モニターのリフレッシュレートが144Hz・240Hzにならない原因と直し方|60Hzのままを解決【2026年版】

モニターのリフレッシュレートが144Hz・240Hzにならない原因と直し方|60Hzのままを解決【2026年版】

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リフレッシュレートが出ない・直し方 / 2026年7月11日
モニターのリフレッシュレートが144Hz・240Hzにならない原因と直し方
まずWindowsの設定を確認 ・ 次に疑うのはケーブルの帯域 ・ GPU端子とモニターOSDも要チェック
せっかく144Hzや240Hzのゲーミングモニターを買ったのに、なぜか60Hzのまま——これは非常によくあるトラブルで、原因のほとんどは「Windowsの設定」か「ケーブルの帯域不足」のどちらかです。この記事では、可能性の高い順に原因を切り分け、Windowsとグラフィックドライバの設定、ケーブル・端子の選び方、GPUの接続先、モニター側のOSD設定、そして本当に高リフレッシュレートが出ているかの確認方法まで、順を追って解説します。
原因を可能性の高い順に切り分けケーブルの帯域早見表つき本当に出ているかの確認方法も

高リフレッシュレートのゲーミングモニターを買っても、つないだだけでは自動で144Hzや240Hzになるとは限りません。多くのPCは初期状態や、ケーブルを挿し替えた直後は60Hzのままで、手動で設定を変える必要があります。

「設定を変えようとしても高いリフレッシュレートが選べない」という場合は、ケーブルの帯域不足や、GPUではなくマザーボードの映像端子につないでいるといったハード側の原因が隠れていることがあります。原因は複数考えられますが、切り分けの順番を守れば必ず特定できます。

この記事では、可能性の高い順に「Windows/ドライバの設定 → ケーブル・端子 → GPUの接続先 → モニターのOSD → VRR・マルチモニター」と原因を切り分け、最後に本当に狙いのリフレッシュレートが出ているかを確認する方法まで解説します。

目次

切り分け「144Hzにならない」には2つの意味がある

対処に入る前に、自分の症状がどちらなのかを切り分けておくと近道です。「144Hzにならない」には、まったく別の2つのケースがあります。

あなたの症状はどちら?

Windowsの設定で144Hz(240Hz)そのものが選べない・60Hzのまま——これは映像信号やケーブル・設定の問題で、この記事の対象です。以下の原因1から順に切り分けます。

Windowsでは144Hzになっているのに、ゲームのfpsが144に届かない・張り付かない——これはPC性能やfps上限側の問題で、フレームレート上限解除ガイドが対象です。用語の違いはフレームレートとリフレッシュレートの違いで解説しています。

原因1Windows・ドライバの設定(最も多い)

まず最初に確認すべきは、Windows側でリフレッシュレートが正しく選ばれているかです。ここが原因のケースが最も多く、多くの場合これで解決します。

Windows 11でリフレッシュレートを変更する「設定」→「システム」→「ディスプレイ」→「ディスプレイの詳細設定」を開き、「リフレッシュレートの選択」のドロップダウンから144Hzや240Hzを選びます。複数のモニターをつないでいる場合は、上部のドロップダウンで対象のディスプレイを選んでから変更してください。候補にアスタリスク(*)が付いた値は、選ぶと解像度や画質が下がる組み合わせを意味します。
ノートPCなら「動的リフレッシュレート」を確認する画面が静止しているときに自動で低いHzへ落として省電力する「動的リフレッシュレート(DRR)」という機能があります。DRRはノートPC専用で、外部モニターやデスクトップPCには表示されません。Microsoftによれば、DRRは可変リフレッシュレート(VRR)対応ゲームには影響しないものの、VRR非対応のゲームでは最大リフレッシュレートを制限することがあるとされています。ノートPCでゲームが低いHzで動いていると感じたら、「ディスプレイの詳細設定」内の動的リフレッシュレートのトグルを切り、リフレッシュレートを固定で指定してください。
GPUドライバ側でも設定・食い違いを解消NVIDIAコントロールパネル(「ディスプレイ→解像度の変更」)やAMD Software: Adrenalin(「設定→ディスプレイ」)、Intel Graphics Command Centerでも、それぞれリフレッシュレートを設定できます。Windows側とドライバ側で値が食い違うと設定が元に戻ることがあるため、両方を同じ値に揃えて一度再起動すると確実です。NVIDIAでは解像度を「Ultra HD, HD, SD」ではなく「PC」分類の1920×1080から選ばないと120Hz止まりになる、という落とし穴もあります。ドロップダウンに狙いのHzが出ない場合でも、NVIDIA・AMDともに「カスタム解像度」機能で目的のリフレッシュレートを手動作成できることがあります(ただしケーブルやモニターが対応していない値は作っても表示できません)。

※ドライバが古いと高いリフレッシュレートが候補に出ないことがあります。設定を変えても選択肢が出てこない場合は、先にGPUドライバを最新版へ更新してください(原因3も参照)。Windows 11のメニュー表記はバージョンによって多少異なります。

原因2ケーブル・端子の帯域不足

Windowsの設定を変えようとしてもそもそも高いリフレッシュレートが候補に出てこない——このパターンで最も多いのが、ケーブルや端子の帯域不足です。解像度とリフレッシュレートが上がるほど、より高い帯域(=新しい規格)のケーブルと端子が必要になります。

解像度・HzHDMIDisplayPort
1080p 144HzHDMI 2.0(一部のHDMI 1.4は120Hz止まり)DP 1.2で余裕
1080p 240HzHDMI 2.0DP 1.2
1440p 144HzHDMI 2.0DP 1.2
1440p 240HzHDMI 2.1DP 1.4
4K 120HzHDMI 2.1DP 1.4
4K 144Hz以上HDMI 2.1(フル48Gbps)DP 1.4(DSC)/DP 2.1

※上表は代表的な組み合わせの目安です。DSC(映像圧縮)の有無やモニター側の実装で上限は変わります。各インターフェースの帯域や規格の違いはHDMI 2.1 vs DisplayPort 2.1 完全比較、次世代の高帯域規格はHDMI 2.2 完全ガイドで詳しく解説しています。

古い・非認証のケーブルを疑う手持ちや付属の古いHDMI/DisplayPortケーブルが規格を満たしていないと、Windowsのドロップダウンに高Hzの候補がそもそも出てきません。設定の問題に見えて、実はケーブルというケースは非常に多いです。高帯域を確実に出すには、Ultra High Speed認証のHDMIケーブルVESA認証のDisplayPortケーブルを使うのが確実です。なお「HDMI 2.1」と書かれた製品でも、実効帯域が48Gbpsフルとは限らず、製品によって対応する上限が異なることがあります。心配な場合は、パッケージやモニター仕様の実際の対応リフレッシュレート表記まで確認してください。
端子ごとに上限が違うことがある同じモニターでも、HDMI端子とDisplayPort端子で出せる最大リフレッシュレートが異なる機種があります(例:HDMIは144HzまでだがDisplayPortなら240Hz、など)。最大値を狙うなら、モニターの仕様で最も高いHzに対応した端子を使ってください。240Hz超のモデルはDisplayPort接続時のみ最大値が出る、という製品も珍しくありません。
変換アダプタ・ドック経由は上限が下がりやすいUSB-C→HDMIの変換や、モニター付きドック経由で接続していると、帯域の分割やDisplayPort Alt Mode非対応でリフレッシュレートの上限が下がることがあります。可能なら、GPUの映像端子とモニターを認証ケーブルで直結して試してください。USB-C接続やドックの帯域・対応状況の詳細はUSB-C DisplayPort 完全ガイドで解説しています。

原因3GPUの接続先・ドライバ

マザーボードの映像端子に挿していないか意外と多いのが、グラフィックボードではなくマザーボードの映像出力(内蔵グラフィック)にケーブルを挿しているケースです。この状態ではGPUの性能も高リフレッシュレートも活かせません。ケーブルはケース背面下部にある、グラフィックボード本体の端子に挿し替えてください。
GPUドライバを最新にする・入れ直すドライバが古い、または壊れていると、高いリフレッシュレートが選択肢に出ないことがあります。まずは最新ドライバへ更新し、それでも直らなければDDUでクリーンインストールすると、壊れたプロファイルが解消することがあります。手順はGPUドライバのクリーンインストール手順にまとめています。

原因4モニター側のOSD設定

ケーブルもドライバも問題ないのに最大値が出ない場合は、モニター本体の設定(OSD)を確認します。ボタンやジョイスティックで表示されるモニターのメニューです。

「Overclock(オーバークロック)」を有効にする240Hzを超えるモデルなどでは、OSDの「Overclock」や「オーバークロック」を手動でオンにしないと最大リフレッシュレートが出ない機種があります。「Game」や「Gaming」メニューの中にあることが多く、DisplayPort接続時のみ有効という製品もあります。ちらつきや表示異常が出たら値を下げるかオフに戻してください。
「DisplayPort Version」を確認するOSDに「DisplayPort Version(DPバージョン)」の設定があり、古い規格(DP 1.2など)に固定されていると上限が頭打ちになることがあります。対応する上のバージョン(多くは1.4)に切り替えてください。HDMI側でも、フル帯域を有効にする設定が必要な機種があり、名称はメーカーで異なります(例:Samsungは「Input Signal Plus」、LGは「HDMI Ultra HD Deep Color」)。ただしこれらは主にHDMIのフル帯域を有効化する設定で、4K144Hzなど高い帯域そのものにはHDMI 2.1端子が必要です。

原因5VRR・DSC・マルチモニターの影響

VRR(G-SYNC/FreeSync)は最大値を上げる機能ではない可変リフレッシュレート(VRR)やG-SYNC/FreeSyncは、最大リフレッシュレートまでの範囲でfpsに追従させる機能で、最大値そのものを引き上げるものではありません。有効化してもHzが上がらないのは正常です。設定と効果の詳細はフレームレート上限解除ガイドもあわせてご覧ください。
マルチモニターで上限が下がることがある複数のモニターをつなぐと、相互に影響してリフレッシュレートが制限されることがあります。内蔵GPUではプライマリの60Hzに他の144Hzが引きずられる例があり、DisplayのDSC(圧縮)を使う高解像度モニターを複数つなぐと、GPUの同時表示の制約で3枚目が映らない・Hzが落ちるといったことも起こります。切り分けの際は、いったん該当モニター1枚だけにして設定を確認するのが確実です。

確認方法本当に狙いのHzが出ているか確かめる

設定上は144Hzになっていても、実際にはコマ落ちして出ていない、というケースもあります。最後に、本当に狙いのリフレッシュレートで表示できているかを確認します。

Windowsとモニターの表示で確認Windowsの「ディスプレイの詳細設定」に現在のリフレッシュレートが表示されます。あわせて、モニターのOSDにある情報表示(Information/Signal Info)で、モニターが実際に受信している解像度・リフレッシュレートを確認できます。両方が狙いの値になっていればOKです。
ブラウザのUFO Testで実測するブラウザでtestufo.com(UFO Test)を開くと、実際に何Hzで表示できているかを目で確認できます。UFOが滑らかに流れれば設定どおり、カクついたり飛んだりする場合は、表示上のHzが実際には出ていない疑いがあります(ケーブルの帯域不足や、ノートPCでの動的リフレッシュレートによる制限などが原因)。他のアプリやタブを閉じ、30秒ほど待つと精度が上がります。
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HDMIで高Hzが出ないならClub3D Ultra High Speed HDMI 2.1認証ケーブル(48Gbps・4K120Hz/8K60Hz対応)古いHDMIケーブルが帯域不足で高リフレッシュレートを頭打ちにしている場合の乗り換え先。HDMIフォーラム認証のUltra High Speed(48Gbps)ケーブルで、4K120Hz・8K60Hzに対応します。「設定に高Hzが出てこない」ときにまず疑いたい一本です(※価格は変動します。最新はリンク先で確認)価格目安:約3,400円~Amazonで価格を見る
StarTech DisplayPort 2.1 VESA認証 DP40 ケーブル
DisplayPortで高Hzが出ないならStarTech.com DisplayPort 2.1ケーブル(VESA認証DP40・8K60Hz対応)ケーブル起因でリフレッシュレートが頭打ちになるのを避けたいときの確実な選択肢。VESA認証(DP40=40Gbps)のDisplayPort 2.1ケーブルで、従来のDP 1.4環境にも後方互換で使えます。高Hzを狙うならDisplayPort接続が有利な場面が多いです(※価格は変動します。最新はリンク先で確認)価格目安:約2,500円~Amazonで価格を見る

FAQよくある質問

144Hzモニターを買ったのに60Hzのままです。
まずWindowsの「設定→システム→ディスプレイ→ディスプレイの詳細設定→リフレッシュレートの選択」で144Hzを選んでください。多くのPCは初期状態やケーブル挿し替え後は60Hzのままで、手動での変更が必要です。それでも144Hzが選べない場合は、ケーブルの帯域不足やGPUではなくマザーボードの端子に挿している可能性を疑います。
設定画面に144Hz(240Hz)の選択肢が出てきません。
ケーブルまたは端子の帯域不足が最も疑わしい原因です。解像度に見合った規格のケーブル(例:1440p 240HzならHDMI 2.1かDP 1.4)と、それに対応した端子を使っているか確認してください。あわせて、GPUドライバが最新か、モニターOSDのオーバークロックやDPバージョン設定も確認します。
HDMIとDisplayPort、どちらでつなぐべきですか?
一般に、高リフレッシュレートはDisplayPortの方が有利な場面が多く、240Hz超のモニターはDisplayPort接続時のみ最大値が出る製品もあります。ただしモニターによって端子ごとの上限が異なるため、仕様表で最も高いHzに対応した端子を選ぶのが確実です。
設定上は144Hzですが、なんとなくカクつきます。
実際には144Hzが出ていない可能性があります。ブラウザでtestufo.comを開いて実測し、モニターOSDの情報表示で受信中のHzを確認してください。ケーブルの帯域不足や、ノートPCでは動的リフレッシュレート(DRR)による制限が原因のことがあります。
G-SYNC(FreeSync)を有効にしたのにHzが上がりません。
G-SYNCやFreeSyncなどのVRRは、最大リフレッシュレートまでの範囲でfpsに追従させる機能で、最大値そのものを引き上げるものではありません。最大Hzを上げるには、この記事のWindows設定・ケーブル・OSD設定の見直しが必要です。

まとめ「Windows設定」と「ケーブル」を順に疑えば必ず直る

リフレッシュレートが上がらないトラブルは、原因の大半がWindows側の設定か、ケーブル・端子の帯域不足のどちらかです。まず「ディスプレイの詳細設定」でリフレッシュレートを手動で選ぶ(ノートPCなら動的リフレッシュレートも切る)。それでも高Hzが選べないなら、解像度に見合った規格の認証ケーブルと、正しい端子(GPU側・上限の高い端子)を使う。この2段階でほとんどのケースは解決します。

それでも直らない場合は、GPUドライバの更新、モニターOSDのオーバークロックやDPバージョン設定、マルチモニターの影響を順に確認してください。最後はtestufo.comで実測し、狙いのリフレッシュレートが本当に出ているかを見届ければ完了です。

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