モンハンワイルズの推奨スペックは「フレーム生成あり」が前提|最適化でVRAMは7.5GBへ、解像度別GPUの選び方【2026年9月】
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「フレーム生成あり」が前提です
『モンスターハンターワイルズ』の公式推奨スペックには、見落とされがちな但し書きがあります。「グラフィック『中』設定で、1080p/60fps(フレーム生成使用)のゲームプレイが可能です」——つまり公式が示す60fpsは、フレーム生成で水増しした数字です。
そのうえで、状況は発売当初から変わりました。2026年1月28日と2月18日の2つのアップデートで処理負荷とVRAM使用量が下がり、「VRAM 8GBでは話にならない」という前提は崩れています。古い情報のまま16GBのGPUを探す必要は、もうありません。
ここでは公式値の読み方、パッチで何が変わったか、そして解像度別にいま買うべきGPUを、2026年9月20日時点の通販最安値で整理します。
目次
公式推奨スペックの但し書きを読んでください
まずカプコンが公表している数値です。最低構成と推奨構成でCPUとメモリが同じで、違うのはグラフィックボードだけという珍しい書き方になっています。
| 項目 | 最低 | 推奨 |
|---|---|---|
| CPU | Core i5-10400 / i3-12100 Ryzen 5 3600 | Core i5-10400 / i3-12100 Ryzen 5 3600 |
| GPU | GTX 1660(6GB) RX 5500 XT(8GB) | RTX 2060 Super(8GB) RX 6600(8GB) |
| メモリ | 16GB | 16GB |
| ストレージ | 75GB・SSD必須 | 75GB・SSD必須 |
| 想定する画質とfps | 最低設定・1080p・30fps 720pからアップスケール | 中設定・1080p・60fps フレーム生成を使用 |
出典: 配信プラットフォームの製品ページに記載された動作環境
フレーム生成は描画済みのフレームの間に生成フレームを挟む仕組みで、表示は滑らかになりますが入力遅延は縮みません。しかも元のフレームレートが低いほど生成フレームの粗が出ます。公式推奨のRTX 2060 Superは「フレーム生成を使ってようやく60fps」というラインだと読んでください。素の描画で快適に遊びたいなら、推奨より上のクラスが要ります。
変化2026年の最適化で前提が変わりました
発売から1年近く、このゲームは動作の重さで評価を落としていました。それに対してカプコンは2026年1月28日のVer.1.040.03.01と、2月18日のVer.1.041.00.00で処理負荷の削減に踏み込んでいます。
1月のパッチはSteam向け処理の最適化と負荷軽減オプションの追加、プリセットの見直しが主な内容です。ベースキャンプのサポートデスク周辺でCPU負荷が上がる原因が、未受け取りコンテンツの確認処理にあったことも公式に説明されました。2月のVer.1.041はベースゲームとして最後の大型アップデートにあたります。
出典: 開発元によるアップデート告知(Ver.1.040.03.01 / Ver.1.041.00.00)
パッチ前の標準設定では10GBを超えていたVRAM使用量が、現在は約7.5GBまで下がっています。発売当初に出回った「VRAM 8GBではテクスチャが崩れる」という話は、高解像度テクスチャパックを無効にしている限り、いまは当てはまりません。パッチ前後の実測はパッチ配信後のfps改善をまとめた記事で詳しく扱っています。
VRAM8GBは「使えない」から「条件付きで使える」へ
このゲームでGPUを選ぶとき、いちばん効くのは処理性能よりVRAM容量でした。その前提もパッチで変わっています。容量別に現在地を整理します。
配信プラットフォームの設定から追加できる高解像度テクスチャパックは、VRAM 16GB未満の環境では性能低下の原因になります。導入済みで動作が重いなら、まずこれを外してください。設定を触る前に効果が出る対処です。細かい設定の詰め方は推奨グラフィック設定をまとめた記事にあります。
GPU解像度別に、いま買うならどれか
価格は2026年9月20日時点の通販最安値です。同じ119,800円でRadeon RX 9070 XTとGeForce RTX 5060 Ti 16GBが並んでいるのが、いまのいちばん大きなポイントになります。
| GPU | VRAM | 通販最安値 | 狙える解像度 |
|---|---|---|---|
| RTX 5060 | 8GB | 64,645円 | 1080p・設定調整が前提 |
| RTX 5060 Ti 8GB | 8GB | 74,800円 | 1080p |
| RX 9060 XT 16GB | 16GB | 86,799円 | 1080pでVRAMに余裕 |
| RX 9070 XT | 16GB | 119,800円 | 1440p の価格性能ベスト |
| RTX 5060 Ti 16GB | 16GB | 119,800円 | 1080p から 1440p |
| RTX 5070 | 12GB | 139,800円 | 1440p |
| RTX 5070 Ti | 16GB | 209,800円 | 4K |
| RTX 5080 | 16GB | 267,700円 | 4K を余裕を持って |
価格はいずれも2026年9月20日時点の通販の最安値です。在庫と価格は日単位で動くため、購入前に現在の値を確認してください。GPU別の実測フレームレートはパッチ後のGPU別ベンチマーク記事に一覧があります。GPU同士の相対的な順位はGPU階層表を公開している海外ハードウェア媒体の集計も参照しています。
RX 9070 XTとRTX 5060 Ti 16GBはどちらも119,800円ですが、1440pのネイティブ描画ではRX 9070 XTのほうがはっきり上です。RTX 5070より安く、素の描画では速いという逆転も起きています。ネイティブ寄りで遊ぶならRX 9070 XTが有力な選択です。ただしフレーム生成の倍率ではRTX 50シリーズが上なので、生成機能を積極的に使う前提ならNVIDIA側にも理由が残ります。
1080pで遊ぶなら
VRAM 16GBのRX 9060 XTが86,799円で、この解像度では扱いやすい選択です。8GBのRTX 5060やRTX 5060 Ti 8GBでも遊べますが、テクスチャ品質を下げる前提になります。2万円前後の差でVRAMの心配ごとが消えると考えれば、16GB側を選んでおく価値はあります。
1440pで遊ぶなら
RX 9070 XTが119,800円で価格性能の頭ひとつ抜けた位置にいます。NVIDIAで揃えたい場合はRTX 5070が139,800円ですが、素の描画性能ではRX 9070 XTに届きません。RTX 5060 Ti 16GBは同じ119,800円なので、1440pを主戦場にするならRX 9070 XTのほうが素直です。
4Kで遊ぶなら
RTX 5070 Tiの209,800円が現実的な下限です。RTX 5080は267,700円で、差額の57,900円に見合う伸びがあるかは遊び方次第になります。4Kは負荷が跳ね上がる領域なので、アップスケーリングの併用を前提に構成を組んでください。
CPUCPUはどこまで効くか
このゲームはGPU負荷が高いため、CPUの影響はGPUほど大きくありません。ただし1月のパッチでCPU負荷の原因が公式に説明されたとおり、ベースキャンプや集会所のように人とオブジェクトが集まる場所ではCPU側が効いてきます。
1080pでの相対的なゲーム性能は次のとおりです。GPU側の制約を外した条件での集計値なので、実際のモンハンワイルズではこれほど差は開きませんが、CPUの序列は読み取れます。
| CPU | 1080p ゲーミングスコア |
|---|---|
| Ryzen 7 9800X3DZen 5 / 3D V-Cache 96MB | 97.0% |
| Ryzen 7 7800X3DZen 4 / 3D V-Cache | 85.6% |
| Core i5-14600KRaptor Lake Refresh | 72.8% |
| Ryzen 5 9600XZen 5 / 6C12T | 72.6% |
| Core i5-14400FRaptor Lake / 10C16T | 58.0% |
1080p・CPU律速条件での集計スコアです。テスト機のGPUはRTX 5090。出典: 1080pゲーミングスコアを公開している海外ハードウェア媒体のCPU階層表
公式推奨のCore i5-10400やRyzen 5 3600でも起動はしますが、これから買うならRyzen 5 9600Xクラスが下限です。通販最安値は34,880円。予算を上げられるならRyzen 7 9800X3Dが55,917円で、集会所やベースキャンプでの落ち込みが小さくなります。
周辺メモリ・ストレージ・電源
メモリは公式推奨の16GBが下限で、実際には32GBを勧めます。ゲーム単体なら16GBで足りますが、ブラウザや配信ソフトを同時に開くと余裕がなくなります。DDR5-6000の32GBは通販最安値で77,880円まで上がっており、構成全体を押し上げている最大の要因です。
ストレージはSSDが必須要件で、これは推奨ではなく必須として明記されています。容量は75GBですが、高解像度テクスチャパックを入れると追加で必要になります。DirectStorageに対応しているのでNVMe接続のものを選んでください。
電源はGPUに合わせます。RX 9060 XTやRTX 5060 Tiなら650W、RX 9070 XTやRTX 5070なら750W、RTX 5070 Ti以上なら850Wが目安です。ATX 3.1対応と12V-2×6コネクタの有無も確認してください。
設定アップスケーリングとフレーム生成の使い分け
このゲームは公式推奨からしてフレーム生成を前提にしているため、機能の性質を知っておくと判断がぶれません。
- 内部解像度を下げて描画負荷を減らす仕組みで、入力遅延はむしろ縮みます
- クオリティ設定なら見た目の劣化は小さく、フレームレートの伸びは大きくなります
- GeForceならDLSS、RadeonならFSRを使います
- まずこちらで目標フレームレートに届くかを確認してください
- 表示は滑らかになりますが入力遅延は縮みません
- 元のフレームレートが低いほど生成フレームの粗が目立ちます
- 目安として素で60fps前後を確保してから上乗せに使います
- 公式推奨の60fpsはこれを使った数字だという点を忘れないでください
製品モンハンワイルズ向けのおすすめパーツ
ここまでの比較で挙げた部品です。上4点がGPUで、解像度に合わせて選んでください。続いてCPUとメモリです。
在庫と価格は短い間隔で動きます。購入前に各商品ページで現在の内容をご確認ください。




※価格・在庫は変動します。最新の価格はAmazonの商品ページでご確認ください。
完成品組まずに買うなら|動作確認済モデルは完売しています
完成品を探すなら、まず候補に挙がるのがショップの動作確認済モデルです。モンハンワイルズ向けに構成を組んだモデルは実在しますが、2026年9月20日時点でいずれも完売しています。Intel構成もAMD構成も在庫が残っていません。
そこでここまでの基準——VRAMを優先し、解像度に合わせてGPUを選ぶ——で現行モデルから4台を挙げます。いずれもVRAM 16GBのGPUを積んだ構成です。
| モデル | CPU | GPU | メモリ・SSD | 税込価格 |
|---|---|---|---|---|
| MDL_B0031080p向け | Ryzen 7 5700X | RX 9060 XT 16GB | 16GB 500GB | 211,800円 |
| MDL1440p向け | Ryzen 5 9600X | RX 9070 XT 16GB | 16GB DDR5 500GB | 289,800円 |
| OZ GAMING 木目調ケース1440p向け・構成に余裕 | Ryzen 7 9800X3D | RX 9070 XT 16GB | 32GB DDR5 1TB Gen4 | 379,800円 |
| MDL NZXT_H54K向け | Ryzen 7 9800X3D | RTX 5070 Ti 16GB | 構成により変動 | 427,800円 |
価格と構成はOZ GAMINGの1台が2026年9月20日、MDLの3台が2026年9月22日に各ショップの製品ページを確認したものです。MDLの3台はメモリとストレージを注文時に変更できるため、最終的な金額は構成で変わります。
価格が抑えられている分、メモリとストレージは標準構成だと控えめです。このゲームは75GBを要求するうえ高解像度テクスチャパックを入れるとさらに増えるため、500GBだと他のタイトルと併用しづらくなります。注文時に32GB・1TBへ上げるか、あとから自分で足す前提で見てください。その手間を省きたいなら、最初から32GB・1TB Gen4を積むOZ GAMING側が素直です。
同じRX 9070 XTで9万円差、その中身
1440p向けの2台はGPUが同じRX 9070 XT 16GBで、価格差は90,000円です。上乗せの中身はCPUがRyzen 5 9600XからRyzen 7 9800X3Dへ、メモリが16GBから32GBへ、SSDが500GBから1TB Gen4へと3か所同時に上がります。
モンハンワイルズはGPU負荷が中心なので、フレームレートだけを見れば安いほうで足ります。9800X3D側が効いてくるのは、人とオブジェクトが集まるベースキャンプや集会所です。フレームレートの下限を上げたい、あるいは配信を並行したいなら上の構成を選んでください。


※価格・構成は変動します。最新情報は各BTOショップ公式ページでご確認ください。
判断いま買い替えるべき人と、待っていい人
- VRAM 6GB以下のGPUを使っている人。パッチ後でもここは厳しいままです
- 1440p以上で遊びたい人。解像度を上げるとGPU側が一気に効いてきます
- フレーム生成なしで60fpsを安定させたい人。公式推奨クラスでは届きません
- 高解像度テクスチャパックを使いたい人。VRAM 16GBが下限になります
- 2027年の大型拡張まで見据えて長く遊ぶ予定の人
- VRAM 8GBのGPUで1080pを遊んでいる人。パッチ後は設定調整で十分実用的です
- 高解像度テクスチャパックを入れたまま重いと感じている人。まず外してください
- CPUだけを換えようとしている人。このゲームで先に効くのはGPUです
- メモリ16GBで足りている人。DDR5の相場が落ち着くまで待つ手もあります
- 公式推奨を満たしていて、中設定で不満がない人
公式推奨スペックの「中設定・1080p・60fps」にはフレーム生成を使うという条件が付いています。素の描画で60fpsという意味ではないので、推奨構成をそのまま買うと期待とずれます。一方で、2026年1月と2月の最適化でVRAM使用量は約7.5GBまで下がり、発売当初の「8GBでは無理」という前提は崩れました。高解像度テクスチャパックさえ外せば8GBでも1080pは実用的です。いま買うなら、1080pならVRAM 16GBのRX 9060 XTが86,799円、1440pならRX 9070 XTが119,800円。同じ119,800円のRTX 5060 Ti 16GBと並ぶ以上、ネイティブ寄りで遊ぶならRadeon側が素直な選択になります。古い「VRAM 16GB必須」の情報だけで予算を決めないでください。いま必要な容量は、遊ぶ解像度とテクスチャパックを入れるかどうかで決まります。








