みであることも明かされています。タイムループ構造ゆえに分岐や差分テキストが多くなる点を踏まえると、通常の一本道ノベルゲームより文章量が多くなるのは自然な帰結といえます。
スタッフは、企画・シナリオをカンザキ、キャラクターデザイン・原画をUmeが担当。Umeは「神椿市建設中。REGENERATE」のサブキャラクターデザインや「神宮寺三郎シリーズ」の原画も手掛けた実績を持ちます。システム開発はStudio Couleur、UXUIデザインはK.ISHIDAが担当し、音楽はタケケ・nCha・AzuPianoの3名が手掛けます。主題歌はOPを月乃、EDを咲良ゆのが担当します。
キャストは、幼なじみ「蓮見円香」役を会沢紗弥、義妹「瀬戸内煌」役を高柳知葉が担当。ほかにも松ヶ崎優梨・服部瑛二・米森清孝・澤野琴音といった幼なじみ・友人役にそれぞれ声優が起用されており、フルボイスでの会話劇が展開される予定です。
機種対応機種と気になる動作環境
対応プラットフォームは、現時点でWindows PC向けのSteam版のみが発表されています。クラウドファンディングのQ&Aでは、開発元が「Windowsを想定しております。家庭用ゲームなどは今のところ予定はございません」と回答しており、コンソール版の計画は少なくとも2026年1月時点ではありませんでした。反響次第で将来的な移植が検討される可能性はありますが、現状はPC・Steam版の完成が優先されています。
言語対応は日本語・英語の同時対応で、Steamの言語対応表ではインターフェース・フル音声・字幕のすべてで両言語がサポートされると案内されています。動作環境については、記事執筆時点(2026年7月31日)でSteamの最低・推奨動作環境欄に記載があるのはOS「Windows 11」のみで、CPU・メモリ・ストレージ容量などは最低・推奨とも未定です。本作は2Dグラフィック中心のアドベンチャーゲームとみられるため、ハイエンドなゲーミングPCが必須になる可能性は低いと考えられますが、キャラクターの動きやフルボイス、イベントCGの量によっては、一般的な小規模ノベルゲームより必要なストレージ容量が大きくなることも考えられます。現時点ではあくまで未定なので、正式な最低・推奨スペックはSteamストアの更新を待って確認するのが確実です。
対象じっくり物語と謎解きを楽しみたい人におすすめ
- タイムループものの謎解きが好きな人。会話や状況のちょっとした差分に自分で気づき、記憶を整理して手がかりを見つけていく仕組みを楽しめます
- 幼なじみ・義妹との人間関係を丁寧に描く青春群像劇が好きな人。悲劇の回避だけでなく、傷つけ合いや葛藤も含めた関係の変化が描かれます
- 日本語・英語のフルボイスでじっくり物語を読み進めたい人。インターフェース・字幕・音声すべてが両言語に対応する予定です
- アクションや戦闘を中心に遊びたい人。本作は謎解きと会話が中心のストーリーアドベンチャーです
- 発売日・価格・動作環境が確定してから検討したい人。記事執筆時点ではいずれも未発表・未定です
- コンソール版を待ちたい人。現状はWindows PC向けSteam版のみが発表されています
まとめまとめ|Steam公開はまだ入口、発売日確定はこれから
『Summer Snow.』は、同人サークルCynical Honeyが手掛ける、三重県鳥羽市をモデルにした海辺の街を舞台にしたタイムループ脱出ADVです。繰り返す1日の中で会話や状況の差分に気づき、記憶を整理して手がかりを見つけていく謎解きと、幼なじみ・義妹を中心とした青春群像劇を組み合わせた作品で、クラウドファンディングでは目標の150%にあたる支援を集めました。
Steamストアページは公開済みで、ウィッシュリスト登録も可能です。開発元は2027年夏の発売を目指すとしていますが、Steam自体の表示は「2027年」にとどまり、具体的な月やシステム要件はまだ発表されていません。続報が出た際は、本記事の内容と合わせて確認しておくとよいでしょう。


