MSIが『グラブル リリンク:エンドレスラグナロク』推奨PCを認定|最高品質フルHD 60fpsの正体はノート向けRTX 5050搭載機
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最高品質フルHD 60fpsはノート向けRTX 5050搭載機、ただし発表文と添付仕様表でGPU名が食い違い
MSIは2026年7月30日、『グランブルーファンタジー リリンク:エンドレスラグナロク』を快適に遊べるPCとして、ポータブルゲーミングPC2機種を「動作確認済みPC」、ゲーミングノートPC1機種を「推奨PC」に認定したと発表しました。
推奨PCの基準は映像品質「最高品質」で1080p/60fps、動作確認済みPCの基準は映像品質「標準」で1080p/30fpsです。ただし推奨PCのGPU名について、発表文の本文と、同じ発表に添付された仕様表とで記載が食い違っています。
出典:MSI プレスリリース(2026年7月30日)・MSI Cyborg 15 C13W 製品ページ・Cyborg 15 C13W 発売時の製品情報・MSI Claw A8 BZ2EM 製品ページ
『エンドレスラグナロク』の公式推奨環境にはGeForce RTX 2080が挙げられています。2018年のデスクトップ向けGPUなので、これからゲーミングノートPCを買う人にとっては「今のどのクラスが相当するのか」が分かりにくい状態でした。
今回MSIが公開したのは、その空白を埋める実機ベースの目安です。推奨PCに認定された1機種は、実際にはノート向けGeForce RTX 5050を搭載するモデルで、最高品質のフルHD・60fpsが確認されています。
一方で、発表文の本文に書かれたGPU名は同時発売の姉妹機のものと入れ替わっています。しかも同じ発表に添付された仕様表には別のGPU名が書かれており、1つの発表の中で記載が割れている状態です。この記事では認定内容を整理したうえで、どちらが製品の実仕様なのかを型番まで下りて確認し、ノート向けRTX 5050で最高品質60fpsという結果が妥当かどうかを検討します。
認定内容MSIが3機種を認定|推奨PCと動作確認済みPCで基準が違います
MSIは今回、2つの区分を使い分けています。発表文によると、動作確認済みPCは「グラフィック設定の映像品質『標準』で1080p/30fpsのゲームプレイが可能であることを確認した製品」、推奨PCは「映像品質『最高品質』で1080p/60fpsのゲームプレイが可能であることを確認した製品」と定義されています。
単に起動するかどうかではなく、画質プリセット・解像度・フレームレートの3点で基準が明示されている点が、この種の発表としては珍しいところです。
| 製品 | 認定区分 | 映像品質 | 解像度・フレームレート |
|---|---|---|---|
| Cyborg-15-C13WEO-1192JP15.6型ゲーミングノートPC | 推奨PC | 最高品質 | 1080p/60fps |
| Claw-A8-BZ2EM-401JP8型ポータブルゲーミングPC | 動作確認済みPC | 標準 | 1080p/30fps |
| Claw-8-EX-AI+CG3EM-406JP8型ポータブルゲーミングPC | 動作確認済みPC | 標準 | 1080p/30fps |

食い違い発表文の本文と添付仕様表で、推奨PCのGPU名が割れています
発表文の製品特徴欄では、推奨PCに認定された「Cyborg-15-C13WEO-1192JP」について、インテル Core i7プロセッサーとGeForce RTX 4050を搭載すると記載されています。
ところが、同じ発表に添付されている仕様表を開くと、まったく同じ型番の行に「NVIDIA GeForce RTX 5050 Laptop GPU」と書かれています。1つの発表資料の中で、本文と仕様表のGPU名が一致していません。

製品側の情報も仕様表と一致します。この機種は2026年7月16日に発表され、7月23日に発売された新モデルで、GPUはノート向けGeForce RTX 5050(8GB)、発売時点のAmazonでの実売価格は24万9,800円と案内されていました。
本文側の記載が姉妹機のものと入れ替わった、というのが実態のようです。同時に発表・発売された「Cyborg 15 Black Edition A13V」がノート向けGeForce RTX 4050(6GB)を搭載しており、発表文のGPU名はこちらの仕様と一致します。両機種は同日発売で重量も約1.98kgと共通しているため、取り違えが起きやすい関係にあります。
| 項目 | Cyborg 15 C13W(推奨PC) | Cyborg 15 Black Edition A13V |
|---|---|---|
| 型番 | Cyborg-15-C13WEO-1192JP | Cyborg-15-Black-Edition-A13VEO-5799JP |
| GPU | ノート向けGeForce RTX 5050(8GB) | ノート向けGeForce RTX 4050(6GB) |
| CPU | Core i7-13620H | Core i7-13620H |
| メモリ/ストレージ | 16GB DDR4(8GB×2)/512GB NVMe SSD | 16GB/512GB NVMe SSD |
| ディスプレイ | 15.6型 フルHD 144Hz 非光沢 | 15.6型 フルHD 144Hz 非光沢 |
| バッテリー | 60Wh(駆動時間 最大5時間) | 53.5Wh(駆動時間 最大4時間) |
| 販売経路 | Amazon(発売時の実売24万9,800円) | 家電量販店 |
実力ノート向けRTX 5050で最高品質フルHD 60fpsは妥当なのか
認定された機種がノート向けRTX 5050搭載機だとして、その結果は現実的な数字なのかを見ておきます。
ノート向けGeForce RTX 5050は、Blackwell世代のGB207を使い、2,560基のCUDAコアと8GB GDDR7(128-bit)を備えるGPUです。消費電力枠は35〜100Wで、Dynamic Boost適用時は最大115Wまで伸びます。当サイトで検証した限りでは、フルHDの中〜高設定で概ね80〜130fpsという水準でした。
携帯機Claw 2機種は標準品質フルHD 30fps|同じ認定でも中身は別物です
動作確認済みPCに認定された2機種は、どちらも8型のポータブルゲーミングPCですが、処理を担うプロセッサーがまったく違います。


バッテリー容量はどちらも80Whrで同じですが、公称の駆動時間には大きな差があります。仕様表によると、動画再生時でClaw A8が最大5時間、Claw 8 EX AI+が最大20時間。アイドル時では最大10時間と最大29時間です。ゲーム中の持ちを示す数値ではないものの、電力効率には相応の開きがあることがうかがえます。
注意したいのは、この認定だけでは両機種の速さを比較できないという点です。どちらも「標準品質・1080p・30fps」という同じ基準を満たしたという情報にとどまり、実際の平均フレームレートは公開されていません。Ryzen Z2 ExtremeとArc B390のどちらが速いかは、この発表からは判断できません。
もう一点、両機種の本体解像度はWUXGA(1920×1200)ですが、認定はフルHD(1920×1080)で実施されています。8型の画面では解像度差が目立ちにくいため、本体画面で遊ぶなら解像度を落としてフレームレートを優先する設定も選択肢になりますが、その場合に何fpsまで伸びるかはMSIからは示されていません。
前提ゲーム側の公式スペックは前作から据え置きです
『エンドレスラグナロク』のSteam公式の動作環境は、最小がGeForce GTX 1060 6GBまたはRadeon RX 580 8GB、推奨がGeForce RTX 2080 8GBまたはRadeon RX 6700 XT 8GBです。メモリは最小・推奨とも16GB、ストレージは90GBでSSD環境が推奨され、OSはWindows 11(64bit)が必須となっています。これらの数値は2024年の前作とまったく同じです。
解像度・fps別のGPU目安や、前作所有者向けアップグレードキットの扱い、体験版での動作確認方法は『エンドレスラグナロク』PC版の必要・推奨スペック解説にまとめています。デスクトップPCで探している場合は、BTOメーカーの推奨PCを扱ったFRONTIERの推奨PC3モデルの記事も判断材料になります。
選び方この発表をどう受け止めるか
- 古いデスクトップGPUで書かれた公式推奨を、現行のノート向けGPUに読み替える手がかりになる
- 画質プリセット・解像度・フレームレートの3点が明示されており、基準があいまいでない
- 本作をフルHDで遊ぶ目的なら、ノート向けRTX 5050クラスが下限の目安になる
- 携帯機で遊ぶなら30fpsを前提に考えればよい、という現実的な線が引ける
- 発表文の本文と添付仕様表でGPU名が割れており、型番での確認が必要
- 実測fpsが非公開のため、余裕がどれだけあるかは分からない
- 同じGPU名でも、消費電力枠と冷却設計が違えば結果は変わる
- 他のタイトルや高解像度環境にはそのまま当てはめられない
本作だけをフルHDで遊ぶならノート向けRTX 5050搭載機で足りますが、今後の重量級タイトルやWQHDモニターへの接続、配信まで考えるならノート向けRTX 5060以上を選ぶほうが余裕があります。ノートPCはGPUを後から交換できないため、価格差が小さいなら上位を取るのが無難です。ノート向けRTX 5050の詳細な検証で、RTX 5060との差と選び分けの基準を整理しています。
Q&Aよくある質問
まとめ基準は明確、ただしGPU名は型番で照合してください
MSIは2026年7月30日、『グランブルーファンタジー リリンク:エンドレスラグナロク』について、ゲーミングノートPC「Cyborg-15-C13WEO-1192JP」を推奨PC、ポータブルゲーミングPC「Claw-A8-BZ2EM-401JP」と「Claw-8-EX-AI+CG3EM-406JP」を動作確認済みPCに認定しました。推奨PCの基準は最高品質・1080p・60fps、動作確認済みPCの基準は標準品質・1080p・30fpsです。
ただし発表文の本文には推奨PCのGPUとしてGeForce RTX 4050と記載されている一方、同じ発表に添付された仕様表はノート向けGeForce RTX 5050(8GB)となっており、1つの資料の中で記載が割れています。製品側の情報も仕様表と一致し、本文のRTX 4050は同時発売の姉妹機Cyborg 15 Black Edition A13Vの仕様と重なるため、本文側の取り違えとみられます。この情報からPCを探す場合は、GPU名ではなく型番で照合してください。
本作の公式推奨環境は2018年のGeForce RTX 2080で、前作から据え置かれています。要求が特別高いタイトルではないため、ノート向けRTX 5050で最高品質60fpsという結果は妥当な線です。本作をフルHDで遊ぶ目的ならRTX 5050クラスが下限の目安になりますが、今後の重量級タイトルや高解像度環境まで見据えるなら、ノート向けRTX 5060以上を選んでおくほうが長く使えます。



