インディ・ジョーンズ/大いなる円環 GPU別ベンチマーク【2026年版】|「RT必須」の誤解とパストレ4K 60fps不可能説——16GPUで徹底比較

(更新: 2026.7.9)
インディ・ジョーンズ/大いなる円環 GPU別ベンチマーク【2026年版】|「RT必須」の誤解とパストレ4K 60fps不可能説——16GPUで徹底比較

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GPU Benchmark 2026 — Indiana Jones and the Great Circle
インディ・ジョーンズ/大いなる円環 GPU別ベンチマーク
「RT必須」は半分誤解——RTは強制・PTはオプション、16GPUで徹底比較
MachineGames製・id Tech 7ベースの本作は2024年12月9日発売。ハードウェアRT対応GPUが必須ですがパストレーシングはオプション機能。4K Supremeネイティブ快適はRX 7900 XTX・RTX 4090クラスのみ、パストレ+フレーム生成なしで4K 60fpsは実現不可能、VRAMは16GB推奨——誤情報を整理しつつ16GPU×3解像度で徹底解説します。
16GPU比較1080p / 1440p / 4KRT強制 / PTオプションDLSS 4 MFG対応VRAM 16GB推奨

インディ・ジョーンズ/大いなる円環は2024年12月9日にPC版が発売されました。MachineGames開発・Bethesda Softworksパブリッシュで、エンジンはid Tech 7をベースに内製拡張したバージョンが使われています。クラシックな冒険活劇の雰囲気をそのままに、現行世代の映像技術をフル投入した結果、PC版として非常に重いタイトルに仕上がりました。

本作には知っておくべき重要な事実があります。「パストレーシング必須」と報じられた情報がありますが、これは半分誤りです。正しくは通常のレイトレーシング(レイトレース・グローバルイルミネーション)が強制ONで無効化不可パストレーシングは発売後アップデートで追加された別設定で、オプション機能というのが実態です。この区別を曖昧にしたまま「RT必須」とだけ伝えると、購入判断を誤る可能性があります。

本記事では16GPU×3解像度の比較データを掲載し、RTとPTの違いを明確にした上で、VRAM要件・CPU依存度・パストレーシング時の別次元の負荷・そしてフレーム生成の効果まで解説します。冒頭の誤解を解いた上で、このゲームを快適に遊ぶために必要なGPUの現実を整理しました。

目次

テスト環境と設定条件

テスト対象Indiana Jones and the Great Circle PC版(Steam版、最新パッチ適用・Update 3以降)
グラフィック設定Supreme(最高プリセット)/ RT強制ON / パストレーシング OFF と ON 両方テスト
アップスケーリングネイティブ(SR・FG比較は別項)
APIDirectX 12 Ultimate
テスト解像度1920×1080 / 2560×1440 / 3840×2160
CPURyzen 7 9800X3D
メモリDDR5-6000 32GB(デュアルチャネル)
計測シーンジャングル・遺跡・室内複合エリア(複数シーン平均)
ハードウェア要件ハードウェアレイトレーシング対応GPU必須(GTX 10/16・RX 500/Vega世代は起動不可)
注記*印は複数の海外ベンチマークデータを基にした参考値。実機環境・ドライバーにより前後する場合があります

「パストレーシング必須」の真相:本作は通常のレイトレース・グローバルイルミネーション(RT GI)が全プリセットで強制ONで無効化できません。しかしフルパストレーシング(PT)はオプション機能で、NVIDIA RTX向けはほぼ発売時から、AMD・Intel向けは2025年2月のUpdate 3で追加されました。海外メディアが「RT必須」と報じたのはGI強制のことで、PTはあくまでハイエンドGPU向けのオプション。RX 7900 XTX・RTX 4060クラスでも通常のRT GIで十分プレイ可能です。

GPU別ベンチマーク(Supreme・ネイティブ・RT ON / PT OFF)

1440pを基準に降順で並べています。1440p Supreme ネイティブ60fps以上を達成できる最低ラインはRTX 4070 Super(80fps)4K Supreme ネイティブ60fps以上はRX 7900 XTX(69fps)・RTX 4090(97fps)・RTX 5080以上(80fps以上)のみです。通常RT込みでもこの重さで、パストレーシングONではさらに負荷が跳ね上がります。

GPU1080p1440p(基準)4K
RTX 5090
215 *
175 *
108 *
RTX 4090
152
130
97
RTX 5080
165 *
140 *
85 *
RX 7900 XTXAMD
148 *
120 *
69 *
RTX 5070 Ti
138 *
110 *
65 *
RTX 4080 Super
142 *
112 *
71 *
RTX 4080
140 *
110 *
69 *
RX 9070 XTAMD
132 *
102 *
61 *
RTX 4070 Ti Super
128 *
95 *
56 *
RTX 5070
122 *
92 *
54 *
RTX 4070 Super
112 *
80 *
46 *
RX 9070AMD
102 *
72 *
42 *
RTX 4070
96 *
66 *
37 *
RX 7800 XTAMD
92 *
65 *
35 *
1440p Supreme 60fps ライン
RTX 4060 Ti 16GB
80 *
55 *
30 *
RTX 4060
65 *VRAM注意
40 *VRAM不足
20 *非推奨

*印は複数の海外ベンチマークメディアおよびnichepcgamerの検証値、世代間性能比を基に算出した参考値。RTX 4090の各解像度および特定モデルのネイティブSupreme実測値は海外レビュー実測、他は検証値の差分を適用。CPUはRyzen 7 9800X3D使用。RTX 4060の1440p以上はVRAM 8GBの制限が大きく影響し、プレイ可能ですがテクスチャ転送詰まりが頻発します。

パストレーシング時の別次元の重さ

ここからが本作の真骨頂です。パストレーシング(PT)を有効にすると、同じGPUでfpsが半分以下に落ちるほどの負荷がかかります。RTX 4090ですら4K PTネイティブで47fps、RTX 4080 Superで37fpsと、ハイエンドクラスでも60fpsに届きません。このゲームでパストレーシングを使うには、アップスケーリングとフレーム生成の併用が事実上必須です。

GPU1080p PT ネイティブ1440p PT + DLSS Q SR4K PT + DLSS Q SR
RTX 409066fps72fps47fps
RTX 4080 Super53fps58fps37fps
RTX 408052fps57fps37fps
RTX 4070 Ti Super47fps50fps32fps
RTX 4070 Ti22fps(VRAM不足)17fps(VRAM不足)

注目すべきはRTX 4070 Tiの異常値です。1080p PTで22fps、1440pでは17fpsと、RTX 4070 Ti Superから大幅にfpsが落ちています。これはGPU性能の差ではなくVRAM 12GBでは足りないためです。4070 Ti Superは16GBなのでPTを通常プレイできますが、4070 Tiはテクスチャ転送の詰まりでfpsが大幅に低下します。VRAM要件の厳しさが如実に現れた例です。

DLSS 4 Multi Frame Generation + RTX 5090 / 5080

RTX 50シリーズはDLSS 4のマルチフレーム生成(MFG)に対応しており、これが唯一「4K パストレーシングで実用的な高fps」を実現できる手段です。RTX 5090で4K PT + DLSS 4 Quality + MFG x4 で常時160fps超、RTX 5080でも4K PT + DLSS 4 Quality Transformer で平均115fpsが記録されています。パストレーシング常用派にはRTX 50シリーズが現実的な選択肢です。

結論:パストレーシング + フレーム生成なし・ネイティブ解像度で4K 60fps以上を出せるGPUは、2026年4月時点で存在しません。PTを本気で使いたいなら、DLSS + FG(できればMFG)の併用が前提です。

VRAM要件——16GBが事実上の快適プレイ下限

本作はVRAM消費の厳しさでも話題になりました。RT GI強制ONの影響で、8GB GPUは1080pですら余裕がなく、PT使用時は16GB未満ではまともにプレイできません。

設定・解像度VRAM目安8GB GPU12GB GPU16GB GPU
1080p Supreme(RTのみ)約 10〜11 GB不足(クラッシュ報告)十分十分
1440p Supreme(RTのみ)約 12〜13 GB使用不可ギリギリ十分
4K Supreme(RTのみ)約 14〜15 GB使用不可制限あり十分
1440p + パストレーシング約 14〜16 GB使用不可不足(スタッター)ギリギリ
4K + パストレーシング約 18 GB超使用不可大幅不足不足

8GB VRAMのGPU(RTX 4060・RTX 4060 Ti 8GB版)では1080pですらクラッシュの報告があり、本作はそもそもプレイ対象外と考えるべきです。12GB GPU(RTX 4070・RTX 4070 Ti)はRT通常運用までが限界で、パストレーシングを使うとテクスチャ不足で大幅にfpsが落ちます。パストレーシングを視野に入れるなら16GB、4K PTを狙うなら24GB(RTX 4090)が事実上の最低ラインです。

AMD vs NVIDIA——ラスタは健闘、PTはNVIDIA専用だった

機能NVIDIA(RTX 40/50系)AMD(RX 7000/9000系)
通常RT(GI強制)対応対応(RX 7900 XTXは4K Supremeで69fpsと優秀)
パストレーシング対応(発売当初から)ローンチ時はNVIDIA専用、後のアップデートで対応も実用外
DLSS 3 / 4 Frame Generation対応
FSR 3.1 Frame Generation対応
DLSS 4 MFG(マルチFG)RTX 50系専用非対応
Ray Reconstruction対応(DLSS 3.5)非対応

ラスタライズ性能と通常RTではAMDが大健闘しており、RX 7900 XTXは4K Supremeネイティブで69fpsを記録、RTX 4080と同水準の結果を残しています。RX 9070 XTもRTX 5070を上回る報告が多数あり、コスパの良さは健在です。ただしパストレーシングに関しては発売当初NVIDIA専用で、後のアップデートで有効化された後もRX 9070 XTで4K PT + FSR FGでも45fps前後・入力遅延大と実用的ではありません。なお同Update 3ではAMD FSR 3.1に加えIntel XeSS 1.4アップスケーリングにも対応しています。

パストレーシングを使わずに本作を楽しむなら、RX 7900 XTXやRX 9070 XTは非常に優秀な選択肢です。逆にPT常用を目指すなら、NVIDIA RTX 40/50系の16GB以上モデルが実質的に必須です。

解像度別おすすめGPU

1080p / 快適プレイ(RTのみ)
RTX 4070 Super / RX 7800 XT

1080p Supreme ネイティブ60fps以上を安定して狙うならRTX 4070 Super(112fps)・RX 7800 XT(92fps)が快適ライン。8GB GPUは公式スペック通り対象外。12GB以上・RT対応世代が必須です。

1440p / 快適プレイ(RTのみ)
RTX 4080 / RX 9070 XT

1440p Supreme ネイティブ60fps以上のラインはRTX 4080(110fps)・RX 9070 XT(102fps)。RTX 4070 Super(80fps)でも60fps超を維持できます。この帯域ではAMDのコスパが光り、RX 9070 XTが特に推奨です。

4K / パストレーシング快適
RTX 5090 + DLSS 4 MFG

4Kパストレーシング常用を狙うならRTX 5090一択。4K PT + DLSS 4 Q + MFG x4 で常時160fps超を維持できます。RTX 4090でも4K PT + DLSS 3.5 FG で快適ですが、MFG対応の有無が将来の余裕に直結します。

まとめ

インディ・ジョーンズ/大いなる円環 GPU性能まとめ
  • 「RT必須」は半分正しく半分誤り:通常のRT GIは全プリセットで強制ONで無効化不可。しかしパストレーシング(PT)は発売後アップデートで追加されたオプション機能。通常RTのみならRX 7900 XTX・RTX 4070クラスでも快適プレイ可能
  • 1440p Supreme ネイティブ60fpsの最低ラインはRTX 4070 Super(80fps):通常RT込みの重さとしては現行タイトルの中でも重めの部類。RX 9070 XT(102fps)は同価格帯で大幅に有利
  • 4K Supreme ネイティブ60fps達成はRX 7900 XTX・RTX 4090・RTX 5080以上の4GPUのみ:RX 7900 XTXがRTX 4080と同水準(69fps)と大健闘
  • パストレーシング使用時の別次元の負荷:RTX 4090でも4K PT ネイティブ47fps、RTX 4080 Superで37fps。フレーム生成なしで4K PT 60fpsは実現不可能
  • VRAM 16GBが事実上の快適プレイ下限:8GB GPUは1080pでもクラッシュ報告あり。12GBはRT通常運用まで、PT使用には16GB以上、4K PTには24GBが必要
  • RTX 4070 Ti(12GB)はPT時に性能が大幅低下:GPU性能自体は4070 Ti Super相当だが、VRAM不足でPT時17〜22fpsに落ちる。同世代でもVRAM容量が明暗を分ける例
  • DLSS 4 MFG + RTX 5090が唯一の「4K PT常用」現実解:4K PT + DLSS 4 Q + MFG x4 で常時160fps超。RTX 4090でもDLSS 3 FGで快適だが将来余裕を求めるならRTX 5090

よくある質問

インディ・ジョーンズ/大いなる円環はGTX 1080など非RT GPUで動きますか?

動きません。本作はレイトレース・グローバルイルミネーション(RT GI)が常時オンでハードウェアRT必須のため、GTX 10/16・RX 500/Vega世代では起動できません。RTX 20/RX 6000/Arc以降が必要です。

パストレーシングと通常RTは何が違いますか?必須ですか?

通常のRT GIは全プリセットで強制ON(無効化不可)ですが、フルパストレーシング(PT)はオプションです。通常RTのみならRX 7900 XTX・RTX 4070クラスでも快適に遊べます。

4K 60fpsで遊ぶにはどのGPUが必要ですか?

通常RTのネイティブ4K Supreme 60fps以上はRX 7900 XTX(69fps)・RTX 4080・RTX 4090・RTX 5080以上のみです。パストレーシングではフレーム生成なしで4K 60fpsを出せるGPUは存在しません。

必要なVRAMはどれくらいですか?

RT GI強制のため8GBは1080pでもクラッシュ報告があり実用外です。通常RTで12GB以上、パストレーシングは16GB以上、4K PTは24GBが事実上の下限です。

AMD(Radeon)でも快適に遊べますか?

ラスタライズと通常RTではAMDが健闘し、RX 7900 XTX・RX 9070 XTは非常に優秀です。ただしパストレーシングは動作しても実用的なfpsが出ず、DLSSフレーム生成・Ray Reconstructionも使えません。PT常用はNVIDIA RTX 40/50が実質必須です。

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