エルデンリング PC版が重い時のおすすめグラフィック設定|GPU別fps・レイトレーシング・DLSS・カクつき対処【2026年】
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重さの正体はレイトレーシングとカクつき
『エルデンリング』PC版が重いときに最初に確認すべきなのは、レイトレーシング品質がOFFになっているかです。PC版には、アップデート後にレイトレーシングが意図せずONになる不具合があり、公式が何度も注意を呼びかけています。RTなしなら最高設定でも軽く、現行のミドルクラスGPUなら4Kでも上限の60fpsに届きます。
もうひとつの原因は、DirectX 12でシェーダーをその場でコンパイルすることによるカクつきです。初めて見る敵やエフェクトが出た瞬間に、最大0.25秒ほど画面が止まります。これはグラフィック設定を下げても消えない種類のカクつきなので、原因を切り分けて対処する必要があります。
以下では、公式の動作環境、海外検証メディアの実測fps、レイトレーシングの重さ、設定項目ごとの効き目、カクつきの仕組みを順に解説します。DLSSやFSRに対応していない本作で、fpsや解像度を補う方法もまとめました。
2026年8月27日配信のVer.1.17で、NPCとの会話演出中にマウスでカメラを動かせない不具合と、キーボード/マウス設定の「初期化」を実行しても設定が元に戻らない不具合が修正されました。アップデートの内容はVer.1.17アップデート内容まとめで解説しています。
目次
01 / スペック公式の必要スペックと推奨スペック
Steamの動作環境に加え、レイトレーシングを追加したVer.1.09のパッチノートで、レイトレーシング用の要件が別に公開されています。DLC「SHADOW OF THE ERDTREE」の要件は本編と同じです。
| 項目 | 最低 | 推奨 | RT最低 | RT推奨 |
|---|---|---|---|---|
| 想定画質 | 記載なし | 記載なし | 1080p・Low RT Low | 1080p・High RT High |
| GPU | GTX 1060 3GB RX 580 4GB | GTX 1070 8GB RX Vega 56 8GB | RTX 3060 Ti 8GB RX 6700 XT 12GB | RTX 3070 Ti 8GB RX 6900 XT 16GB |
| CPU | Core i5-8400 Ryzen 3 3300X | Core i7-8700K Ryzen 5 3600X | Core i5-10600K Ryzen 5 3600XT | Core i7-10700K Ryzen 7 3800XT |
| メモリ | 12GB | 16GB | 16GB | 16GB |
| OS | Windows 10 | Windows 10/11 | Windows 10 | Windows 11 |
出典:Steamストアページ、Patch Notes Version 1.09(Steam)。ストレージは60GB、DirectXは12です。
通常の推奨はGTX 1070ですが、レイトレーシングの推奨はRTX 3070 Tiで、しかもフルHD・画質Highが前提です。最高設定でも、フレームレートは60fpsが上限です。対応解像度は最大4Kで、16:9以外のモニターでは上下に黒帯が出ます。
02 / fps実測GPU別フレームレート(最高設定・RTなし)
海外の検証メディアが、発売直後(Ver.1.02)に最高設定(Maximum)で計測した平均fpsです。テスト機のCPUはRyzen 7 5800Xです。本作は60fpsで頭打ちになるため、上位のGPUは60fps付近に並びます。
| GPU | フルHD | WQHD | 4K |
|---|---|---|---|
| RTX 3090 | 60.0 | 60.0 | 59.9 |
| RTX 3080 | 59.2 | 59.9 | 59.9 |
| RX 6800 XT | 59.1 | 59.8 | 59.5 |
| RTX 3070 | 59.1 | 59.7 | 55.4 |
| RX 6700 XT | 58.7 | 59.4 | 51.0 |
| RTX 3060 Ti | 59.1 | 59.6 | 47.9 |
| RTX 3060 12GB | 59.0 | 58.8 | 36.2 |
| RX 6600 | 58.3 | 58.3 | 32.4 |
| RTX 2060 | 58.7 | 54.1 | 31.4 |
| GTX 1070 | 58.9 | 48.0 | 27.9 |
| GTX 1660 Ti | 58.3 | 45.7 | 26.5 |
| RX 580 | 44.2 | 33.7 | 20.8 |
出典:TechPowerUp
レイトレーシングを使わなければ、最高設定のまま上限の60fps付近に届くのは、フルHDでGTX 1660 Ti級、WQHDでRTX 3060級、4KでRTX 3080級です。公式の推奨GPUであるGTX 1070は、フルHDなら60fps近くを保ちます。現行のGPUなら、RTX 5060以上でWQHD、RTX 5070以上やRX 9070以上で4Kの最高設定が目安です。
重い場面では上位GPUでも50fps台に落ちる
DLC「SHADOW OF THE ERDTREE」の時期に行われた別の検証では、上位のGPUでも平均が50fps台にとどまりました。RTX 4070 TiはWQHDでも4Kでも56fpsで、筆者は「人為的なボトルネック」だと指摘しています。GPUを強くしても60fpsに張り付かない場面があるのは、GPU以外の要因です。
| GPU | フルHD | WQHD | 4K |
|---|---|---|---|
| RTX 4070 Ti | 計測なし | 56fps | 56fps |
| RTX 3070 | 計測なし | 55fps | 計測なし |
| RTX 4060 | 55fps | 53fps | 計測なし |
| Arc A750 | 51fps | 計測なし | 計測なし |
出典:Rock Paper Shotgun。いずれも最高設定・RTなしです。
03 / RTレイトレーシングはどれだけ重いか
レイトレーシングは2023年3月のVer.1.09で追加されました。最高設定・レイトレーシング最高での実測では、RTなしなら4Kでも60fpsに届くRTX 3080が、RTありでは35fpsまで落ちます。
| GPU(RT最高) | フルHD | WQHD | 4K |
|---|---|---|---|
| RTX 4090 | 60fps | 60fps | 60fps |
| RTX 3080 | 60fps | 53fps | 35fps |
| RTX 2080 Ti | 57fps | 45fps | 32fps |
出典:DSOGaming。平均fps。RTなしでは、RTX 3080と4090は全解像度で60fps、RTX 2080 Tiは4Kで53fpsです。
RTX 4090で60fpsの上限を外した計測では、レイトレーシングによる低下は4Kで40%、WQHDで14%、フルHDで10%でした。段階別では、Low・Medium・Highの3段階はほぼ同じで、OFF比32〜35%の低下、最高のMaximumで40%の低下です。Lowにしても軽くはならないので、使わないならOFFにしてください。
Ver.1.09.1以降、パッチノートで「一部のPC版でレイトレーシングが意図せず有効になる」と繰り返し告知されています。アップデート後に急に重くなったら、「システム」→「グラフィック設定」→「レイトレーシング品質」を確認し、OFFにしてください。一度OFFにすれば、以後は自動で有効になりません。
出典:PC Optimized Settings、ELDEN RING パッチノート(Steam)
レイトレーシングはfpsだけでなくカクつきも増やします。RTX 2070の検証では、RT有効時に最大180msの引っかかりが出ました。RTX 4080 SUPERでも、CPUとGPUの負荷が上がらないまま30fpsを割る場面が報告されています。
04 / 効き目個別の設定はどれだけ効くか
レイトレーシング以外の項目は、1つずつ下げても数%しか変わりません。RTX 4090・4Kで60fpsの上限を外した計測での、各項目の効き目は次のとおりです。
| 設定の変更 | fpsの伸び |
|---|---|
| ボリュメトリック品質 Maximum→Low | +4〜5%(霧の多い場所ではそれ以上) |
| 反射品質 Maximum→Low | 4%未満 |
| 草の品質 Maximum→Medium | +3% |
| エフェクト品質 Maximum→Low | +3% |
| ライティング品質 | +2〜3% |
| 影品質・SSAO・アンチエイリアス・シェーダー品質 | 1〜2fps |
| グローバルイルミネーション品質 | ほぼ差なし |
RTX 4090ではプリセットをMaximumからLowにしても16%しか伸びませんが、これはCPU側で頭打ちになっているためです。4Kの計測では、RTX 3060がMaximumの30.1fpsからLowで48.3fps、RX 6600 XTが33.8fpsから52.2fpsへと、5〜6割伸びました。GPUが足りない場合は、項目を1つずつ触るより、プリセットごとHighやMediumに下げるほうが効きます。
出典:ComputerBase
05 / 効く順fpsとカクつきを改善する5つのポイント
効果の大きい順に並べています。上から順に確認してください。
おすすめ: OFF
おすすめ: 4KでRTX 3080未満ならHigh
おすすめ: Low〜Medium
おすすめ: Medium
おすすめ: OFF
06 / 全項目グラフィック設定のおすすめ値一覧
ゲーム内の全項目について、おすすめ値と効き目をまとめました。段階はLow/Medium/High/Maximumの4つです。項目名は英語表示のものです。
| 設定名 | おすすめ値 | 効き目・補足 |
|---|---|---|
| レイトレーシング | ||
| Ray Tracing Quality | OFF | 最大40% Lowでも30%以上落ちる |
| 描画品質 | ||
| Texture Quality | Maximum | ほぼ差なし VRAM消費も小さい |
| Shadow Quality | High以上 | 1〜2fps 下げてもほぼ伸びない |
| Lighting Quality | Maximum | 2〜3% 下げても差は小さい |
| Shader Quality | Maximum | ほぼ差なし 見た目の差もほぼない |
| Global Illumination Quality | Maximum | ほぼ差なし 1%Lowに2fps程度 |
| 環境・エフェクト | ||
| Volumetric Quality | Low〜Medium | 4〜5% 個別では最も効く |
| Reflection Quality | High | 4%未満 水面や金属の映り込み |
| Grass Quality | Medium | 3% 草の描画距離 |
| Effects Quality | High | 3% 魔法・パーティクル |
| Water Surface Quality | Maximum | ほぼ差なし 水辺以外は無関係 |
| ポストプロセス | ||
| Antialiasing Quality | High以上 | 1〜2fps 下げるとジャギーが目立つ |
| SSAO | Maximum | 1〜2fps 接触部分の影 |
| Depth of Field | OFF | 視認性 背景のぼかし |
| Motion Blur | OFF | 視認性 完全にOFFにできる |
出典:PC Optimized Settings、TechPowerUp(設定画面の解説)
VRAMの使用量は小さく、RTなしの最高設定ではRTX 3090で4Kでも4.7GB、WQHDで3.5GB、フルHDで3.1GBでした。4Kでレイトレーシングを最高にしても8GB未満に収まるため、VRAMがボトルネックになることはほぼありません。
07 / カクつきカクつきは設定では消えない
本作のカクつきは、DirectX 12でシェーダーを初めて必要になった瞬間にコンパイルする作りが原因です。発売時の検証では、新しい敵やエフェクトが初めて出るたびに最大0.25秒の停止が確認されました。グラフィック設定を下げても、この種類のカクつきは消えません。
- 初めての場面でだけ止まる:シェーダーのコンパイルです。一度コンパイルされたシェーダーは保存されるので、同じエリアを進むうちに減っていきます。ゲームのアップデートやGPUドライバーの更新で保存分がリセットされるため、更新直後はしばらく戻ります。
- レイトレーシングをONにすると増える:RT有効時は、最大180msの引っかかりが確認されています。RTをOFFにしてください。
- 環境によって大きく差が出る:DLC配信時の大型アップデート後の検証でも、ある1台では100msの引っかかりが頻発し、ほかの3台では最大30ms未満でした。同じ設定でも、PCの構成によって症状の重さが変わります。
出典:Digital Foundry(2022年)、Digital Foundry(2023年)、PC Gamer
2026年5月のVer.1.16.2(PC版のみ)では、「一部の環境下において、ゲームが瞬間的または長時間フリーズする場合がある不具合」の修正が告知されています。長く止まる症状がある場合は、まず最新版に更新してください。
出典:ELDEN RING 公式サイト(Ver.1.16.2)
08 / TipsDLSSがない本作でfpsと解像度を補う方法
出典:Lossless Scaling(Steam)、EldenRingFpsUnlockAndMore(GitHub)、TechPowerUp
09 / 製品エルデンリングに合うおすすめGPU
本作はRTなしなら軽く、現行のミドルクラスGPUで十分です。WQHDならRTX 5060 Ti 16GB、4KならRTX 5070、4Kでレイトレーシングまで使うならRTX 5070 Ti以上が目安です。2026年9月時点では国内の実勢が大きく上がっており、RTX 5060 Ti 16GBでも10万円を超えます。購入前にリンク先の現在価格を確認してください。


※価格・在庫は変動します。最新の価格はAmazonの商品ページでご確認ください。
10 / 完成品PCごと買うならRTX 5070搭載機から選ぶ
本作は現行のミドルクラスで十分なので、完成品PCは価格を抑えた構成が狙い目です。以下は2026年9月24日に各ショップの商品ページで在庫と構成を確認した4台です。
OZ GAMINGのZ1シリーズでは、同じRyzen 7 5700X構成で、RTX 5070搭載機(233,800円)がRTX 5060 Ti 16GB搭載機(258,800円)より安く売られています。本作ならRTX 5070で4K最高設定まで届きます。


※価格・構成は変動します。最新情報は各BTOショップ公式ページでご確認ください。
11 / FAQよくある質問
公式の推奨はGTX 1070 8GB/RX Vega 56 8GB、Core i7-8700K/Ryzen 5 3600X、メモリ16GBです。レイトレーシングを使う場合の推奨はRTX 3070 Ti/RX 6900 XTで、フルHD・画質High・RT Highが目安です。
2026年9月時点でも公式には対応していません。ボーダーレスウィンドウで描画解像度を下げる方法や、外部ツールのLossless Scalingでアップスケーリングとフレーム生成を加える方法があります。MODでDLSSを組み込む方法は、アンチチートを切るのでオフライン専用です。
ゲーム内では60fpsが上限です。MODで上限を外せますが、アンチチートを無効にしたオフライン起動が前提です。オンラインを維持したまま滑らかにしたいなら、Lossless Scalingのフレーム生成で表示だけを補う方法が使えます。
まず「レイトレーシング品質」がOFFになっているか確認してください。一部のPC版で、アップデート後にレイトレーシングが意図せず有効になる不具合が公式に告知されています。4Kでは最大40%fpsが落ちます。
レイトレーシング品質です。それ以外の個別項目は、最も効くボリュメトリック品質でも4〜5%です。GPUが足りない場合は、項目を1つずつ下げるより、プリセットをHighやMediumに下げるほうが効きます。
初めての場面でシェーダーをコンパイルするためのカクつきで、設定を下げても消えません。同じエリアを進むうちに減りますが、アップデートやドライバー更新の直後はしばらく戻ります。レイトレーシングをONにしていると増えるので、OFFにしてください。
動作要件は本編と同じです。DLC配信時の検証でも、ほとんどの場面のパフォーマンスは本編と同等で、一部の場面が少し重い程度とされています。
エルデンリングで重いと感じたら、まずレイトレーシング品質がOFFかを確認してください。RTなしなら、最高設定でもWQHDはRTX 3060級、4KはRTX 3080級で上限の60fpsに届きます。個別の項目は数%ずつしか変わらないので、GPUが足りない場合はプリセットごと下げるのが近道です。
カクつきはシェーダーのコンパイルが原因で、設定では消えません。DLSSやFSRには対応していないため、解像度やfpsを補いたいならボーダーレスでの描画解像度の変更か、Lossless Scalingを使ってください。
















