Raptor Lake Nextの出荷記録が判明|8P+8Eの99DLMVなど4種、DDR4で待つか今買うかの判断基準【2026年11月】
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8P+8Eの99DLMVなど、DDR4で待つか今買うかの判断基準
DDR5メモリの高騰が続くなか、LGA1700のマザーボードとDDR4を使い続けたまま、CPUだけを新しくしたい人は少なくありません。そこへ、DDR4にも対応するとされるRaptor Lake Nextが、実際に出荷され始めたことを示す記録が出てきました。
報じられた記録は4種です。周波数とキャッシュだけが数字で、コア数や電力は報じた側の推測です。8P+8E・L3キャッシュ30MBとみられる99DLMVは、今買えるCore i7-13700と同じコア数・同じキャッシュ容量になります。ただし性能が同じとは言えません。
急ぎでなければ、2027年早期とされる発売と対応BIOSを待つ価値はあります。今すぐ性能が足りないなら、Intel公式で仕様を確認できるCore i5-14500が基準になり、8コア以上のP-coreが要る人は、新CPUの実測と価格が出るまで待つ理由になります。
目次
要点出荷記録に載った4種の中身
コア構成と電力は報じた側の推測です。Intelの正式発表も、型番(Core 5・Core 7などの名前)との対応も、まだありません。
| 識別番号 | 記録の周波数 | L3キャッシュ | 推測の構成・電力 |
|---|---|---|---|
| 99DLMV | 3.5GHz | 30MB | 8P+8E・125W |
| 99DLMT | 2.1GHz | 33MB | 8P+12E・65W |
| 99DLMW | 2.6GHz | 24MB | 6P+4E・65W |
| 99DLMX | 2.6GHz | 24MB | 不明・65W |
※周波数は報道側がベースクロックとみている値で、最大ターボ周波数は分かっていません。99DLMWと99DLMXの違いも不明です。
読み方「旧Core i7級」を性能として受け取らない
以前から伝えられているRaptor Lake Nextの構成は、Core i5-14600K後継の8P+8E・125W、Core i7-14700K級の8P+12E、下位の6P+4Eです。今回の4種は、キャッシュ容量がこの3つとよく合います。出荷が始まっている可能性は高まりましたが、Intelが仕様を認めたわけではありません。
コア数やキャッシュが近くても、性能が並ぶとは限りません。同じ8P+8Eでも、電力の上限(Maximum Turbo Power)が低ければ、重い負荷でクロックが伸びません。今買える2製品の公式値を並べると、その違いの大きさが分かります。
| 項目 | Core i5-14500 | Core i7-13700 |
|---|---|---|
| コア/スレッド | 6P+8E・14コア20スレッド | 8P+8E・16コア24スレッド |
| Smart Cache | 24MB | 30MB |
| 最大ターボ周波数 | 5.0GHz | 5.2GHz |
| 基本電力 / 最大ターボ電力 | 65W / 154W | 65W / 219W |
| 対応メモリ | DDR4-3200 / DDR5-4800 | DDR4-3200 / DDR5-5600 |
| 発売 | 2024年第1四半期 | 2023年第1四半期 |
※Intel公式の製品仕様ページ(ARK)の数値です。
8P+8Eのi7-13700は、6P+8Eのi5-14500より最大ターボ電力が65W高く、マルチスレッド処理で差が出やすい構成です。99DLMVの電力は125Wと推測されていますが、これは基本電力の話で、最大ターボ電力は不明です。「13700相当」と決めるには、実測が要ります。
判断DDR4環境で待つか、今買うか
- 今のCPUでも困っておらず、2027年まで待てる人
- DDR4のLGA1700マザーを持ち、メーカーの対応CPU表に新CPUが載る見込みのある人
- 8コア以上のP-coreが欲しいが、ゲーム以外の負荷は軽い人
- 今のCPUが原因でゲームや作業が重い人
- マザーのメーカーが新CPUへの対応を案内していない人
- 価格が出る前に予算を決めたい人
新CPUに対応するBIOSが出るかどうかは、メーカーとモデルごとに違います。LGA1700のマザーでも、対応表に載るのはメーカーが案内したモデルだけです。手持ちのマザーの対応を調べる方法は、Raptor Lake Nextの対応BIOSと発売時期の記事にまとめています。
DDR4のまま更新する場合、メモリ速度の差は残ります。海外の検証では、RTX 5090・1080pの15ゲームで、同じCPUのDDR4-3200構成がDDR5-7200構成より、CPU別の平均で約9〜14%低い結果でした。Core i7-14700Kの一部のゲームでは約25%の低下です。この数字はi5-14500やi7-13700、Raptor Lake Nextにそのまま当てはまるものではなく、強いGPUを組み合わせるほどDDR4の影響が出やすい、という目安にとどまります。
おすすめ今買うならDDR4で使えるCPUとマザー
新CPUの価格も発売日も未定なので、待てない人はLGA1700のDDR4環境でそのまま使えるCPUを選ぶ形になります。ここではDDR4のまま使える6P+8Eのi5-14500を基準に挙げます。マザーを新しく用意する人は、DDR4専用のLGA1700モデルから選べます。
まとめまとめ|性能が出るまでは、買い替えの決め手にしない
出荷記録の4種は、Raptor Lake Nextが実在する可能性を高めました。ただしコア構成・電力・名前はまだ推測で、性能の実測もありません。今のCPUが足りているなら待ち、足りないなら公式の数値で確認できるi5-14500を基準に選ぶのが無難です。
出荷記録の4種は、周波数(2.1〜3.5GHz)とL3キャッシュ(24〜33MB)だけが数字です。コア構成・電力は推測で、性能も未計測のため、「旧Core i7級」とは決められません。急がない人は2027年早期の発売とBIOSを待ち、今すぐ必要な人はDDR4で使えるi5-14500が現実的です。



