大剣をくわえた恐竜が戦う『Dinoblade』Steamで配信開始|60万ウィッシュリストを集めた異色のソウルライク

大剣をくわえた恐竜が戦う『Dinoblade』Steamで配信開始|60万ウィッシュリストを集めた異色のソウルライク

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ニュース/2026年7月23日Steam配信開始
大剣を口にくわえた恐竜が、武器を持つ恐竜たちと戦う
『Dinoblade』がSteamで配信開始|60万件超のウィッシュリストを集めた異色のソウルライク
スピノサウルスが大剣を口にくわえて戦うアクションRPG『Dinoblade』が、2026年7月23日にSteamで配信を開始しました。開発と販売はTeam Spino LLC(販売にはBoltray Gamesも参加)が手掛け、対応プラットフォームはPCのみです。発売前からSNSで話題を集め、開発者のJean Nguyen氏によるとウィッシュリスト登録数は60万件を超えたとされています。恐竜が武器を振るうという設定は一見ジョークのようですが、無料デモ版は約4,900件のレビューで「圧倒的に好評」を獲得しており、ゲーム内容そのものへの評価も高い作品です。
通常価格2,600円7/30まで10%オフの2,340円Steam Deckはプレイ可能

大剣を口にくわえたスピノサウルスが、同じく武器を操る恐竜たちと戦う――そんな一風変わった設定のアクションRPG『Dinoblade』が、2026年7月23日にSteamで配信開始されました。開発と販売を手掛けるのはTeam Spino LLCで、販売にはBoltray Gamesも加わっています。通常価格は2,600円、7月30日までは発売記念セールとして10%オフの2,340円で購入できます。

発売前の時点でSteamのウィッシュリスト登録数はすでに50万件を突破したと伝えられていましたが、開発者のJean Nguyen氏はその後60万件を超えたと明らかにしています。奇抜な見た目だけが先行しがちな企画に見えますが、2025年10月に公開された無料デモ版は本稿執筆時点で約4,900件のレビューを集め「圧倒的に好評」の評価を獲得しており、実際のゲーム内容についても早い段階から高く評価されてきました。

気になるのは、SNSで拡散した「恐竜×大剣」というインパクトのある設定が、遊び応えのある戦闘としてきちんと成立しているのか、そして発売直後の好調な評価をこの先も維持できるのかという点です。この記事では、パリィや回避を軸にした戦闘システムの作り込み、探索・育成要素、開発の背景、デモ版から製品版までの評価の推移、動作環境とSteam Deck対応、そして今後のコンソール展開の見通しまで整理します。

『Dinoblade』発売日トレーラー
目次

概要『Dinoblade』の基本情報

『Dinoblade』は、大剣を口にくわえたスピノサウルスを操作するアクションRPGです。対応プラットフォームはPCのみで、Steamで2026年7月23日に配信が始まりました。インターフェースと字幕は日本語に対応していますが、音声は英語のみで日本語音声は収録されていません。

項目内容
タイトルDinoblade
配信日2026年7月23日
対応プラットフォームPC(Steam)
開発Team Spino LLC
販売Team Spino LLC、Boltray Games
通常価格2,600円
セール価格2,340円(10%オフ、2026年7月30日まで)
対応言語インターフェース・字幕は日本語対応、音声は英語のみ

世界観大剣をくわえて戦う異色のアクションRPG

『Dinoblade』の主人公は、古代の力を宿した巨大な剣を口にくわえる若いスピノサウルスです。大災害によって恐竜の在り方そのものが変化した太古の世界を舞台に、絶滅の危機を防ぐため、武器を持った恐竜や各地を支配する巨大な「Alpha」と戦っていきます。

登場する敵も通常の恐竜ではありません。斧や槍をくわえたティラノサウルスをはじめ、ほかの恐竜を武器のように振り回す個体など、現実の古生物学から大きく離れたデザインが採用されています。

公開された映像では、主人公が大剣による連続攻撃を繰り出すほか、回避、ローリング、ガード、パリィなどを使って巨大な恐竜と戦う様子を確認できます。最後には恐竜を絶滅させる隕石そのものと対峙するような場面も描かれており、「隕石までパリィするのではないか」とSNSで注目を集めました。

戦闘ネタ設定に見えて中身は本格志向

「恐竜が剣を使う」という設定は一見するとジョークに近い印象を受けますが、戦闘システムはボス戦を中心とした本格的なアクションRPGとして作られています。攻撃を連打するだけでは勝てず、敵の予備動作を確認しながら、回避やパリィを使い分ける必要があります。ブロックできない攻撃には赤い光と効果音が加えられていますが、適切なタイミングでパリィすることは可能です。失敗すれば大きなダメージを受けるため、リスクを取って反撃の機会を作る仕組みになっています。

開発者のJean Nguyen氏によると、恐竜は人間型のキャラクターより武器を使った動作が制限されるため、敵の攻撃と被弾時の動きを見分けやすくすることが課題だったといいます。この課題に対して、次のような調整が加えられています。

通常攻撃には長めの予備動作恐竜の体格を生かしつつ、攻撃の始点から着弾までの間を人間型キャラクターより長めに取ることで、初見の相手でも攻撃の起点を認識しやすくしています。
危険な攻撃には視覚・音の合図を追加ブロックできない攻撃には赤い光と専用の効果音を組み合わせることで、恐竜同士の戦闘でも「これは避けるべき攻撃だ」と一目で判断できるようにしています。

画面スクリーンショットで見る戦闘とフィールド

Steam公式ストアページに掲載されているスクリーンショットから、武装した恐竜との戦闘やフィールドの雰囲気を確認できます。

Dinoblade公式スクリーンショット 霧の森で槍を持つ恐竜と対峙するシーン
霧に包まれた森で、赤や青に光る植物の中を進み、槍を構えた恐竜と対峙する場面(Steam公式スクリーンショット)
Dinoblade公式スクリーンショット ボス「HORN」との戦闘シーン
巨大な角を持つボス「HORN」との戦闘シーン。画面上部に体力ゲージが表示され、魔法攻撃で応戦している(Steam公式スクリーンショット)
Dinoblade公式スクリーンショット 雪原で巨大な竜脚類の恐竜たちが行き交うシーン
雪原の夜、巨大な竜脚類の恐竜たちが行き交う中を大剣を構えて進む場面(Steam公式スクリーンショット)
Dinoblade公式スクリーンショット 夕暮れの浜辺で大鎌を持つ恐竜たちと対峙するシーン
夕暮れの浜辺で、大鎌を構えた恐竜たちと対峙する場面(Steam公式スクリーンショット)

探索・育成一本道だけではない探索とボス撃破による強化

ゲームは完全なオープンワールドではなく、手作業で設計されたエリアを順番に攻略する構成です。開発者によると、ステージの半分程度は直線的に進む形式で、一部のマップは自由に探索できます。以前のエリアへ戻ることも可能で、見逃したミニボスやアイテムを後から回収できます。

探索中には、次のような要素を発見できます。

  • 新しい武器
  • 回復回数に関係するHealth Stone
  • スキル取得に使用するBoss SP
  • 隠されたミニボス
  • 物語を読み解くための環境上の手掛かり

ボスやミニボスを倒すとBoss SPを獲得でき、能力の解放や強化に使用できます。一部の倒したボスは召喚可能になり、それぞれ異なるパッシブ効果を持つといいます。各地域を支配するAlphaは、次のエリアへ進むために倒さなければならない主要ボスで、固有の攻撃パターンが用意されており、撃破するとBoss SPや新しい武器を入手できる場合があります。開発者はゲーム全体について、ボス戦を重視した構成に近いと説明しています。

成長要素4種類の能力値とスキルツリーで恐竜を強化

主人公には、Health、Strength、Resonance、Staminaの4種類の能力値が用意されています。

能力値主な効果
Health最大体力を増やし、耐久力を高める
Strength通常攻撃や強攻撃などの物理ダメージを強化する
Resonance魔法系能力のダメージと使用量に関係する
Stamina攻撃や回避を継続できる時間を伸ばす

スキルツリーでは複数の特殊能力とパッシブ能力を解放できます。能力を上位レベルへ強化すると、威力が上がるだけでなく、演出や追加効果も変化します。特定の能力では、主人公が魂を結び付けた恐竜へ一時的に変身する要素も用意されています。最終ボスを倒すと、ボスとの連続戦闘に挑む「Boss Rush Mode」が解放されます。将来的には、主人公のスピノサウルス以外の恐竜を、異なる武器スタイルを持つプレイアブルキャラクターとしてBoss Rush Modeへ追加する構想も示されています。

開発秘話SNSで拡散した短編アニメーションから始まった企画

『Dinoblade』は、最初からゲームとして企画された作品ではありませんでした。開発者のJean Nguyen氏はアニメーターとしての作品集を更新するため、2022年ごろから恐竜の戦闘アニメーションを制作していました。その過程で、スピノサウルスの歩行アニメーションに巨大な剣をくわえさせた映像を作成し、さらに約6秒のコンボ攻撃を加えたところ、X(旧Twitter)上で600万回以上再生されるほど拡散したといいます。

投稿には「ゲームとして遊びたい」「実際にゲーム化してほしい」といった反応が寄せられましたが、当初、Nguyen氏は個人でゲームにするのは不可能だと考えていました。その後、コンセプトを実際のゲームへ発展させ、Team Spinoとして開発を進めています。Nguyen氏はSucker Punch Productionsでアニメーターとして活動し、『Ghost of Yōtei』のNPC戦やボス戦のアニメーションにも携わった人物です。恐竜の体格や口の位置を考慮しながら、大剣の重さを感じさせる攻撃と素早いアクションを両立させた動きには、同氏のアニメーターとしての経験が強く表れています。

評価無料デモは圧倒的好評、製品版も発売直後から高評価

2025年10月に公開された無料デモ版では、乾燥した渓谷を舞台としたゲーム序盤を約1時間プレイできます。複数の雑魚敵やミニボスと戦い、最後にエリアのメインボスへ挑む内容で、敵を倒して獲得したポイントによるスキル取得も試せます。デモ版のSteamレビューは、本稿執筆時点で約4,900件、「圧倒的に好評」となっており、直近30日間のレビューについても「非常に好評」を維持しています。

一方、2025年時点のデモをプレイした海外メディアの試遊レビューでは、メニューやUIの簡素さ、攻撃の当たり判定の不安定さ、テクスチャ品質のばらつき、一部環境でのクラッシュ、パフォーマンスの不安定さといった問題も指摘されていました。それでも、チェックポイントが多く再挑戦しやすいことや、巨大な恐竜とのボス戦、音楽や世界観については評価されていました。開発者はこうしたフィードバックを受け、カメラが地形へ入り込む問題の修正、ロックオン方式を変更する設定、パフォーマンスの最適化などを進めたと説明しています。

製品版のSteamレビューは、本稿執筆時点で137件中89%が好評となり、評価は「非常に好評」です。発売前のウィッシュリストが60万件を超えていたことを考えると、今後どの程度購入へ転換されるかが注目されます。

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製品版レビューはまだ少数、評価は今後変動する可能性がある

製品版の「非常に好評」という評価は、本稿執筆時点でわずか137件のレビューに基づくものです。無料デモ版で約4,900件のレビューを集めていたことと比べると、製品版のレビュー数はまだ発売直後の少なさにとどまっています。今後レビュー数が増えるにつれて、評価の内訳が変わる可能性がある点には注意が必要です。

動作環境必要スペックは比較的低め、Steam Deckはプレイ可能

最低動作環境は以下のとおりです。

項目最低動作環境
OSWindows 10 64-bit
CPUIntel Core i5-7500/AMD Ryzen 5 1600
メモリ4GB
GPUGeForce GTX 1050 4GB/Radeon RX 560
DirectXVersion 12
ストレージ13GB

要求されるGPUはGeForce GTX 1050またはRadeon RX 560で、近年の3DアクションRPGとしては比較的低い水準です。フルコントローラー操作にも対応しています。Steam Deckでは「プレイ可能」と判定されていますが、一部の文字が小さく表示されるため、快適に動作させるにはグラフィック設定を手動で変更する必要があります。

今後コンソール版はPC版の実績次第

現時点で発表されている対応機種はPCのみで、PlayStation、Xbox、Nintendo Switch向けの発売は決まっていません。開発者はコンソール移植について前向きな姿勢を示していますが、実現するかどうかはSteam版の販売実績とユーザーからの需要に左右されるとしています。まずはPC版を完成度の高い状態で提供することを優先する方針です。

おすすめ度『Dinoblade』はどんな人におすすめ?

こんな人におすすめ
  • パリィや回避を駆使する硬派なボス戦アクションが好き
  • 恐竜が武器を振るうという奇抜な発想を面白がれる
  • 比較的低スペックなPCで新作アクションRPGを試したい
  • 探索やスキル育成、召喚要素も楽しみたい
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向いていない人
  • 日本語音声でのプレイを重視したい(音声は英語のみ)
  • 発売直後の不具合や最適化状況が気になる
  • コンソール版の発売を待ちたい(現時点でPCのみ)
  • ボリューム満点の大作規模を求めている

まとめ短編アニメから育った異色のソウルライク

『Dinoblade』は、「恐竜が剣を使う」というSNSで拡散しやすい発想を、そのままゲームの見た目だけに利用した作品ではありません。恐竜の体格を生かした重量感のあるアニメーション、パリィや回避を重視する戦闘、ボスごとに異なる攻撃パターン、スキルや召喚による育成要素など、アクションRPGとして遊び続けるための仕組みも用意されています。

短いアニメーションから始まった作品が、60万件以上のウィッシュリストを集める製品へ成長した点も異例です。発売直後の評価は良好ですが、レビュー数はまだ少なく、今後の推移とPC以外のプラットフォームへ進出できるかが注目されます。

まとめ

大剣をくわえたスピノサウルスが武器を持つ恐竜たちと戦うアクションRPG『Dinoblade』が、2026年7月23日にSteamで配信開始されました。発売前のウィッシュリストは60万件を超え、無料デモ版は約4,900件のレビューで「圧倒的に好評」、製品版も発売直後から「非常に好評」を獲得しています。ただし製品版のレビューはまだ137件と少なく、評価は今後変動する可能性があります。必要スペックは比較的低めでSteam Deckでもプレイ可能ですが、日本語音声は非対応で、コンソール版もまだ発表されていません。

FAQよくある質問

『Dinoblade』はどんなゲームですか
大剣を口にくわえたスピノサウルスを操作し、武器を持つ恐竜たちと戦うアクションRPGです。パリィや回避を軸にしたボス戦中心の戦闘に加え、探索やスキル育成、ボス召喚などの要素も用意されています。開発・販売はTeam Spino LLC(販売にはBoltray Gamesも参加)です。
価格はいくらですか、セールはいつまでですか
通常価格は2,600円です。2026年7月30日までは発売記念セールとして10%オフの2,340円で購入できます。
日本語に対応していますか
インターフェースと字幕は日本語に対応していますが、音声は英語のみです。日本語音声は収録されていません。
動作に必要なPCスペックはどのくらいですか
最低動作環境はGeForce GTX 1050またはRadeon RX 560、メモリ4GB、ストレージ13GBです。CPUはIntel Core i5-7500またはAMD Ryzen 5 1600が必要で、近年の3DアクションRPGとしては比較的低い要求水準です。
Steam Deckで遊べますか
「プレイ可能」と判定されており、遊べます。ただし一部の文字が小さく表示されるため、快適に動作させるにはグラフィック設定を手動で変更する必要があります。
コンソール版は発売されますか
本稿執筆時点でPlayStation、Xbox、Nintendo Switch向けの発売は決まっていません。開発者は前向きな姿勢を示していますが、実現するかどうかはSteam版の販売実績とユーザーからの需要次第としています。
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