Cooler Master QUBE 540 SPECIAL Stainless Steelは買い?通常版との違いと搭載条件【10月】
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鏡面ステンレスの代償は「ATXまで」と「電源200mm・底面ファンで140mm」
Cooler Masterの「QUBE 540 SPECIAL Stainless Steel」は、通常版QUBE 540の外装をSUS304のステンレスにして、8K相当の鏡面に仕上げた特別版です。内装はヘアライン加工で、鏡面外装とのコントラストを狙っています。型番はQ540-SGNN-S00で、色はMirror Silverです。
10月22日時点で、公式の日本語ページに発売日と価格は載っていません。買うかどうかを決める材料は、今のところ寸法と対応表です。通常版の「外装違い」と思いがちですが、高さ・対応基板・SSDの搭載数・裏配線の空間が公式表の上で違い、E-ATXの記載も特別版にはありません。
GPU415mmは前面ファンを付けない場合、電源200mmは底面ファンを付けない場合の数字です。大型GPUと電源を同じ構成で収めたい人ほど、公式の最大値ではなく自分の部品の実寸で判断してください。
目次
要点まず押さえる4つの事実
外形は奥行438.5×幅225×高さ486.25mm(突起部込み)、容量は47.97Lです。ATX/Micro-ATX/Mini-ITXに対応し、拡張スロットは7つ。CPUクーラーは172mm、GPUは415mm(前面ファンなし)、電源は200mm(底面ファン搭載時は140mm)が上限です。標準ファンは背面の120mm 1基だけです。

価格国内の価格と発売日は10月22日時点で見つからない
Cooler Masterの日本語製品ページには、仕様とギャラリーはありますが、価格・発売日・販売店の記載がありません。通常版は、国内代理店アスクの製品情報の発売時期欄が2025年12月19日です。ただし通常版の発売日や価格は特別版には当てはめられません。海外の販売価格も、国内の価格とは別です。
販売が始まるまでは、価格を前提にした判断はできません。
鏡面ステンレスの特別版は、通常版より高くなる素材と仕上げです。購入前に、国内の価格が出た時点で「通常版との差額を払う価値があるか」を決める必要があります。以下の寸法と対応の違いは、その差額の中身を見積もる材料になります。
通常版との違い外装だけでなく、高さ・基板・SSD数・裏配線も公式表で違う
| 項目 | SPECIAL Stainless Steel | QUBE 540(通常版) |
|---|---|---|
| 外装の素材 | SUS304・SGCC・強化ガラス(8K鏡面、内装はヘアライン) | スチール・強化ガラス |
| 高さ(突起部込み) | 486.25mm | 492.1mm |
| マザーボード | ATX/Micro-ATX/Mini-ITX | ATX/Micro-ATX/Mini-ITXに加え、E-ATX(幅280mmまで) |
| 2.5インチSSD | 最大4基 | 最大5基 |
| 裏配線の空間 | 30mm | 27mm |
| GPU/CPUクーラー | 415mm(前面ファンなし)/172mm | 415mm(前面ファンなし)/172mm |
| 標準ファン | 背面120mm 1基(ARGBなし) | 背面120mm 1基 |
GPUとCPUクーラーの寸法は同じなので、グラフィックスカードと空冷クーラーの選び方は通常版と変わりません。差が出るのは、E-ATX基板を使う人(通常版のみ)、SATAのSSDを5基積みたい人(通常版のみ)、背面の裏配線を広く取りたい人(特別版)です。公式の表の差であり、寸法が変わった理由までは説明されていません。
特別版にはI/Oカバー、取り外せるハンドル、マイクロファイバークロス、洗浄液、ケーブルタイなどが付属します。内装のヘアライン加工は、日常の細かい傷を目立ちにくくするという説明です。傷が付かないという意味ではありません。外装の鏡面について、指紋や傷の付きにくさは公式に書かれていません。クロスと洗浄液が付属するので、手入れしながら使う前提になります。
搭載条件GPU・電源・冷却は同時に最大値を使えない
| 項目 | 公式の上限 | 外れる条件 |
|---|---|---|
| グラフィックスカード | 415mm | 前面にファンを付けない場合の数字 |
| 電源ユニット | 200mm(ATX/SFX) | 底面にファンを付けると140mm |
| CPUクーラー | 172mm | — |
| 360mmラジエーター | 前面・上面・底面 | 該当位置にI/Oパネルを付けない場合 |
| 120mmファン3基 | 前面・上面・底面 | 該当位置にI/Oパネルを付けない場合 |
ファンの搭載数には、電源を付けない場合、指定位置にI/Oパネルを付けない場合という注記があります。ラジエーターの360mmは、該当位置にI/Oパネルを付けない場合の対応です。「前面・上面・底面すべてに360mmラジエーターを付けられる」は、最大値の話にとどまり、電源やGPUを含む完成構成での同時搭載は公式に示されていません。
- GPU415mmは前面にファンを付けない場合の数字です。前面にファンやラジエーターを付ける構成では415mmは保証されず、引いた後の数字も公式に出ていないため、長いカードは実際の余裕を確かめてからにします
- 底面にファンを付けると、電源は140mmまでです。SFX電源への変更か、底面ファンなしかを選びます
- ファンは前面・上面・底面に120mm×3または140mm×2、背面は120mm×1です。標準で付くのは背面の120mm 1基だけなので、吸気を作るファンは別に買う前提です
- 2.5インチSSDは最大4基、3.5インチは最大1基です。3.5インチと2.5インチの共有部は、2.5インチ2基または3.5インチ1基のどちらかになります
360mmの簡易水冷を付けるときは、ラジエーターの厚みとメモリ・VRMヒートシンクの干渉を別に確認します。サイズごとの冷却余裕はラジエーター240/280/360mmの比較で整理しています。
冷却性能について、メーカーは特別版のCPU・GPU温度や騒音の数値を示していません。通常版の測定値は特別版の性能として使えないので、鏡面外装で冷えるか静かになるかは判断材料にしないでください。穴あきメッシュの多い構造なので、ファンの配置による吸排気はエアフロー設計ガイドが参考になります。

I/Oパネルは取り付け位置を変えられるモジュラー式で、縦置き・横置きにも対応します。USB Type-Cは20Gbps、Type-Aは5Gbpsが2つです。360mmのラジエーターや120mmファン3基を使う面では、I/Oパネルの位置を避ける必要があります。
比較Fractal Design North・LIAN LI A3-mATXと比べると、収まる部品の自由度が分かれる
外観で選ばれるATXケースの代表が、天然木フロントのFractal Design Northです。GPUに余裕を取るなら、小型のLIAN LI A3-mATXも候補になります。数字はすべてメーカー公式の仕様表によります。
| 項目 | QUBE 540 SPECIAL Stainless Steel | Fractal Design North |
|---|---|---|
| 外形(奥行×幅×高さ) | 438.5×225×486.25mm(突起部込み) | 447×215×469mm |
| 容量 | 47.97L(突起部込み) | 42L |
| GPU長 | 415mm(前面ファンなし) | 355mm(前面360mmラジエーター使用時は300mm) |
| CPUクーラー高 | 172mm | 145mm |
| 電源の奥行 | 200mmまで(底面ファンで140mm) | 255mmまで(ATXのみ) |
| 標準ファン | 背面120mm×1 | 前面140mm×2 |
| 外観 | SUS304の鏡面、メッシュ構造 | 天然木フロント |
NorthはGPUが355mmまでで、前面に360mmラジエーターを付けると300mmに下がります。QUBE 540 SPECIAL Stainless Steelは415mmまで入るので、長いグラフィックスカードを使う人はこちらに余裕があります。一方、電源はNorthが255mmまで入り、QUBEは200mm(底面ファンありで140mm)です。大容量で奥行のあるATX電源を使う人は、QUBEだと入らない場合があります。
標準ファンはNorthが前面に140mmを2基付属し、QUBEは背面の1基だけです。買ってすぐ吸気を確保したい人は、Northのほうが追加出費を抑えられます。外観の方向は、木の質感を選ぶか、鏡面の金属を選ぶかです。
- 鏡面ステンレスの外観に価値を感じ、ATXまでの基板で足りる人
- 415mmまでの長いGPUを、前面ファンなしで使う人
- ケアキットで手入れする前提で、国内の価格を待てる人
- E-ATX基板や、SATA SSDを5基使いたい人
- 奥行の長い大容量ATX電源を底面ファンと併用したい人
- 外装の素材よりケース単体の価格を重視する人
おすすめ特別版の価格が出るまでに選べる2つのケース
特別版の国内販売が見えない間に組みたい人は、外観で選べるNorthと、GPUに余裕のある小型のA3-mATXが現実的です。
まとめまとめ|鏡面に価値を置くなら価格を待ち、構成の自由度なら通常版か他社
QUBE 540 SPECIAL Stainless Steelは、通常版より高さが約6mm低く、E-ATXとSATA SSD 5基の記載がありません。GPU415mmと電源200mmは最大値で、前面ファンと底面ファンの使い方で数字が変わります。国内の価格が出るまでは、手持ちのGPU長・電源奥行・使うファン位置を先に確かめておくと、すぐ判断できます。
鏡面ステンレスの外観に価値があるなら、国内の価格と発売日を待ちます。急ぐなら、外観重視のFractal Design Northか、小型のLIAN LI A3-mATXです。E-ATXやSATA SSDを多く使う人は、通常版を選んでください。
出典(2026年10月22日確認) Cooler Master公式(QUBE 540 SPECIAL Stainless Steel) / Cooler Master公式(日本語ページ) / Cooler Master公式(QUBE 540) / アスク(QUBE 540 製品情報) / Fractal Design公式(North) / LIAN LI公式(A3-mATX)



