『武装アビス』9月9日Steam発売|推奨メモリ16MB・実在しない「GTX 2060」、壊れた公式スペック表の読み替え方
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『武装アビス』のスペック表は3か所おかしい
出典:Steam公式ストアページ「武装アビス」(動作環境・対応言語・発売日)、NVIDIA公式のGeForce製品比較ページ(型番の実在確認)。いずれも2026年9月7日に取得しました。
『武装アビス』は2026年9月9日にSteamで発売される弾数無限のシューティングゲームです。ステージでアイテムと装備を集め、売って資源に換え、攻撃力とスキルを強化してボスを倒していく作りだと公式は説明しています。
ただし、買う前に確認したい動作環境の表に問題があります。推奨メモリが16MBと書かれています。ギガバイトではなくメガバイトです。最低要件は8GBなので、推奨のほうが500分の1という計算になります。
おかしいのはそこだけではありません。推奨GPUの「GeForce GTX 2060」はNVIDIAに存在しない型番で、CPUに至っては最低要件のほうが上位グレードです。この記事では、表のどこが壊れていて、実際には何を基準にすればいいのかを整理します。

目次
要点先に結論だけ押さえる
検証Steamに掲載されている表をそのまま並べる
まず、ストアページに実際に載っている数字をそのまま書き出します。加工はしていません。
| 項目 | 最低(公式表記) | 推奨(公式表記) |
|---|---|---|
| OS | Windows 10(64bit) | Windows 10(64bit) |
| CPU | Core i7-7700 / Ryzen 5 1600 | Core i5-9600K / Ryzen 5 3600 |
| メモリ | 8GB | 16MB |
| GPU | GeForce GTX 1660 | GeForce GTX 2060 |
| DirectX | バージョン12 | バージョン12 |
| ストレージ | 5GB | 5GB |
推奨の列に3か所、そのままでは成立しない記述があります。順番に見ていきます。
誤記1推奨メモリ16MB、単位の書き間違い
推奨メモリは「16 MB RAM」と書かれています。最低要件が8GBですから、推奨のほうが軽くなっているどころか桁が3つ違います。
16MBという容量は、Windows 95が動いていた時代の水準です。現在のWindows 10は起動すらできません。GBとMBの取り違えと考えるのが自然で、意図としては16GBだったと読むのが妥当です。
最低8GB、推奨16GBという構成は、この規模のインディー作品としてごく標準的です。手持ちのメモリが16GBあれば推奨条件は満たしていると考えて問題ないでしょう。8GBでも最低要件はクリアします。
誤記2「GeForce GTX 2060」という製品は存在しない
推奨GPUには「GeForce GTX 2060」と書かれています。この型番はNVIDIAの製品ラインナップにありません。
NVIDIA公式の製品比較ページで確認すると、GTXを冠するのはGTX 1660 Ti、GTX 1660 SUPER、GTX 1660、GTX 1650 SUPER、GTX 1650、GTX 1630までの16番台です。20番台はRTX 2060、RTX 2060 SUPER、RTX 2070というようにすべてRTX表記で、GTXの20番台は1つも存在しません。
| 表記 | 実在するか | 備考 |
|---|---|---|
| GTX 1660 | する | 最低要件に書かれているGPU |
| GTX 2060 | しない | GTXは16番台まで |
| RTX 2060 | する | 意図された型番はこれと考えられる |
この書き間違いは珍しいものではありません。当サイトでは個人開発ARPG『影のダンジョン』と『Ascend to ZERO』でも同じ「GTX 2060」表記を確認しています。スペック表を手で書く小規模開発では起きやすい取り違えと考えたほうがよさそうです。
RTX 2060として読むなら、最低のGTX 1660からは1段階上がる程度です。GTX 1660世代が2026年にどこまで通用するかを踏まえると、要求そのものは重くありません。
誤記3最低がi7、推奨がi5でグレードが逆転
CPUは最低がCore i7-7700、推奨がCore i5-9600Kです。i7からi5へ下がっています。
ただしこれは、数字だけを見た印象ほど単純ではありません。i7-7700は2017年の第7世代で4コア8スレッド、i5-9600Kは2018年の第9世代で6コア6スレッドです。世代とコア数では推奨のほうが新しく、コア数も多くなっています。
AMD側は最低がRyzen 5 1600、推奨がRyzen 5 3600で、こちらは世代が順当に上がっています。i7とi5という呼び名が逆転して見えるだけで、実際の性能順は崩れていない可能性が高いと言えます。とはいえ、表として読み手を混乱させる書き方であることは確かです。

結論最低要件だけを基準にする
推奨の列に信頼できない記述が3か所ある以上、判断材料として使えるのは最低要件の列だけです。こちらには不自然な点がありません。
| 項目 | 基準にする値 | 根拠 |
|---|---|---|
| CPU | Core i7-7700 / Ryzen 5 1600以上 | 最低要件の記載をそのまま採用 |
| メモリ | 8GB以上、16GBあれば余裕 | 推奨16MBは16GBの誤記と判断 |
| GPU | GTX 1660以上 | 最低要件の記載をそのまま採用 |
| ストレージ | 5GB | 最低・推奨とも同じ数字 |
GTX 1660は2019年発売のGPUです。ここ数年に買ったPCなら、まず条件は満たしています。逆にそれより古い環境の場合は、GTX世代からの乗り換え先を検討する段階かもしれません。
体験版は用意されておらず、発売前に手元で試す手段はありません。レビューもまだ0件です。発売直後にレビューが積み上がるのを待ってから判断するのが、この状況では現実的な選択になります。
内容弾数無限のシューティング、集めて強化する
公式の説明はごく短いものです。「爽快感あふれるシューティングゲーム。弾薬は無限で、多彩なスキルを使って射撃能力を強化できます」とあります。
挙げられている特徴は3つです。
- ステージ内で貴重なアイテム、武器、装備を集める
- アイテムを売却して資源を獲得し、攻撃力やスキルを強化する
- さまざまなボスを撃破する
弾薬が無限というのは、リロードや弾数管理の緊張感より撃ち続ける気持ちよさを取った設計と読めます。集めて売って強くなるという循環が中心にあり、最終的にボスを倒すのが目標です。
プレイ形態はシングルプレイヤーのみで、協力プレイやマルチプレイには対応しません。Steamクラウドには対応しますが、Steam実績はありません。ストアページにコントローラー対応の記載もないため、キーボードとマウスで遊ぶ前提と考えたほうがよいでしょう。
日本語と価格8言語対応、価格は発売時に確定
日本語に対応しています。対応言語は英語、日本語、中国語(簡体字)、フランス語、ドイツ語、スペイン語、韓国語、ポルトガル語(ブラジル)の8言語です。
対応プラットフォームはWindowsのみで、MacとLinuxのネイティブ対応はありません。Steam Deckの互換性も現時点では検証されておらず「不明」の扱いです。
価格は執筆時点で表示されていません。発売日は2026年9月9日で、ストアページの表示は「アンロックまであと約2日」でした。金額は発売時に確認してください。開発・販売はGUO NINGNING名義で、個人による自主パブリッシングです。
判断向いている人・向いていない人
- 弾数を気にせず撃ち続けたい
- 装備を集めて強化する循環が好き
- GTX 1660クラス以上のPCを持っている
- 小規模なインディー作品を発掘したい
- 買う前に体験版で試したい
- レビューを見てから決めたい
- コントローラーで遊びたい
- 実績のコンプリートを目的にしている
Q&Aよくある質問
総括まとめ|表の推奨列は使わず、最低要件で判断する
『武装アビス』は2026年9月9日発売の弾数無限シューティングです。アイテムと装備を集め、売って資源に換え、強化してボスを倒す構造で、シングルプレイヤー専用です。
買う前に押さえておきたいのは、Steamの動作環境表の推奨列が信頼できないことです。推奨メモリ16MBは最低の8GBを大きく下回り、推奨GPUの「GTX 2060」はNVIDIAに存在しない型番で、CPUは名前の上でi7からi5へ下がって見えます。
したがって判断に使えるのは最低要件だけです。GTX 1660、メモリ8GB、容量5GB。この条件を満たしていれば動作の前提はクリアします。体験版がなくレビューもまだ0件なので、確実を期すなら発売後の評価を待つのが無難です。
『武装アビス』は2026年9月9日にSteamで発売される弾数無限のシューティングゲームです。開発・販売はGUO NINGNING名義の個人で、シングルプレイヤー専用、Windows専用、日本語を含む8言語に対応します。Steamの動作環境表には3か所の問題があります。①推奨メモリが16MBで最低要件の8GBを大きく下回る(16GBの誤記と考えられる)、②推奨GPUの「GeForce GTX 2060」はNVIDIAに存在しない型番(GTXは16番台までで20番台はすべてRTX表記、RTX 2060を指すと考えられる)、③CPUが最低Core i7-7700に対し推奨Core i5-9600Kで名称上のグレードが逆転している(ただし世代とコア数では推奨のほうが上)。判断に使えるのは最低要件のみで、GTX 1660・メモリ8GB・容量5GBが基準になります。体験版はなく、レビューも執筆時点で0件です。Steam実績には非対応、コントローラー対応の記載もありません。



