Windows 11のTPM 2.0はfTPM・Pluton・専用チップのどれ?確認方法とゲームで困る条件【2026年10月】
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2026年のAMD・Qualcomm新型機ではPlutonがTPMを担当しなくなりました
新しいAMD機やQualcomm機を選ぶとき、「PlutonがTPMを担当しなくなった」という話を見て、Windows 11が動かなくなるのか、ゲームのTPM要件を満たせるのか不安になる人が増えています。
結論は、Windows 11はこれからもTPM 2.0を必須としていて、影響を受けるのは2026年の新型チップの機種だけです。Microsoftは2026年9月16日更新のドキュメントで、2026年のシリコン(チップ)からAMDとQualcommではPlutonがTPMの役目を持たず、チップメーカーのfTPM(ファームウェアTPM)か専用のTPMチップが代わりに提供すると書いています。2025年以前のチップでPlutonをTPMにしているPCは、これまでどおり更新と保守の対象です。
TPMの提供元が変わっても、Windowsはどの形のTPM 2.0も同じように使います。注意したいのは、TPMに不具合が見つかったときの直し方です。fTPMの修正はPCメーカーが配るBIOS更新で届きます。自分のPCのTPMは、Win+Rでtpm.mscを開けば製造元名で見分けられます。
目次
変更点2026年のチップで何が変わったか
MicrosoftのPlutonに関するドキュメントには、次の趣旨の注意書きが入りました。
- 2026年のシリコン以降、AMDとQualcommのプラットフォームでは、PlutonはTPMとして働かない
- TPM 2.0の機能は、AMD・Qualcommでも、Intelでも、チップメーカーのfTPMか専用のTPMチップが提供する
- 2025年以前のAMD・Qualcommのチップで、PlutonをTPMにして出荷されたPCは、引き続き保守の対象
- Plutonそのものは、今後もWindowsのハードウェア分離環境としてPCに載り続ける
出典:Microsoft「Microsoft Pluton as Trusted Platform Module」(2026年10月28日確認、公式ページの更新日は2026年9月16日)
「2026年のシリコン」が具体的にどのチップを指すのかは、Microsoftが一覧を出していません。購入前に、PCメーカーの仕様表の「TPM」の欄でfTPMか専用チップかを見るのが確実です。
Windows 11の最小要件には、これからもTPM 2.0が入っています。TPM 2.0を満たす形は、専用チップ(dTPM)、CPUなどのパッケージに組み込まれた統合型、プロセッサ上で動くfTPMの3つで、Windowsはどの形でも同じように使います。
出典:Microsoft「Windows 11 requirements」、同「TPM recommendations」(2026年10月28日確認)
違いfTPM・Pluton・専用チップの違い
| 種類 | どこで動くか | 不具合の直し方 |
|---|---|---|
| fTPM(Intel PTT、AMD fTPM) | CPUやチップセットの中で、ファームウェアとして動く | PCメーカーのBIOS更新 |
| 専用チップ(dTPM) | マザーボード上の独立したTPMチップ | PCメーカーの案内に従う |
| Pluton | CPUの中のMicrosoft設計のセキュリティプロセッサ | ファームウェアをWindows Updateで届ける設計 |
出典:Microsoft「TPM recommendations」「Microsoft Pluton as Trusted Platform Module」(2026年10月28日確認)。fTPMの修正がBIOS更新で届く点は、AMDのセキュリティ告知による
Microsoftは、TPMをどの方式で実装するかについて立場を示していませんが、実装ごとにセキュリティ上の性質が違うことは認めています。ゲーム用のデスクトップやノートで通常の使い方をするぶんには、どの方式でもWindows 11の要件は満たします。
確認自分のPCのTPMを確かめる3つの方法
Get-Tpm
製造元名の読み方は次のとおりです。
| 製造元の表示 | 考えられる提供元 | 次にすること |
|---|---|---|
| AMD | AMD fTPM | PCメーカーのBIOS更新履歴を確認する |
| INTC | Intel PTT(fTPM) | 同上。製造元バージョンの値も控える |
| Microsoftを示す名前 | Plutonの可能性が高い | Windows Updateを最新に保つ |
| 上記以外 | 専用チップの可能性 | BIOSのTPM設定で方式を確かめる |
出典:Microsoft「Get-Tpm」(2026年10月28日確認)。製造元名の表示はPCごとに異なる場合があります
製造元バージョンの値は、BIOS更新が必要かどうかの判断に使います。CoD MW4のTPM警告では、AMDの「3.*.0.*」やIntelの「INTC 302.12・303.12」系が更新の対象として案内されています。手順はCoD MW4でTPM・Secure Bootの警告が出たときの対処にまとめています。
更新fTPMの修正はBIOS更新で届く
fTPMはチップメーカーのファームウェアの一部なので、不具合の修正はPCメーカーが配るBIOS更新に含まれます。2026年8月にAMDが公表したRyzen向けTPM 2.0の脆弱性(AMD-SB-7064)でも、AMDは「製品ごとのBIOS更新はOEMに問い合わせる」としていました。PCメーカーの更新が遅いと、その分だけ修正が届くのも遅れます。
BIOSを更新するときは、BitLockerの回復キーを先に確認しておきます。ファームウェアの変更でBitLockerの回復画面が出ることがあるためです。個別の手順はAMD Ryzen「TPM 2.0」の脆弱性とBIOS更新と、BitLocker回復キーを求められたときの対処にあります。
出典:AMDセキュリティ告知「AMD-SB-7064」(2026年10月28日確認)
fpsfTPMでゲームがカクつくことはあるか
過去には実際にありました。AMDは2022年に、一部のRyzen構成でfTPMがマザーボード上のSPIフラッシュに時間のかかる読み書きを断続的に行い、その間システムの応答が一時的に止まる問題を認めています。対処はAGESA 1207以降をもとにしたBIOS更新で、すぐの回避策としては専用のTPMモジュール(dTPM)への切り替えが案内されました。
ゲーム中に数秒ほど固まる症状が今のRyzen機で出るなら、まずBIOSが古くないかを確かめます。fTPMからdTPMへ切り替えるときは、先にBitLockerを解除するかデータを退避してください。
出典:AMDサポート「PA-410」(2026年10月28日確認、告知は2022年)
ゲームアンチチートで困る条件
ゲーム側の条件で差が出るのは、VALORANTのRiot Vanguardです。起動前の確認(Vanguard Pre-Check)はdTPMでもfTPMでも通ります。一方で、アカウントが制限を受けているときは、fTPMだけが認められます。専用チップは交換でハードウェアBANをすり抜けやすいためです。
- 通常のプレイでは、fTPMでもdTPMでもVanguardの確認を通る
- VAN: RESTRICTIONが出ているアカウントは、BIOSでIntel PTTまたはAMD fTPMを有効にする
- PlutonをTPMにした構成については、Riotのページに案内がない
2026年のAMD機・Qualcomm機はfTPMか専用チップになります。専用チップ構成の機種では、BIOSでFirmware TPMを選べるかを購入前に確かめておくと、制限を受けたときに困りません。エラーの切り分けはセキュアブートを有効にしたのにVALORANTが起動しない原因を参照してください。
出典:Riot Games「Vanguard On-Demand」、Riotサポート「TPM 2.0 guide」(2026年10月28日確認)
購入前2026年の新型機を買う前に見ること
FAQよくある質問
まとめまとめ|手元のTPMはtpm.mscの製造元名で分かる
2026年のAMD・Qualcomm新型機では、PlutonではなくfTPMか専用チップがTPM 2.0を提供します。Windows 11の要件は変わらず、既存のPluton機も保守の対象です。
自分のPCのTPMはtpm.mscの製造元名とGet-Tpmで確認します。fTPMの修正はBIOS更新で届くので、BIOSを更新する前にBitLockerの回復キーを用意してください。


