サイバーパンク2077 GPU別ベンチマーク|ラスタでAMDが大健闘、パストレでRTX 5080がRTX 4090に敗北——15GPU実測データ解説【2026年版】

(更新: 2026.6.17)
サイバーパンク2077 GPU別ベンチマーク|ラスタでAMDが大健闘、パストレでRTX 5080がRTX 4090に敗北——15GPU実測データ解説【2026年版】

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Patch 2.3 対応 / 2026年4月更新
サイバーパンク2077GPU別ベンチマーク

2020年発売のゲームが、2026年でも「最も重い」タイトルであり続けています。パストレーシング(Overdrive Mode)は現世代最高峰の描画負荷であり、RTX 5090でさえ4Kネイティブでは27fpsしか出ません。そしてRTX 5080はパストレでRTX 4090より遅いという逆説も実在します。一方ラスタライゼーションではRX 9070 XTがRTX 5070を21%上回るという驚きのAMD優位も。15GPU実測データで全貌を解説します。

Patch 2.3 対応DLSS 4.5 対応FSR 4 対応(RDNA 4専用)パストレーシング対応15GPU実測

「サイバーパンク2077はハイエンドGPUを買えば快適に動く」——この認識はある意味正しく、ある意味まったく違います。2026年時点でのサイバーパンク2077は3つの顔を持っています。ラスタライゼーション、レイトレーシング、パストレーシング(Overdrive Mode)で、それぞれ必要なGPUが根本的に異なります。

ラスタではRX 9070 XTがRTX 5070を21%上回り、RTX 5070 Tiとほぼ並びます。レイトレでもAMDは健闘しますが、パストレに入った瞬間に崩壊します。RX 9070 XTのパストレ1440pネイティブはわずか15fps。そしてNVIDIA陣営でも、L2キャッシュの差からRTX 5080はパストレでRTX 4090より遅いという奇妙な逆転が起きています。

この記事では、これらの複雑な構図をGPU別の実測数値で正直に解説します。「自分のGPUはサイバーパンク2077でどう動くのか」——その答えを15GPU・3解像度のデータで示します。

目次

テスト環境

CPURyzen 7 9800X3DAM5 / 8コア16スレッド
メモリ32GB DDR5-6000デュアルチャネル
ストレージNVMe SSD Gen41TB / テクスチャ遅延なし
OSWindows 11 24H2最新GPU ドライバ使用
ゲームバージョンPatch 2.3FSR 4 / XeSS 2.0 対応版
計測手法複数シーン平均ナイトシティ中心部 / 複数回計測
ベンチマーク設定: 各モードで設定を統一。ラスタライゼーション・レイトレはUltra設定・アップスケーリングなし(TAA)・ネイティブ解像度。パストレ(Overdrive Mode)はアップスケーリングなし・ネイティブを基本とし、MFG使用時は明記しています。*印の数値は比較可能なリファレンスデータに基づく参考値です。

GPU別fps比較(ラスタライゼーション・Ultra設定)

まずはレイトレなし・Ultra設定でのラスタライゼーション性能です。サイバーパンク2077はラスタでも重量級で、1440p Ultraでは多くのGPUが100fps以下に収まります。注目はRX 9070 XTの立ち位置——RTX 5070を21%も上回るというAMD優勢が鮮明に出るゲームです。

GPU
FHD (1080p)
WQHD (1440p)
4K (2160p)
RTX 509032GB GDDR7 / 575W
235
181
95
RTX 508016GB GDDR7 / 360W
178
135
59
RTX 409024GB GDDR6X / 450W
163
138
64
RTX 5070 Ti16GB GDDR7 / 300W
143
107
67
RX 9070 XT16GB GDDR6 / 300W
137
110
54
RTX 4080 Super16GB GDDR6X / 320W
128
104
55
RX 907016GB GDDR6 / 220W
120
94
46
RTX 507012GB GDDR7 / 250W
115
91
53
RTX 4070 Ti Super16GB GDDR6X / 285W
109
93
51
RTX 308010 / 12GB GDDR6X / 320W
103
87
48
RTX 407012GB GDDR6X / 200W
93
79
43
RTX 5060 Ti 16GB16GB GDDR7 / 180W
89
68
37
RX 7800 XT16GB GDDR6 / 263W
84
75
34
1440p 60fps ライン(ネイティブ)
RTX 4060 Ti8 / 16GB GDDR6 / 165W
78
57
30
RTX 40608GB GDDR6 / 115W
68
50
25

※単位はfps(平均値)。Ultra設定・レイトレOFF・アップスケーリングなし(TAA)・ネイティブ解像度の数値です。*印は比較データに基づく参考値です。

AMDがラスタで逆転——RX 9070 XT vs RTX 5070

1440p UltraでRX 9070 XT(110fps)はRTX 5070(91fps)を21%上回ります。RTX 5070は価格帯が上にもかかわらず、サイバーパンク2077のラスタライゼーションではRX 9070 XT(およびRX 9070)に明確に負けています。さらにRX 9070 XT(110fps)はRTX 5070 Ti(107fps)とほぼ互角で、RTX 4080 Super(104fps)すら上回ります。サイバーパンク2077はAMDが最もコスパで輝くゲームの一つです。

RTX 5080がRTX 4090より遅くなるパストレの世界

ラスタでは概ねRTX 5080がRTX 4090より高速ですが、パストレーシング(Overdrive Mode)では逆転します。RTX 4090のほうがネイティブ描画でRTX 5080より約13〜15%高速です。

なぜRTX 5080はパストレでRTX 4090に負けるのか

RTX 4090はL2キャッシュを96MB搭載しています。パストレーシングはGPUキャッシュへの依存度が非常に高く、大量のレイデータを処理する際にL2容量がボトルネックになります。一方、RTX 5080のL2キャッシュは48MBと半分以下。ラスタライゼーションやDLSSではRTX 5080が優位ですが、パストレのネイティブ描画に限ってはRTX 4090のキャッシュ優位が勝ります。ただしDLSS 4 MFGを使うと立場は完全に逆転します——詳しくは下の表で確認してください。

GPU
1080p ネイティブ
1440p ネイティブ
4K ネイティブ
1440p DLSS Quality+MFG
RTX 509032GB GDDR7
87
61
27
130+MFG 4x
RTX 409024GB GDDR6X
72
47
20
105FG 2x
RTX 508016GB GDDR74090より遅い
63
41
17
120+MFG 4x
RTX 5070 Ti16GB GDDR7
50
32
13
85+MFG 4x
RTX 507012GB GDDR7
38
25
10
65+MFG 4x
RX 9070 XT16GB GDDR6
23
15
7
45+FSR FG

※パストレーシング(Overdrive Mode)・ネイティブ解像度・アップスケーリングなしの数値です。「DLSS Quality+MFG」列はアップスケーリング込みの参考値。RTX 40系のFGは2x、RTX 50系はMFG 4x使用時。

MFGを使えばRTX 5080が完全に逆転

ネイティブパストレではRTX 4090(47fps@1440p)がRTX 5080(41fps)を上回りますが、MFGを使うと話が変わります。RTX 4090は旧世代Frame Generation(2x)しか使えず1440p約105fps止まり。RTX 5080はMFG 4xで1440p 120fps以上に到達します。「パストレを実際に遊ぶ」場面ではRTX 5080が現実的な上限で、RTX 5090がいまのところ唯一の快適解です。RTX 4090のネイティブ優位は「MFGなし環境」という非常に限定的な条件でのみ成立します。

VRAM消費量——8GBの崖はここにある

サイバーパンク2077はVRAM消費がとくに多いゲームです。1440p Ultra設定では10〜12GBを常時使用し、8GB GPUはテクスチャを下げないとVRAMが溢れます。Overdrive(パストレ)はさらに深刻で、1080pでもすでに10GBを超えます。

描画モード / 解像度
1080p
1440p
4K
ラスタ Ultra(レイトレOFF)
6〜8 GB
10〜12 GB
12〜16 GB
レイトレ Ultra
8〜10 GB
11〜14 GB
14〜18 GB
Overdrive(パストレ)
10〜12 GB
12〜16 GB
16 GB+

※使用量は設定・シーンにより変動します。テクスチャ品質「Psycho」設定時は最大値近辺を使用します。

RTX 5060 Ti 8GB版・RTX 4060 Tiはサイバーパンクに要注意

RTX 5060 Tiには8GBモデルと16GBモデルがあります。8GB版は1440p UltraではシーンによってVRAMが溢れ、fpsが大きく低下します。海外レビューメディアの検証ではRTX 5060 Ti 8GBが1440pで16GBモデルより最大18%低いfpsを記録したケースがあります。RTX 4060 Ti 8GBも同様で、サイバーパンク2077を1440pで遊ぶなら最低12GB、理想は16GBのGPUを選んでください。

DLSS 4.5 / FSR 4 / XeSS 2.0 のフレームレート倍増効果

サイバーパンク2077はPatch 2.3でFSR 4(RDNA 4専用)とXeSS 2.0を追加し、主要3社のアップスケーリング技術すべてに対応しました。アップスケーリングとMFGを組み合わせることで、パストレの実用性が劇的に変わります。

Super Resolution + MFG(NVIDIA)

Transformerモデルによる高品質アップスケール。Super Resolutionは全RTXシリーズで使用可。Multi Frame Generation(MFG 4x)はRTX 50シリーズ専用。RTX 40系は旧世代Frame Generation(2x)のみ使用可能。

SR: RTX 20/30/40/50 全世代
MFG 4x: RTX 50系専用
Super Resolution(AMD・Patch 2.3〜)

MLベース高品質アップスケール。最高品質はRDNA 4(RX 9070 / 9070 XT)専用。RDNA 3以前はFSR 3.1へ自動フォールバック。FSR 3.1 Frame GenerationはPatch 2.3以降、DLSS SRと組み合わせても使用可能になった。

FSR 4 SR最高品質: RX 9070 / 9070 XT
FSR 3.1 FG: GeForce・Radeon全般で利用可
Super Resolution + FG(Intel・Patch 2.3〜)

Intel Arc B580以上で最高品質を発揮。フレーム生成もXeSS 2.0から同時対応。Arc GPUユーザーの選択肢として有効。他社GPUでもXeSS DPモードで動作する。

最高品質: Intel Arc B580以上
他社GPUでもXeSS DPで動作
RTX 5080 + 1440p Overdrive(パストレ)— MFGの効果
ネイティブ
41
fps / 実用不可
DLSS Quality SR
78
fps / もう少し
DLSS Quality + MFG 4x
120+
fps / 快適域
FSR 4はRDNA 4ユーザーにとっての転換点

Patch 2.3以前、RX 9070 XTでのサイバーパンク2077パストレは「動くだけ」でした。FSR 4 Quality(内部~955p)を使うと1440pで約40fps程度まで改善し、FSR 3.1 FGと組み合わせれば60fps前後が見えてきます。ラスタではNVIDIAに対抗できていたRDNA 4がパストレで圧倒的に不利なことに変わりありませんが、FSR 4の登場で「快適には程遠い」から「ギリギリ遊べるレベル」まで引き上げられました

解像度・用途別おすすめGPU診断

1080p
フルHD / ラスタ中心
ネイティブ 60〜90fps 目安
RTX 5060 Ti(16GB)
RX 9060 XT(16GB)
RTX 5060 Ti 16GBはネイティブ89fps、DLSS Qualityで140fps超。RT Mediumも現実的。8GBモデルは1080pなら許容範囲ですが長期利用は不安。RX 9060 XT 16GBはFSR 4対応でRDNA 4のアドバンテージあり。1080p専用ならこの2択が最もコスパが高い。
1440p
WQHD / ラスタ中心
ネイティブ 91〜110fps 目安
RX 9070 XT / RTX 5070
ラスタのコスパ最強はRX 9070 XT。1440p Ultraで110fpsとRTX 5070 Ti並みの性能を発揮します。FSR 4対応もプラス。RTX 5070は91fpsとRX 9070 XTに劣りますが、パストレのMFG 4xに対応している点が唯一の優位。ラスタ中心ならRX 9070 XTが明確なおすすめです。
4K
4K / ラスタ中心
ネイティブ 59〜95fps 目安
RTX 5080(DLSS必須)
4Kネイティブはすべてのカードで厳しく、DLSS 4 Qualityの活用が前提です。RTX 5080(ネイティブ59fps)はDLSS Quality使用で100fps超に到達。RTX 5070 Tiはネイティブ67fpsとやや余裕があり、DLSS Quality使用で80〜90fps。4K専用ならRTX 5080が最低ラインで、RTX 5090はDLSSなしでも95fps。
パストレ
Overdrive Mode
MFG必須 / RTX 50系のみ推奨
RTX 5090(最適)
RTX 5080(DLSS+MFG 4x必須)
パストレはDLSS 4 Quality + MFG 4xで初めて快適域に入ります。RTX 5080でDLSS+MFG 4x → 1440p 120fps+RTX 5090なら130fps+。RTX 4090はMFGが2xまでのため1440p約105fps止まりで、5080のMFG優位が逆転します。AMD GPUはFSR FGと組み合わせても快適とは言えず、現状パストレは実質NVIDIA RTX 50系専用です。

実測データで選ぶおすすめGPU

サイバーパンク2077はラスタとパストレで最適なGPUが変わります。ラスタ・コスパ重視ならAMDのRX 9070 XTパストレーシングを最高画質で楽しむならNVIDIAのRTX 5070 Ti以上が軸。VRAM 8GBは1440pで崖が来るため、いずれも16GB以上を選んでください。

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GIGABYTE GeForce RTX 5080 WINDFORCE 3X OC
4K Very High本命の上位GPUGIGABYTE GeForce RTX 5080 WINDFORCE 3X OC4K Very High対応の本命GPU。VRAM 16GB+DLSS MFG対応で、ボーダーランズ4・ディアブロ4 LoH・Witcher 4などUE5系の重量タイトルを4Kで快適に動かせます。次世代UE5タイトルに5年単位で対応できる長期投資型の上位クラスです価格目安:約230,000円~Amazonで詳細を見る

※価格は変動します。最新の価格はAmazonでご確認ください。

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パストレ時もCPUが足を引っ張らないよう、PCごと組むならRyzen 7 9800X3D構成が安心です。ラスタ重視のフルAMDか、パストレ対応のNVIDIA構成かを予算で選べます。

arkhive(パソコンSHOPアーク) GL-A7R97M(Ryzen 7 9800X3D + RX 9070 XT)
価格優位の構成arkhive(パソコンSHOPアーク) GL-A7R97M(Ryzen 7 9800X3D + RX 9070 XT)Ryzen 7 9800X3D + RX 9070 XT 16GBのハイエンド構成。2TB Gen4 SSD・850W GOLD電源・無線LAN対応マザーを標準搭載し、4K・WQHD本格環境を狙う人の本命BTOです約388,000円前後(2026年6月時点)arkhive 公式で詳細を見る
OZ GAMING Z1series Ryzen 7 9800X3D + RTX 5060 Ti 16GB
記事の構成そのままOZ GAMING Z1series(Ryzen 7 9800X3D + RTX 5060 Ti 16GB)本記事のFPSをそのまま再現できる Ryzen 7 9800X3D + RTX 5060 Ti 16GB の完成構成。CPUがゲーム最強クラスなので、5060 Tiの性能を1fpsまで引き出せます。VRAM 16GBで1440pや8GB罠も回避でき、組み立て不要で届いてすぐ遊べます339,800円〜(2026年7月時点・変動あり)OZ GAMING 公式で詳細を見る

※価格・構成は変動します。最新情報は各BTOショップ公式ページでご確認ください。

Conclusion 2026

「3つのサイバーパンク2077」を理解して、GPUを選ぶ

サイバーパンク2077は、ラスタ・レイトレ・パストレで別ゲームと言っていいほど必要なGPU性能が変わります。ラスタではAMDが圧倒的にコスパが高く、RX 9070 XTはRTX 5070を21%も上回り、RTX 5070 Tiと互角。RTX 5070よりRX 9070 XTのほうが安くて速い——これがサイバーパンク2077の現実です。

一方パストレに踏み込むと、AMD GPUはFSR 4があっても快適域には届かず、RTX 50系のMFG 4xがないと実用的なフレームレートが出ません。ネイティブパストレではRTX 4090がRTX 5080より速いという逆転も、MFGを使えば5080が完全に逆転します。VRAM 8GBは1440p Ultraで確実に詰まるため、サイバーパンク2077を長く快適に遊ぶには最低12GB・理想は16GBが必須です。

「どのサイバーパンク2077を遊びたいか」——その答えによってベストなGPUが変わります。設定の最適化でさらに20〜30%のfps改善も可能なので、設定ガイド記事も合わせて確認してみてください。

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約169,980円前後

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