『DIVE or DIE – Children of Rain』評価|レビュー1,051件で非常に好評、日本語だけ76%にとどまる理由
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40日間で大洪水を止める水中探索ホラー、生存者はパーマデス制
出典:Steamストアページ「DIVE or DIE – Children of Rain」、Epic Games Storeストアページ。価格・レビュー件数は2026年8月12日時点の確認値で、今後変更される場合があります。
水中を舞台にしたホラーアクションは発売直後こそ情報が少なく、どんなゲームなのか掴みにくいものです。特に酸素管理、生存者の生死、拠点運営といった複数のシステムが絡み合う作品は、全体像を短時間で把握しにくい傾向があります。
Drop Rate Studioが開発、Dear Villagersがパブリッシングする『DIVE or DIE – Children of Rain』は、2026年7月21日にSteamとEpic Games StoreでPC向けに発売されました。舞台は黒い雨によって水没した世界で、プレイヤーは潜水士のジャックとともに、大洪水が発生するまでの限られた日数のなかで聖遺物を集めるべく、水中迷宮「奈落の水たまり(Abyssal Pool)」への潜水を繰り返します。
発売から3週間が経ち、判断材料は出そろいました。本記事では、Steam公式のレビュー集計をもとにした評価の内訳――全体では1,051件で好評率91%、いっぽう日本語レビューだけは17件中13件の76%にとどまる――を中心に、終了した発売記念セール後の価格、Steam Deck対応、時間制限を外せるエンドレスモード、発売直後のパッチ状況まで整理します。
目次
基本情報7月21日に発売、価格と対応プラットフォーム
Drop Rate Studioが開発する水中ホラーアクションアドベンチャー『DIVE or DIE – Children of Rain』が、2026年7月21日にPC向けに発売されました。パブリッシャーはDear Villagers、対応プラットフォームはSteamとEpic Games Storeです。プレイ人数はシングルプレイヤー専用で、Steamでは実績・クラウドセーブ・ファミリーシェアリング、フルコントローラーサポートにも対応しています。
開発元が発売日の告知で「最初の2週間は20%オフ」と案内していた発売記念セールは、8月4日をもって終了しました。8月12日時点のSteamでの価格は通常価格の2,200円(税込)で、単体の割引は行われていません。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| タイトル | DIVE or DIE – Children of Rain |
| ジャンル | アクション、アドベンチャー、インディー |
| 発売日 | 2026年7月21日 |
| 対応プラットフォーム | PC(Steam、Epic Games Store) |
| 価格 | 2,200円(税込)/発売記念20%オフは8月4日で終了 |
| Steam評価 | 「非常に好評」(1,051件・好評率91%) |
| Steam Deck | Verified(動作確認済み) |
| プレイ人数 | シングルプレイヤー専用 |
| 開発 | Drop Rate Studio |
| パブリッシャー | Dear Villagers |
| 日本語対応 | インターフェース、字幕(音声は非対応) |
| Steam体験版 | 配信中 |
単体セールは終わりましたが、Steamでは本作を含む2本セットのバンドルが複数用意されています。8月12日時点で最も安いのは海洋探索アドベンチャー『Under The Waves』との組み合わせで、2本合計4,930円のところ57%オフの2,127円です。本作を単体で買う2,200円よりも安く、もう1本が実質的に付いてくる計算になります。ほかにも『SILT』とのセットが3,348円、『We Need To Go Deeper』とのセットが3,456円で並んでいます。いずれも本作を未所持の場合の価格で、バンドルの顔ぶれと割引率は入れ替わるため、購入前にストアページで確認してください。
探索水没した迷宮を潜る2D水中ホラー
『DIVE or DIE – Children of Rain』の舞台は、黒い雨によって水没した世界です。プレイヤーは主人公のジャックと生存者たちを率い、水没した遺跡や失われた偶像、異形の怪物が待ち受ける水中迷宮「奈落の水たまり(Abyssal Pool)」を探索します。
水中では酸素が少しずつ減少するため、際限なく探索を続けることはできません。限られた酸素のなかで進路を判断し、物資を回収しながら地上へ戻る必要があります。暗闇のなかには怪物も潜んでおり、遭遇した敵と戦うだけでなく、危険を避けながら進む判断も求められます。アクションゲームでありながら、酸素、装備、探索ルート、残り日数を同時に管理するサバイバル要素が強く、毎回の潜水が大きなリスクを伴う設計です。


スクリーンショット:Steamストア公式ページ(DIVE or DIE – Children of Rain)
パーマデス仲間が死亡すると二度と戻らない
本作を特徴づける要素のひとつが、生存者のパーマデスです。地上のキャンプには、それぞれ異なる事情や能力を持った生存者たちが集まります。プレイヤーは彼らに仕事を割り振り、装備を与え、誰を水中探索へ向かわせるかを決めます。
生存者には体力だけでなく精神面の状態も設定されており、探索中の出来事によって心身の状態が悪化する可能性があります。そして、探索中に死亡した仲間は生き返りません。状況によっては全員を救出できず、仲間を置き去りにして撤退する決断を迫られる場合もあります。育成した生存者を危険な探索に投入するのか、それとも拠点に残して別の役割を任せるのか。人員の配置そのものが重要な戦略になります。
本作の公式コンテンツ表記では、嬰児の死や自殺といった重いテーマが扱われている一方、直接的な場面としては描写されないと説明されています。生存者の喪失を扱うストーリー・システムが中心のため、プレイ前に把握しておくとよい情報です。
拠点キャンプを強化しなければ深部には潜れない
地上のキャンプは、単なる休憩地点ではありません。プレイヤーは探索で持ち帰った資源を使って施設を強化し、生存者の能力を伸ばしたり、新しい道具や装備を製作したりできます。キャンプを発展させれば、より長時間の潜水や危険なエリアの探索が可能になります。一方で、施設の建設や強化には資源と時間が必要です。
本作では一日ごとに大洪水が迫ってくるため、十分な準備が整うまで拠点強化を続けることが、必ずしも正解とは限りません。安全を優先して準備に時間をかけるか、不十分な装備のまま危険な深部へ潜るか。残された日数を見ながら、探索と拠点運営のバランスを考える必要があります。


スクリーンショット:Steamストア公式ページ(DIVE or DIE – Children of Rain)
目的40日以内に聖遺物を集めなければ世界が沈む
物語の大きな目的は、水没した世界に散らばる聖遺物を集めることです。世界を黒い雨で覆う存在「レインメイカー」を鎮めるため、プレイヤーは大洪水が発生するまでに必要な聖遺物を発見しなければなりません。開発元も発売日の告知で「キャンプを救うための40日」と繰り返し表現しています。
タイムリミットの日数は難易度によって変わり、標準の難易度では40日です。探索へ出るたびに日数が経過し、大洪水の日が近づいていきます。物資集めだけを繰り返していると、目的を達成できないまま時間切れを迎える可能性があります。地上のキャンプにある祭壇では、物資や生存者を捧げることで残り日数を延長する手段も用意されており、実際にクリアした日本語レビューでも「捧げもので日数は実質的に引き延ばせる」という報告が出ています。ただし生存者を犠牲にする選択は、パーマデス制の緊張感をさらに高める要素でもあります。
Steamのユーザータグには「ローグライト」が付いていますが、公式のストア説明にマップの自動生成をうたう記述はなく、探索については「頼れるのは、己の記憶と腕前だけだ」と書かれています。日本語レビューでも同じエリアを繰り返し行き来する構造だという指摘が複数出ており、潜るたびに地形が組み替わるタイプの作品ではありません。地形を覚えて効率よく往復できるようになること自体が、そのまま攻略の進捗になる設計です。
本作には大洪水のカウントダウンを取り払うエンドレスモードが用意されており、時間制限もゲームオーバーもない状態で探索を続けられます。ただし開発元は「本来意図した遊び方ではない」と明言しており、このモードでは一部の実績が無効になります。カウントダウン自体もUIや会話の端に残るため、緊張感を完全に消せるわけではありません。
要点本作を特徴づける4つのシステム
評価全体は好評率91%、日本語レビューだけ76%にとどまる
発売から3週間が経過し、Steam公式のレビュー集計を確認したところ、全言語で1,051件のレビューが寄せられていました。内訳は好評961件・不評90件で、好評率は91%です。Steam上の評価区分は発売直後から一貫して「非常に好評」を維持しています。
いっぽう、日本語のレビューに絞ると様相が少し変わります。件数は17件と少ないものの、内訳は推奨13件・非推奨4件で好評率は76%。Steamの区分では全体より一段低い「やや好評」に相当します。母数が小さいため断定はできませんが、全体との差は無視できない大きさです。
- 未知の生物と出会う瞬間の緊張感。新しいエリアに入るたびに「これは何だ」「どう攻撃してくる」と身構える体験が繰り返し挙げられています
- 即死や初見殺しが少ない。リスクを取って一歩先へ進む遊び方が成立し、慣れれば標準難易度は誰でもクリアできる水準だという声が複数あります
- ラヴクラフト的な世界観と美術。部屋を暗くして遊ぶ深海探索として満足度が高いという評価が並びます
- 15〜25時間程度で完走できる分量。コントローラー操作も快適で、長期休暇に収まるボリュームだという指摘が出ています
- 同じエリアの往復が単調になる。最も多い不満で、非推奨・推奨の両方から挙がっています。エリアを一通り回ったあとの反復を退屈だと感じるかが分かれ目です
- 終盤にベテランを失うと立て直せない。日数制限があるぶん、育てた潜水士を失ったあとの巻き返しが難しいという指摘があります
- ロスト前提の緊張が持続的なストレスになる。やりがいと感じるか、しんどさが上回るかで評価が割れています
- 潜水中にマップを確認できず迷いやすい。ワープで未知の場所へ出たときに現在地を見失うという声があります
不満側でも、非推奨をつけたレビューのプレイ時間には0.4時間から13時間まで幅があります。短時間で合わないと判断した人と、十数時間遊んだうえで終盤の詰みを問題視した人では、指摘の性質がまったく違います。購入判断の材料にするなら、件数の多寡よりも、自分が「同じ海域を何度も往復すること」を楽しめるタイプかどうかを見たほうが確実です。
レビュー件数・内訳:Steam公式のレビュー集計(全言語・日本語)を2026年8月12日に取得。評価内容は同日時点で公開されている日本語レビュー全17件を読んだうえで、繰り返し挙がっている論点をまとめたものです。
修正状況発売直後の不具合と、その後のアップデート
発売直後には進行不能になる不具合が報告されており、開発元は7月23日に最初のパッチを配信しました。潜水から戻る際に発生しうるソフトロック、医務室を担当していた生存者を解雇した際のソフトロック、敵に張り付かれた際の停止、入力の再割り当てが効かない問題などが修正されています。開発元はこのとき、進行を妨げる不具合があったことを公式に謝罪しました。
翌7月24日には追加のホットフィックスが配信され、装備のアップグレードが1段階目しか反映されず性能が正しく計算されていなかった不具合が直されています。
その後、8月12日時点まで新しいパッチの告知は出ていません。発売直後の不安定さは2日で収束し、以降は大きな修正を必要としない状態が続いていると読み取れます。これから購入する場合、発売当日に報告されていた進行不能系の問題はすでに解消済みと考えて差し支えありません。
対応言語日本語はインターフェースと字幕のみ、音声は英語だけ
Steamストアの言語対応表を確認すると、日本語はインターフェースと字幕に対応しています。一方でフル音声の項目が用意されているのは英語のみで、日本語を含む他の対応言語(フランス語、ドイツ語、スペイン語、ポーランド語、ポルトガル語(ブラジル)、ロシア語、簡体字中国語、繁体字中国語)には音声が収録されていません。
動作環境PC版の要求水準は控えめ、Steam Deckにも対応
Steamストアの表示では、最低動作環境と推奨動作環境が公開されています。
| 項目 | 最低動作環境 | 推奨動作環境 |
|---|---|---|
| OS | Windows 10 | Windows 10 64bit |
| CPU | Intel Core i5-6500 / AMD FX-8350 | Intel Core i5-4690(3.5GHz) / AMD Ryzen 5 1600X(3.6GHz) |
| メモリー | 8GB RAM | 8GB RAM |
| GPU | NVIDIA GeForce GTX 960 / AMD Radeon R9 380 | NVIDIA GeForce GTX 1050 / AMD Radeon RX Vega 56 |
| DirectX | Version 11 | Version 11 |
| ストレージ | 8GB以上の空き容量 | 8GB以上の空き容量 |
※動作環境はSteamストアページの表示にもとづきます。実際の動作は使用しているPC環境によって変わるため、正式な要件は購入前にストアページでご確認ください。
最低・推奨ともにGTX 1050クラス以下という、ここ数年のグラフィックボードであればまず問題なく満たせる水準です。なお推奨環境のCPUに挙げられているCore i5-4690は、最低環境のCore i5-6500より前の世代にあたります。表記上は逆転していますが、いずれにせよ現行のPCで不足するような要求ではありません。
本作はSteam Deck Verifiedの認定も受けています。デフォルトのコントローラー設定がそのまま機能すること、画面上のボタン表示がDeckと一致すること、UIの文字が読めるサイズであること、初期設定のまま安定して動作することの4項目すべてを満たした状態での認定です。携帯機で腰を据えて潜りたい場合の選択肢にもなります。
FAQ『DIVE or DIE – Children of Rain』のよくある質問
総括水中探索とパーマデス、40日間の緊張感が核の水中サバイバルホラー
『DIVE or DIE – Children of Rain』は、水中探索、サバイバルホラー、拠点運営、パーマデスを組み合わせた作品です。酸素が減り続ける水中で物資を探す緊張感に加え、仲間を失うリスクと標準40日間のタイムリミットが用意されています。単にアクションの腕前だけが問われるのではなく、探索前の人員選びや装備準備、拠点の強化方針も攻略に影響します。
発売から3週間が経ち、Steamレビューは1,051件・好評率91%の「非常に好評」で安定しました。発売当日に報告されていた進行不能の不具合も2日で修正され、いま買って地雷を踏む状態ではありません。要求スペックも控えめで、Steam Deckにも対応しています。
ただし日本語レビューだけは17件中13件の76%と一段低く、その理由もはっきりしています。エリアを一通り回ったあとの往復が単調に感じられるかどうかが、評価を分ける最大の分岐点です。ここを「地形を覚えて効率化していく楽しさ」と取れる人には強く刺さり、「同じ場所の繰り返し」と感じる人には合いません。
判断がつかない場合は、Steamで配信中の無料体験版を先に試すのが確実です。単体2,200円の割引は終わりましたが、『Under The Waves』との2本セットのバンドルが2,127円と単体より安いため、購入するならバンドル側も一度見比べておくとよいでしょう。



