ゲーミングノートPCで重いゲームは動く?ノート版RTX 5060〜5080のGPU別fpsを6タイトルで比較【2026年】
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ノート版GPUは「1ランク下のデスクトップ版」と考える
ゲーミングノートPCで重いゲームが動くかは、ノート版GPUを「1ランク下のデスクトップGPU」と読み替えると判断しやすくなります。同じ条件の実測では、ノート版RTX 5070はデスクトップ版RTX 5060、ノート版RTX 5080はデスクトップ版RTX 5070とほぼ同じか少し下のfpsでした。
フルHD・高設定なら、ノート版RTX 5060でも多くの重量級タイトルが50〜60fps以上で動きます。最高設定やレイトレーシングまで使うなら、ノート版RTX 5070 Ti以上が目安です。WQHDで遊ぶなら、どのGPUでもDLSSの併用が前提になります。
以下では、海外の検証メディアが多数のノートPCで計測したfpsをもとに、6タイトルのGPU別fps、デスクトップ版との差、TGPとVRAMの注意点、DLSSとフレーム生成の効き方を解説します。
目次
01 / 性能差ノート版GPUはデスクトップ版の何割か
ノート版は、同じ型番でもデスクトップ版よりCUDAコアが少なく、消費電力の上限も大きく違います。NVIDIAの公式仕様では、ノート版RTX 5070のCUDAコアはデスクトップ版の75%、電力の上限は100Wでデスクトップ版の250Wの半分以下です。
| GPU | CUDAコア(ノート/デスクトップ) | VRAM(ノート) | 電力(ノート) |
|---|---|---|---|
| RTX 5080 | 7,680/10,752 | 16GB | 80〜150W |
| RTX 5070 Ti | 5,888/8,960 | 12GB | 60〜115W |
| RTX 5070 | 4,608/6,144 | 8GBか12GB | 50〜100W |
| RTX 5060 | 3,328/3,840 | 8GB | 45〜100W |
出典:NVIDIA(ノートPC向けGPUの比較)、NVIDIA(デスクトップ向けGPUの比較)
実際のfpsを、同じ検証・同じ設定(フルHD・最高設定)で比べたのが次の表です。ノート版は1ランク下のデスクトップGPUとほぼ並びます。
| ノート版 / デスクトップ版 | サイバーパンク2077 | アサクリ シャドウズ | 黒神話 悟空 | モンハンワイルズ |
|---|---|---|---|---|
| ノート版RTX 5080 /デスクトップRTX 5070 | 139.8/167.5 | 63/66 | 56/56.5 | 84.3/81.9 |
| ノート版RTX 5070 Ti /デスクトップRTX 5060 Ti | 117.7/125.6 | 52/47.5 | 43/43 | 67.2/66.3 |
| ノート版RTX 5070 /デスクトップRTX 5060 | 101.5/112.6 | 43/43 | 36/36 | 43.2/42.7 |
| ノート版RTX 5060 /デスクトップRTX 4060 | 85.8/77 | 34.5/27 | 29.5/27 | 34.2/39.5 |
同じ型番どうしで比べると、ノート版RTX 5070はデスクトップ版の61〜65%、ノート版RTX 5070 Tiは59〜64%にとどまります。ノート版RTX 5060とRTX 5080は差が小さめで、デスクトップ版の7〜8割でした。
出典:Notebookcheck(サイバーパンク2077)、Notebookcheck(アサクリ シャドウズ)、Notebookcheck(黒神話 悟空)、Notebookcheck(モンハンワイルズ)
ノート版のfpsは、同じGPUを積んだ複数のノートPCの結果の中央値です。ノートPCごとにGPUの電力設定や冷却が違うので、同じGPU名でも機種によって上下します。
02 / 早見表重量級6タイトルのGPU別fps早見表
フルHD・高設定での平均fpsです。アップスケーラーは使っていません。RTX 40シリーズのノート版は、計測されているタイトルだけ載せています。
| タイトル | 5060 | 5070 | 5070 Ti | 5080 | 4060 | 4070 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| サイバーパンク2077 | 95.3 | 113.7 | 126.4 | 155.7 | 80.6 | 95.5 |
| アサクリ シャドウズ | 47 | 61 | 70 | 88 | — | 48 |
| 黒神話 悟空 | 50 | 62 | 75.5 | 96 | 48 | 54.1 |
| モンハンワイルズ 中設定 | 58.4 | 75 | 73.9 | 100.8 | — | 63.1 |
| バイオハザード レクイエム | 92.6 | 98.4 | 102.8 | 157.6 | — | 102 |
| デススト2 | 62.3 | — | 80 | 102 | — | 72.6 |
続いて、フルHD・最高設定の平均fpsです。モンハンワイルズとバイオハザード レクイエムはレイトレーシングも有効にした値です。
| タイトル | 5060 | 5070 | 5070 Ti | 5080 | 4060 | 4070 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| サイバーパンク2077 | 85.8 | 101.5 | 117.7 | 139.8 | 72.3 | 83.2 |
| アサクリ シャドウズ | 34.5 | 43 | 52 | 63 | — | 33 |
| 黒神話 悟空 | 29.5 | 36 | 43 | 56 | 27 | 31 |
| モンハンワイルズ | 34.1 | 43.2 | 67.2 | 84.3 | — | 37.6 |
| バイオハザード レクイエム | 46.7 | 52.5 | 62.8 | 87.2 | — | 46.1 |
| デススト2 | 48.3 | — | 62.1 | 82.3 | — | 56.5 |
出典:03で各タイトルの表の下に示した検証。列の数字はすべてノート版のRTXです。
高設定なら、ノート版RTX 5060でも6タイトル中4本が50fpsを超えます。最高設定では、60fpsをおおむね超えるのはノート版RTX 5070 Ti以上です。アサクリ シャドウズと黒神話 悟空はノート版RTX 5080でも60fps前後なので、最高設定にこだわらず高設定で遊ぶのが現実的です。
03 / タイトル別タイトルごとのfpsとおすすめのGPU
タイトルごとに、フルHDの高設定・最高設定と、WQHDの最高設定を並べました。
サイバーパンク2077
RTなしなら軽めで、ノート版RTX 5060でもフルHD・最高設定で85.8fpsでした。WQHD・最高設定で60fpsを超えるのはノート版RTX 5070以上です。設定の詳細はサイバーパンク2077のおすすめ設定で解説しています。
| ノート版GPU | フルHD高 | フルHD最高 | WQHD最高 |
|---|---|---|---|
| RTX 5060 | 95.3 | 85.8 | 56.1 |
| RTX 5070 | 113.7 | 101.5 | 65.0 |
| RTX 5070 Ti | 126.4 | 117.7 | 80.8 |
| RTX 5080 | 155.7 | 139.8 | 98.7 |
| RTX 4060 | 80.6 | 72.3 | 44.7 |
| RTX 4070 | 95.5 | 83.2 | 50.5 |
出典:Notebookcheck(高=High、最高=Ultra(RTなし)、アップスケーラーなし)
アサシンクリード シャドウズ
6タイトルで最も重く、フルHD・最高設定で60fpsを超えたのはノート版RTX 5080だけでした。高設定ならノート版RTX 5070で61fpsです。設定の詳細はアサシンクリード シャドウズのおすすめ設定で解説しています。
| ノート版GPU | フルHD高 | フルHD最高 | WQHD最高 |
|---|---|---|---|
| RTX 5060 | 47.0 | 34.5 | 28.0 |
| RTX 5070 | 61.0 | 43.0 | 36.0 |
| RTX 5070 Ti | 70.0 | 52.0 | 44.0 |
| RTX 5080 | 88.0 | 63.0 | 53.0 |
| RTX 4060 | 計測なし | 計測なし | 計測なし |
| RTX 4070 | 48.0 | 33.0 | 26.0 |
出典:Notebookcheck(高=High、最高=Ultra High、アップスケーラーなし)
黒神話 悟空
Cinematic設定は非常に重く、ノート版RTX 5080でも56fpsです。高設定にすれば、ノート版RTX 5070で62fpsになります。設定の詳細は黒神話 悟空のおすすめ設定で解説しています。
| ノート版GPU | フルHD高 | フルHD最高 | WQHD最高 |
|---|---|---|---|
| RTX 5060 | 50.0 | 29.5 | 21.5 |
| RTX 5070 | 62.0 | 36.0 | 26.0 |
| RTX 5070 Ti | 75.5 | 43.0 | 32.0 |
| RTX 5080 | 96.0 | 56.0 | 43.0 |
| RTX 4060 | 48.0 | 27.0 | 19.0 |
| RTX 4070 | 54.1 | 31.0 | 22.5 |
出典:Notebookcheck(高=High、最高=Cinematic、アップスケーラーなし)
モンスターハンターワイルズ
最高設定(RT高)ではノート版RTX 5070 Ti以上とそれ未満で差が大きく開きます。WQHDではVRAM 8GBのGPUが大きく落ち込みました。設定の詳細はモンスターハンターワイルズのおすすめ設定で解説しています。
| ノート版GPU | フルHD高 | フルHD最高 | WQHD最高 |
|---|---|---|---|
| RTX 5060 | 58.4 | 34.1 | 17.8 |
| RTX 5070 | 75.0 | 43.2 | 24.3 |
| RTX 5070 Ti | 73.9 | 67.2 | 54.7 |
| RTX 5080 | 100.8 | 84.3 | 69.4 |
| RTX 4060 | 計測なし | 計測なし | 計測なし |
| RTX 4070 | 63.1 | 37.6 | 27.2 |
出典:Notebookcheck(高の列は中設定の値、最高=ウルトラ+RT高、アップスケーラーなし)
バイオハザード レクイエム
高設定なら、ノート版RTX 5060でも92.6fpsと軽めです。RTを有効にした最高設定では、ノート版RTX 5070 Ti以上で60fpsを超えます。設定の詳細はバイオハザード レクイエムのおすすめ設定で解説しています。
| ノート版GPU | フルHD高 | フルHD最高 | WQHD最高 |
|---|---|---|---|
| RTX 5060 | 92.6 | 46.7 | 19.6 |
| RTX 5070 | 98.4 | 52.5 | 26.6 |
| RTX 5070 Ti | 102.8 | 62.8 | 41.2 |
| RTX 5080 | 157.6 | 87.2 | 56.9 |
| RTX 4060 | 計測なし | 計測なし | 計測なし |
| RTX 4070 | 102.0 | 46.1 | 29.1 |
出典:Notebookcheck(高=High、最高=Max+RT高、アップスケーラーなし)
デススト2
比較的軽く、ノート版RTX 5060でもフルHD・高設定で62.3fpsでした。ノート版RTX 5070は計測されていません。設定の詳細はデススト2のおすすめ設定で解説しています。
| ノート版GPU | フルHD高 | フルHD最高 | WQHD最高 |
|---|---|---|---|
| RTX 5060 | 62.3 | 48.3 | 37.1 |
| RTX 5070 | 計測なし | 計測なし | 計測なし |
| RTX 5070 Ti | 80.0 | 62.1 | 50.2 |
| RTX 5080 | 102.0 | 82.3 | 64.2 |
| RTX 4060 | 計測なし | 計測なし | 計測なし |
| RTX 4070 | 72.6 | 56.5 | 41.3 |
出典:Notebookcheck(高=High、最高=Very High、アップスケーラーなし)
FF16は、RTX 50シリーズのノート版ではRTX 5090しか計測されていません。RTX 40シリーズでは、フルHD・最高設定でノート版RTX 4060が49.6fps、RTX 4070が54.9fpsでした。
04 / 注意点同じGPU名でもfpsが変わる2つの理由
出典:Notebookcheck(ノート版RTX 5060)、Notebookcheck(ノート版RTX 5080)、Notebookcheck(バイオハザード レクイエム)
Dynamic Boostはバッテリー駆動中には働きません。NVIDIAのBattery Boostも、GPUとCPUの電力、画質、フレームレートのバランスを取って電池を長持ちさせる機能です。表のfpsはAC電源につないだ状態の値なので、バッテリー駆動では同じ数字は出ません。
出典:NVIDIA(Max-Qテクノロジー)、NVIDIA(Dynamic Boost)
05 / DLSSDLSSとフレーム生成でどこまで伸びるか
ノートPCでは、DLSSなどのアップスケーラーの効果が大きくなります。デススト2のWQHD・Very Highでは、ノート版RTX 5060が37.1fpsからDLSSバランスで51.6fpsまで伸びました。
RTX 50シリーズのノート版は、DLSSのマルチフレーム生成(MFG)にも対応しています。バイオハザード レクイエムのWQHD・パストレーシング・DLSSバランスでは、ノート版RTX 5080が51.4fpsから、MFG 2倍で85.3fps、4倍で145fpsになりました。RTX 40シリーズのノート版が使えるのは、2倍のフレーム生成までです。
フレーム生成は表示のなめらかさを増やしますが、操作の反応は元のfpsで決まります。まずアップスケーラーで元のfpsを確保し、そのうえでフレーム生成を足してください。上の例でも、MFG 4倍の1% Lowは34fpsで、DLSSバランスだけの43fpsより下がっています。
出典:Notebookcheck(デススト2)、NVIDIA(DLSS 4)
アップスケーラーの違いはDLSS/FSR/XeSS 完全ガイドで解説しています。
06 / 選び方目的別のおすすめノート版GPU
ノートPCでデスクトップ並みの性能を求めるなら、同じ予算でデスクトップPCを選ぶほうが1ランク上のGPUを積めます。外付けGPU(eGPU)もありますが、Thunderbolt 5接続はOCuLink接続より平均で最大14%遅いという検証があり、ボックスとGPUの費用も別にかかります。
ノートPCでeGPUを使うときに出やすいエラーはゲーミングノートのWHEA-Loggerの切り分け方で解説しています。
07 / 製品重いゲームを遊ぶためのおすすめゲーミングノートPC
2026年9月25日にAmazonの商品ページで在庫を確認した4台です。ノートPCの価格は大きく動いているので、購入前にリンク先で現在の価格と構成を確認してください。


※価格・在庫は変動します。最新の価格はAmazonの商品ページでご確認ください。
08 / FAQよくある質問
同じ型番では遊べません。同じ条件の実測では、ノート版RTX 5070はデスクトップ版の6割強の性能で、1ランク下のデスクトップ版RTX 5060とほぼ同じfpsでした。ノート版を選ぶときは、1ランク下のデスクトップGPUと読み替えてください。
フルHD・高設定なら、多くの重量級タイトルが50〜60fps以上で動きます。最高設定やWQHDではfpsが大きく落ちるので、DLSSを使い、テクスチャ品質とレイトレーシングを控えめにしてください。
大きく影響します。ノート版RTX 5060は45〜100Wの範囲で電力が設定され、45Wと100Wでは動作クロックが倍近く違います。同じGPU名でも、仕様表の最大電力が高いモデルを選んでください。
ゲームではほぼ互角です。3DMarkなどのベンチマークではRTX 5060がわずかに上ですが、ゲームの検証ではRTX 4070がわずかに速い結果でした。RTX 5060はマルチフレーム生成を使える点が有利です。
出ません。Dynamic Boostはバッテリー駆動中は働かず、Battery Boostも電池を長持ちさせる方向にバランスを取る機能です。重いゲームはAC電源につないで遊んでください。
RTX 50シリーズのノート版なら使えます。RTX 40シリーズのノート版は、2倍のフレーム生成までです。
ゲーミングノートPCは、ノート版GPUを1ランク下のデスクトップGPUと読み替えると実力をつかみやすくなります。ノート版RTX 5070はデスクトップ版RTX 5060、RTX 5070 TiはRTX 5060 Tiとほぼ同じです。
フルHD・高設定ならノート版RTX 5060、最高設定やWQHDを狙うならRTX 5070 Ti以上が目安です。同じGPU名でもTGPとVRAMで差が出るので、仕様表の電力とVRAM容量を確認し、重いゲームはAC電源で遊んでください。








