黒神話:悟空 PC版が重い時のおすすめグラフィック設定|影・GIの効き目とGPU別fps・VRAM・フルRT【2026年】
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まずCinematicをやめ、影とGIをHighに下げる
『黒神話:悟空』PC版が重いときに最初に見直すべきなのは、グラフィックプリセットのCinematicをやめることです。Cinematicとひとつ下のVery Highは見た目がほとんど変わらず、差が出るのは影の細部くらいです。そのうえで影・GI(グローバルイルミネーション)・ヘアの3項目をHighにすると、残りをCinematicのままにしてもfpsが50%以上伸びます。
本作はUnreal Engine 5で作られており、アップスケーラーを使う前提で設計されています。公式の動作環境も「DLSS/FSR/XeSSを有効にした状態で検証した」と明記しています。発売後のアップデートで、2025年4月にDLSS 4のマルチフレーム生成とXeSS 2、2025年10月にFSR 4が加わりました。
以下では、公式の動作環境、海外検証メディアの実測fps、設定項目ごとの効き目、VRAM容量別のおすすめ設定、フルレイトレーシングの重さを順に解説します。購入前に動作を試せる無料のベンチマークツールの使い方もまとめました。
目次
01 / スペック公式の必要スペックと推奨スペック
開発元のGame Scienceは、通常の描画とフルレイトレーシングのそれぞれについて、最低・推奨・ULTRAの3段階を公開しています。どの段階も、DLSS・FSR・XeSSのいずれかを有効にした状態での検証です。
| 項目 | 最低 | 推奨 | ULTRA |
|---|---|---|---|
| 想定画質 | Medium・1080p | High・1080p | Very High・4K |
| GPU | GTX 1060 RX 580 | RTX 2060 RX 5700 XT Arc A750 | RTX 4070 RX 7800 XT |
| VRAM | 6GB | 6GB | 12GB |
| CPU | Core i5-8400 Ryzen 5 1600 | Core i7-9700 Ryzen 5 5500 | Core i7-9700 Ryzen 5 5500 |
| メモリ | 16GB | 16GB | 32GB |
| ストレージ | 130GB(SSD推奨) | 130GB(SSD必須) | 130GB(SSD必須) |
フルレイトレーシングを有効にする場合の要件は次のとおりです。
| 項目 | 最低 | 推奨 | ULTRA |
|---|---|---|---|
| 想定画質 | Medium・1080p RT Low | Medium・1080p RT Medium | High・4K RT Very High |
| GPU | RTX 3060 | RTX 4060 | RTX 4080 SUPER |
| VRAM | 8GB | 8GB | 16GB |
| メモリ | 16GB | 16GB | 32GB |
出典:Steamストアページ。3段階の表はSteamで公開された公式の要件画像(2024年6月)にもとづきます。OSはWindows 10/11の64bitです。
推奨のRTX 2060は、プリセットHighのフルHDを前提にした値です。最高のCinematicを選ぶと、推奨GPUと同格のRX 5700 XTでもフルHDで28fps前後まで落ちます。最高設定で遊びたい場合は、次の実測を目安にGPUを選んでください。より細かい要件の読み方は黒神話:悟空の推奨スペック解説で扱っています。
02 / fps実測GPU別フレームレート(Cinematic・描画倍率66%)
海外の検証メディアが、最高のCinematicプリセットで、描画倍率を66%(DLSS品質モード相当)にして計測した平均fpsです。ネイティブ描画では現実的なfpsが出ないため、この条件で計測されています。テスト機のCPUはCore i9-14900K、計測シーンは植生や水辺、敵のいる屋外エリアです。
| GPU | フルHD | WQHD | 4K |
|---|---|---|---|
| RTX 4090 | 99.5 | 88.5 | 65.1 |
| RTX 4080 SUPER | 86.5 | 73.9 | 52.4 |
| RX 7900 XTX | 74.6 | 65 | 47.2 |
| RTX 4070 Ti SUPER | 74.2 | 63 | 44.3 |
| RTX 4070 SUPER | 67.3 | 56.4 | 38.2 |
| RTX 3080 | 56.1 | 47 | 33.2 |
| RX 7800 XT | 51.9 | 44.6 | 31.2 |
| RTX 4060 Ti 16GB | 46.3 | 38.2 | 25.1 |
| RTX 4060 | 42.3 | 29.1 | 19.1 |
| RTX 3060 12GB | 36 | 23.5 | 16.1 |
| RX 5700 XT | 27.9 | 21.7 | 14.4 |
| Arc A750 | 25.3 | 22.8 | 15.9 |
出典:TechPowerUp。発売日(2024年8月)の製品版での計測です。2025年10月のアップデート(1.0.20)でCPU・描画性能の改善が告知されているため、現在の数値はこれより上になる場合があります。
Cinematicのままでは、WQHDで60fpsに届くのはRTX 4070 Ti以上です。4Kで60fpsを超えたのはRTX 4090だけでした。NVIDIAとAMDの差は小さく、同じ価格帯なら似た結果になります。
現行GPUは表のどこに入るか
RTX 50シリーズとRX 9000シリーズは、上の計測の後に発売されました。海外のGPU性能ランキング(11タイトルのWQHD平均)で、上の表のどのGPUと同格かを示します。
| GPU | 同格の計測済みGPU | 本作での位置 |
|---|---|---|
| RTX 5080 | RTX 4080 SUPERの約1.1倍 | CinematicでもWQHD 60fpsを大きく超える |
| RTX 5070 Ti | RTX 4080と同格 | WQHDはCinematicのまま、4Kは影・GIをHighに |
| RX 9070 XT | RTX 4080と同格 | RTX 5070 Tiと同じ位置 |
| RTX 5070 | RTX 4070 SUPERの約1.06倍 | フルHDはCinematic、WQHDは影・GIをHigh |
| RTX 5060 Ti 16GB | RTX 3080の約0.9倍 | フルHDで影・GIをHighにする |
| RX 9060 XT 16GB | RTX 4060 Ti 16GBの約1.1倍 | フルHDでプリセットHigh |
出典:Tom’s Hardware GPU Benchmarks Hierarchy
影・GI・ヘアをHighにする最適化設定なら、フルHDはRTX 5060 Ti 16GB、WQHDはRTX 5070、4KはRTX 5070 Ti(フレーム生成と併用)が目安です。フルレイトレーシングまで使うなら、VRAM 16GBのRTX 5070 Ti以上を選んでください。
03 / 効き目設定を変えるとfpsはどれだけ変わるか
設定ごとの効き目を実測した検証から、効果の大きいものを集めました。特記のないものはRTX 4070 SUPER・WQHDでの計測で、Cinematicからの伸びです。
| 設定の変更 | fpsの伸び |
|---|---|
| プリセット Cinematic→Very High | +13% |
| プリセット Cinematic→High | +70% |
| プリセット Cinematic→Medium | 2倍以上 |
| 影・GI・ヘアだけHigh(他はCinematic) | +50%以上 |
| 影 Cinematic→High | +28%(RX 7800 XTでは+36%) |
| GI Cinematic→High/Medium | +13%/+22% |
| ヘア Cinematic→Medium | ボス戦で+7%(1%Lowは+23%) |
| 植生 Cinematic→High | +5% |
| 描画距離 Cinematic→Medium | 約3% |
| テクスチャ・アンチエイリアス・ポストエフェクト | ほぼ差なし(VRAMが足りる場合) |
出典:TechSpot
個別の項目で大きく効くのは影とGIで、ヘアはボス戦の落ち込みに効きます。植生や描画距離は数%しか変わらないので、世界の密度を保つためにCinematicのままで構いません。RTX 4090・4Kでの別の検証でも、プリセットごとの平均はCinematic 49fps、Very High 55fps、High 71fps、Medium 86fps、Low 110fpsで、HighとVery Highの間に大きな段差があります。
04 / 効く順fpsに効く設定を効果の大きい順に5つ
効果の大きい順に並べています。上から順に試せば、見た目の損失を最小限に抑えながらfpsを稼げます。
おすすめ: 67(重ければ58)
おすすめ: High
おすすめ: High(重ければMedium)
おすすめ: オフ(使うならレベルMedium)
おすすめ: High(ボス戦で重ければMedium)
出典:TechSpot、NVIDIA GeForce News
05 / 全項目グラフィック設定のおすすめ値一覧
ゲーム内の主な項目について、おすすめ値と効き目をまとめました。画質の段階はLow/Medium/High/Very High/Cinematicの5つです。項目名は英語表示のものです。
| 設定名 | おすすめ値 | 効き目・補足 |
|---|---|---|
| 解像度・アップスケーリング | ||
| Super Resolution Sampling | DLSS(RTX)/FSR(Radeon)/XeSS(Arc) | 最重要 TSRと実験的なNXSRも選べる |
| Super Resolution | 67 | 描画倍率 58でバランス、50でパフォーマンス |
| Frame Generation | オン | 表示fps増 DLSS・FSR・XeSSのフレーム生成に対応 |
| 重い項目 | ||
| Shadow Quality | High | +28% 個別で最も効く |
| Global Illumination Quality | High(重ければMedium) | +13〜22% Lowの見た目は改善済み |
| Hair Quality | High | ボス戦で+7% 探索中は2%程度 |
| Full Ray Tracing | オフ | 最大−28% 使うならレベルMedium |
| 軽い項目 | ||
| Visual Effects Quality | High | 数% 木々の揺れなどの演出 |
| Vegetation Quality | Cinematic | +5%程度 下げると森が寂しくなる |
| View Distance | Cinematic | 約3% 主にCPUの負荷 |
| Reflection Quality | High | 約1% 水辺では7〜8% |
| Texture Quality | Cinematic | VRAM依存 VRAMが足りればfpsは不変 |
| Anti-Aliasing | Cinematic | 差なし 下げる意味がない |
| Post-Effects Quality | Cinematic | ほぼ差なし 被写界深度はオフにできない |
| Motion Blur | オフ | 好み ゲーム内でオフにできる |
出典:TechSpot、TechPowerUp(設定画面の解説)
06 / VRAM別VRAM容量別のおすすめ設定
RTX 4090で描画倍率100%のまま計測したVRAM使用量は、Cinematicでも4Kで8GB程度でした。フルレイトレーシングとフレーム生成を両方使ったときだけ、使用量が大きく増えます。
| 設定 | フルHD | WQHD | 4K |
|---|---|---|---|
| Low | 5.1GB | 5.1GB | 5.3GB |
| Cinematic | 7.1GB | 7.6GB | 8.1GB |
| Cinematic+フルRT | 8.8GB | 9.1GB | 9.7GB |
| Cinematic+フルRT+フレーム生成 | 10.3GB | 11.6GB | 13.5GB |
出典:TechPowerUp(VRAM使用量)。アップスケーラーを使うと描画解像度が下がるため、使用量はこれより減ります。
出典:TechSpot、PC Optimized Settings(RTX 4060の実測)
07 / フルRTフルレイトレーシングはどのGPUなら使えるか
フルレイトレーシング(NVIDIA Full Ray Tracing)は、光・反射・水面の集光・影をすべてハードウェアのレイトレーシングで描く設定です。WQHD・Cinematic・フルRTの実測では、RTX 4090でもDLAA(描画倍率100%)では43fpsで、DLSS品質で72fps、そこにフレーム生成を足して111fpsでした。RTX 4080はDLSS品質で57fps、フレーム生成込みで89fpsです。
RX 7900 XTXは同じ条件で、FSR 100%では10fps、描画倍率25%まで下げても29fpsにとどまります。フルRTは実質的にGeForce向けの設定です。
NVIDIAの公表値では、4K・フルRT・全設定最大で、DLSSの超解像とマルチフレーム生成(RTX 50シリーズ専用)を合わせるとfpsが平均10倍になります。RTX 5070で110fps超、RTX 5070 Tiで130fps超、RTX 5080で150fps超です。表示上のfpsなので、操作の反応は元のfpsに近いままです。
出典:TechPowerUp(パストレーシング)、NVIDIA GeForce News(DLSS 4)
08 / Tipsプレイ前に知っておきたい5つのTips
[SystemSettings] を作り、r.DepthOfFieldQuality=0 を書き足すとオフになります。出典:黒神話:悟空 ベンチマークツール(Steam)、AMD Software 26.6.2 リリースノート、Digital Foundry、TechPowerUp(総評)
09 / 製品黒神話 悟空を快適に遊べるおすすめGPU
本作はNVIDIAとAMDの差が小さい一方、フルレイトレーシングはGeForceでないと実用になりません。フルHDならRTX 5060 Ti 16GB、WQHDならRTX 5070、4KやフルRTならRTX 5070 Ti以上が目安です。2026年9月時点では国内の実勢が大きく上がっており、RTX 5060 Ti 16GBでも10万円を超えます。購入前にリンク先の現在価格を確認してください。


※価格・在庫は変動します。最新の価格はAmazonの商品ページでご確認ください。
10 / 完成品PCごと買うならRTX 5070搭載機から選ぶ
本作はGPUの負荷が中心ですが、Ryzen 5 3600での検証ではエリア移動時の引っかかりが出ています。公式推奨のRyzen 5 5500以上を目安に、GPUとメモリ・SSDの構成で選んでください。以下は2026年9月24日に各ショップの商品ページで在庫と構成を確認した4台です。
OZ GAMINGのZ1シリーズでは、同じRyzen 7 5700X構成で、RTX 5070搭載機(233,800円)がRTX 5060 Ti 16GB搭載機(258,800円)より安く売られています。フルレイトレーシングを使わないなら、VRAM 12GBで十分です。


※価格・構成は変動します。最新情報は各BTOショップ公式ページでご確認ください。
11 / FAQよくある質問
公式の推奨はRTX 2060/RX 5700 XT/Arc A750、Core i7-9700/Ryzen 5 5500、メモリ16GBで、プリセットHighのフルHDが目安です。アップスケーラーを有効にした状態での要件です。4K・Very HighのULTRAはRTX 4070/RX 7800 XT、VRAM 12GB、メモリ32GBです。
プリセットをCinematicからHighにすると70%伸びます。見た目を保ちたいなら、影・GI・ヘアの3項目だけHighにすると、残りをCinematicのままでも50%以上伸びます。個別では影のHighが28%で最も効きます。
遊べます。Cinematicでも4Kで8GB程度で、レイトレーシングとフレーム生成を使わなければ8GBで問題なく動きます。両方を有効にすると8GBを超えるので、同時には使わないでください。
発売時からDLSS・FSR・XeSS・TSRに対応しています。2025年4月にDLSS 4のマルチフレーム生成とXeSS 2、2025年10月16日にFSR 4が加わりました。FSR 4はドライバー側で有効にして使います。
実用になるのはGeForceです。WQHDではRTX 4090がDLSS品質で72fps、RTX 4080が57fpsで、フレーム生成を足すとそれぞれ111fps、89fpsでした。RX 7900 XTXは描画倍率25%でも29fpsです。RTX 50シリーズならマルチフレーム生成で、4KでもRTX 5070で110fps超の公表値があります。
Steamで無料の「黒神話:悟空 ベンチマークツール」を使えば、本編を買わずにfpsを測れます。アップスケーラー、フレーム生成、フルレイトレーシングも試せます。
シェーダーの事前コンパイルで取りこぼした分が、プレイ中にコンパイルされるためです。序盤や新しいエリアへの移動時に出やすく、Ryzen 5 3600での検証では100ms前後の引っかかりが定期的に出ています。
黒神話:悟空を軽くする近道は、プリセットをCinematicにしないことと、影・GI・ヘアの3項目をHighにすることです。これだけで見た目をほぼ保ったまま、fpsが50%以上伸びます。描画倍率は67を基準に、足りなければ58や50に下げてください。
VRAMは、レイトレーシングとフレーム生成を使わなければ8GBで足ります。フルレイトレーシングはGeForce向けの設定で、使うならVRAM 16GBのRTX 5070 Ti以上とフレーム生成を組み合わせてください。














