『白銀の城』推奨スペックはRTX 3060・最低GTX 1060|見落としがちなメモリ12GBの壁と日本語フルボイス対応
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GPUより先に、メモリで弾かれる可能性があります
出典:Epic Games Store『白銀の城』ストアページおよび『白銀の城』公式サイトのテスト案内にもとづきます(2026年9月10日確認)。
動作環境を見るとき、多くの人はまずGPUの行を探します。『白銀の城』の場合、そこだけを見ると判断を誤ります。
Epic Games Storeに掲載されている最小要件は、GPUがGeForce GTX 1060 6GBまたはRadeon RX 580 8GB。2016年から2017年のミドルクラスで、Unreal Engine 5を使ったオープンワールドとしてはかなり控えめです。ところが同じ最小要件の欄で、メモリが12GBと指定されています。
8GBと16GBの中間という珍しい数字なので、見落とすと痛い目を見ます。この記事では最低・推奨スペックの中身、12GBという要求が実際に何を意味するのか、Epicの表には載っていないストレージとOSの条件、そして日本語対応の範囲までを整理します。
目次
動作環境最小はGTX 1060、推奨はRTX 3060
Epic Games Storeのストアページに掲載されている動作環境は次のとおりです。
| 項目 | 最小要件 | 推奨要件 |
|---|---|---|
| OS | Windows 10 22H2 | Windows 11 21H2以降 |
| CPU | Core i7-8700 / Ryzen 5 3600 | Core i7-12700 / Ryzen 7 5800X |
| メモリ | 12GB | 16GB以上 |
| GPU | GTX 1060 6GB / RX 580 8GB | RTX 3060 / RX 6600 XT |
いずれも「または同等クラス」「または同等以上」という但し書きが付いています。ストレージとDirectXの行は、Epicのこの表には存在しません。容量については後述する公式サイトの案内に記載があります。
GPUの並びだけを見れば軽い部類です。最小のGTX 1060 6GBは2016年、推奨のRTX 3060は2021年のミドルクラスで、Unreal Engine 5を使ったオープンワールドという触れ込みからすると意外なほど低く抑えられています。
一方でCPUは最小でもCore i7-8700が指定されており、他の項目に比べて要求が高めです。GPUとCPUの世代差が開いた、やや偏りのある構成といえます。
メモリ12GBという数字が意味すること
この動作環境でいちばん注意が必要なのがメモリです。最小要件が12GBと指定されています。
PCのメモリは8GB、16GB、32GBと2の累乗で構成することが多く、12GBという数字は間に挟まった半端な位置にあります。つまり実質的に、8GB構成のPCは最小要件を満たしません。16GB以上を積んでいれば問題ありませんが、8GBのままなら増設が必要になります。
GTX 1060 6GBを積んでいる世代のPCは、メモリを8GBのまま使っている構成も珍しくありません。その場合、GPUは最小要件を満たしていてもメモリで届かないことになります。手持ちのPCで確認すべき順番は、GPUよりも先にメモリです。Windowsならタスクマネージャーのパフォーマンスタブから搭載量を確認できます。
メモリが足りない場合の対処は、グラフィックボードの買い替えより現実的です。増設で済むケースが多く、費用もGPUの交換とは桁が違います。ただし、それ以前にマザーボードの空きスロットと対応規格を確認する必要があります。
なお最近は、GPU要求が控えめなのにメモリだけ高いという構成の作品が増えています。当サイトで扱ったものだと、推奨RTX 3060に対してメモリ24GBを求める『Never Wither』や、容量10GBの規模でありながらメモリ16GB・SSD必須が足切りになる『崩落の国』が近い例です。オープンワールドや広い読み込み範囲を持つ作品ほど、この傾向が出ます。
GPUGTX 1060とRTX 3060を現行の製品に置き換える
掲載されているGPUはどちらも現行世代ではないため、いま買う場合の目安に置き換えて考える必要があります。
Epicの表にも公式サイトの案内にも、「推奨環境でフルHD 60fps」といった但し書きはありません。どの設定で何fps出るかは公式に示されていないため、この記事でも断定はしません。また本作は未発売で、掲載されている数値はテスト段階のものです。正式サービス開始までに変更される可能性があります。
容量とOS60GB・SSD指定は公式サイトにだけ書かれている
Epicのストアページには、ストレージ容量とDirectXの行がありません。容量の情報は、公式サイトに掲載されたテストプレイの案内から確認できます。
そこに記載されている推奨動作環境は、CPUがCore i7-12700、GPUがRTX 3060または同等のAMD製品、メモリが16GB、そしてストレージが60GBの空き容量(SSD)です。CPU・GPU・メモリはEpicの推奨要件と一致しており、容量とSSD指定だけがこちらにしか載っていません。
公式サイトのこの記載は、クローズドβテストの参加者向けに出されたものです。製品版でそのまま同じ容量になるとは限らず、正式サービス開始時に増える可能性もあります。目安として押さえておく数字と考えるのが安全です。
OSの扱いも見落としやすい部分です。最小要件がWindows 10 22H2、推奨要件がWindows 11 21H2以降と、バージョンまで指定されています。Windows 10でも最小要件は満たしますが、推奨側はWindows 11が前提です。Windows 10 Home / Proの一般向けサポートは2025年10月14日にすでに終了しているため(最終バージョンが22H2)、この書き分けは実質的にWindows 11への移行を前提にした指定といえます。
日本語テキストだけでなく音声も日本語に対応
Epicのストアページに掲載されている対応言語は、音声とテキストで範囲が違います。
| 区分 | 対応言語 | 日本語の扱い |
|---|---|---|
| 音声 | 英語 / 日本語 / 韓国語 / 中国語(簡体字) | 対応(4言語のうちの1つ) |
| テキスト | 英語 / 日本語 / 韓国語 / 中国語(繁体字・簡体字) | 対応(5言語のうちの1つ) |
つまり日本語のフルボイスに対応します。字幕だけの対応にとどまる作品も多いなかで、音声に日本語が含まれているのは分かりやすい判断材料です。オープンワールドで会話量が多くなる作品ほど、この差は体験に効いてきます。
同じく日本語フルボイスに対応し、最低GTX 1060・推奨RTX 2060という近い水準の作品としては『キングスレイド リバース』があります。要求スペックの帯が近いので、片方が動くならもう片方も現実的な候補になります。
入手先PC版の窓口はEpic Games Storeで、Steamページはまだない
2026年9月10日時点で、PC版のストアページが用意されているのはEpic Games Storeです。表示は「近日登場」で、発売日は掲載されていません。Steamのストアページは存在しません。
Steamでウィッシュリストに入れて待つ、という追い方が使えないため、PCで遊ぶつもりなら現時点ではEpic側で動向を追うことになります。事前登録の受付経路や対応プラットフォームについては、事前登録1000万人突破の記事で整理しています。
ゲームの中身については、ヴィクトリア朝風の大都市シルバニアを舞台に、探偵として事件を調査・推理しながら戦うオープンワールドARPGです。Epicの紹介文では、事件を追うだけでなく「不動産王になるも、カフェに入り浸るも、あなた次第」と、街での過ごし方に幅があることも示されています。実際に触れた感触や前回テストからの変更点はCBT2「二分法テスト」の記事で扱っています。開発・運営はシンガポールのElementaで、権利表記は「© 2026 ELEMENTA GAMES Pte. Ltd.」です。
FAQよくある質問
まとめ確認する順番はGPUではなくメモリから
『白銀の城』は、ヴィクトリア朝風の大都市シルバニアを舞台にしたオープンワールド探偵ARPGです。PC版のストアページはEpic Games Storeにあり、最小要件と推奨要件が公開されています。
最小要件はWindows 10 22H2、Core i7-8700、メモリ12GB、GTX 1060 6GB。推奨要件はWindows 11 21H2以降、Core i7-12700、メモリ16GB以上、RTX 3060です。GPUの要求は控えめで、現行のエントリークラスなら推奨を上回ります。この作品のためにグラフィックボードを買い足す必要は、まず生じません。
引っかかるとすればメモリです。最小要件が12GBという半端な数字なので、8GB構成のPCはそのまま外れます。GTX 1060世代のPCを使っている場合ほど、GPUではなくメモリのほうが先に壁になります。確認する順番を逆にしないほうが早く結論が出ます。
容量は公式サイトの案内に60GB・SSD指定と記載がありますが、これはテストプレイ時点の数字です。発売日も未発表で、掲載されている数値は今後変わる可能性があります。日本語は音声まで対応するので、正式サービス開始を待つ価値のある作品ではあります。


