『Under Mythos』2028年Steam発売予定|暫定最低スペックはRTX 2060、推奨は未公開で買い替え判断にはまだ早い
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推奨スペックは欄ごと存在せず、開発元は試作版の協業パートナーを募集中
出典:Under Mythos のSteam公式ストアページ/株式会社カダス 公式サイト。システム要件・発売時期・対応言語は2026年9月11日に確認した表記にもとづきます。
『Under Mythos(アンダー ミュトス)』は、異界の温泉宿を経営しながらダンジョンへ潜るダークファンタジーJRPGです。開発・販売はどちらも株式会社カダス(KADATH)で、Steamのストアページには発売時期が「2028年」とだけ記載されています。月の指定はありません。
PCゲーマーにとって気になるのはシステム要件ですが、ここには2つの特徴があります。ひとつは掲載されているのが最低スペックだけで、推奨スペックの欄そのものが存在しないこと。もうひとつは、その最低スペックに開発元自身が「暫定」という但し書きを付けていることです。
この記事では、公開されている暫定スペックを整理したうえで、その数字を今のPC買い替え判断に使ってよいのかを軸に扱います。結論を先に書くと、使うべきではありません。理由は開発元の公式サイトにはっきり書かれています。
Steamの暫定最低スペックは Windows 11 64-bit/Core i5-10400・Ryzen 5 3600/メモリ16GB/RTX 2060・RX 5600 XT/DirectX 11/20GB。推奨スペックの欄はなく、Steam上には「システム要件は開発中の暫定情報であり、今後変更される場合があります」と明記されています。さらにカダス公式サイトは試作版の制作に向けた協業パートナーを募集中と告知しており、開発はかなり早い段階にあります。
目次
発売2028年にSteamで発売予定、対応OSはWindowsのみ
Steamのストアページによると、『Under Mythos』の発売時期は2028年です。四半期や月の指定はなく、年だけが示されています。開発・販売はいずれも株式会社カダス(KADATH)で、同社はこの作品を第一弾プロジェクトと位置づけています。
対応プラットフォームはWindowsのみで、macOSとLinuxには対応しません。ジャンル表記はアクション・RPG・シミュレーションの3つ、プレイ人数はシングルプレイヤーです。コントローラーはゲームパッド推奨かつ部分的サポートという表記で、全機能がパッドで完結するとは書かれていません。
対応言語は英語・日本語・簡体字中国語・繁体字中国語・韓国語の5言語です。日本語が最初から含まれているため、日本語化を待つ必要はありません。ただし音声か字幕かといった内訳までは、現時点のストアページからは読み取れません。
要件公開されている暫定最低スペックの全項目
Steamのシステム要件欄に掲載されている内容は次のとおりです。繰り返しになりますが、掲載されているのは最低スペックのみで、推奨スペックの欄は用意されていません。
| 項目 | 暫定最低スペック | 補足 |
|---|---|---|
| OS | Windows 11 64-bit | Windows 10は記載されていません |
| CPU | Intel Core i5-10400 AMD Ryzen 5 3600 | どちらも6コア12スレッドの2019〜2020年世代 |
| メモリ | 16GB | 最低で16GB。8GB環境は対象外です |
| GPU | NVIDIA GeForce RTX 2060 AMD Radeon RX 5600 XT | VRAM容量の指定はありません |
| DirectX | Version 11 | DirectX 12は要求されていません |
| ストレージ | 20GB | SSDかHDDかの指定はありません |
最低要件としてメモリ16GBを求めている点と、OSがWindows 11のみ記載されている点は、いま組むPCを想定した水準です。一方でDirectXが11止まりである点は、2028年の新作としてはむしろ控えめに見えます。
型番「RTX 2060」という表記だけでは搭載VRAMが決まらない
この暫定スペックでひとつ注意したいのが、GPU欄の書き方です。「RTX 2060」とだけ書かれていて、VRAM容量が指定されていません。そして、この型番は容量が1つに定まらない例のひとつです。
RTX 2060は2019年1月に6GBモデルが登場したあと、2021年12月に同じ「RTX 2060」の名前で12GBモデルが追加されました。製品名の末尾に付く「12G」で見分けるしかなく、型番だけでは判別できません。もう一方のRadeon RX 5600 XTは6GBです。
つまり素直に読めば、想定されているのは6GB相当のラインだと考えるのが自然です。ただしこれも暫定値なので、製品版でVRAM要求が上がる可能性は残ります。自分のGPUが何GB積んでいるか分からない場合は、グラボ型番別VRAM容量一覧で型番から逆引きできます。
ちなみにRTX 2060は、他タイトルでは『キングスレイド リバース』の推奨スペックとして登場しています。同じGPUが一方では最低ライン、もう一方では推奨ラインに置かれるわけで、型番だけを見て「足りる・足りない」を判断できないことがよく分かる例です。
CPU側のCore i5-10400とRyzen 5 3600は、どちらも6コア12スレッドで、それぞれ2020年と2019年に登場した製品です。GPU・CPUともに2019〜2020年世代を最低ラインに置いているという読み方になります。
暫定開発元は試作版の協業パートナーを募集している段階
ここがこの記事でいちばん伝えたい部分です。Steamのシステム要件欄には、追記事項として次の一文が添えられています。
「システム要件は開発中の暫定情報であり、今後変更される場合があります。」
つまりこの数字は開発元自身が確定値として出していません。最低スペックだけが載っていて推奨スペックの欄がないのも、要件がまだ固まっていないことの表れだと考えるのが自然です。
そしてもうひとつ、カダス公式サイトにはこう書かれています。「試作版の制作に向けた協業パートナーを募集しています」。英語版のサイトではこの試作版をvertical slice(バーティカルスライス)と呼んだうえで、協業・出資・パブリッシングに関する問い合わせを歓迎すると告知しています。
バーティカルスライスは、製品版の一部分を完成品の品質で作って見せる試作のことです。それを「これから作る」段階で、しかもパブリッシャーを含むパートナーをまだ探しているのが現在地になります。2028年という発売時期も、この前提の上に置かれた目標だと理解しておくべきです。
判断この数字を今の買い替え判断に使ってよいか
結論から書きます。使うべきではありません。理由は3つあり、いずれも推測ではなく公開情報から言えることです。
- 発売まで2年以上ある。2028年としか決まっておらず、月の指定すらありません
- 開発元が暫定と明記している。確定値ではなく、変更される前提の数字です
- 試作版の前段階。パブリッシャーを含むパートナーを募集中で、開発体制自体がこれから固まります
- メモリ16GBが最低ライン。8GB環境は今の時点で対象外だと分かります
- Windows 11のみ記載。Windows 10で遊ぶ前提は置かないほうが無難です
- 重量級を狙った作りではない。DirectX 11・容量20GBという水準から読み取れます
買い替えを考えているなら、判断材料にすべきなのは2028年のこのタイトルではなく、いま遊んでいるゲームと、これから1年以内に出るタイトルです。同じように「発売は決まったがPC要件が固まっていない」タイトルの扱い方は、『カリアのアトリエ』の発売日確定とPC要件未公開でも整理しています。
なお、公式のスペック表記そのものが当てにならないケースもあります。メモリ容量の単位が誤っていたり、実在しない型番が書かれていたりする例は、『武装アビス』の壊れた公式スペック表で扱いました。暫定表記を読むときは、書かれている数字をそのまま信じる前に、世代や容量として筋が通っているかを見るのが安全です。
内容温泉宿の経営とダンジョン探索を往復するJRPG
ゲーム内容についても、Steamのストアページに説明があります。主人公はマザーを探して異界へ迷い込んだ一匹の猫で、たどり着いた先が異界の住人たちが湯に安らぐ温泉宿でした。
プレイの軸は昼と夜で分かれます。昼は温泉宿で客をもてなし、夜は食材や資源を求めてダンジョンを探索する、という構造です。探索先では異形と化した存在とのアクションバトルが待っています。
Steamのストアページはこれを温泉宿経営シミュレーション × エクストラクションと表現しています。ダンジョンから無事に帰還して持ち帰った食材や報酬を宿の経営に還元し、宿が発展すると新しい出会いや体験が生まれてまた探索へ戻る、という循環です。エクストラクション系にある「持ち帰れるかどうか」の緊張感を、経営シミュレーションの動機づけに使う設計だと読み取れます。





※画像はSteam公式ストアページ掲載のスクリーンショットです。
世界観としては、可愛らしいキャラクターが集う温泉宿の穏やかな日常から始まり、物語が進むにつれて世界そのものが少しずつ「狂気」へ変異していく、と説明されています。カダスはこの作品を「癒し」と「狂気」が交わるダークファンタジーJRPGと位置づけています。
FAQよくある質問
断定できません。Steamに掲載されている数字は開発元が「開発中の暫定情報」と明記しているもので、確定値ではないからです。発売まで2年以上あり、開発もまだ試作版の前段階なので、製品版で要件が上がる可能性は十分にあります。
公表されていません。現時点のストアページには推奨スペックの欄そのものが存在せず、公開時期の告知もありません。開発が進んで要件が固まった段階で追加されると考えるのが自然です。
現時点の暫定要件にはWindows 11 64-bitだけが書かれていて、Windows 10の記載はありません。遊べないと断定されているわけではありませんが、Windows 10を前提に計画するのは避けたほうが無難です。
対応しています。Steamの対応言語には日本語が含まれており、英語・簡体字中国語・繁体字中国語・韓国語とあわせて5言語です。ただし音声と字幕のどちらに対応するのかまでは、現時点の表記からは分かりません。
暫定の最低要件が16GBなので、16GBは「足りる」ではなく「最低ライン」という位置づけです。推奨スペックが出ていない以上、快適に遊ぶために必要な容量はまだ分かりません。
Steamの表記は「ゲームパッド推奨」かつ「部分的コントローラサポート」です。パッドでの操作が想定されてはいますが、すべての操作がパッドだけで完結するとは書かれていません。
まとめ数字は出たが、買い替えの根拠にはまだならない
『Under Mythos』は、Steamに暫定の最低スペックが掲載された状態で2028年発売予定として公開されました。GPUはRTX 2060またはRX 5600 XT、CPUはCore i5-10400またはRyzen 5 3600、メモリ16GB、ストレージ20GB、DirectX 11、OSはWindows 11 64-bitです。
ただし、この数字には推奨スペックという対になる情報がありません。開発元は暫定であることを明記していて、公式サイトでは試作版の協業パートナーを募集しています。数字が出たこと自体は前進ですが、PCの買い替え計画に組み込む段階ではありません。
暫定最低スペックのRTX 2060は、2028年の製品版で通用する保証のない数字です。開発元自身が変更の可能性を明記し、まだ試作版の協業パートナーを探している段階にあります。読み取っておくべきなのは個別の型番ではなく、メモリ16GBが最低ライン、OSはWindows 11前提、DirectX 11で容量20GBという控えめな水準という輪郭のほうです。買い替えの判断は、要件が固まってからで間に合います。



