RTX 50の「見えないホットスポット温度」問題|表示67℃の裏で107℃到達・こっそりスロットリングの実態と対処

(更新: 2026.8.6)
RTX 50の「見えないホットスポット温度」問題|表示67℃の裏で107℃到達・こっそりスロットリングの実態と対処

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RTX 50 ホットスポット温度問題 / 2026年7月12日公開・7月19日情報更新
RTX 50の「見えないホットスポット温度」問題|表示67℃の裏で107℃到達・こっそりスロットリング
RTX 5070 Tiが表示67℃でも内部は100℃超 ・ 原因はグリス塗布不良 ・ 温度が低い=安心とは限らない
RTX 50シリーズ(Blackwell)では、GPU内部の最高温度である「ホットスポット温度」を一般の監視ソフトから見られなくなっています。2026年7月11日、修理業者がNVIDIAの内部ツールで実測したところ、Windows上の表示は約67℃なのに、実際のホットスポットは100℃を超え、上限の107℃に達してこっそり性能を落としていた個体が見つかりました。その3日後の7月14日には監視ソフト「HWMonitor」がホットスポット温度の表示に対応し、一般ユーザーでも自分のカードの実温度を直接確認できるようになっています。この記事では、何が起きたのかを正確に整理し、HWMonitorでの確認方法から塗り直し・保証交換の判断基準まで解説します。
7月19日更新|HWMonitorで直接確認可能に3つの別事象を正確に整理自分のカードでの見分け方塗り直しvs保証交換の判断

出典:VideoCardz(HWMonitor対応の報道)TechPowerUpwccftech(v1.65.1修正の報道)VideoCardz(HWiNFO対応の報道)VideoCardz(Colorfulサポート対応の報道)PC Gamer(実機検証記事)/NVIDIA公式製品ページ(Maximum GPU Temperature仕様)

グラフィックボードには、GPUチップ全体の温度(エッジ温度)とは別に、チップ内部で最も熱くなる一点を測る「ホットスポット温度(ジャンクション温度)」というセンサーがあります。冷却がうまくいっているかを判断するうえで、実はこのホットスポット温度が重要です。

ところがRTX 50シリーズでは、このホットスポット温度が長らくGPU-ZやHWiNFOといった一般的な監視ソフトから見られなくなっていました

2026年7月11日、修理業者がNVIDIAの内部診断ツールで実測したところ、表示上は67℃と涼しげなカードが、内部では100℃を超えて上限の107℃に達し、密かに性能を落としていた——という事例が明らかになりました。

そして7月14日、監視ソフト「HWMonitor」の更新でホットスポットセンサーの表示が復活し、一般ユーザーでも自分のカードの実温度を直接確認できるようになっています。

この記事では、混同されがちなこの問題を正確に整理したうえで、HWMonitorで実際にホットスポット温度を確認する方法、GIGABYTE以外のカードでも表面化してきている高温報告、そしてグリス塗り直しと保証交換(RMA)のどちらを選ぶべきかの判断基準まで、続報を踏まえて解説します。

目次

何が起きたか表示67℃・実測100℃超という乖離

ブラジルの修理業者が、過熱と動作不安定で持ち込まれたGIGABYTE製のRTX 5070 Tiを、NVIDIAの内部診断ツール「MODS」で調べました。その結果が次の通りです。

表示67℃でも、内部ホットスポットは100℃超Windows上の監視ソフトが示すGPU温度は約67〜68℃と正常に見えたにもかかわらず、内部ツールが示した実際のホットスポットは100℃を超えていました(技術者は「表示68℃を見て冷えていると思っても、ホットスポットは既に104℃」と説明)。表示温度だけを見ていては気づけない状態です。
上限107℃に到達し、こっそりスロットリングNVIDIAがRTX 50に設定したサーマルスロットリングの上限は107℃で、1回のテスト中にこの107℃へ5回到達し、そのたびにクロック(動作周波数)を落としていました。つまり、ユーザーが気づかないうちに性能が下げられていたことになります。
原因はグリス(TIM)の塗布不良分解して調べると、GPUチップとヒートシンクの間の熱伝導グリスが外周に寄り、コア中央がほぼ乾いていました。これは製造・組立時の塗布不良です。グリスを塗り直したところ、ピーク温度が106〜107℃から約100℃まで下がり、内部診断の温度テストもパス(合格)してスロットリングが解消しました。数℃の差でも、上限107℃に張り付いていた状態から解放されればスロットリングは止まります。

整理混同しやすい「3つの別々の話」

この件は、時期の異なる別々の話が一緒くたに語られがちです。正確に切り分けると次のようになります。ここを混同すると「RTX 50は全部欠陥」といった誤解につながります。

時期何が起きたか性質
2025年1月NVIDIAがRTX 50でホットスポット温度を一般の監視ソフトから見えなくした以前から既知の「仕様変更」
2025年4月基板の電源部(VRM周辺)に局所的な高温が生じるという別の指摘基板設計に関する別の論点
2026年7月内部ツールで実測し、表示67℃・実100℃超の乖離とグリス塗布不良を可視化今回の新事実

つまり「ホットスポットが見えないこと」自体は1年半前から知られていた既知の仕様で、新しいのは「内部ツールでなら読み出せると実証されたこと」「表示温度と実温度の大きな乖離が具体的に示されたこと」「その原因が個体のグリス塗布不良だったこと」の3点です。

冷静に「RTX 50は全部欠陥」ではない

今回問題が見つかったのは、あくまで組立時のグリス塗布不良という個体の品質問題であり、RTX 50すべてに共通する設計欠陥という話ではありません。

ただし、この修理業者は同様の症状(グリス塗布不良やヒートシンクの接触不良)を複数の個体で確認しているとも述べています。

問題の本質は、欠陥率そのものよりも、「表示温度が低いから安心」と判断できなくなっている点にあります。

ホットスポットが見えない以上、塗布不良の個体を引いても、表示温度からは異常に気づけません。

だからこそ、後述するHWMonitorでの直接確認や、それに代わる見分け方が重要になります。

なお、GPUの一点だけが局所的に高温になる問題は今回が初めてではありません。

RTX 30世代では、GDDR6Xメモリのサーマルパッドの品質・接触不足でメモリ温度だけが異常上昇(110℃到達)する事例が知られていました。

今回はメモリではなくGPUコアのホットスポットという違いはありますが、「全体温度は正常でも一部だけ危険な高温になり得る」という点は共通しており、表示される平均的な温度だけを見る危うさを改めて示しています。

波及Colorfulなど他メーカー製カードでも高温報告

ホットスポット温度が可視化されたことで、GIGABYTE以外のメーカー製カードでも、同様の高温を訴える報告が相次いで表面化しています。

個体差による品質のばらつきという今回の見立てを裏付ける材料にもなっています。

Colorful「iGame GeForce RTX 5080 Vulcan White」高負荷時のホットスポット温度が約100℃まで上昇したというユーザーからの問い合わせがありました。別の報告では、GPU本体が68.6℃であるのに対しホットスポットは98.5℃に達していたともいいます。Colorfulのサポートは「50〜90℃は正常範囲。95℃以上が高負荷下で10分以上継続する場合は過熱状態とみなし、良好な冷却環境下でもそれが続くならアフターサービスでの点検を推奨する」と案内しています。
Colorful「RTX 5090 D Advanced OC」通常温度とホットスポット温度の差が約35℃に達し、ホットスポットが112℃、ファン回転数が約3,000rpmまで上昇したという報告もあります。

いずれも、今回のRTX 5070 Tiと同じくグリスの塗布状態や個体差に起因するとみられ、RTX 50シリーズ全体に共通する設計欠陥という話ではありません

ただし、これまで見えなかったホットスポットが可視化されたことで、こうした個体差のある高温報告が複数メーカーで表面化しやすくなった、という段階だと捉えておくのが実態に近いといえます。

出典:VideoCardz(Colorfulサポート対応の報道)

確認方法HWMonitorで直接確認する、それでも迷うときの見分け方

MODSは修理店向けの内部ツールで、一般ユーザーは使えません。ただし2026年7月14日、この前提が変わりました。

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HWMonitor v1.65.1でRTX 50のホットスポット表示が復活

CPUIDが2026年7月14日に公開した監視ソフト「HWMonitor v1.65」で、NVIDIAが発売時に隠していたRTX 50のホットスポットセンサー値が復活し、一般ユーザーでも表示できるようになりました。公開直後のv1.65は数値が大きく変動したり過大な値を示す不具合があり、7月16日公開の修正版「v1.65.1」で解消されています。この修正には、今回のRTX 5070 Tiを実測した修理チーム「PauloGomesTeam」が協力したことも明らかになっており、一連の流れは今回の一件と地続きの話です。

同時期にHWiNFOもRTX 50のホットスポット温度取得に対応していますが、開発者によると候補となるセンサーが2つあり、どちらが本来のGPUホットスポットでどちらがVRM(電源回路)側のホットスポットかはまだ確定していないとのことです。7月15日にはAIDA64のベータ版(v8.30.8337)でもRTX 50のホットスポット対応が追加されており、選択肢はHWMonitor・HWiNFO・AIDA64の3つに広がっています。

またHWMonitor・HWiNFOのいずれも、NVIDIAが正式に対応したAPI経由ではなく、GPUのレジスタを直接読み取るという非公式な手法で温度を取得しているため、将来のドライバ更新でこの読み取りが塞がれる可能性もあります。

「今のところ見えるようになった」程度に捉えておくのが安全です。

確認する手順はシンプルです。HWMonitorの最新版(v1.65.1以降)をインストールし、ゲームなど負荷のかかる状態でセンサー一覧を開くと、GPU項目の中に「Hot Spot」に相当する表示が追加されています。

負荷テスト中の推移を見れば、今回の事例のような表示温度とホットスポットの乖離がないか、自分のカードで直接確認できます。

出典:VideoCardz(HWMonitor対応の報道)TechPowerUpwccftech(v1.65.1修正の報道)VideoCardz(HWiNFO対応の報道)

目安として、ASUS TUF Gaming RTX 5070 Ti OC Editionを使い「Crimson Desert」を4K解像度・パストレーシング有効で実行した検証では、GPU本体温度が62〜63℃、ホットスポットは一時的に80℃台半ばまでスパイクしたのち75〜80℃で安定し、異常なファンノイズや性能低下は見られなかったと報告されています。

今回のような「表示67℃・ホットスポット100℃超」という乖離との比較材料になります。

出典:PC Gamer(実機検証記事)

参考までに、一般的にはエッジ温度とホットスポット温度の差は10〜15℃程度、高密度なRTX 50世代でも30℃程度までは正常とされます(NVIDIA公式の閾値ではなく、あくまで一般的な目安です)。

当サイトのGPU適正温度ガイドでは旧世代基準で「差25℃以上は接触不良を疑う」としていますが、RTX 50は高密度設計でエッジとの差がもともと大きく出やすいため、その基準をそのまま当てはめないでください。

今回の「エッジ67℃・ホットスポット100℃超」は差が30℃を大きく超えており、明確な異常域です。

なお、NVIDIAは各製品ページで「Maximum GPU Temperature」という仕様値を公表していますが、これはGPU本体(エッジ)温度の上限であり、ホットスポット温度の公式な上限値ではありません

NVIDIAはホットスポット温度についての公式な安全上限値を公表しておらず、今回の記事で扱っている「107℃でスロットリング」という数字は、あくまで今回の実測ベースの数値である点にご注意ください。

製品公式上限温度備考
RTX 509090℃NVIDIA公式仕様(エッジ温度)
RTX 508088℃NVIDIA公式仕様(エッジ温度)
RTX 5070 Ti88℃NVIDIA公式仕様(エッジ温度)
RTX 507085℃NVIDIA公式仕様(エッジ温度)

出典:NVIDIA公式製品ページ(RTX 5090/RTX 5080/RTX 5070 Ti/RTX 5070の各Specificationsに記載の「Maximum GPU Temperature」。いずれもGPU本体=エッジ温度の上限仕様で、ホットスポット温度の上限ではありません)

HWMonitorが使えない環境の場合や、表示された数値の信頼性に迷う場合は、これまで通りGPU-ZやHWiNFO、MSI Afterburnerで見られる指標から、間接的に異常を疑うこともできます。

温度は普通なのにクロックが伸びない・急に落ちるスロットリングが起きると、エッジ温度は正常に見えてもコアクロックが仕様のブースト値まで上がらない、あるいは負荷中にクロックが周期的にストンと落ちるという挙動が出ます。GPU-Z/Afterburnerでクロックとfpsの推移を記録し、温度が低いのにクロックが不安定なら要注意です。
fpsが不安定・以前より明確に落ちたスロットリングは断続的にクロックを下げるため、平均温度が低くてもフレームレートが周期的に波打つことがあります。また、買った当初と同じゲーム・同じ設定でfpsが明確に下がった場合は、グリスやサーマルパッドの劣化・接触不良を疑う根拠になります。
使うツールによって表示状況が異なるGPU-Zや古いバージョンのAfterburnerでは、ホットスポット欄が空欄のままのことがありますが、これはRTX 50特有の仕様で故障ではありません。HWMonitorやHWiNFOを最新版に更新すれば、ホットスポット欄に数値が表示されるようになります。まずはツールのバージョンを確認してください。

対処塗り直しと保証交換(RMA)の判断

保証期間内ならまずRMA(保証交換)を検討今回のような製造時のグリス塗布不良は、本来メーカー側の責任です。保証期間内なら、自分で開ける前にまず購入店・メーカーに相談するのが基本です。以前は内部温度を数値で示せず「性能が仕様より出ない・クロックが落ちる・以前よりfpsが下がった」といった症状ベースでの相談が中心でしたが、今はHWMonitorで実際のホットスポット温度を示しながら相談できるようになっています。
グリス塗り直しは自己責任・保証失効に注意グリスの塗り直しは根本的な解決になりますが、封印シールを破ると保証が失効する可能性が高いうえ、分解・再組立の失敗リスクもあります。特に液体金属は扱いを誤ると導電性でショートし、別のユーザーが自分で塗ったRTX 5070 Ti(今回の個体とは別のカード)をコアの割れで再起不能にした事例も報告されています。初心者にはおすすめしません。塗り直すなら保証が切れてから、導電性がなく扱いやすい通常のグリスで、が基本です。
アンダーボルトは緩和策として先に試せるアンダーボルト(同じクロックで電圧を下げる設定)は、発熱を抑えてホットスポットを下げるのに有効な、カードを開けずに試せる低リスクな手段です。ただし、今回のように原因がグリスの接触不良の場合は根本解決にはならず、あくまで一時的な緩和策です。

結論「温度が低いから安心」をやめる

この件の一番のメッセージは、RTX 50では表示温度が低くても、それだけで冷却が正常とは判断できないということです。

これまではホットスポットが見えない以上、クロックとfpsの挙動で異常を疑うしかありませんでしたが、2026年7月14日以降はHWMonitorの更新で、判断材料そのものである実際のホットスポット温度を直接確認できるようになりました。

実測した修理業者は、内部ツールを持たない一般ユーザーがホットスポットを確認できないままでは、冷却不良の個体に気づけず早期故障につながりかねないとして、NVIDIAに対し一般の監視ソフトでの表示復活を求めていました。

NVIDIA自身が公式に対応したわけではないものの、その3日後にはCPUIDのHWMonitorがセンサー値の読み出しに対応し、ユーザーが自分で確認する手段は実質的に確保された形です。

ただし正式なAPI経由の対応ではないため、将来のドライバ更新で読み出しが塞がれる可能性は残ります

これからRTX 50シリーズを買う人は、冷却に定評のある3連ファンなどのしっかりした冷却モデルを選び、購入後にHWMonitorでホットスポット温度、そしてクロックとfpsが仕様どおり出ているかを一度確認しておくと安心です。

すでに使っている人も、以前よりfpsが落ちた・クロックが不安定と感じたら、保証期間を確認したうえで販売店に相談するのが良いでしょう。

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FAQよくある質問

自分のRTX 50も同じ問題を抱えていますか?
全てのカードが該当するわけではありません。今回はグリス塗布不良という個体の品質問題です。2026年7月14日以降はHWMonitorで実際のホットスポット温度を直接確認できるようになったため、まずはそちらで数値を見るのが確実です。使えない場合は、温度が低いのにクロックが伸びない・fpsが不安定・以前よりfpsが落ちた、といった症状があれば疑う価値があります。
もう自分でホットスポット温度を直接確認できますか?
できます。2026年7月14日に公開された監視ソフト「HWMonitor v1.65」(不具合修正版のv1.65.1は7月16日公開)で、RTX 50のホットスポットセンサー値が復活しました。HWiNFOも同時期に対応しています。ただしいずれも非公式な読み取り手法のため、将来のドライバ更新で塞がれる可能性はあります。
なぜホットスポット温度が見られなかったのですか?
RTX 50シリーズでは、NVIDIAが2025年1月頃から一般の監視ソフトでホットスポット温度を表示できないようにしていました。センサー自体はハードとして生きていましたが、GPU-ZやHWiNFOからは読み出せない状態が続いていました。2026年7月14日のHWMonitor更新以降は、対応済みのツールであれば表示できるようになっています。
グリスを塗り直せば直りますか?
原因がグリス塗布不良なら大きく改善します(今回の例ではピーク温度が約100℃まで低下)。ただし分解は保証失効のリスクが高く、液体金属の使用は破損事故もあります。保証期間内なら、自分で開ける前にメーカー・購入店へRMA(保証交換)を相談するのが先決です。
NVIDIAやメーカーは何かコメントしていますか?
今回のGIGABYTE製カードの件について、NVIDIAやGIGABYTEからの公式コメントは確認できていません。一方でColorfulは、自社製カードの高温報告を受けて「50〜90℃は正常範囲。95℃以上が高負荷下で10分以上継続するなら過熱状態とみなし、アフターサービスでの点検を推奨する」とサポート対応の中で案内しています。
RTX 50は買わないほうがいいですか?
そこまでの話ではありません。今回は個体の組立品質の問題で、多くのカードは正常に動作しています。冷却に定評のあるモデルを選び、購入後にHWMonitorでホットスポット温度を、あわせてクロックとfpsも一度確認しておくと、万一の個体差にも早く気づけます。

まとめ見えるようになった今こそ、自分の数値を確認する

RTX 50世代でホットスポット温度が見えなくなったことで、「表示温度が低い=冷却は正常」という従来の判断は一時、通用しなくなっていました

今回明らかになったのは、表示67℃の裏で内部が100℃を超え、上限107℃で密かにスロットリングしていた個体の存在です。

原因はグリス塗布不良という個体の品質問題でしたが、それを表示温度から見抜けなかったことが本質的な問題でした。

状況は2026年7月14日に大きく変わりました。監視ソフト「HWMonitor」の更新で、一般ユーザーもホットスポット温度を直接確認できるようになったからです(初版の不具合は7月16日のv1.65.1で解消済み)。

まずは最新版のHWMonitorで自分のカードの数値を確認し、平常時75〜85℃程度に収まっているか、負荷時に100℃を超えて張り付いていないかをチェックするのが第一歩です。

HWMonitorが使えない場合やHWiNFOとの表示が食い違う場合は、これまで通りクロックとfpsが仕様どおり安定して出ているかで冷却の健全性を判断してください。

異常を感じたら、保証期間を確認してまずメーカーに相談する。適正温度の目安や冷却の基本は、GPUの適正温度ガイドもあわせてご覧ください。

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