DeskSlim X600は小型ゲーミングPCに向く?|RTX 5060は動作確認済み、240WならCPU65Wまで【2026年10月】

DeskSlim X600は小型ゲーミングPCに向く?|RTX 5060は動作確認済み、240WならCPU65Wまで【2026年10月】

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BAREBONE / 2026-10
ASRock DeskSlim X600は小型ゲーミングPCに向く?
RTX 5060のロープロ版はASRockの動作確認リストに載るが、補助電源用の別売ケーブルが要り、標準の240WアダプターではCPUが65Wまで
4.9LのAM5ベアボーンがRTX PRO Blackwellに対応しました。動作確認済みのゲーム向けGPU、240Wと330Wの使い分け、DeskMini・DeskMeetとの選び分けが分かります。
国内未発売(10月6日時点)4.9L・CPU最大120WRTX 5060ロープロ4機種が動作確認済み

ASRock(アスロック)は2026年10月2日、約4.9Lのベアボーン(ケース・マザーボード・電源のセット)「DeskSlim X600」が、NVIDIAのプロ向けGPU「RTX PRO 4000 Blackwell SFF Edition」「RTX PRO 2000 Blackwell」に対応すると発表しました。ロープロファイル(高さを抑えた小型)の2スロット厚GPUを長さ200mmまで積めるため、RTX 5060を入れた5Lのゲーミング機にできるのかが気になるところです。

答えは「組める」です。ASRockが9月30日付で公開したDeskSlim X600のグラフィックボード動作確認リストには、GIGABYTE・ASUS・ZOTAC・INNO3DのRTX 5060ロープロ版が並んでいます。ただし8ピンの補助電源を使うカードには別売の「VGA電源ケーブル」が要り、標準の240Wアダプターで使う場合、CPUは65Wまでに限られます。

120W級のCPUと組むなら、これも別売の330Wアダプターが前提です。DeskSlimは2026年10月6日時点で国内では売られておらず、日本で今すぐ組むなら、500W電源を内蔵するDeskMeet X600か、内蔵GPU前提のDeskMini X600のほうが手に入りやすい選択肢です。

ASRock DeskSlimシリーズとNVIDIA RTX PRO 2000 Blackwell
DeskSlimシリーズとRTX PRO Blackwell。2026年10月2日の発表で対応が示された(画像:ASRockプレスリリース)
目次

結論DeskSlim X600が向く人と兄弟機を選ぶべき人

✓
DeskSlim X600が向いている人
  • 65W級のRyzenとRTX 5060級のロープロGPUで、5Lのゲーム機を組みたい人
  • 70W級のGPUで足り、CPUに120W級のRyzenを使いたい人
  • メモリをDDR5 DIMM×4で増やしたい人、テレビ横やモニター裏(VESA)に置ける薄型の箱がほしい人
  • 個人輸入でも構わず、VGA電源ケーブルや330Wアダプターの入手先を自分で確かめられる人
i
DeskMeet・DeskMiniを選ぶべき人
  • GPUとCPUの電力を気にせず組みたいなら、500W電源内蔵のDeskMeet X600
  • RTX 5060 Tiや通常サイズのGPUも選びたいなら、高さ125mmまで入るDeskMeet X600
  • グラボを積まず、内蔵GPUでとにかく小さくしたいならDeskMini X600
  • 国内の代理店保証付きで今すぐ買いたい人

発表10月2日の発表はRTX PRO Blackwell 2枚への対応

今回の発表は新製品の発売ではなく、すでに販売されているDeskSlim X600と、Intel版の「DeskSlim B760」に対応GPUが加わったという内容です。DeskSlim X600は米Neweggなどで販売中で、ASRockは世界の販売網を通じて購入できるとしています。

対応が示されたのは、ワークステーション向けの次の2枚です。どちらも最大消費電力は70Wで、ゲーム用のGeForceではありません。

項目RTX PRO 4000 Blackwell SFFRTX PRO 2000 Blackwell
GPUメモリ24GB GDDR7(ECC付き)16GB GDDR7(ECC付き)
メモリ帯域432GB/s288GB/s
AI性能770 TOPS545 TOPS
動画エンコーダーNVENC×2・NVDEC×2NVENC×1・NVDEC×1
最大消費電力70W70W

2枚とも70Wで、PCIeスロットの給電だけで動きます。ASRockの動作確認リストでもCPUの制限は付いておらず、標準の240Wアダプターのまま使える組み合わせです。ASRockはAI推論、CAD、3D表示、マルチディスプレイの業務用途を想定しています。

仕様4.9Lに120WのCPUとDDR5 DIMM×4を収めた構成

DeskSlim X600の本体は95×235×220mmで、ASRockの資料では4.9Lです。CPUはSocket AM5のRyzen 9000/8000/7000シリーズに最大120Wまで対応し、CPUクーラーは高さ71mmまで入ります。

メモリはノートPC用のSO-DIMMではなく、デスクトップ用のDDR5 DIMMを4本挿せます。最大256GBで、ECC付きのUnbufferedメモリにも対応し、OC時の速度はDDR5-7200以上とされています。

ストレージはPCIe Gen5 x4とGen4 x4のM.2スロットが1基ずつに、SATA 6Gb/sが2ポートです。LANは2.5GbEで、Wi-Fi/Bluetoothモジュール用のM.2スロットもあり、末尾にWが付く「DeskSlim X600W」はWi-Fi 6のキットが同梱されます。

背面のUSB4 Type-Cは、USB4として動くのがRyzen 8000Gシリーズのときだけです。Ryzen 9000/7000シリーズではDisplayPort Alt Modeの映像出力として使う扱いになります。

GPUを積むなら2.5インチドライブとファンは下段へ

2.5インチのHDD/SSDを上段の取り付け位置に付けると、ロープロファイルのグラフィックボードは入りません。80×25mmのファンを上段に付けた場合もグラフィックボードは入らないため、GPUを使う構成では2.5インチドライブを下段の位置に付けます。

GPU動作確認済みのゲーム向けGPUはRTX 3050・5050・5060とRX 9060 XT

DeskSlimに入るグラフィックボードは、長さ200mm・高さ70mm・厚さ38mmまでのロープロファイル2スロット厚です。高さはPCIe端子の先端から、厚さは基板の裏面から測る決まりで、これとは別に6mmまでのバックプレートが許されています。

ASRockの動作確認リストに載るゲーム向けのカードは次のとおりです。※印はリストで「240Wアダプターの場合は65WのCPUのみ対応」と注記されたカードです。

01
RTX 5060のロープロ版(GIGABYTE・ASUS・ZOTAC・INNO3D)※GIGABYTEのRTX 5060 OC Low Profile 8Gは182×69×36mm、ASUSのRTX 5060 LP BRKは175.8×69×38mmで、どちらも補助電源は8ピン×1です。RTX 5060のTGP(ボード全体の消費電力の目安)は145Wあり、接続はPCIe 5.0 x8で確認されています。
02
RTX 5050のロープロ版(GIGABYTE・ZOTAC)※GIGABYTEのRTX 5050 OC Low Profile 8GはRTX 5060版と同じ182×69×36mmで、補助電源も8ピン×1です。RTX 5050のTGPは130Wで、75Wを超えるのでRTX 5060版と同じくVGA電源ケーブルが要ります。
03
RTX 3050 6GBのロープロ版(MSI・ZOTAC)※MSIのRTX 3050 LP 6G OCは消費電力70Wで補助電源を持たず、VGA電源ケーブルなしでスロットの給電だけで動きます。公称の厚さは42mmと38mmを超えますが、ASRockの実機確認で収まっています。
04
VASTARMOR Radeon RX 9060 XT LP 16GB※リストに載るAMDのゲーム向けカードはこの1枚だけで、接続はPCIe 5.0 x16です。186×69.5×41mmで厚さは38mmを超えますが確認済みで、AMDが公表するボード電力は最大140W、補助電源は8ピン×1です。
05
RTX PRO 2000/4000 SFFなど業務用カードとIntel ArcRTX PRO 2000・4000 SFFのほか、RTX A2000・A1000・A400、T1000・T600・T400、Intel Arc Pro B50、ASRockのArc A380が載っています。いずれも※印はなく、CPUの制限は付いていません。

※寸法は各メーカーの公表値(長さ×高さ×厚さ)。RTX 5060・RTX 5050のTGPはNVIDIAの公表値です。

カードメーカーの公称の厚さが38mm以下なら、バックプレートを含めても上限内に収まります。リストに無いカードで38mmを超えるものは、バックプレートが何mmを占めるかで結果が変わるため、仕様表だけでは入るかどうかを決められません。リスト外でも寸法と電源の両方を標準構成のまま満たすのは、GIGABYTE GeForce RTX 3050 OC Low Profile 6G(181×69×36mm・補助電源なし)や、玄人志向 RD-RX6400-E4GB/LP(152×69×18mm・1スロット厚・補助電源なし)のようなカードです。

RTX 5060ロープロ版の性能そのものはRTX 5060の性能レビュー、RX 9060 XT LPの実測はRX 9060 XT LP 16GBの検証で詳しく扱っています。

電源8ピンのGPUは別売ケーブルが必要、240WならCPUは65Wまで

ASRockの組み立てガイドは、グラフィックボードの取り付け手順に「75Wを超えるグラフィックカードを取り付ける場合は、VGA電源ケーブルを接続し、330W/19Vアダプターを使う」という注記を入れています。VGA電源ケーブルと330Wアダプターは、どちらも同梱品ではなく「カスタマイズオプション」の扱いです。

75Wという線は、PCIe x16スロットだけで給電できる上限と同じ値です。RTX 5060(TGP 145W)やRTX 5050(130W)のように8ピンの補助電源を持つカードには、VGA電源ケーブルが欠かせません。

アダプターの容量については、9月30日付の動作確認リストのほうが具体的です。※印のゲーム向けカードは「240Wアダプターの場合は65WのCPUのみ対応」とされており、65W級のRyzenなら標準の240Wのままでも組めます。120W級のCPUと組み合わせるなら330Wアダプターが前提で、組み立てガイドどおり最初から330Wにしておけば、CPUの選択肢も狭まりません。

米国で売られているDeskSlim X600に付くのは240Wアダプターで、330Wアダプターは別売です。ASRockの製品資料にはVGA電源ケーブルと330Wアダプターの型番・価格の記載がないので、購入前に入手方法を販売店かASRockに確かめてください。

手持ちのPCIe電源ケーブルや変換ケーブルで代用しない

マザーボード(X600DC-ITX)上の電源端子は「PCIE_12V1」という8ピン1つだけで、マザーボードのマニュアルはこの端子にグラフィックボード用のPCIe電源ケーブルを挿さないよう注意しています。VGA電源ケーブルのつなぎ方は組み立てガイドに図がないため、ASRock純正のケーブルをそろえ、つなぎ方を販売店かASRockに確認してから組むのが安全です。

CPUの上限を65Wに抑える理由は、CPUとGPUが仕様上使う電力の上限を足すと見えてきます。

アダプター容量とCPU・GPUの電力上限の比較65W級CPUとRTX 5060の合計233Wは240Wアダプターに7W残して収まる。120W級CPUとRTX 5060の合計307Wは240Wを67W超え、330Wなら23W残る。CPU・GPUの電力上限の合計とアダプター容量65W級CPU+RTX 5060/240Wアダプター残り7W120W級CPU+RTX 5060/240Wアダプター67W超過120W級CPU+RTX 5060/330Wアダプター残り23WCPU(PPT 88W/162W)RTX 5060(TGP 145W)
灰色のバーの長さがアダプター容量。赤い破線は240Wの位置

CPUの値は、AMDが示す「TDP×1.35=PPT(ソケットに流せる電力の上限)」の関係で出しています。TDP 65WのRyzenはPPTが88W、TDP 120WのRyzen 7 9800X3DなどはPPTが162Wです。

65W級のCPUとRTX 5060の組み合わせは、240Wに対して上限の合計が233Wで、ASRockが対応とする範囲でも余裕は小さめです。120W級のCPUでは240Wを67W超えるため330Wが要り、それでも残りは23Wなので、RTX 5060級のGPUと組むCPUは65W級にしておくのが無難です。ゲーム中にCPUとGPUが上限の電力を使い続ける場面は限られますが、アダプターの容量はピークに合わせて見ておくのが安全です。

DeskSlimでGPUを選ぶときの確認順

  1. ASRockの動作確認リストに載っているか。無ければ長さ200mm・高さ70mm・厚さ38mm以下かを確かめる
  2. 8ピンの補助電源があるか。あればVGA電源ケーブルを用意する
  3. CPUは65Wか120Wか。※印のカードと120W級のCPUを組むなら330Wアダプターにする
  4. 2.5インチドライブと80mmファンを上段に付けていないか
  5. SteamOSで使うならAMDのGPUか(NVIDIAならWindowsかBazziteのNVIDIA向けイメージ)

CPUCPUは兄弟機より上の120Wまで

DeskSlim X600の大きな特徴はGPUよりCPU側にあります。容量8LのDeskMeet X600と1.92LのDeskMini X600はどちらもCPUが65Wまでなのに対し、4.9LのDeskSlim X600は120Wまで対応します。

AMDが公表するRyzen 7 9800X3DとRyzen 7 7800X3DのデフォルトTDPは、どちらも120Wです。数字の上ではDeskSlimの上限に収まりますが、AMDは9800X3Dに水冷クーラーを推奨しており、DeskSlimでは高さ71mmまでの空冷クーラーで使うことになります。

ゲームで120W級のCPUを生かすにはGPUにも力が要りますが、RTX 5060級と組むと240Wアダプターは使えず、330Wが前提になります。70W級のGPUなら多くのゲームで先にGPUが頭打ちになるため、120WのCPUが効いてくるのは、動画の書き出しやローカルAIなどCPUを長時間使う作業です。

SteamOSリビングのSteam機にするならGPUはAMDが前提

ASRockの製品ページには「SteamOS対応のコンパクトなゲーミングPCを組む」という項目があり、DeskSlimをリビング用のゲーム機として使う方法を紹介しています。ただし、そこに載っているASRock公式のセットアップ動画が入れているOSはSteamOSではなく、SteamOS風の画面で起動するLinuxの「Bazzite」です。

自作PCに入れるSteamOSの公式サポートは、現状AMDのグラフィックスを使うシステムが中心です。Bazziteも最新のAMD GPUを推奨しており、NVIDIA向けのイメージはあるものの制約が残ります。

そのため、RTX 5060やRTX PRO Blackwellを積んだDeskSlimは、WindowsかBazziteのNVIDIA向けイメージで使うのが現実的です。SteamOSをそのまま入れたいなら、Ryzen 8000Gシリーズの内蔵GPUで使うか、動作確認リストに載るRX 9060 XT LPや、リスト外でも寸法の合うRX 6400のようなAMDのロープロファイルGPUを選びます。NVIDIA GPUとSteamOSの関係はSteamOSのNVIDIA対応の現状、AMD構成でのインストール手順はAMD GPUのPCをSteamOSで自作Steam Machine化する手順にまとめています。

違いDeskMini X600・DeskMeet X600との違い

ASRockのAM5小型ベアボーン3機種を並べると、DeskSlimは大きさではDeskMiniとDeskMeetの間にあり、CPUの上限では2機種より上、GPUの自由度ではDeskMeetより下という位置です。

項目DeskMini X600DeskSlim X600DeskMeet X600
容量1.92L4.9L8L
寸法155×155×80mm95×235×220mm168×219.3×218.3mm
CPUの上限65W120W65W
CPUクーラーの高さ47mmまで71mmまで54mmまで
メモリSO-DIMM×2(最大96GB)DIMM×4(最大256GB)DIMM×4(最大256GB)
グラフィックボード挿せないロープロ2スロット(200×70×38mmまで)2スロット(200×125×38mmまで)
拡張スロットなしPCIe 5.0 x16PCIe 4.0 x16
電源120W外付け240W外付け(330Wは別売)500W内蔵(80PLUS Bronze)
M.2スロットGen5 x4+Gen4 x4Gen5 x4+Gen4 x4Gen5 x4+Gen4 x4
国内の取り扱いあり(代理店アスク)なし(10月6日時点)あり(代理店アスク)

※各機種のASRock公式仕様。DeskMini X600はUSB4を持たない通常版の値です。

ゲーム用にGPUを積むなら、DeskMeet X600のほうが組みやすい構成です。GPUの高さが125mmまで入るのでロープロファイルに縛られず、500Wの電源を内蔵しています。ASRockのDeskMeet X600向け動作確認リストには、MSIのRTX 5060 Ti 16G CYCLONE OCや通常サイズのRTX 5060、RX 9060 XTも載っており、CPUの制限の注記もありません。

DeskMini X600は、グラフィックボードを挿す場所がない代わりに1.92Lまで小さくなります。Ryzen 8000Gシリーズの内蔵GPUで軽いゲームを遊ぶ前提なら、DeskSlimより一回り以上小さく組めます。内蔵GPUで組む構成の考え方はAPU構成ガイドで詳しく扱っています。

価格面のDeskSlimの優位はありません。2026年10月6日時点の米Neweggでは、DeskSlim X600Wが209.99ドル、DeskMeet X600Wがセール価格で179.99ドル(通常209.99ドル)です。DeskSlimを選ぶ理由は、8Lから4.9Lへの小ささと、120WのCPUに対応する点に絞られます。

比較MINISFORUM MS-A2やOCuLink付きミニPCと比べると

「小さな箱でGPUも使いたい」という目的なら、他社のミニPCも候補に入ります。日本のAmazonで買える2機種と比べると、DeskSlimの立ち位置がはっきりします。

MINISFORUMの「MS-A2」は196×189×48mmの1.78Lで、Ryzen 9 9955HXなどのノートPC向けCPUを積み、物理x16(中身はPCIe 4.0 x8)のスロットを持ちます。ただし筐体が薄いため挿せるのは1スロット厚のロープロファイルGPUだけで、RTX 5060のロープロ版のような2スロット厚のゲーム向けカードは入りません。10GbE SFP+×2を備え、ゲームより仮想化やネットワーク用途向けの機種です。

GMKtec(ジーエムケーテック)の「K8 Plus」は132×125×58mmと1L足らずで、拡張スロットの代わりにOCuLink(PCIe 4.0 x4)を持ちます。外付けのGPUボックスと電源を別に用意すれば大きさを問わずGPUをつなげますが、帯域はx4で、机の上の機器は増えます。内蔵GPUはRadeon 780Mです。

DeskSlimは、2スロット厚のGPUを本体の中に収め、ケーブル1本の外付け電源で動かせる点がこの2機種にない強みです。そのぶん、8ピンのGPUでは別売のVGA電源ケーブルとCPUの電力の制約が付きます。MS-01系のスロットとGPUの関係はMS-01 SEと通常版MS-01の違いでも扱っています。

MINISFORUM MS-A2 Ryzen 9 9955HX 32GB 1TB Windows 11 Pro同梱モデル
1.78Lで16コアCPUと10GbE×2MINISFORUM MS-A2(Ryzen 9 9955HX・32GB・1TB・Windows 11 Pro同梱)Ryzen 9 9955HX・32GB・1TB・Windows 11 Pro付きのMS-A2です。PCIeスロットは1スロット厚のロープロファイルGPU向けで、ゲーム用のGPUを積む目的には向きませんAmazonで価格を見る
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国内日本で組むなら今そろうのはDeskMiniとGPU

2026年10月6日時点で、国内の正規代理店アスクが扱うASRockのミニPCはDeskMiniとDeskMeetのシリーズで、DeskSlimは含まれていません。DeskSlimを今使うには米国などからの個人輸入になり、VGA電源ケーブルや330Wアダプターも含めて自分で手配することになります。

国内で買えるASRockの小型ベアボーンは、DeskMeet X600(アスク扱い、2024年4月発売)とDeskMini X600です。GIGABYTEのRTX 5060ロープロ版はDeskSlimとDeskMeetの両方の動作確認リストに載っているので、まずDeskMeetで組み、DeskSlimが手に入ったら移すこともできます。

ASRock DeskMini X600 ベアボーンPC
内蔵GPUで1.92Lに収めるならASRock DeskMini X600(DeskMini X600/W/BB/BOX/JP)Amazon.co.jpが販売する国内正規品のDeskMini X600です。グラフィックボードは挿せないので、Ryzen 8000Gシリーズと組み合わせて使いますAmazonで価格・在庫を確認
GIGABYTE GeForce RTX 5060 OC Low Profile 8G(GV-N5060OC-8GL)
DeskSlimとDeskMeetの両方で動作確認済みGIGABYTE GeForce RTX 5060 OC Low Profile 8G(GV-N5060OC-8GL)182×69×36mmのRTX 5060ロープロファイル版です。DeskSlimで使うには別売のVGA電源ケーブルが要り、240WアダプターならCPUは65WまでですAmazonで価格を見る

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FAQDeskSlim X600のよくある質問

DeskSlim X600にRTX 5060は入りますか

入ります。ASRockの動作確認リストに、GIGABYTE・ASUS・ZOTAC・INNO3DのRTX 5060ロープロ版が載っています。8ピンの補助電源を使うため別売のVGA電源ケーブルが要り、標準の240WアダプターならCPUは65Wまでです。

330Wアダプターは必要ですか

8ピンのGPUと120W級のCPUを組み合わせるなら必要です。動作確認リストでは、RTX 5060などのゲーム向けカードは240Wアダプターの場合65WのCPUに限って対応とされています。組み立てガイドは75Wを超えるカードに330Wを指定しているため、CPUの選択肢を残すなら最初から330Wにしておくのが確実です。

マザーボードの8ピン端子に手持ちのPCIe電源ケーブルを挿してもよいですか

挿さないでください。マザーボードのマニュアルはこの端子(PCIE_12V1)にグラフィックボード用のPCIe電源ケーブルを挿さないよう注意しています。8ピンのカードはASRock純正のVGA電源ケーブルを使い、つなぎ方は販売店かASRockに確認します。

DeskSlim X600はSteamOSで使えますか

自作PC向けSteamOSの公式サポートはAMDのグラフィックスが中心です。Ryzen 8000Gの内蔵GPUやAMDのロープロファイルGPUなら組みやすく、NVIDIAのGPUを積む場合はWindowsかBazziteのNVIDIA向けイメージが現実的です。ASRock公式のセットアップ動画もBazziteを使っています。

DeskSlim X600は日本で買えますか

2026年10月6日時点で、国内の正規代理店アスクの取り扱い製品には入っていません。米Neweggでは、Wi-Fi 6キット付きのDeskSlim X600Wが209.99ドルで販売されています。

DeskMeet X600との一番の違いは何ですか

大きさと電源です。DeskSlimは4.9Lで外付けの240Wアダプター、DeskMeetは8Lで500Wの電源を内蔵します。CPUの上限はDeskSlimが120W、DeskMeetが65W、GPUの高さの上限はDeskSlimが70mm、DeskMeetが125mmです。

まとめRTX 5060も載るが、GPUを選ぶ自由より小ささを取る5L機

DeskSlim X600は、4.9Lの箱に最大120WのRyzen、DDR5 DIMM×4、PCIe 5.0 x16を収めたベアボーンです。10月2日に対応が示されたRTX PRO 2000・4000 SFFはどちらも70Wで、標準の240Wアダプターのまま使えます。

ゲーム向けでは、RTX 5060・5050・3050のロープロ版とRX 9060 XT LPがASRockの動作確認リストに載っています。8ピンのカードには別売のVGA電源ケーブルが要り、240Wアダプターで組むならCPUは65W級、120W級のCPUと組むなら330Wアダプターが前提です。

日本で今すぐ小型のゲーム機を組むなら、500W電源を内蔵してGPUを選びやすいDeskMeet X600か、内蔵GPUで割り切るDeskMini X600が現実的です。DeskSlimは、別売部品を手配してでも8Lより小さい箱にこだわりたい人と、CPUの性能を優先したい人に向く機種です。

結論

DeskSlim X600でRTX 5060級のゲーム機は組めます。必要なのは別売のVGA電源ケーブルと、65W級のCPUか330Wアダプターのどちらかです。国内でGPUを自由に選んで組みたいなら、DeskMeet X600のほうが手間がかかりません。

出典:ASRockプレスリリース(2026年10月2日)、ASRock DeskSlim X600 製品ページ、DeskSlim X600 グラフィックボード動作確認リスト(PDF)、DeskSlim X600 クイックインストールガイド(PDF)、X600DC-ITX ユーザーマニュアル(PDF)、ASRock DeskMeet X600 製品ページ、DeskMeet X600 グラフィックボード動作確認リスト(PDF)、ASRock DeskMini X600 製品ページ、NVIDIA RTX PRO 4000 Blackwell SFF Edition、NVIDIA RTX PRO 2000 Blackwell、ASRockブログ(DeskMeet・DeskSlimでSteam機を組む)、Tom’s Hardware(AMDのTDPとPPTの関係)、Notebookcheck(MS-A2のGPU対応)

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