クロノス:ザ・ニュードーン 推奨スペック・設定ガイド / 2026年7月12日
クロノス:ザ・ニュードーン(Cronos: The New Dawn)PC版 推奨スペックとおすすめ設定
重さの正体はVRAM消費 ・ 1080pでも約12GB食う異例の重さ ・ 8GBグラボは要注意
サイレントヒル2リメイクを手がけたBloober Team制作のサバイバルホラー「クロノス:ザ・ニュードーン」。Unreal Engine 5製で描写は濃密ですが、最大の特徴はVRAM(ビデオメモリ)を極端に多く消費することです。フルHDでも約12GB、4Kで最大14GBに達し、しかも時間とともに増え続けます。この記事では、公式スペック、VRAM消費の実態と8GB/12GBグラボの可否、GPU別のfps、そして最も効く軽量化設定を整理します。
VRAM消費を解像度別に検証8GB/12GBグラボの可否を明確化DLSS 4・FSR 3.1・XeSS 2対応
クロノス:ザ・ニュードーンは、Bloober TeamによるSF世界観のサバイバルホラーです。Unreal Engine 5を採用し、光と影の濃密な描写が魅力ですが、その代償としてPCへの要求、とりわけVRAMの要求が非常に高いタイトルです。
特徴的なのは、フルHD(1080p)でもVRAM消費が約12GBに達する点です。多くのUE5タイトルは解像度を下げればVRAMも減りますが、本作は低解像度でも大量に消費し、さらにプレイ時間が長くなるほど消費が増え続けるという挙動もあります。つまり、フレームレート以上に「VRAM容量が足りるか」が快適さを左右します。
この記事では、Steam公式の必要スペック、解像度別のVRAM消費と8GB/12GBグラボの可否、GPU別のフレームレート、そしてVRAMとfpsの両面で効く軽量化設定まで、順を追って解説します。
必要スペック公式の最低・推奨スペック
※Steam公式の記載です。メモリは最低・推奨とも16GB、推奨構成には「1080pでのプレイが可能」との注記があります。注意したいのは、推奨GPUのRTX 3080はVRAM 10GBで、本作は1080pでも約12GBを消費するため、推奨GPUでもVRAMは足りていないという点です(後述)。ストレージは公式30GBですが、空き容量は余裕を持たせておくのが安心です。
基本情報(2025年9月5日発売)
クロノス:ザ・ニュードーンはBloober Team制作のサバイバルホラーで、2025年9月5日にPC(Steam・Epic)・PS5・Xbox Series X|S・Nintendo Switch 2で発売されました(日本ではセガがコンソール版のデジタル販売を担当。PC版はBloober Teamが直接配信)。価格は通常版¥7,950(Deluxe Edition ¥9,680)、インストール容量は約30GB、Denuvoは非搭載です。日本語はインターフェースと字幕に対応しています(音声は日本語非対応)。アップスケーリングはDLSS 4(マルチフレーム生成対応)・FSR 3.1・XeSS 2に対応します。
VRAM重さの正体はVRAM消費|8GB・12GBで動くか
このゲームの重さを理解するうえで最も大切なのが、VRAMの消費量です。ここが本作の性格をほぼ決めています。
※最高設定(Epic)での実消費の目安です。解像度を下げてもVRAM消費があまり減らないのが本作の特徴で、テクスチャ品質が消費量を左右する最大の要素です。
VRAMが時間とともに増え続ける(リーク)本作はプレイ時間が長くなるほど、設定に関係なくVRAM消費が増え続ける挙動(メモリリーク)が報告されています。序盤は足りていても、長時間プレイでカクつきやテクスチャの乱れが出てくることがあります。実用的な回避策は、章の切れ目などでゲームを再起動して消費をリセットすることです。
VRAM 8GBのグラボは要注意1080pでも消費が10GBを超えて伸びるため、8GBのグラボはテクスチャ品質をMedium以下に下げるのが前提になります。それでもリークで8GBを超えやすく、テクスチャの低下やストリーミングのカクつきが避けにくいのが実情です。8GBグラボで快適に、という難易度は本作では高めです。
VRAM 12GBでも天井、16GBが安心12GBのグラボは1080pでも消費がほぼ上限に張り付きます。設定ファイルやコンソールからテクスチャのストリーミングプールを小さくすれば10GB未満に抑えられるという報告もありますが、初心者にはハードルがあります。設定を気にせず快適に遊ぶなら、VRAM 16GBのグラボが安心です。VRAM不足の見分け方はVRAM不足の見分け方と対処法で詳しく解説しています。
実測fpsGPU別のフレームレート
フレームレートの面では、レイトレーシングなし(標準のソフトウェアLumen)・最高設定(Epic)・ネイティブ描画で、1080pのGPU別の目安は次の通りです。
※平均fpsの目安で、測定するシーンや検証環境によって差が出ます。あくまで傾向としてご覧ください。VRAMが足りていない環境では、この数値どおりに出ずカクつきが混じる点に注意してください。
1080p|RTX 4060 Ti 16GB・RX 9060 XT 16GBクラス以上で60fpsフルHDのネイティブ最高設定で60fps以上を狙うなら、RTX 4060 Ti 16GB/RX 9060 XT 16GBクラス以上が目安です。RX 9060 XTには8GB版もありますが、本作はVRAM消費が激しいため、選ぶなら必ず16GB版にしてください。fpsだけでなくVRAM容量の条件も同時に満たす必要があります。
1440p|安定60fpsはRTX 4090/5080/5090クラスWQHDのネイティブ最高設定で安定して60fps以上を出せるのは、RTX 4090・RTX 5080・RTX 5090クラスです。それ以外のGPUでは、後述の設定調整とアップスケーリングの併用が現実的です。
4K|ネイティブ最高設定は事実上不可4Kのネイティブ最高設定は、RTX 5090でも約50〜54fpsと60fpsに届きません(標準のソフトウェアLumenが重いため)。4Kで遊ぶなら、DLSS 4などのアップスケーリング+フレーム生成が前提です。RTX 5090の4Kを例にとると、DLSS 4 Qualityで約55〜59fps、そこにフレーム生成を重ねて約100fps、マルチフレーム生成(X3)で約140〜150fps、X4で175fps超まで伸ばせます。フレーム生成はベースのフレームレートがある程度出ている状態で使うと快適です。
設定最も効く軽量化の下げどころ
フレームレートを稼ぐには、効果の大きい設定から順に下げるのが近道です。本作で効果が大きい順に挙げます。
レイトレーシングはOFFのままで良い本作はレイトレーシングをONにすると、標準のソフトウェアLumenからハードウェアLumenに切り替わり、4Kで3〜3.5割ほどフレームレートが下がります(密な屋内ではさらに重くなります)。標準のソフトウェアLumenでも十分にきれいなので、フレームレート優先ならレイトレーシングはOFFが基本です。カクつきもOFFのほうが少なくなります。
影(シャドウ)とエフェクトを下げる効果が大きいのが影(シャドウ品質)で、下げると約2割のfps回復が見込めます。次に、負荷の重い場面ではエフェクト品質を下げると効果的です。この2つは見た目の変化に対してfpsの伸びが大きく、コスパのよい下げどころです。
プリセットをEpic→Highにする全体の画質プリセットを最高(Epic)から一段下のHighに落とすと、約2割前後のfps向上が得られます。さらに下げる場合の目安は、最高(Epic)比でMediumなら約35〜40%、Lowなら約6割ほどの向上です(いずれも検証環境で差が出ます)。見た目の低下は控えめなので、まずHighを試し、fpsが足りなければ段階的に下げていくのが分かりやすい手順です。
アップスケーリング+フレーム生成を使う本作は実質アップスケーリング前提の重量級です。DLSS 4(NVIDIA)・FSR 3.1(AMD)・XeSS 2(Intel)の超解像で大きく底上げでき、RTX 50シリーズならDLSS 4のマルチフレーム生成(最大4X)でさらに高フレームレート化できます。テクスチャ品質は、fpsよりVRAM対策として下げるのが有効です。
※新しいエリアに入るときのシェーダーコンパイルによる一瞬のカクつきや、まれなマイクロスタッターが報告されています。レイトレーシングOFF(ソフトウェアLumen)のほうがスタッターは少なめです。負荷は基本的にGPU側で決まるため(GPU律速)、対処はGPU設定の調整が中心になります。なお、2025年9月26日のパッチでレイトレーシング性能・ストリーミングのスパイク・メモリ使用量が改善されており、最新パッチを適用したうえで設定を詰めるのがおすすめです(ただしVRAMが増え続ける挙動自体は残っているとの報告があります)。
おすすめGPU快適に遊ぶための構成
ここまでを踏まえると、クロノス:ザ・ニュードーンのGPU選びは「VRAM 16GBを最優先」が結論です。1080p〜1440pで設定を気にせず遊ぶなら、次のクラスが現実的な狙い目になります。あわせて、自作せず完成品で揃えたい人向けに、VRAM 16GBのGPUを積んだおすすめゲーミングPCも1台挙げておきます。
1080pの安心枠|VRAM 16GBPalit GeForce RTX 5060 Ti Infinity 3 16GB本作の弱点であるVRAM不足を避けられる、16GB搭載のミドルクラス。1080p中心で、テクスチャを気にせず遊びたい人の第一候補です。DLSS 4のマルチフレーム生成にも対応し、重い場面はアップスケーリングで底上げできます(※価格は変動します。最新はリンク先で確認)価格目安:約96,800円~Amazonで価格を見る
コスパ重視|VRAM 16GB・素の性能も上ASRock RX 9070 XT スチールレジェンド 16GB GDDR610万円弱でVRAM 16GBと高い素の描画性能を両立するコスパ枠。1080p〜1440pの高設定を、VRAMの不安なく狙えます。レイトレーシングを常用しない本作の遊び方とも相性がよいAMDの主力です(※価格は変動します。最新はリンク先で確認)価格目安:約96,800円~Amazonで価格を見る
1440pの本命|性能とVRAMに余裕MSI RTX 5070 Ti VENTUS 3X OC 16GBVRAM 16GB・演算性能ともに余裕があり、1440pで高設定を狙える本命。DLSS 4のマルチフレーム生成に対応し、本作のように重いUE5タイトルを長く快適に遊ぶなら安心度が高い一枚です(※価格は変動します。最新はリンク先で確認)価格目安:約180,000円~Amazonで価格を見る
完成品で揃えるなら|VRAM 16GBのRTX 5070 Ti搭載OZ GAMING 木目調ケース Ryzen7 9800x3D・RTX5070TiVRAM 16GBのRTX 5070 Tiと、ゲーム最速級のRyzen 7 9800X3Dを組み合わせた完成品ゲーミングPC。本作の弱点であるVRAM不足の心配がなく、1440pの高設定も余裕。自作せず1台で完結させたい人向けの安心構成です(※価格は変動します。最新はリンク先で確認)約424,800円〜2026年7月時点・変動ありOZ GAMING 公式で詳細を見る
FAQよくある質問
推奨スペックはどのくらいですか?
Steam公式の推奨はCore i7-10700K/Ryzen 5 3600X、メモリ16GB、GPUはRTX 3080/RX 6800 XT/Arc B580です。ただし推奨GPUのRTX 3080はVRAM 10GBで、本作は1080pでも約12GB消費するため、VRAMの面では足りていません。快適に遊ぶならVRAM 16GBクラスをおすすめします。
VRAM 8GBのグラボでも遊べますか?
難易度は高めです。本作は1080pでも消費が10GBを超えて伸び、時間とともに増えるリークもあるため、8GBではテクスチャをMedium以下に下げても不足しやすく、テクスチャの乱れやカクつきが出やすくなります。快適さを求めるなら12GB以上、できれば16GBを推奨します。
長く遊んでいると重くなるのはなぜ?
本作にはプレイ時間とともにVRAM消費が増え続けるリークが報告されています。序盤は快適でも、長時間プレイでカクつきやテクスチャの乱れが出ることがあります。手軽な回避策は、章の切れ目などでゲームを一度再起動してVRAM消費をリセットすることです。
レイトレーシングはONにすべきですか?
フレームレートを優先するならOFFが基本です。本作はレイトレーシングOFF時も標準のソフトウェアLumenで十分きれいで、ONにするとハードウェアLumenに切り替わり4Kで3〜3.5割ほど重くなります。カクつきもOFFのほうが少なめです。
DLSSやフレーム生成には対応していますか?
DLSS 4(超解像・フレーム生成・マルチフレーム生成)、FSR 3.1、XeSS 2に対応しています。マルチフレーム生成(最大4X)はRTX 50シリーズ専用です。4Kはネイティブでは重いため、これらの活用が快適さの鍵になります。
まとめ「VRAM 16GB+レイトレOFF+アップスケーリング」が快適の近道
クロノス:ザ・ニュードーンは、fpsそのものよりVRAM容量が快適さを決める珍しいタイプの重量級です。1080pでも約12GB消費し、時間とともに増えるリークもあるため、8GBはもちろん、公式推奨のRTX 3080(10GB)でもVRAMは足りていません。
快適に遊ぶ近道は、VRAM 16GBのグラボを選び、レイトレーシングはOFF(ソフトウェアLumen)、影とエフェクトを下げ、DLSS 4/FSR 3.1/XeSS 2のアップスケーリングを併用すること。長時間プレイでのリークは、章の切れ目での再起動で回避できます。VRAMの壁さえクリアすれば、UE5の濃密なホラー世界を快適に楽しめるタイトルです。
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