Apex・VALORANTで240fpsを出すゲーミングPC|決めるのはGPUよりCPU、予算別の現実解を実測値で整理【2026年9月】
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決めるのはGPUよりCPUです
240fpsを狙うとき、多くの人はまずグラフィックボードを見ます。ところがVALORANTやCounter-Strike 2のような競技系タイトルを1080pで動かす場合、上限を決めているのはCPU側です。GPUを1段上げても数字が伸びない場面が普通にあります。
判断材料は2つあります。ひとつは1080pでのCPU性能差、もうひとつは2026年9月20日時点の通販最安値です。どのタイトルを遊ぶかで、GPUに寄せるかCPUに寄せるかがはっきり分かれます。
結論を先に書くと、競技系FPSが中心ならGPUはRTX 5060クラスで足り、浮いた予算はCPUとモニターに回すほうが体感は伸びます。逆にApexやBattlefield 6まで含めるなら、GPU側の投資が効いてきます。
目次
重要性240fpsが効くのは「滑らかさ」だけではありません
240fpsの価値は見た目の滑らかさに留まりません。対人FPSでは見える情報量・入力遅延・残像の少なさという3点で、60fpsや144fpsの環境と差が出ます。
PC側が240fps出していても、モニターが144Hzなら画面に出るのは144枚までです。240fpsを目指すなら、PCと同時に240Hz以上のモニターを揃えてください。ここを後回しにすると、上げたフレームレートがそのまま捨てられます。
律速競技系FPSの上限を決めているのはCPUです
1080pの競技設定は、描画負荷が軽いぶんGPUに余裕が生まれます。するとCPUが1秒あたりに処理できるフレーム数が、そのまま上限になります。これはCPUの階層表を見るとはっきりします。
次の数値は、GPU側の制約を外すためにRTX 5090を載せた環境で、1080pのゲーム性能を集計したものです。最上位を100%とした相対スコアです。
| CPU | 1080p ゲーミングスコア |
|---|---|
| Ryzen 7 9800X3DZen 5 / 3D V-Cache 96MB / 8C16T | 97.0% |
| Ryzen 7 7800X3DZen 4 / 3D V-Cache / 8C16T | 85.6% |
| Core i5-14600KRaptor Lake Refresh / 14C20T | 72.8% |
| Ryzen 5 9600XZen 5 / 6C12T | 72.6% |
| Core Ultra 5 245KArrow Lake / 14C14T | 67.1% |
| Core i5-14400FRaptor Lake / 10C16T | 58.0% |
1080p・CPU律速条件での集計スコアです。テスト機のGPUはRTX 5090。出典: 1080pゲーミングスコアを公開している海外ハードウェア媒体のCPU階層表
最上位のRyzen 7 9800X3Dと、予算クラスのCore i5-14400Fでは40ポイント近い開きがあります。GPUを揃えてもここで差が付くという意味です。3D V-Cacheを積んだX3D系がゲームで強いのは、ゲームが多用する小さなデータへのアクセスがキャッシュ内で完結しやすいためです。
同じ240fpsでも、軽い競技系タイトルはCPU、重量級タイトルはGPUが上限を決めます。VALORANTやCS2でGPUを上げてもフレームレートが伸びないのはそのためです。逆にBattlefield 6のようなタイトルではGPUが先に音を上げます。自分が何を遊ぶかを決めてから部品を選んでください。
タイトルの重さで必要な構成は3段階に分かれます
遊ぶタイトルを負荷で3つに分けると、どこに予算を置くべきかがはっきりします。数字ではなく、どちらが上限を作るかで整理します。
| タイトルの種類 | 代表例 | 240fpsの上限を作る側 | 優先して上げる部品 |
|---|---|---|---|
| 軽量な競技系1080p 競技設定 | VALORANT Counter-Strike 2 Overwatch 2 | CPU | CPUとモニターGPUはRTX 5060級で足ります |
| 中量級エフェクトと広いマップ | Apex Legends フォートナイト レインボーシックス シージ X | 両方 | CPUとGPUを揃えるどちらかが落ちると張り付きません |
| 重量級UE5世代・大規模マップ | Battlefield 6 ARC Raiders | GPU | GPU240fpsは現実的な目標になりません |
Battlefield 6は2025年10月10日、ARC Raidersは2025年10月30日に発売されたタイトルです。出典: 開発元によるBattlefield 6の発売告知 / ARC Raidersのストアページ
GPURTX 50シリーズのどこに置くか
GPUの立ち位置を、負荷の重い設定で見ておきます。次の数値は11タイトルを1080p最高設定で回した平均フレームレートです。競技設定ではないため実際の競技タイトルはもっと出ますが、GPU同士の上下関係はこの並びで判断できます。
| GPU | 1080p 最高設定 平均fps |
|---|---|
| RTX 508016GB GDDR7 | 166.9 |
| RTX 5070 Ti16GB GDDR7 | 155.4 |
| RTX 507012GB GDDR7 | 132.6 |
| RTX 5060 Ti 16GB16GB GDDR7 | 105.2 |
| RTX 5060 Ti 8GB8GB GDDR7 | 100.4 |
| RTX 50608GB GDDR7 | 88.5 |
11タイトルの1080p最高設定・平均フレームレートの集計値です。アップスケーリングとフレーム生成は使用していません。出典: GPU階層表を公開している海外ハードウェア媒体の集計
2026年9月20日時点の通販最安値
価格は半年で大きく動きました。特にVRAM 16GBを積むモデルは上げ幅が大きく、8GB版との差はもう1万円では済みません。
| GPU | VRAM | 通販最安値 | 240fpsでの立ち位置 |
|---|---|---|---|
| RTX 5060 | 8GB | 64,645円 | 競技系タイトルなら十分 |
| RTX 5060 Ti 8GB | 8GB | 74,800円 | VRAMが先に足りなくなる場面あり |
| RTX 5060 Ti 16GB | 16GB | 119,800円 | 中量級タイトルの現実解 |
| RTX 5070 | 12GB | 139,800円 | 配信や1440pも視野に入る |
| RTX 5070 Ti | 16GB | 209,800円 | 重量級でも粘れる |
| RTX 5080 | 16GB | 267,700円 | 重量級タイトル向けの上限 |
価格はいずれも2026年9月20日時点の通販の最安値です。在庫と価格は日単位で動くため、購入前に現在の値を確認してください。
8GB版が74,800円、16GB版が119,800円で、差額は45,000円です。以前は1万円程度の差でしたが、メモリ相場の上昇で開きました。テクスチャ品質を上げるとVRAM 8GBでは足りなくなる場面があるため16GB版が安心ですが、この価格差ならRTX 5070も視野に入ります。競技系タイトル中心ならRTX 5060まで落として、浮いた分をCPUへ回すほうが結果は良くなります。
DLSS 4.5は1枚のフレームから最大5枚を生成する6倍マルチフレーム生成に対応し、RTX 50シリーズで利用できます。ただし生成されたフレームは表示を滑らかにするだけで、入力遅延そのものは縮みません。撃ち合いの反応速度が問われる競技系タイトルでは、素の描画で240fpsを出せる構成を組むのが基本です。重量級タイトルを滑らかに遊ぶための機能だと考えてください。
CPU240fps帯でRyzen 7 9800X3Dが選ばれる理由
1080pゲーミングスコアで97.0%を記録するRyzen 7 9800X3Dは、240fps帯を狙うなら最初に候補へ挙がるCPUです。3D V-Cacheを96MB積んでいるため、ゲームが繰り返し参照するデータがキャッシュ内で完結しやすくなります。通販最安値は55,917円です。
予算を落とす場合の分かれ目もはっきりしています。Ryzen 5 9600Xは72.6%、Core i5-14400Fは58.0%で、9800X3Dとの差はそれぞれ25ポイント、39ポイントです。144fps帯で満足できるなら下のクラスでも足りますが、240fps張り付きを目標にするならこの差がそのまま上限の差になります。
| 項目 | Ryzen 7 9800X3D | Ryzen 5 9600X |
|---|---|---|
| コア / スレッド | 8C / 16T | 6C / 12T |
| 1080p ゲーミングスコア | 97.0% | 72.6% |
| 3D V-Cache | 96MB | 非搭載 |
| 通販最安値2026年9月20日時点 | 55,917円 | 34,880円 |
| 向いている目標 | 240fps 張り付き | 144fps 安定 |
差額は21,037円です。その金額でGPUを1段上げるより、240fpsが目標ならCPU側に置くほうが効きます。競技系タイトルではGPUを上げても上限が動かないためです。
周辺メモリと電源はどこまで必要か
メモリは32GBが基準になります。ゲーム単体なら16GBでも動きますが、Discordと配信ソフトとブラウザを同時に開く遊び方では16GBはすぐ埋まります。DDR5-6000の32GBは通販最安値で77,880円です。半年前より大きく上がっており、構成全体の価格を押し上げている最大の要因になっています。
電源はGPUに合わせます。RTX 5060なら550W、RTX 5060 TiやRTX 5070なら750W、RTX 5080なら850Wが目安です。容量だけでなくATX 3.1対応と12V-2×6コネクタの有無も確認してください。RTX 50世代は瞬間的な電力の振れが大きく、容量が足りていても品質の低い電源では落ちることがあります。750Wクラスなら通販最安値で12,000円前後から選べます。
DDR5-6000の32GBは1年前の水準から大きく上がり、いまやGPU1枚に匹敵する金額になっています。LGA1700とDDR4で組めば33,458円まで落ちますが、その場合はCPUがCore i5-14400Fクラスになるため240fps張り付きは狙いにくくなります。240fpsを本気で目指すならAM5とDDR5、144fps帯で妥協するならDDR4という分かれ方です。
構成例予算別の現実解 3パターン
CPU・メモリ・GPUの主要3点で組んだ場合の金額です。すべて2026年9月20日時点の通販最安値で、いずれも32GBのメモリを前提にしています。
| 構成 | CPU | メモリ | GPU | 主要3点の合計 |
|---|---|---|---|---|
| 競技系特化VALORANT / CS2 / OW2 | Core i5-14400F 27,980円 | DDR4-3200 32GB 33,458円 | RTX 5060 64,645円 | 126,083円 |
| Apex 240fps中量級まで張り付かせる | Ryzen 7 9800X3D 55,917円 | DDR5-6000 32GB 77,880円 | RTX 5060 Ti 16GB 119,800円 | 253,597円 |
| 配信・重量級1440pや録画も並行 | Ryzen 7 9800X3D 55,917円 | DDR5-6000 32GB 77,880円 | RTX 5070 Ti 209,800円 | 343,597円 |
価格はいずれも2026年9月20日時点の通販の最安値です。ここにマザーボード・SSD・ケース・電源・OSが加わるため、完成までの総額はおおよそ8万円から10万円ほど上乗せして見てください。
競技系特化の構成はLGA1700とDDR4でまとめています。CPUが58.0%クラスなので240fps張り付きまでは届きませんが、軽い競技系タイトルなら240fpsを超えます。初期費用を抑えたい場合の選択肢です。
Apex 240fpsの構成は、CPUを9800X3Dに振ってGPUをRTX 5060 Ti 16GBで止めています。中量級タイトルで上限を作るのはCPU側なので、この配分のほうが張り付きやすくなります。競技系特化との差は127,514円で、その大半はメモリとGPUです。
モニター240Hz環境で間違えやすい点
PC側をどれだけ強くしても、モニターが60Hzのままなら240fpsの効果はありません。PCと同時に240Hz以上のモニターを揃えてください。パネルの選び方は用途で分かれます。
ケース背面の上側にあるマザーボードの映像端子に挿すと、内蔵グラフィックス経由になりグラフィックボードが使われません。必ずケース背面の中ほど、拡張スロット位置にあるグラフィックボードの端子へ接続してください。240Hz以上ではDisplayPortを使うのが確実です。
製品240fps構築用のおすすめパーツ
ここまでの比較で使った部品を挙げます。上3点がGPU、続いてCPU・メモリ・電源です。遊ぶタイトルの重さに合わせてGPUを選んでください。
在庫と価格は短い間隔で動きます。購入前に各商品ページで現在の内容をご確認ください。




※価格・在庫は変動します。最新の価格はAmazonの商品ページでご確認ください。
完成品組まずに買うなら|FPSに公認の推奨モデルはありません
自分で組まない場合、まず探したくなるのがゲームメーカー公認の推奨モデルです。ところがVALORANTやApex Legendsのような競技系FPSには、その枠が用意されていません。国内BTOの推奨モデル一覧を確認すると、モンスターハンターワイルズやファイナルファンタジーXIVのようなRPGとMMOが中心で、競技系FPSのタイトルは並んでいません。
そのため完成品も、ここまでの考え方——競技系ならCPU、重量級ならGPU——で選ぶことになります。2026年9月20日時点で買える4台を、その軸で並べます。
| モデル | CPU | GPU | メモリ・SSD | 税込価格 |
|---|---|---|---|---|
| OZ GAMING Z1series予算を抑える | Ryzen 5 7500F6コア12スレッド | RTX 5060 Ti 16GB | 16GB DDR5 500GB Gen3 | 289,800円 |
| TSUKUMO G-GEAR GE5J-J257/BHGPUに寄せた構成 | Core Ultra 5 225F10コア10スレッド | RTX 5070 12GB | 32GB DDR5-5600 1TB Gen4 | 362,800円 |
| OZ GAMING Z1seriesCPUに寄せた構成 | Ryzen 7 9800X3D1080pスコア 97.0% | RTX 5060 Ti 16GB | 32GB DDR5 1TB Gen4 | 389,800円 |
| TSUKUMO G-GEAR GE7A-D261/BCPUに寄せた構成 | Ryzen 7 9800X3D1080pスコア 97.0% | RTX 5060 Ti 16GB | 32GB DDR5-5600 1TB Gen4 | 409,800円 |
価格と構成は2026年9月20日時点で各ショップの製品ページを確認したものです。TSUKUMO GE7A-D261/B は標準構成の金額で、同じページにRTX 5060 Ti 8GB版とRyzen 9 9950X版が並ぶため注文時は構成名を確かめてください。
同じ店の2台で、GPUに寄せるかCPUに寄せるかを比べられます
TSUKUMOの2台は、メモリもSSDもマザーボードの格も揃っています。違うのはCPUとGPUの配分だけで、価格差は47,000円です。GE5J-J257/BHはGPUをRTX 5070まで上げる代わりにCPUをCore Ultra 5 225Fに置き、GE7A-D261/BはGPUをRTX 5060 Ti 16GBで止めてCPUをRyzen 7 9800X3Dに振っています。
1080pゲーミングスコアは9800X3Dが97.0%、Core Ultra 5クラスが60%台です。VALORANTやCS2のように上限をCPUが作るタイトルでは、GPUをRTX 5070へ上げてもこの差は埋まりません。逆にBattlefield 6やARC Raidersのような重量級が中心なら、GPUに寄せた側が正解になります。同じ47,000円でも、遊ぶタイトルによって置き場所が入れ替わります。
OZ GAMINGの2台は同じRTX 5060 Ti 16GBで、CPUがRyzen 5 7500FとRyzen 7 9800X3Dに分かれます。価格差は100,000円ですが、メモリが16GBから32GBへ、SSDが500GB Gen3から1TB Gen4へも同時に上がります。CPUだけの差額ではない点は見ておいてください。予算を先に決めるなら下の構成、240fps張り付きを目標にするなら上の構成になります。
ここに挙げた4台はいずれも本体のみです。240Hz以上のモニターが無ければ、どれを選んでも240fpsは画面に出ません。PCの予算を1段下げてでも、モニターを先に240Hz対応へ揃えるほうが体感は変わります。接続はDisplayPortを使ってください。


※価格・構成は変動します。最新情報は各BTOショップ公式ページでご確認ください。
判断240fps環境が「買い」な人と「他を検討」すべき人
- 競技系FPSをメインに遊ぶ人。VALORANT・CS2・Apex・Overwatch 2が中心なら効果が出ます
- ランクを上げたい人。撃ち合いの先手を取れる確率が上がります
- すでに144Hz環境で遊んでいる人。体感の差が分かる土台ができています
- PCとモニターを同時に揃えられる人。片方だけでは効果が出ません
- 3年から4年は同じ構成を使う予定の人
- 対人要素のないゲームが中心の人。RPGやシミュレーションなら144fpsで十分です
- 4Kの画質を優先したい人。240fpsより4K 120fpsのほうが満足度は高くなります
- Battlefield 6やARC Raidersが中心の人。240fpsはGPUの上限に当たり現実的な目標になりません
- モニターを買い替える予算がない人。まず240Hzモニターから揃えるほうが順序として正しくなります
- 遊ぶ頻度が週に1回か2回の人。投資に対して得られるものが小さくなります
240fpsを狙うときに最初に見るべきはGPUではなくCPUです。1080pの競技設定ではCPUが上限を作るため、Ryzen 7 9800X3Dの97.0%とCore i5-14400Fの58.0%という差がそのままフレームレートの差になります。GPUを1段上げても、軽い競技系タイトルでは数字が動きません。一方でApexのような中量級タイトルではCPUとGPUの両方が要求され、Battlefield 6のような重量級では逆にGPUが先に限界を迎えます。主要3点の合計は競技系特化で126,083円、Apex 240fps狙いで253,597円。差の大半はメモリとGPUで、DDR5の高騰がそのまま効いています。自分が遊ぶタイトルの重さを決めてから、CPUとGPUのどちらに寄せるかを選んでください。順番を逆にすると、上がらない数字に予算を使うことになります。
FAQよくある質問
DLSS 4.5とマルチフレーム生成の仕様はGPUメーカーの公式発表に基づきます。








