『ウィッチャー3』新拡張「追憶の調べ」が8月26日お披露目へ|約190人で開発、規模は「血塗られた美酒」級
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約190人体制で開発、規模は「血塗られた美酒」に近い大型拡張
出典:CD PROJEKT公式サイト(Songs of the Past発表)、CD PROJEKT REDプレスセンター(gamescom 2026出展発表)、CD PROJEKT 2026年第1四半期決算説明会 質疑応答の文字起こし(PDF)、gamescom公式サイト(Opening Night Live)にもとづきます。会場での公開内容は今後変更される可能性があります。
『ウィッチャー3 ワイルドハント』の新拡張「追憶の調べ」は、2026年5月の発表からしばらく続報のない状態が続いていました。3本目となる本格的な拡張パックであるにもかかわらず、いつ、どのような形で詳しい情報が公開されるのかは、これまで明らかにされていませんでした。
CD PROJEKTは、2026年8月に開催される「gamescom 2026」のOpening Night Liveで、「追憶の調べ」の詳細を初めて公開すると発表しました。開発はCD PROJEKT REDとFool’s Theoryの共同体制で進められており、約190人規模のチームがすでに開発の進んだ段階に入っています。発売は2027年、対応プラットフォームはPC、PS5、Xbox Series X|Sです。
本記事では、CD PROJEKTの2026年第1四半期決算説明会における質疑応答の内容をもとに、「DLCではなく拡張パックである」とする位置づけの説明、規模比較の根拠、当初2026年発売だった計画が2027年へ変更された経緯、gamescomでの披露形式について投資家から出た質問への回答を、発言に沿って整理します。
速報「追憶の調べ」がgamescom 2026で正式披露へ
CD PROJEKTは、『ウィッチャー3 ワイルドハント』の新拡張「追憶の調べ(Songs of the Past)」について、2026年8月に開催される「gamescom 2026」のOpening Night Liveで詳しい情報を公開すると発表しました。開幕前夜にあたる現地時間8月25日20時(日本時間8月26日午前3時)からの配信で、本作の情報が初めて明かされる見込みです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 拡張パック名 | 追憶の調べ(Songs of the Past) |
| 披露予定 | gamescom 2026 Opening Night Live |
| 配信日時 | 現地時間8月25日20時(日本時間8月26日午前3時) |
| gamescom開催期間 | 2026年8月26日(水)〜30日(日)・ドイツ ケルン |
| 発売予定 | 2027年 |
| 対応プラットフォーム | PC、PS5、Xbox Series X|S |
※開催日程・配信時刻はCD PROJEKT公式発表・gamescom公式サイトにもとづきます。現地の状況により変更される可能性があります。
「追憶の調べ」は、『ウィッチャー3』にとって3本目となる本格的な拡張パックです。2015年の「無情なる心」、2016年の「血塗られた美酒」に続く新作で、リヴィアのゲラルトを主人公とした完全新規の冒険が描かれます。gamescomでの公開が、本作にとって最初のまとまった情報公開の機会になります。
披露形式gamescomで見られるのはトレーラーか、ゲームプレイデモか
決算説明会の質疑応答では、投資家から「gamescomのエンターテインメントエリアで展示されると聞いているが、これはトレーラーを意味するのか、それともハンズオン体験を意味するのか」という趣旨の質問が出ました。これに対し、共同CEOのミハウ・ノヴァコフスキ氏は詳細を明かせないとしたうえで、次のように答えています。
「歴史的に見て、ウィッチャーのゲームを披露する際は、いわゆるデモのような形式を取ることが多かった。ハンズオン体験というよりは、そちらに近い形になると考えてほしい。この手の大規模なRPG作品は、5分程度のプレイセッションではあまり多くを伝えられない。『ウィッチャー3』や、発表時の『サイバーパンク 2077』でこれまで行ってきたような形式を踏襲する可能性が高い」(ミハウ・ノヴァコフスキ共同CEO、2026年第1四半期決算説明会より)
この発言はあくまで決算説明会での回答であり、Opening Night Liveの配信自体でどこまで踏み込んだ内容が流れるかは明言されていません。一方、CD PROJEKT RED公式プレスセンターは、会場のCD PROJEKT REDブースで「追憶の調べ」のガイド付きプレゼンテーション(guided presentation)を実施する予定であると発表しています。ビジネスエリア(ホール4.2、ブースB065)は8月26日〜28日、一般来場者向けのエンターテインメントエリア(ホール8.1、ブースB030・A031)は8月26日〜30日の期間で行われる予定です。開発者が実演しながら紹介する形式である可能性が高く、来場者が自由に触れるハンズオン試遊とは異なるとみられます。
規模「DLC」ではなく「大型拡張パック」、規模は血塗られた美酒に近い
「追憶の調べ」は、無料で配信される小規模な追加コンテンツとは明確に区別されています。決算説明会では、規模や価格が「無情なる心」寄りなのか「血塗られた美酒」寄りなのかを問う質問が出され、ノヴァコフスキ氏は次のように説明しました。
「まず前提として、これはDLCではなく拡張パックだ。両者は明確に区別している。DLCは基本的に無料で提供する小規模なコンテンツで、拡張パックはより大きく、内容の濃いものになる。人によっては言葉の違いに過ぎないと思うかもしれないが、我々にとっては重要な違いだ。価格については、時期が来たらマーケティングの一環として発表する。規模については、『血塗られた美酒』に近いと言えるだろう。もっとも、これはプレイスタイルによって変わる非常に主観的な話でもある。ただ、きちんとした大型の拡張パックを作っているということは断言できる」(ミハウ・ノヴァコフスキ共同CEO)
「血塗られた美酒」は、2016年発売の『ウィッチャー3』2本目の拡張パックで、新地域トゥサンを舞台にした独立性の高い長編ストーリーを収録していました。今回の発言だけでは新地域の有無など具体的な内容は明らかになっていませんが、価格やボリューム感の面で「血塗られた美酒」級を目指していることがうかがえます。
体制開発は約190人体制、主にFool’s Theoryが担当
開発体制についてノヴァコフスキ氏は、決算説明会の冒頭で次のように説明しています。
「拡張はすでに開発の進んだ段階にある。約190人の開発者が、我々の信頼するパートナーであるFool’s Theoryを中心に、このプロジェクトに取り組んでいる。同時に、CD PROJEKT REDはウィッチャーとしての体験の質を守るため、クリエイティブ面の監修を担当している」(ミハウ・ノヴァコフスキ共同CEO)
Fool’s Theoryは、過去の『ウィッチャー』シリーズに携わった開発者を中心に構成されたスタジオで、現在は初代『ウィッチャー』のリメイク版も手掛けています。同じ決算説明会の資料では、シリーズ最新作『ウィッチャー4』の開発チームが513人規模に拡大していることも明かされており、「追憶の調べ」はこれと比べれば小規模なチームですが、約190人という数字は単発の追加コンテンツにしては十分に大きな体制だと言えます。
延期2026年発売予定から2027年へ変更された理由
「追憶の調べ」の発売は2027年に予定されていますが、決算説明会の質疑応答では、当初の計画では2026年中の発売も視野に入っていたことが明かされました。発売時期変更の理由を問われたノヴァコフスキ氏は、次のように回答しています。
「Songs of the Pastが今年発売されるという想定の時期もあった。しかし開発チームと話し合った結果、消費者にとって最良の結果を出すために、2027年に発売するという決断をした。それが最終的に最も重要なことだと考えている」(ミハウ・ノヴァコフスキ共同CEO)
具体的に2027年の何月に発売されるかは、本記事執筆時点では発表されていません。また、同氏はPS4版の可能性を問われた際、「今回のリリースではPS5、Xbox Series X・S、PCを対象にしており、前世代機はリリース対象に含まれない」と明言しています。
位置づけ『ウィッチャー4』への橋渡し的な位置づけ
CD PROJEKTは、「追憶の調べ」を『ウィッチャー4』への一種の橋渡しとしても位置付けています。『ウィッチャー4』の発売時期との間隔について問われたノヴァコフスキ氏は、明確な時期の言及は避けつつ、次のように説明しました。
「まず第一に、我々はファンに素晴らしい体験を届けたい。『ウィッチャー3』の世界にもう一度帰ってきてよかったと思ってもらえる、本当に良い拡張パックを作ることが目的だ。そのうえで、間接的にはそう、ある種のリマインダーであり、プロローグでもある。文字通りの前日譚という意味ではないが、『ウィッチャー4』へのプロローグという側面はある。『ウィッチャー3』への関心を保つ役割もあると捉えてもらっていい。ただ、それらはあくまで副次的な効果であって、我々の視点で核となるのは、既存のウィッチャーファンに質の高い体験を届けることだ」(ミハウ・ノヴァコフスキ共同CEO)
つまり、「追憶の調べ」は『ウィッチャー4』の物語に直接つながる前日譚として明言されているわけではなく、シリーズへの関心を保つ役割を担う作品という位置づけです。タイトルに含まれる「Past(過去)」という言葉から、ゲラルトの過去や旧作に関係する物語も連想されますが、現段階ではタイトル以上の確定情報はありません。
反響世界累計6,500万本、発表投稿は1,600万インプレッションを記録
『ウィッチャー3 ワイルドハント』は2015年の発売から11年が経過していますが、CD PROJEKTによると世界累計販売本数はすでに6,500万本を突破しています。
決算説明会でノヴァコフスキ氏は、2026年5月の「追憶の調べ」開発表明(拡張パックの存在そのものの発表)に対する反響についても触れ、次のように述べています。
「我々の拡張パック発表は、ウィッチャー公式アカウント史上、いいねとシェアの数で歴代2位を記録した。1位は新サーガ(『ウィッチャー4』)の発表だ。発表から24時間以内に1,600万インプレッションを記録している」(ミハウ・ノヴァコフスキ共同CEO、2026年5月の開発表明時点の反響について)
発売から10年以上が経過した作品に約190人規模で新たな大型拡張を投入するのは異例です。今回の反響の大きさからも、「追憶の調べ」が単なる旧作向けの追加コンテンツではなく、『ウィッチャー4』に向けてシリーズ全体への関心を再び高める役割を担っていることがうかがえます。
注目点gamescomで分かっていること・まだ分からないこと
- 発売時期は2027年、対応機種はPC・PS5・Xbox Series X|S
- 開発体制は約190人、主にFool’s Theoryが担当
- 位置づけは「DLC」ではなく「拡張パック」
- 規模の目安は「血塗られた美酒」に近い大型拡張
- 具体的な発売月と価格
- 新地域や新モンスターの有無、物語の時系列上の位置づけ
- 実際のゲームプレイ映像や、新たなグウェントカードの追加
- gamescomでの披露内容が一般視聴者にも公開されるかどうか
gamescom Opening Night Liveは、現地時間2026年8月25日20時、日本時間では8月26日午前3時に配信開始予定です。gamescom本開催は8月26日から30日まで、ドイツ・ケルンで行われます。11年ぶりとなるゲラルトの新たな冒険がどのような作品になるのか、初披露での情報公開に注目が集まりそうです。
FAQよくある質問
まとめまとめ|11年ぶりのゲラルトの冒険はgamescomで初披露
「追憶の調べ」は、2026年8月のgamescomで初めてまとまった情報が公開される見込みです。約190人体制での開発、DLCではなく拡張パックという位置づけ、「血塗られた美酒」に近い規模感など、決算説明会の質疑応答から具体的な輪郭が見えてきました。
一方で、新地域の有無や物語の時系列、価格や具体的な発売月は現時点で未発表です。gamescom Opening Night Liveは日本時間8月26日午前3時に配信予定で、11年ぶりとなるゲラルトの新たな冒険がどのような姿を見せるのか、続報が入り次第本記事を更新します。



