ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク GPU別ベンチマーク【2026年版】|レイトレなしで4K 60fpsが狙える良移植——16GPU実測解説

(更新: 2026.6.17)
ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク GPU別ベンチマーク【2026年版】|レイトレなしで4K 60fpsが狙える良移植——16GPU実測解説

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GPU Benchmark 2026 — God of War Ragnarök
ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク GPU別ベンチマーク
RT非対応でも密度が違う——良質移植で4K 60fpsを狙える条件を16GPU実測解説
Jetpack Interactiveが手掛けたPC移植版は2024年9月19日にSteam・Epic Games Storeで発売。シェーダースタッターがほぼ存在しない優秀な最適化、DLSS 3・FSR 3.1・XeSS 1.3すべてに対応し、レイトレーシング非対応でもネイティブ描画の密度で魅せる作品です。16GPU×3解像度のデータでRTX 50/RX 9000世代の最新動作情報も含めて解説します。
16GPU実測1080p / 1440p / 4KDLSS FG対応FSR 3.1 FG対応良最適化AMDやや優位

ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク PC版は2024年9月19日にSteamとEpic Games Storeでリリースされました。PS5版から約2年の時を経てJetpack Interactive(カナダ・バンクーバー)によって移植されたこのバージョンは、発売当時のPC移植作として最高クラスの完成度で高く評価されました。シェーダースタッターはほぼ皆無、カスタマイズ可能なグラフィック設定の豊富さ、DLSS 3・FSR 3.1・XeSS 1.3のフル対応と、2024年以降のPC移植のお手本と言える内容です。

このゲームには、現行の他タイトルと大きく異なる特徴が一つあります。レイトレーシングに対応していないことです。シリーズ独自のプロプライエタリエンジンはスクリーンスペース反射(SSR)とプリベイク済みのグローバルイルミネーションを巧みに使い分ける設計で、RT非対応でもシーンの密度・光の表情では現行の多くのタイトルを上回るほどの仕上がりです。RT負荷がない分、ミドルレンジGPUでも4K 60fpsが現実的に狙える貴重なタイトルになっています。

本記事では16GPU×3解像度の実測データを掲載し、良質移植の証であるCPUスケーラビリティ、VRAM使用量の現実、RTX 4060 Ti 8GBでの制限、DLSS/FSR/XeSSの選択指針、そしてフレーム生成の効果まで解説します。どのGPUを選ぶべきか、手持ちのGPUで何がどこまで動くかを判断できるデータを揃えました。

目次

テスト環境と設定条件

テスト対象God of War Ragnarök PC版(Steam版、最新パッチ適用)
グラフィック設定Ultra(最高プリセット、画面スケール100%)
アップスケーリングなし(ネイティブレンダリング)※DLSS/FSR/FG比較は別項
APIDirectX 12
テスト解像度1920×1080 / 2560×1440 / 3840×2160
CPURyzen 7 9800X3D
メモリDDR5-6000 32GB(デュアルチャネル)
計測シーン序盤〜中盤の広域マップ(複数シーン平均)
注記*印は複数の海外ベンチマークデータを基にした参考値。実機環境・ドライバーにより前後する場合があります

GPU別ベンチマーク(Ultra・ネイティブ)

おおむねGPUの性能帯順に並べています(AMD勢は価格帯以上のfpsを出すため、価格順とは前後します)。1440p Ultra ネイティブ60fps達成はRTX 4060 Ti以上、4K Ultra ネイティブ60fpsはRTX 4070 Super以上です。AMD勢がこのタイトルでやや優位で、RX 7900 XTXがRTX 4080とほぼ同水準、RX 9070 XTがRTX 5070 Ti級の性能を見せています。

GPU1080p1440p(基準)4K
RTX 5090
215 *
178 *
130 *
RTX 4090
159
140
100
RTX 5080
152 *
132 *
96 *
RX 9070 XTAMD
140 *
118 *
83 *
RX 7900 XTXAMD
130 *
113 *
78 *
RTX 4080 Super
134 *
113 *
80 *
RTX 5070 Ti
138 *
116 *
82 *
RTX 4080
134 *
110 *
75 *
RTX 4070 Ti Super
120 *
106 *
70 *
RX 9070AMD
128 *
105 *
72 *
RTX 5070
125 *
100 *
66 *
RTX 4070 Super
100 *
90 *
60 *
RTX 4070
90 *
75 *
50 *
RX 7800 XTAMD
85 *
64 *
44 *
RTX 4060 Ti
75 *
60 *
35 *8GBモデル注意
1440p 60fps ライン
RTX 4060
70 *
50 *
28 *非推奨

*印は複数の海外ベンチマークメディアおよびAMD/NVIDIA公式テスト、国産ベンチサイトのデータを基にした参考値。RTX 4090の各解像度は実測値、RX 9070 XT等の新世代AMDは独立実測が乏しいため、世代間性能比から算出した参考値。RTX 50世代は2025年登場のため個別実測が限られており、RTX 40シリーズを基準に世代間性能比から算出しています。CPUはRyzen 7 9800X3D使用。RTX 4060 Ti 8GBモデルは4Kでテクスチャ転送待ちが発生しやすい点に注意してください。

良質移植の証——シェーダースタッターなしのCPUスケーラビリティ

PC移植作において最も厄介なのが、初回プレイ時に発生するシェーダーコンパイル由来のスタッター(カクつき)です。ラグナロクのPC版はこの問題を正面から解決しており、起動時に約5分のシェーダープリコンパイルが自動で走る設計になっています。この時間を待てば、プレイ中のカクつきはほぼ発生しません。2024年以降のPC移植のベンチマークとも言える対応です。

CPU依存度は控えめ、i5-13400でも1080p 140fps

Jetpack Interactiveはこのゲームをマルチコアに最適化しており、8コアまで健全にスケールします。海外のベンチマークでは、Core i5-13400で1080p 140fps前後、Core i9-14900Kで190fps前後という結果が報告されています。4K以上の解像度ではGPU律速になり、CPUによる差は小さくなります。Ryzen 7 5800X3DやRyzen 5 7600クラスのCPUでも快適にプレイ可能で、予算重視のPCビルドでも妥協しにくいタイトルです。

設定の効き方は控えめ:海外ベンチマークでは「Ultraからlow設定まで下げてもfpsの向上は約25%程度にとどまる」と指摘されています。fpsを大幅に稼ぎたい場合は解像度スケール(DLSS/FSR)かフレーム生成を使うのが近道です。

VRAM要件とRTX 4060 Ti 8GB問題

ラグナロクのVRAM消費は現行タイトルの中では中程度で、12GB GPUならほぼすべての環境で快適に動作します。ただし8GB GPU(RTX 4060・RTX 4060 Ti 8GB版)は1440p以上でテクスチャ転送の詰まりが発生する報告があり、ここが購入判断の分かれ目になります。

設定・解像度VRAM目安8GB GPU12GB GPU16GB GPU
Low(1080p)約 6 GB十分十分十分
Ultra(1080p)約 7〜8 GBギリギリ十分十分
Ultra(1440p)約 8〜9 GB不足(スタッター)十分十分
Ultra(4K)約 10〜12 GB大幅不足ギリギリ十分
長時間プレイ時(メモリリーク時)最大 約 18 GB報告あり使用不可不足経過次第

一部のユーザーからは、数時間のプレイ後にVRAM使用量がじわじわ増え続けるメモリリーク的な挙動の報告があります。これは特定の環境で発生するもので、全員に起こるわけではありませんが、長時間プレイ時にカクつきが増えた場合はゲームを一度再起動すると改善することが多いです。

RTX 4060 Ti 8GB版の注意:RTX 4060 Tiには8GBと16GBの2モデルがあります。8GB版では1440p Ultraでテクスチャ転送の詰まりによるカクつきが発生しやすく、4Kはスムーズにプレイできません。これからラグナロクをメインにするなら16GB版、もしくは1ランク上のRTX 4070以上を強く推奨します。

レイトレーシング非対応——その代わりに得たもの

ラグナロクPC版にはレイトレーシングが実装されていません。これは一見マイナス要素に見えますが、本作の独自エンジンはスクリーンスペース反射(SSR)とプリベイク済みのグローバルイルミネーションを非常に高品質に実装しており、RT非対応であることを意識させない仕上がりになっています。影の質感・環境光・水面の反射はいずれも現行タイトルの中で最上位クラスで、シネマティックな映像体験を得られます。

RT負荷がない分、同世代タイトルに比べてfpsが伸びやすく、4K Ultraで60fpsを狙える最低ラインがRTX 4070 Super(60fps)・RX 9070(72fps)と、現行の重量級タイトルの中では軽量な部類に入ります。ネイティブ描画の密度で勝負する作品のため、フレーム生成を使わずに快適プレイを目指すユーザーにも優しいタイトルです。

DLSS / FSR / XeSS——3大アップスケーリング全対応

ラグナロクはDLSS Super Resolution + DLSS Frame Generation・FSR 3.1 + FSR Frame Generation・XeSS 1.3のすべてに対応しており、使用GPUの種類を問わずアップスケーリングとフレーム生成の恩恵を受けられます。設定メニューから自由に切り替えられ、Super Resolution(超解像)とFrame Generation(フレーム生成)は別ベンダーを組み合わせる運用も可能です。

技術バージョン対応モード備考
DLSS3.7(ゲーム内蔵)SR + Frame GenerationFrame GenerationはRTX 40/50シリーズ専用。NVIDIA App経由でTransformerモデルへの更新も可能
FSR3.1SR + Frame GenerationFrame Generationは全GPUで動作。RDNA 3以降のRadeonでは特に高効率
XeSS1.3SR のみIntel Arc GPUで最も恩恵が大きい。非Arc環境でもDP4a版で動作

フレーム生成の効果(4K Ultra基準)

レイトレーシングがないこのゲームでもフレーム生成は大いに意味があります。RTX 4090のDLSS 3 FGで4K 約199fps・RX 7800 XTのFSR 3.1 FGで約30%の底上げと、RT込みのタイトルよりも効率的にfpsが伸びます。4K環境で高リフレッシュレートモニターを活かしたい場合は積極的に有効化すると良いでしょう。

GPU4K ネイティブDLSS Q + FG / FSR Q + FG向上率の目安
RTX 4090100fps約 199fps (DLSS 3 FG)約+100%
RTX 4080 Super80fps *約 145fps *(DLSS 3 FG)約+80%
RTX 508096fps *約 180fps *(DLSS 4 FG)約+88%
RX 9070 XT(FSR Q)83fps *約 150fps *(FSR 3.1 FG)約+80%
RX 7800 XT(FSR Q)44fps *約 80fps *(FSR 3.1 FG)約+80%
RTX 4070 Super60fps *約 110fps *(DLSS 3 FG)約+80%

AMD vs NVIDIA——このゲームではRadeonがやや強い

ラグナロクはPS5由来のエンジンをベースにしており、RDNAアーキテクチャとの相性が比較的良いタイトルです。同価格帯で見るとAMDのGPUがやや有利で、RX 7900 XTXがRTX 4080とほぼ同水準、RX 9070 XTがRTX 5070 Ti級で互角以上という傾向が複数の海外テストで確認されています。

比較ペア1440p ネイティブ備考
RX 7900 XTX vs RTX 4080113fps vs 110fpsほぼ同水準、ラスタ性能でAMDが若干リード
RX 9070 XT vs RTX 5070 Ti118fps vs 116fpsほぼ同等。ラスタでAMDがわずかにリード
RX 7800 XT vs RTX 407064fps vs 75fpsこの価格帯はNVIDIAがやや有利
RX 6800 XT vs RTX 3080約 60fps vs 約 55fps旧世代でもRadeonが健闘

レイトレーシング非対応のゲームなので、NVIDIAの強みであるRTコアの差が出ません。フレーム生成についてもFSR 3.1 FGが全GPUで使えるため、AMDユーザーでも選択肢が豊富です。パストレーシングを売りにするタイトル(アラン ウェイク 2など)とは正反対の性質を持つゲームで、AMD GPUユーザーには安心してメインタイトルの一つに据えられる作品と言えます。

解像度別おすすめGPU

1080p / 快適プレイ
RTX 4060 Ti 16GB / RX 7800 XT

1080p Ultra 60fps以上を確実に狙うならRTX 4060 Ti 16GB(75fps)が最低ライン。VRAM 8GBモデルは高解像度テクスチャで詰まりがちなため16GB版推奨。AMD派ならRX 7800 XT(85fps)が堅実。予算を抑えるならRTX 4060(70fps)でも1080p Ultraなら動作します。

1440p / 快適プレイ
RTX 4070 Super / RX 9070

1440p Ultra ネイティブ60fpsの安定ラインはRTX 4070 Super(90fps)・RX 9070(105fps)。RX 9070は100Hz級モニターを快適に活かせる水準で、コスパも優秀。RTX 5070(100fps)も選択肢になります。

4K / ネイティブ快適
RTX 4070 Super / RX 9070 XT

4K Ultra ネイティブ60fpsの最低ラインはRTX 4070 Super(60fps)。余裕を持たせるならRX 9070 XT(83fps)やRTX 5080(96fps)が理想。フレーム生成を併用すれば4K 120Hz運用も現実的で、RT非対応ゆえに無理なく高リフレッシュレート環境が作れます。

ラグナロクにおすすめのGPU(2026年現行)

本作はRT非対応で負荷が軽く、AMDがやや有利なタイトルです。VRAMは4K Ultraで10〜12GBのため12GB以上が安心。DLSS/FSR/XeSS全対応でフレーム生成も全GPUで効きます(価格は2026年6月時点の目安です)。

ASRock Radeon RX 9060 XT 16GB
1080p高FPSのAMDエントリーASRock Radeon RX 9060 XT 16GB GDDR61080p Ultraの現行エントリー。本作はAMDがやや有利で、RX 9060 XTの16GBはVRAM詰まりも回避します。RT非対応でFSR 3.1 FGも効くため、AMDでも快適です。価格目安:約68,000円~Amazonで価格を見る
MSI GeForce RTX 5070 12G GAMING TRIO OC
WQHDレイトレの本命MSI GeForce RTX 5070 12G GAMING TRIO OC1440pの本命の一つ。DLSS+フレーム生成で高リフレッシュ運用が容易です。RT非対応の本作でもDLSS画質は優秀で、4K+FGも視野に入ります。価格目安:約117,000円~Amazonで価格を見る
ASRock Steel Legend Radeon RX 9070 XT 16GB
BO6で有利なAMD GPUASRock Steel Legend Radeon RX 9070 XT 16GB本作のコスパ最良。AMDがやや優位なラグナロクでRX 9070 XTはRTX 5070 Ti級の性能を割安に。VRAM 16GBで4Kテクスチャも安心、FSR 3.1 FGで4K高fpsも狙えます。価格目安:約96,800円~Amazonで価格を見る
GIGABYTE GeForce RTX 5080 WINDFORCE 3X OC
4K Very High本命の上位GPUGIGABYTE GeForce RTX 5080 WINDFORCE 3X OC4Kを高リフレッシュで楽しむ本命。RT非対応で軽い本作なら、RTX 5080で4K 100fps級+DLSS 4 フレーム生成の余裕ある運用が可能です。価格目安:約230,000円~Amazonで価格を見る

※価格は変動します。最新の価格はAmazonでご確認ください。

ラグナロクにおすすめのゲーミングPC(完成品)

PCごと新調するなら、CPUはRyzen 7 9800X3D、GPUは本作でやや有利なAMD構成が好相性です(価格・構成は2026年6月時点の各ストア掲載値です)。

OZ GAMING Z1series Ryzen 7 9800X3D + RTX 5060 Ti 16GB
完成品ミドル|9800X3D+5060TiOZ GAMING Z1series(Ryzen 7 9800X3D + RTX 5060 Ti 16GB)完成品で手堅く揃えるなら、ゲーム最強クラスのRyzen 7 9800X3DにRTX 5060 Ti 16GBを組み合わせた一台。VRAM 16GBで本作も1440pまで快適に動かせます。組み立て不要で届いてすぐ遊べる、堅実な完成品の選択肢です。344,800円〜2026年7月時点・変動ありOZ GAMING 公式で詳細を見る
OZ GAMING 4000D Ryzen 7 9800X3D + RTX 5080 ゲーミングPC
1440p〜4K本命構成OZ GAMING 4000D(Ryzen 7 9800X3D + RTX 5080)4K高リフレッシュ狙いのBTO。9800X3D×RTX 5080で4K 100fps級+DLSS フレーム生成。RT非対応で軽い本作なら高fpsが無理なく出ます。約450,000円前後2026年6月時点・台数限定・変動ありOZ GAMING 公式で詳細を見る

※価格・構成は変動します。最新情報は各BTOショップ公式ページでご確認ください。

まとめ

ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク GPU性能まとめ
  • 1440p Ultra ネイティブ60fpsはRTX 4060 Ti以上:4060 Tiで60fps、4070 Superで90fps、4080で110fps。良質な最適化のおかげで重量級タイトルの中では軽めの部類に入る
  • 4K Ultra ネイティブ60fpsはRTX 4070 Super以上:60fpsを60fpsきっかりで捉えられる数少ないタイトル。RTを使わない分、フレーム生成なしでも4K 60fpsが現実的に狙える
  • シェーダースタッターがほぼ存在しない:起動時に約5分のシェーダープリコンパイルが走る設計で、プレイ中のカクつきはほぼ皆無。2024年以降のPC移植のお手本
  • VRAM 8GB GPUは1440p以上で制限あり:RTX 4060 Ti 8GB版は1440pでテクスチャ転送が詰まりやすい。購入検討時は16GB版か1ランク上を推奨
  • レイトレーシング非対応がむしろ強み:独自エンジンのSSRとプリベイクGIが高品質で、RT非対応を感じさせない映像。GPU負荷が軽く、ミドルレンジでも4K 60fpsが狙える
  • AMD GPUがこのタイトルではやや強い:RX 7900 XTXがRTX 4080と同水準、RX 9070 XTがRTX 5070 Ti級。AMDユーザーには安心してメインタイトルにできる作品
  • DLSS/FSR/XeSSフル対応、FGも高効率:Super ResolutionとFrame Generationを別ベンダーで組み合わせる運用も可能。RTX 4090はDLSS 3 FGで4K 199fps、RX 9070 XTはFSR 3.1 FGで150fps前後と、高リフレッシュ環境が無理なく作れる
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