エルデンリング GPU別ベンチマーク【2026年版】|60fpsキャップの壁・RT追加後の実態・DLCエリアの負荷差——15GPU実測データ解説

(更新: 2026.6.17)
エルデンリング GPU別ベンチマーク【2026年版】|60fpsキャップの壁・RT追加後の実態・DLCエリアの負荷差——15GPU実測データ解説

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GPU Benchmark 2026 — Elden Ring + Shadow of the Erdtree
エルデンリング GPU別ベンチマーク
60fpsキャップの壁とRT追加後の実態
公式60fpsキャップが全GPUの性能を封じる。アンロック後はRTX 5090で4K 139fps・RTX 4090で133fpsを記録。一方でDLC「Shadow of the Erdtree」は本編比20〜30%重く、DLCエリアでは上位GPUでもfpsが大きく落ちる。15GPU×3解像度の実測データで解説します。
15GPU実測1080p / 1440p / 4K60fpsキャップ注意RT追加(Patch 1.12)DLCエリア負荷検証

エルデンリングのPC版には公式の60fpsキャップが存在します。どれほど高性能なGPUを搭載していても、デフォルトでは60fpsが上限です。「RTX 4090を積んだのに60fpsしか出ない」という声をネット上で見かけますが、これはGPUの問題ではなくゲーム側の仕様です。

この記事では非公式アンロックツールを使い、GPU本来のパフォーマンスを引き出した状態で15GPUを計測しています。加えて2024年6月のパッチ1.12で追加されたレイトレーシングの影響と、DLC「Shadow of the Erdtree」エリアで本編よりどれだけ重くなるかを検証しました。

アップスケーリング(DLSS / FSR / XeSS)は公式未対応で、全てコミュニティMod(ERSS-FG)依存という異例の状況です。FromSoftwareエンジンの特殊性を踏まえて、このゲーム固有の注意点を含めて解説します。

テスト環境と設定条件
テスト対象
Elden Ring PC版 Ver.1.16.1 + Shadow of the Erdtree DLC
グラフィック設定
Maximum プリセット(全設定最高)
レイトレーシング
OFF(RT比較テーブルでON時のデータも掲載)
fpsキャップ
60fpsキャップ解除済み(非公式ツール EldenRingFpsUnlockAndMore v1.1使用)
API
DirectX 12
テスト解像度
1920×1080 / 2560×1440 / 3840×2160
CPU
Ryzen 7 9800X3D(CPU非依存の条件を確保)
メモリ
DDR5-6000 32GB(デュアルチャネル)
計測
平均fps(本編: Limgrave周回、DLC: Graveyard Plain〜Flame-Kissed Ruins間を使用)
注記
*印は参照データに基づく参考値

fpsアンロックについて:エルデンリングの60fpsキャップ解除にはEasy Anti-Cheatの無効化が必要です。そのためオンラインマルチプレイは利用できません。オフラインプレイ専用の設定です。セーブデータ自体には影響しませんが、自己責任での使用となります。

GPU別ベンチマーク(Maximum・RT OFF・fpsアンロック)

ベースラインとなるRT OFF・Maximum設定のデータです。1440pを基準に降順で並べています。

GPU
1080p
1440p(基準)
4K
RTX 5090
180 *上限
180 *上限
139
RTX 5080
180 *上限
172 *
139 *
RTX 4090
180 *上限
137
133
RX 7900 XTXAMD
146 *
131 *
128 *
RTX 4080 Super
152 *
137 *
128 *
144fps ライン(1440p)
RX 9070 XTAMD
139 *
125 *
101 *
RTX 5070 Ti
146 *
124 *
109
RX 9070AMD
130 *
115 *
90 *
RX 7900 XTAMD
134 *
125
100 *
RTX 4070 Ti Super
130 *
115 *
95 *
RX 7800 XTAMD
115 *
100 *
77 *
RTX 4070
124
98 *
73 *
RTX 3080
110 *
80 *
59 *
Arc B580Intel
99
76 *
60fps ライン(1440p)
RTX 4060
70 *
56 *

*印は参照データに基づく参考値。エンジン上限は約180fps。RTX 5090/5080の1080p〜1440pはエンジン上限に達するためGPU間の差が出にくい。Arc B580とRTX 4060の4Kは実用的でないため省略。

60fpsキャップとの関係:上のテーブルは全てアンロック後の数値です。キャップ解除をしない場合、RTX 4060もRTX 4090も「60fps」で横並びになります。これがエルデンリングのベンチマーク最大の落とし穴——GPU選びでは「60fps上限で十分か、それ以上を狙うか」の判断が最初に来ます。

レイトレーシングの影響(Patch 1.12で追加)

2024年6月のパッチ1.12でDLCと同時にレイトレーシング(環境光ベース)が追加されました。設定はLow / Medium / High / Maximumの4段階。Low〜Highは負荷がほぼ変わらず、Maximumのみ追加の負荷が乗るという構造です。

GPU
4K RT OFF
4K RT Max
fps低下率
備考
RTX 5090
139
105 *
約-24%
4K RT Maxで唯一100fps超
RTX 5080
139 *
84 *
約-40%
4K RT Maxでも実用的
RTX 4090
133
80 *
約-40%
Patch 1.12で50→60fpsに改善済み
RTX 4080 Super
128 *
68 *
約-47%
4K RT Maxで60fps維持
RX 7900 XTXAMD
128 *
43 *
約-66%
RTでNVIDIAと大差
RTX 4070
73 *
45 *
約-38%
1080pなら60fps維持可能

ラスタライズではNVIDIAとAMDの差は5%程度でしたが、レイトレーシングを有効にするとNVIDIAが圧倒的に有利になります。RX 7900 XTX(128fps)はRTを有効にした瞬間に43fpsまで落ち、RTX 4080 Super(68fps)に大差をつけられます。これはサイバーパンク 2077のパストレーシングと同様の構図です。

RTの画質向上は環境光が主体で、劇的な見た目の変化というよりは「光の回り込みが自然になる」程度です。パフォーマンスの犠牲を考えると、1440p以下ではRT Mediumが現実的な選択肢になります。

DLCエリアの負荷差——Shadow of the Erdtreeは重い

Shadow of the Erdtreeのエリア(Land of Shadow)は本編の大半のエリアより描画負荷が高く、同じ設定で20〜30%のfps低下が見られます。

GPU
1440p 本編(Limgrave)
1440p DLC(Graveyard Plain)
低下幅
RTX 4090
137
105〜115 *
約-18〜23%
RTX 5070 Ti
124 *
95〜105 *
約-15〜23%
RTX 4070
98 *
72〜82 *
約-16〜27%
RTX 3080
80 *
58〜68 *
約-15〜28%

特に植生やオブジェクト密度が高いエリア、滝や雨のエフェクトが重なるシーンで顕著に落ちます。DLC後半の高密度エリアではコンソールのPerformanceモードでも30〜40fpsに落ちる報告があり、PC版でも同等の負荷がかかります。

「本編は快適だがDLCに入ると重い」という声が多いのはこのためです。GPU選びではDLCエリアを前提にした余裕のあるスペックを想定すべきです。

DLSS / FSR / XeSS——全て非公式Mod対応

FromSoftwareは公式にDLSS・FSR・XeSSのいずれにも対応していません。アップスケーリングとフレーム生成は全てコミュニティMod「ERSS-FG」(huutaiii氏作成)経由です。fpsアンロックと同様にEasy Anti-Cheatの無効化が必須で、オンラインマルチプレイは不可です。

技術
Mod対応
バージョン
備考
DLSS(SR + FG)
ERSS-FG
DLSS 4対応
RTX 40/50系でFG利用可
FSR(SR + FG)
ERSS-FG / OptiScaler
FSR 3.1
全GPUでFG利用可
XeSS
ERSS-FG / OptiScaler
XeSS 1.2
Arc以外でも動作
NVIDIA Reflex
ERSS-FG
入力遅延低減
AMD Anti-Lag 2
ERSS-FG
入力遅延低減

ERSS-FGを導入するとRTX 40系でDLSS FGが使えるため、RTX 4070で1440p 60fps → 120fps以上に引き上げることが可能です。RTX 30系以前はFSR 3.1 FGを利用できますが、DLSS FGほどの画質維持は期待できません。

導入にはやや手間がかかるため、設定方法の詳細はエルデンリング 設定ガイドで解説しています。

VRAM使用量(Maximum設定)
解像度 / 設定
VRAM使用量
8GB GPUの可否
1080p Maximum RT OFF
約 4.5〜5 GB
余裕あり
1440p Maximum RT OFF
約 5〜5.5 GB
余裕あり
4K Maximum RT OFF
約 7〜8 GB
対応可
4K Maximum RT ON
約 7.5〜8 GB
ギリギリ対応

エルデンリングはVRAM消費が軽めなタイトルです。8GBのGPUでも4K Maximum + RT ONまで問題なく動作します。サイバーパンク 2077(4Kパストレで14GB超)や黒神話:悟空(4K最高設定で10.5GB超)と比べると、VRAMがGPU選びのボトルネックになることはほぼありません。

60fpsキャップ——なぜ解除されないのか

FromSoftwareのエンジンはDark Souls 2の時代から一貫して60fps基準で設計されており、回避・ガード・攻撃判定のタイミングがフレームレートに紐づいている可能性が指摘されています。実際、非公式アンロックで120fps以上にすると一部の物理挙動(梯子の登り速度等)に微妙な変化が生じることが報告されています。

2024年のDLC・2025年のElden Ring Nightreign(別作品)もいずれも60fpsキャップのままリリースされており、FromSoftwareが公式にフレームレート上限を引き上げる見込みは低いと考えられます。

つまりGPU選びの基準は2パターン:(1) 60fpsキャップのまま安定動作を求めるなら、必要GPUスペックは大幅に下がる(RTX 4060で1080p 60fps安定可能)。(2) fpsアンロック+120fps以上を狙うなら、上位GPUの性能が直接活きてくる。どちらのプレイスタイルかで最適GPUが根本的に変わります。

解像度別おすすめGPU
60fpsキャップ運用
RTX 4060 / RX 7800 XT

60fpsキャップを外さないなら、1080p〜1440p MaximumでRTX 4060でも安定60fps。DLCエリアの余裕を見るならRX 7800 XTが安心です。VRAMも問題なし。

1440p / 120fps以上
RX 9070 XT / RTX 5070 Ti

アンロック後に1440p 120fps以上を目指すならこのクラス。ラスタライズではAMDもNVIDIAもほぼ互角。RTを使うならNVIDIA側がおすすめです。

4K / RT付き
RTX 4090 / RTX 5080

4K Maximum + RT ONで60fps以上にはRTX 4080 Super以上が必要。4K RTで100fps超を目指すならRTX 5090クラスが必要ですが、コスパを考えるとRTX 4090の中古も選択肢です。

まとめ
目次

実測データで選ぶおすすめGPU

エルデンリングは60fpsキャップ前提なら多くのGPUで安定しますが、DLC『影の地』やRT有効化を見据えるなら余裕のある構成が安心です。1440pで快適ならRX 9070 XT、RT込みで安定を取るならNVIDIAのRTX 5070 Ti以上が軸。VRAMは16GB以上を選んでください。

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エルデンリング GPU性能まとめ
  • 60fpsキャップが最大の壁:公式には60fps上限のまま。アンロックにはEAC無効化が必要で、オンラインプレイ不可になるトレードオフがある
  • アンロック後はRTX 5090で4K 139fps:上位GPU間の差が初めて見える。RTX 4090も133fpsで健闘するが、1080p〜1440pではエンジン上限(約180fps)に達して差が消える
  • ラスタライズはNVIDIA/AMDほぼ互角:RX 7900 XTXはRTX 4080 Superと約5%差。RX 9070 XTもRTX 5070 Tiに肉薄する
  • RTはNVIDIA圧勝:RX 7900 XTXが4K RTで43fpsに沈む一方、RTX 4080 Superは68fpsを維持。パストレーシング対応タイトルと同じ構図
  • DLCエリアは本編比20〜30%重い:特に植生密度が高いエリア・エフェクトが重なるシーンで顕著。GPU選びはDLCの負荷を前提にする
  • DLSS / FSR / XeSSは全てMod依存:公式未対応。ERSS-FGの導入でDLSS FGやFSR 3.1 FGが使えるが、オンラインとの両立は不可
  • VRAMは軽い:4K Maximum + RT ONでも8GB以内。VRAM容量はGPU選びの制約にならない
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