GTX 1660 SUPER・GTX 1660 Tiは2026年でも現役か|起動不可タイトルの実例とVRAM6GBの限界

(更新: 2026.7.23)
GTX 1660 SUPER・GTX 1660 Tiは2026年でも現役か|起動不可タイトルの実例とVRAM6GBの限界

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GTX 1660 SUPER / GTX 1660 Ti 現役検証 / 2026年7月20日
GTX 1660 SUPER・GTX 1660 Tiは2026年でも現役か
レイトレ非対応で「起動できない」実例 ・ DLSSは非搭載 ・ VRAM 6GBの限界
2019年発売のGTX 1660 SUPER・GTX 1660 Tiは、レイトレーシング非対応の廉価版Turing世代GPUとして今も根強い人気があります。しかし2025〜2026年に発売されたタイトルの一部では、RT/Tensorコアを持たないことが原因で「起動そのものができない」という実例が出てきています。DLSSは非搭載でもFSRでどこまで戦えるか、VRAM 6GBの実態、そして中古購入時の注意点まで整理しました。
レイトレ非対応で「起動不可」の実例ありDLSSは非搭載・FSRで代替LHR非搭載ゆえの中古注意点

GTX 1660 Tiは2019年2月、GTX 1660 SUPERは同年10月に発売されたNVIDIA Turing世代のGPUです。RT・Tensorコアを省いた廉価版という位置づけながら、価格に対する性能の高さから中古市場でも根強い人気があり、手元の1枚を現役で使い続けている人は少なくありません。

結論を先に言うと、eスポーツ・軽量タイトル中心であれば今も快適に動作します。ただし2025年以降に発売されたレイトレーシング必須のタイトルでは、RT/Tensorコアを持たないGTX 16シリーズは「起動すらできない」という実例がすでに複数確認されており、無視できない壁になっています。

この記事では、DOOM: The Dark Agesやインディ・ジョーンズ/大いなる円環のように起動自体がブロックされるタイトルの実例を紹介したうえで、DLSS非搭載でもFSRアップスケーリングでどこまで戦えるか、VRAM 6GBの実態、そして中古購入時にRTX 30シリーズ以降とは異なる注意点まで解説します。

目次

スペックGTX 1660 SUPERとGTX 1660 Tiの基本スペック

項目GTX 1660 SUPERGTX 1660 Ti
発売2019年10月29日2019年2月22日
VRAM6GB GDDR6(14Gbps)6GB GDDR6(12Gbps)
バス幅/帯域192-bit/336GB/s192-bit/288GB/s
CUDAコア1,408基1,536基
TDP125W120W
発売時MSRP$229$279

※MSRPは発売当時の海外希望小売価格です。当時の日本国内実売価格や現在の中古相場とは異なります。なお、より安価な無印GTX 1660(2019年3月発売・GDDR5・6GB・$219・TDP120W)も存在しますが、メモリ帯域が192GB/sとSUPER/Tiより大きく劣るため、この記事ではSUPERとTiを主軸に扱います。3モデルともダイは同じTU116で統一されています。

SUPERはTiよりCUDAコア数が少ないものの、メモリ速度が14Gbps(Tiは12Gbps)とより高速なため帯域で上回り、実ゲーム性能はTiとほぼ互角、場面によってはわずかに上回るという評価が一般的です。どちらを選ぶかは、実勢価格の安い方で問題ありません。

アップスケーラーDLSSは非搭載、FSRとNISで代替

GTX 16シリーズ(TU116)は、RTX 20シリーズと同じTuring世代ながらRT・Tensorコアを省いた廉価版という設計です。この違いが、対応できる技術に大きく影響しています。

DLSSとハードウェアレイトレーシングは技術的に利用不可DLSSは超解像・フレーム生成のいずれもTensorコアを必要とするため、Tensorコアを持たないGTX 1660 SUPER・GTX 1660 TiではDLSS 1〜4.5まで全バージョンが利用できません。同様にRTコアも非搭載のため、ハードウェアレイトレーシングも利用できません。
AMDのFSRは利用できるが、FSR 4系は対象外AMDのFSR(超解像・フレーム生成とも)はGPUメーカーを問わず動作するシェーダーベースの技術のため、FSR 1〜3はGTX 1660 SUPER・GTX 1660 Tiでも利用できます。ただしFSR 4/4.1はAMD RDNA 4(RX 9000シリーズ)専用ハードウェアに最適化された機能で、NVIDIA製GPUは対象外です。RDNA3・RDNA2へのFSR 4.1拡大がAMDから発表されていますが、これもAMD製GPU限定の展開で、GTX 16シリーズには関係ありません。
NVIDIA Image Scaling(NIS)も選択肢NISはドライバレベルで動作する空間アップスケーラーで、Tensorコアを必要としません。GTX 1660 SUPER・GTX 1660 Tiでも利用可能で、DLSSほどの画質向上は見込めないものの、fps底上げの手段として使えます。

※ハードウェアレイトレーシング非対応のため、レイトレーシングを無効化できない・必須要件にしているタイトルは、そもそも起動できません(次章で実例を紹介します)。

実測性能2025〜2026年発売タイトルでの実力

2025〜2026年に発売された注目タイトルで、GTX 1660 SUPER・GTX 1660 Tiがどこまで戦えるか整理します。レイトレーシングが必須のタイトルでは「起動不可」という結果になる点に注意してください。

DOOM: The Dark Ages起動不可

レイトレーシング必須のため起動そのものがブロックされます。「ハードウェアレイトレーシング対応GPUかつVRAM 8GB以上が必要」というエラー表示で起動できないことが多数報告されています。公式最低GPUはRTX 2060 SUPER/RX 6600です。

インディ・ジョーンズ/大いなる円環起動不可

ハードウェアレイトレーシングが必須でソフトウェアフォールバックが用意されておらず、RTコアを持たないGTX 16シリーズでは実質プレイ不可です。公式最低ラインはRTX 2060 SUPER/RX 6600です。

バイオハザード レクイエム1080p Low〜中設定

レイトレはオプションでオフ可能。公式最低GPUに無印GTX 1660(6GB)が指定されています。実測ではGTX 1660 SUPERが中設定で平均約25fpsという報告があり、FSRバランス設定を併用すると無印GTX 1660でも60fps以上を確保できたとする報告があります。

Forza Horizon 61080p/1440p・高設定

GTX 1660 Tiの実測で、1080pネイティブ高設定平均63fps。FSR 3.1.5 Quality併用では1080p高設定67fps・1440p高設定65fpsまで伸び、「1440p高設定+FSR Quality」が快適に遊べる組み合わせと評価されています。

モンスターハンターワイルズ1080p(720pからのアップスケール)

公式の最低GPUは当初GTX 1660 SUPERとされていましたが、後日GTX 1660(無印)に引き下げられました。最低設定・アップスケーリング前提で30fpsが目安です。

アサシン クリード シャドウズ1080p Low設定

Ubisoft公式の最小動作環境はGTX 1070/RX 5700で、いずれもVRAM 8GBが明記されています。GTX 1660 SUPER・GTX 1660 Tiは演算性能こそGTX 1070に近い水準ですが、VRAMは6GBしかなく公式最小要件を満たしません。演算性能ではなくVRAM容量がボトルネックになる典型例です。

※各数値は複数の実測データをもとにした参考値です。測定環境・ドライバ・パッチ状況によって変動するため目安としてご覧ください。

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2025年以降のレイトレ必須タイトルは「動作が重い」ではなく「起動できない」

DOOM: The Dark Agesやインディ・ジョーンズ/大いなる円環のように、レイトレーシングを無効化できないタイトルが2025年以降に増えています。こうしたタイトルでは、VRAM容量やCPU性能がどれだけ余裕があっても、RTコアを持たないGTX 16シリーズは起動画面にすら進めません。これはRTX 20シリーズ以降で起きる「性能が伸びない」「fpsが低い」という問題とは質的に異なり、判断基準として明確に押さえておく必要があります。

VRAM6GBはどこまで足りるか

GTX 1660 SUPER・GTX 1660 Tiはどちらも同じVRAM 6GBです。レイトレ対応の有無とは別に、VRAM容量そのものの限界も確認しておきます。

1080pの軽量〜中量級タイトルなら十分eスポーツタイトルやインディー系、標準〜中設定のAAAタイトルであれば、VRAM 6GBが即座に破綻するわけではありません。前述のForza Horizon 6のように、FSRアップスケーリングを併用すれば1080p〜1440pでも実用的なフレームレートを確保できる場面があります。
重量級タイトルはVRAM不足とレイトレ非対応が同時に来る2025〜2026年の大型タイトルでは、VRAM要求の上昇とレイトレーシング必須化がほぼ同時に進んでいます。バイオハザード レクイエムのようにレイトレをオフにすれば動くタイトルはまだ選択肢がありますが、DOOM: The Dark Agesのようにレイトレ必須のタイトルはVRAM容量に関係なく起動できません
1440p以上・高解像度テクスチャMODは非現実的1440p解像度への引き上げや高解像度テクスチャMODの導入は、VRAM 6GBでは現実的な選択肢ではありません。Forza Horizon 6でもウルトラプリセットではVRAM不足が発生したとする報告があり、1080p〜1440pの中〜高設定が現実的な上限です。

実用面CPU相性・配信用途・軽量タイトルでの評価

VRAM容量やベンチマークの数値だけでなく、実際に使う上で見落とされがちなポイントも押さえておきます。

CPUの組み合わせ次第で性能を活かしきれないことがあるGTX 1660 SUPER・GTX 1660 Tiの性能を無駄なく引き出すには、クアッドコア3.5GHz以上、できれば6コア級(Ryzen 5 5600/Core i5クラス)が目安です。これより下位のCPUだと、タイトルによってはCPU側がボトルネックになり、GPUの性能を使い切れない場面が出てきます。
配信・エンコード用途はAV1非対応に注意GTX 1660 SUPER・GTX 1660 Ti(TU116)が搭載するNVENCは、RTX 20シリーズ(TU10x)と同世代のTuring NVENCで、H.264・HEVC(H.265)のハードウェアエンコードには対応しています。ただしAV1のハードウェアエンコードは非対応です。AV1エンコードはRTX 40シリーズ(Ada Lovelace)以降で追加された機能です。動画のAV1デコード(視聴)についても、AV1デコードはRTX 30シリーズ(Ampere)以降で追加された機能のため、GTX 1660 SUPER・GTX 1660 Tiでは視聴側も非対応である点に注意してください。
eスポーツ・軽量タイトルなら依然として快適CS2は1080pで約70〜90fps、VALORANTは100fps超という報告が複数あり、eスポーツ用途では2026年でも十分実用的です。日常的に遊ぶタイトルが軽量なeスポーツ系中心なら、買い替えを急ぐ必要は薄いといえます。

中古価格現行GPUとの価格比較とマイニング品への注意

中古市場でのGTX 1660 SUPER・GTX 1660 Tiの実勢価格を、現行の新品エントリークラスGPUと比較します。

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中古相場の目安(2026年7月20日時点)

GTX 1660 SUPERの中古実勢は、保証付きの実店舗基準(じゃんぱら等)で約1.4万円〜1.6万円程度、GTX 1660 Tiも約1.4万円〜1.8万円程度とほぼ横並びです。フリマアプリ等の最安値だけを見るとさらに安い出品も見られますが、状態のばらつきが大きいため、保証付きの実店舗価格を目安にするのが安全です。

一方、現行の新品エントリークラス(RTX 5060 8GB等)は約5.2万円〜という水準です。中古との差額は3.5万円台に開いており、VRAM容量が6GBから増える・新品保証・現行世代のDLSS/FSR対応を重視するなら新品という選択肢も十分検討に値します。価格は変動するため、購入・売却を検討する際は最新の相場を都度確認してください。

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GTX 16シリーズもLHR非搭載|酷使リスクの見分け方はRTX 30シリーズと異なる

マイニング制限機能「LHR(Lite Hash Rate)」はRTX 30シリーズ以降で導入された機能で、GTX 16シリーズには一切実装されていません。GTX 1660 SUPERはEthereumマイニングでコストパフォーマンスの良いモデルとして、2020〜2021年のブーム期に実際に酷使された報告が複数の採掘計算サイトに残っています。

RTX 3060シリーズのように「LHR表記の有無」で酷使リスクをある程度絞り込める仕組みが、GTX 16シリーズには使えません。中古で購入する際は、動作確認済み・保証付きの販売店を選ぶことがより重要になります。

※ドライバサポートの面では、GTX 16シリーズ(TU116/TU117)はRTコア非搭載ながらもTuringアーキテクチャに属するため、Maxwell/Pascal/Volta世代(2025年10月に通常サポート終了)には含まれません。RTX 20〜50シリーズと同じ扱いで通常のGame Readyドライバ提供が継続しており、Windows 10上でのサポートも2026年10月まで続く見込みです。「型番が古い=サポート終了」ではない点は誤解しやすいので押さえておいてください。

判断基準買い替えるべきか、使い続けるべきか

継続して問題ないケース1080p解像度で、eスポーツ・軽量タイトル中心の使い方であれば、GTX 1660 SUPER・GTX 1660 Tiのまま継続して問題ありません。日常的に遊ぶタイトルが重量級でなければ、無理に買い替えを急ぐ必要は薄いといえます。
買い替えを検討したいケースDOOM: The Dark Agesやインディ・ジョーンズ/大いなる円環のようなレイトレ必須タイトルを遊びたい、DLSSの恩恵を受けたい、1440p以上を常用したい——こうした用途では、ハードウェアの構造的な壁にすでに直面しているため、現行世代への買い替えを検討する価値があります。

なお、消費電力の面では、GTX 1660 SUPER(125W)・GTX 1660 Ti(120W)は現行のエントリー〜ミドルクラス(RTX 5060=145W前後、RX 9060 XT=160W前後、RTX 5060 Ti=180W前後)よりむしろ低い水準です。買い替えると消費電力自体は増えますが、性能の伸び幅がそれを大きく上回るため、ワットパフォーマンス(性能÷消費電力)は現行世代の方が明確に高くなります。

乗り換え先買い替え先のGPU候補

GTX 1660 SUPER・GTX 1660 Ti(いずれもVRAM 6GB)からの買い替えでは、どの候補を選んでもVRAM容量が確実に増えるため、RTX 30シリーズ以降の買い替えでよくある「VRAM容量が据え置きになる罠」を気にする必要はありません。予算に応じて選べば失敗しにくいのが利点です。

候補GPU実売の目安どんな乗り換えか
RTX 5060 8GB(無印)約5.2万円〜VRAMが6GBから8GBに増え、DLSSにも対応。予算を最も抑えたい人向けの入口
RTX 5060 Ti 8GB約6.2万円〜性能アップの実質的な下限ライン。VRAMは8GBに増えるが、1440p以上を見据えるなら次の16GBモデルが安心
RX 9060 XT 16GB約6.65万円〜8GBモデルとの価格差が小さく、VRAM 16GBまで一気に確保できるコストパフォーマンス最優先の候補
RTX 5060 Ti 16GB約11.07万円〜VRAM容量に余裕を持たせつつNVIDIA環境・DLSS対応を維持したい人向け
RTX 5070 12GB約11.7万円〜RTX 5060 Ti 16GBとほぼ同価格帯まで来ており、予算があるなら比較検討する価値がある

※実売の目安は2026年7月20日時点の価格比較サイト掲載価格をもとにした参考値です。メモリ価格の高騰でGPU価格は上昇局面にあり、変動が大きい点にご注意ください。最新は各リンク先で確認してください。

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迷ったらどれを選ぶべきか

結論から言うと、予算を最優先するならRX 9060 XT 16GBをおすすめします。8GBモデルとほぼ同じ価格帯でVRAM 16GBまで確保でき、GTX 16シリーズからの買い替えでは体感が大きく変わる本命です(DLSSからFSR 4への乗り換えになりますが、GTX 16シリーズはもともとDLSSが使えないため、この切り替えに伴うデメリットは事実上ありません)。

NVIDIA環境・DLSS対応を維持したい場合は、RTX 5060 Ti 16GBを軸に、予算があればRTX 5070まで視野に入れると納得感のある買い物になりやすいです。

この中から、用途別に4枚挙げておきます。

ASRock Radeon RX 9060 XT 16GB
価格重視ならまずこれASRock Radeon RX 9060 XT 16GB GDDR68GBモデルとほぼ同じ価格でVRAM 16GBが手に入る、最もコストパフォーマンスに優れた乗り換え先。GTX 16シリーズはもともとDLSSが使えないため、FSR 4への切り替えによる実質的なデメリットはありません(※価格は変動します。最新はリンク先で確認)価格目安:約66,500円~Amazonで価格を見る
MSI GeForce RTX 5060 Ti 16G VENTUS 2X OC PLUS
NVIDIA環境でDLSSも使いたいならMSI GeForce RTX 5060 Ti 16G VENTUS 2X OC PLUSVRAM 16GB・DLSS対応・素の性能向上をすべて満たせるミドルクラス。GTX 16シリーズで使えなかったDLSSやレイトレーシングを新たに使いたい人はこちらを選んでください(※価格は変動します。最新はリンク先で確認)価格目安:約110,700円~Amazonで価格を見る
MSI GeForce RTX 5070 12G GAMING TRIO OC
もう一段上を狙うならMSI GeForce RTX 5070 12G GAMING TRIO OC1440p常用や、より高い設定を見据えるならこちらが順当なアップグレード先。VRAMは12GBで、DOOM: The Dark Agesのようなレイトレ必須タイトルも快適に遊べます(※価格は変動します。最新はリンク先で確認)価格目安:約117,000円~Amazonで価格を見る
MSI RTX 5070 Ti VENTUS 3X OC 16GB
4K・レイトレ多用まで見据えるならMSI RTX 5070 Ti VENTUS 3X OC 16GBVRAM16GBに加えて演算性能にも余裕があり、4K常用やレイトレーシング多用を見据えるならこちらが本命。GTX 16シリーズでは非対応だったDLSSフレーム生成も含め、現行世代の機能をフルに活かせます(※価格は変動します。最新はリンク先で確認)価格目安:約180,000円~Amazonで価格を見る

FAQよくある質問

GTX 1660 SUPERとGTX 1660 Ti、どちらが優れていますか?
実ゲーム性能はほぼ互角です。CUDAコア数はTiが多いものの、SUPERはメモリ速度が上回るため帯域で上回り、総合的な性能はほぼ互角、場面によってはSUPERがわずかに上回ります。どちらを選ぶかは実勢価格の安い方で問題ありません。
GTX 1660 SUPER・GTX 1660 TiはDLSSに対応していますか?
対応していません。DLSSは超解像・フレーム生成ともTensorコアが必要な技術で、Tensorコアを持たないGTX 16シリーズでは全バージョンが利用できません。代わりにAMDのFSR(1〜3)が利用できます。
レイトレーシングは使えますか?
使えません。GTX 16シリーズはRTコアを持たないため、ハードウェアレイトレーシングに対応していません。DOOM: The Dark Agesやインディ・ジョーンズ/大いなる円環のように、レイトレーシングが必須のタイトルはそもそも起動できません。
DOOM: The Dark AgesがGTX 1660で起動しない・動作しないのはなぜですか?
レイトレーシング非対応のGPUだからです。DOOM: The Dark Agesはハードウェアレイトレーシング対応GPUを起動時の必須要件にしており、RTコアを持たないGTX 1660シリーズでは「ハードウェアレイトレーシング対応GPUかつVRAM 8GB以上が必要です」というエラーが表示され、そもそもゲームを起動できません。VRAM容量やCPU性能をいくら強化しても解決しない、ハードウェア構造上の制約です。
VRAM 6GBはもう厳しいのでしょうか?
用途によっては明確に不足しています。1080pの軽量〜中量級タイトルであれば実用範囲内ですが、1440p以上や高解像度テクスチャMODでは不足が確認されています。ただしレイトレ必須タイトルの場合は、VRAM容量以前にハードウェア側の壁で起動できない点に注意してください。
中古のGTX 1660を買うとき、マイニング品には注意が必要ですか?
RTX 30シリーズ以上に注意が必要です。マイニング制限機能「LHR」はRTX 30シリーズ以降の機能で、GTX 16シリーズには一切搭載されていません。GTX 1660 SUPERはコストパフォーマンスの良いマイニング機として実際に酷使された報告があり、「LHR表記の有無」で酷使リスクを絞り込むという目安が使えません。動作確認済み・保証付きの販売店を選ぶことが重要です。
GTX 16シリーズはもうドライバサポートが終了していますか?
終了していません。2025年10月にNVIDIAはMaxwell/Pascal/Volta世代の通常サポートを終了しましたが、GTX 16シリーズ(TU116/TU117)はTuringアーキテクチャに属するため対象外です。RTX 20〜50シリーズと同じ扱いで、通常のGame Readyドライバ提供が継続しています。
無印GTX 1660との違いは何ですか?
無印GTX 1660はメモリがGDDR5でメモリ帯域が192GB/sと、SUPER(336GB/s)・Ti(288GB/s)より大きく劣ります。発売時MSRPは$219とSUPER・Tiより安価ですが、性能差を踏まえるとSUPER・Tiの方がおすすめです。

まとめ軽量タイトルなら現役、レイトレ必須タイトルは構造的な壁

GTX 1660 SUPER・GTX 1660 Tiは、発売から6年以上が経過した今も、1080pのeスポーツ・軽量タイトルでは実用的なGPUです。DLSS非搭載でもFSRアップスケーリングを併用すれば、Forza Horizon 6のように1080p〜1440pで実用的なフレームレートを確保できる場面もあります。

一方で、RTコアを持たないという構造的な制約は、DOOM: The Dark Agesやインディ・ジョーンズ/大いなる円環のようなレイトレ必須タイトルの「起動不可」という形で実例が出てきています。これはVRAM容量やCPU性能では解決できない壁のため、こうしたタイトルを遊びたい場合は買い替えが唯一の解決策になります。買い替え先を選ぶ際は、VRAM容量がどの候補でも確実に増える点を踏まえ、予算重視ならRX 9060 XT 16GB、DLSS対応を維持したいならRTX 5060 Ti 16GBを軸に検討してください。

総評

1080pのeスポーツ・軽量タイトル中心であれば、GTX 1660 SUPER・GTX 1660 Tiはまだ現役で戦えます。ただし2025〜2026年のレイトレ必須タイトルではハードウェアの構造的な壁により「起動不可」という実例が出てきており、これはVRAM増設のような延命策では解決できません。中古購入時はLHR非搭載ゆえの酷使リスクに注意し、買い替え先を選ぶ際はVRAM容量が確実に増える現行世代の中から予算に合う1枚を検討してください。

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