CoD MW4でTPM・Secure Bootの警告が出たときの対処|診断結果別の手順とBIOS更新が必要な条件【2026年10月】
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診断名ごとに、次の操作は決まっています
『Call of Duty: Modern Warfare 4』(以下、MW4)のPC版は、TPM 2.0とSecure Bootの両方が有効でないと、オンラインのゲームモードを1つも遊べません。DMZの早期アクセスが始まった今、「有効にしたのにまだ警告が出る」「BIOS更新が必要と言われたが本当に要るのか」で止まっている人が多い場面です。
警告の原因は、Activisionの診断ツール「Secure Attestation Wizard」が出す診断名で絞れます。TPMかSecure Bootが未有効ならBIOSで有効化、GPTかUEFIの指摘ならディスクと起動方式の変更、認証キーの失敗ならUACの承認、TCGイベントログの失敗なら再起動とWindows更新です。
BIOS更新が必要になるのは、tpm.mscの「製造元バージョン」がAMDの「3.*.0.*」のとき、またはIntelの「INTC 302.12」「INTC 303.12」系のときです。TPMの仕様バージョンが2.0と出ていても、この製造元バージョンが該当すれば認証に失敗します。更新の前には、BitLockerの回復キーを手元に用意してください。

目次
確認まず調べる3つの画面
警告の原因をBIOSで探し回る前に、Windows上で3か所を見ると、どこが未達かが分かります。
MW4では、要件を満たさないプレイヤーはオンラインのゲームモードをすべて遊べなくなります。ランク戦だけの制限ではありません。要件未達のアカウントには、Failed Attestation Statusが付くことがあります。
診断別診断名ごとの次の操作
| 診断の表示 | 意味 | 次の操作 |
|---|---|---|
| TPM 2.0: Not Enabled | TPM 2.0が無効 | BIOS(UEFI)でIntel PTTまたはAMD fTPMを有効にする |
| Secure Boot: Not Enabled | Secure Bootが無効 | UEFIとGPTを確認したうえで、BIOSでSecure Bootを有効にする |
| Boot Partition not set to GPT | システムディスクがMBR形式 | MBRからGPTへ変換する |
| BIOS Boot mode not set to UEFI | 起動方式がLegacy/CSM | UEFI起動へ切り替える(GPT変換が先) |
| BIOS Firmware Update Required | 最低要件は満たすが、更新を推奨 | 製造元バージョンを確認し、型番別のBIOS更新を調べる |
| Authorization Key Failed | TPMの認証キーを作れていない | 「Generate Key」を選び、enrollaik.exeのUACで「はい」を選ぶ |
| TCG Event Log Failed | TPMのイベントログを確認できない | PCを再起動し、最新のWindows更新を適用する |
出典:Activisionサポート「Trusted Platform Module (TPM) 2.0 and Secure Boot for Call of Duty」(2026年10月22日確認、公式ページの更新日は2026年9月16日)
公式の説明は「最低要件は満たしているが、更新を推奨し、将来必要になる可能性がある」という内容です。ゲームが起動できているなら、慌てて更新せず、次の節で製造元バージョンを確かめてから判断します。
BIOS更新BIOS更新が必要なのは製造元バージョンが該当するとき
TPMには、「仕様バージョン」と「製造元バージョン」の2つがあります。tpm.mscの上部に出る「2.0」は仕様バージョンで、ここが2.0でも、下の製造元バージョンが特定の値だと認証に失敗します。製造元バージョンは、PowerShellでGet-TPMを実行しても、ManufacturerVersionとして確認できます。
| メーカー | 製造元バージョン | 判断 |
|---|---|---|
| AMD fTPM | AMD 3.*.0.*(例:3.92.0.5) | 認証に失敗する既知の不具合。ファームウェア更新が必要 |
| AMD fTPM | AMD 3.92.5.5(Activisionの例) | 認証はOK。BIOS更新は不要 |
| AMD fTPM | AMD 3.*.2.*、AMD 6.*.*.*(AMDのサポート資料の表) | AMDの表では認証OK |
| Intel | INTC 302.12.*.*、INTC 303.12.*.* | 更新が必要な場合がある。メーカーへ確認する |
| 上記以外 | 表にない値 | 診断名の指摘(未有効・GPT・UEFI・UACなど)を先に直す |
AMDの該当は、Ryzen 1000〜5000シリーズのデスクトップ・ノートPCです。AMDは2022年に修正版のTPMファームウェアをマザーボードメーカーへ提供していますが、一部のメーカーはそれを再配布していません。自分の型番に更新があるかは、マザーボードまたはPCメーカーのサポートページで確認します。見つからないときは、メーカーのサポート窓口に問い合わせるのが公式の案内です。回避策は用意されていません。
出典:AMDサポート「PA-420」(2026年10月22日確認)。Intelの条件は前掲のActivisionサポートによる
事前準備BIOSを触る前にBitLockerの回復キーを用意する
TPMのファームウェア更新は、TPMをWindowsの外側でクリアすることがあります。BitLockerを使っているPCで保護を中断せずに更新すると、再起動時に回復モードに入り、回復キーかパスワードを求められます。更新中はBitLockerの保護を一時停止しておくのが、AMDの案内です。
- BitLockerが有効かを確認する(設定のデバイスの暗号化、またはBitLocker管理)
- 有効なら、別のスマートフォンやPCでaka.ms/myrecoverykeyを開き、Microsoftアカウントに回復キーが保存されているかを確認する
- キーが見つからないなら、BIOSの変更や更新を始めない
- BIOS更新の前にBitLockerの保護を一時停止する
MBRからGPTへの変換も、起動に関わる操作です。Windows標準のMBR2GPT /validateは検証だけを行い、変換はしません。まずこれで変換できるかを確かめ、バックアップを取ってから進めます。変換後は、BIOS側の起動方式をUEFIに切り替える必要があります。
出典:Microsoftサポート「Find your BitLocker recovery key」、Microsoft Learn「MBR2GPT.EXE」(いずれも2026年10月22日確認)
BIOS設定TPMを有効にする場所はメーカーで違う
項目名は、CPUの種類とマザーボードのメーカー・型番で変わります。IntelではIntel PTT、AMDではAMD CPU fTPMという名前で用意されているのが一般的です。ASUSのROG Z590-A(Intel)では、BIOSのAdvancedにあるPCH-FW Configurationで「PTT」を有効にします。ROG X570-E(AMD)では、AdvancedのAMD fTPM configurationで「TPM Device Selection」を「Firmware TPM」にします。設定後はF10で保存して再起動します。
この手順は、ASUSの2機種を例にしたものです。他の型番では、メニューの位置や名前が違うことがあります。自分のマザーボードのマニュアルか、メーカーのサポートページで確認してください。Secure Bootは、UEFI起動とGPTが済んだあとにBIOSのブートまたはセキュリティの項目で有効にし、保存後にmsinfo32で「有効」になったことを確かめます。
出典:ASUSサポートFAQ(TPMの有効化)(2026年10月22日確認)
UAC認証の失敗は、起動時のUAC画面を拒否していないか
MW4を初めて起動すると、通常はCODBrokerInstaller.exeのUAC画面が出ます。管理者のユーザー名とパスワードを入れて「はい」を選ぶ必要があり、「いいえ」を選ぶか画面を閉じると、プレイできません。一部の環境ではenrollaik.exeの画面が出ますが、これもTPM 2.0の設定を検証するためのもので、「はい」を選びます。
UAC画面が出ないまま「CODBrokerInstaller.exe authorization declined」と表示されるときは、Windowsのユーザーアカウント制御の設定を「常に通知する」か既定値にして、PCとゲームを再起動します。診断ツールの「Authorization Key Failed」は別の項目で、こちらは「Generate Key」から出るenrollaik.exeのUAC画面を承認して直します。UACの設定を直しても失敗が続くときは、診断ツールの結果とTPMの製造元バージョンを控えたうえで、Activisionサポートか、PC・マザーボードのメーカーに問い合わせます。
UACの設定を直せば必ず通るわけではありません。ドイツのPC Games Hardwareは、Warzoneで同じ認証の失敗を試し、UACが標準設定のまま画面が出ない状態から「常に通知」へ変えても、次の実行で同じ箇所で失敗したと報告しています。同誌はMW4で同じ失敗が起きるかは未確認としており、MW4固有の問題かどうかは現時点では分かっていません。
出典:PC Games Hardware「TPM 2.0 und Secure Boot bestehen – CoD-Attestierung scheitert」
進め方どこから直すか
購入先MW4のPC版の購入ページ
TPM 2.0とSecure Bootの要件は、購入先を問わず共通です。
FAQよくある質問
まとめまとめ|診断名を見てから操作する
警告が出たら、まず診断ツールの診断名を確認します。TPM・Secure Boot・GPT・UEFIの指摘はBIOS設定、認証キーの失敗はUACの承認、TCGログの失敗は再起動とWindows更新が対応です。BIOS更新を考えるのは、製造元バージョンがAMDの3.*.0.*、またはIntelのINTC 302.12・303.12系のときです。
BIOSやTPMの設定を変える前に、BitLockerの回復キーを別の端末で確認してください。回復キーがない状態で更新すると、起動できなくなるおそれがあります。

