RTX 50品薄でRTX 3060・RTX 3050・Radeonに代えるのは得か|RTX 3060は約6週間で25%上昇、予算帯別の選び方【2026年11月】
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RTX 3060の新品は約6週間で25%上昇、代用するなら9万円台のRadeonが有利
RTX 50シリーズの品薄が続くなか、海外では11月2日、ベンダーが流通業者にRTX 30シリーズや旧世代のRadeonを優先するよう勧めていると報じられました。RTX 50の代わりにRTX 3060やRadeonで済ませてよいのか、迷っている人も多いはずです。
新品のRTX 3060 12GBへの代用はおすすめしません。11月3日の最安は69,800円で、9月25日の55,800円から約25%上がりました。1080pの1fpsあたりの価格は1,135円で、RTX 5050の863円、RTX 5060の902円、RX 9070 GREの788円など、RTX 3050 8GB以外の15万円以下のGPUより高くなっています。
代用先は予算で決まります。6万円前後ならRTX 5050、8万円前後ならRTX 5060、9万円台ならRX 9070 GREです。12GB以上のVRAMが絶対条件で7万円台に収めたい人だけが、RTX 3060やArc B580を検討する余地があります。なお、この報道は中国の流通情報で、日本の品薄を直接示すものではありません。
目次
報道報じられたのは中国の流通情報で、国内の品薄の裏付けではない
中国の流通情報サイトChannelGateの話として、一部のベンダーが流通業者にRTX 30シリーズと旧世代Radeonを優先するよう勧めていると伝えられています。理由は、マイニング需要と中国のEC販促期が重なり、RTX 50シリーズのメーカー在庫がほとんど無いことだとされています。勧められている製品はRTX 3060の12GB版と8GB版、RTX 3050、同クラスのRadeonで、旧世代も価格は横ばいか上昇傾向が続くと書かれています。海外のハードウェア系メディアも同じ話を、アジア、特に中国のメーカーが販売をRTX 3060とRTX 3050へ振り向けていると報じています。小売店が旧世代の販売を後押ししているとも伝えられていますが、いずれも裏付けの取れていない報道です。
この件はNVIDIAやAMDが確認したものではなく、日本の流通を指した話でもありません。国内の状況は、次の価格の推移で見るのが確実です。RTX 5080とRTX 5090の個別の動きは、RTX 5080がNVIDIA米国ストアから消えた件とRTX 5090の追加注文難で扱っています。
価格推移代用候補の安いGPUも、約6週間で2〜3割上がっている
RTX 50を避けて安いGPUに移っても、価格が下がるわけではありません。国内通販の最安を9月25日と11月3日で比べると、RTX 3060 12GBは55,800円から69,800円へ約25%、RTX 5060は64,645円から79,800円へ約23%、RX 9060 XT 8GBは65,900円から84,800円へ約29%上がっています。RTX 5080の約26%と同じ水準です。
| GPU | 9月25日の最安 | 11月3日の最安 | 変化 |
|---|---|---|---|
| RTX 5050 8GB | 54,800円 | 59,800円 | 約9%上昇 |
| RTX 3060 12GB | 55,800円 | 69,800円 | 約25%上昇 |
| Arc B580 12GB | 56,800円 | 72,763円 | 約28%上昇 |
| RTX 5060 8GB | 64,645円 | 79,800円 | 約23%上昇 |
| RX 9060 XT 8GB | 65,900円 | 84,800円 | 約29%上昇 |
| RX 9060 XT 16GB | 79,800円 | 93,737円 | 約17%上昇 |
| RX 9070 GRE 12GB | 99,800円 | 94,980円 | 約5%下落 |
| RX 9070 16GB | 119,800円 | 125,800円 | 約5%上昇 |
| RX 9070 XT 16GB | 119,800円 | 148,000円 | 約24%上昇 |
| RTX 5070 12GB | 138,000円 | 160,800円 | 約17%上昇 |
※価格は国内通販の価格一覧(税込)で、人気売れ筋順の先頭8ページのうち、製品名にGPU名が入る製品の最安値です。ASUS・GIGABYTE・ASRockなど型番だけで掲載される製品は含みません。掲載製品が2〜3点のRTX 3060・Arc B580・RTX 5050は最安が振れやすく、RTX 3060は10月23日に71,000円、30日に59,800円、11月3日に69,800円でした。価格の掲載は在庫があることを意味しません。
上げ幅が小さかったのは、RTX 5050(約9%)とRX 9070(約5%)で、RX 9070 GREは下がっています。「旧世代だから安く済む」のではなく、「いま掲載が多く競争している製品が安く済む」というのが国内の実情です。全体の相場はグラボ高騰はいつまで続く?で追っています。
性能と価格1fpsあたりの価格は、RTX 3060がRTX 3050 8GBに次いで高い
同じ価格帯でどのGPUが得かは、性能を割った価格で比べると分かります。ラスタライズ性能ランキング(2026年版)の平均fpsに、11月3日の国内最安を当てはめました。
| GPU | VRAM | 1080p平均fps | 1440p平均fps | 11月3日の最安 | 1080pの1fpsあたり |
|---|---|---|---|---|---|
| RX 9070 GRE | 12GB | 120.6 | 86.6 | 94,980円 | 約788円 |
| RTX 5050 | 8GB | 69.3 | 45.2 | 59,800円 | 約863円 |
| RX 9070 | 16GB | 140.9 | 104.0 | 125,800円 | 約893円 |
| RTX 5060 | 8GB | 88.5 | 59.8 | 79,800円 | 約902円 |
| RX 9060 XT 8GB | 8GB | 93.2 | 62.5 | 84,800円 | 約910円 |
| RX 9070 XT | 16GB | 156.6 | 116.5 | 148,000円 | 約945円 |
| RX 9060 XT 16GB | 16GB | 98.3 | 67.3 | 93,737円 | 約954円 |
| Arc B580 | 12GB | 71.5 | 50.7 | 72,763円 | 約1,018円 |
| RTX 3050 8GB | 8GB | 44.6 | 29.8 | 53,205円 | 約1,193円 |
| RTX 3060 12GB | 12GB | 61.5 | 41.9 | 69,800円 | 約1,135円 |
※fpsは1080p Ultra・1440p Ultraの平均で、米国の測定条件です。価格は国内通販の最安(税込)で、1fpsあたりは最安をfpsで割っています。実際のfpsはゲーム・CPU・設定で変わります。
RTX 3060 12GBは、1080pでRTX 5050より約11%遅いのに、1万円高くなっています。RTX 5060はRTX 3060より1万円高いだけで、1080pは約44%、1440pは約43%速くなります。RTX 3060の新品は、もはや「安いから選ぶGPU」ではありません。世代差の詳しいゲーム別fpsはRTX 3060 12GBの性能比較にあります。
予算帯別予算別の代用先は、RTX 3060ではなくRTX 5050・5060・RX 9070 GRE
| 予算 | 代用の第一候補 | 選ぶ理由 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 4〜5万円台 | あと約1万円足してRTX 5050 | RTX 3050 8GB(53,205円)との差は6,595円で、1080pは約55%速い | RTX 3050 6GBは39,800円からあるが、8GB版の測定値より遅い |
| 6万円前後 | RTX 5050(59,800円) | RTX 3060より1万円安く、1080pは約13%速い | VRAMは8GBで、高解像度テクスチャは苦手 |
| 7万円台 | あと約1万円足してRTX 5060 | RTX 3060(69,800円)に1万円足すだけで1080pが約44%速くなる | 12GBが絶対条件ならRTX 3060かArc B580。Arc B580はResizable BAR対応のPCが前提 |
| 8万円前後 | RTX 5060(79,800円) | 1fpsあたり902円で、このクラスではRTX 5050に次いで安い | RX 9060 XT 8GB(84,800円)は5,000円高く、1080pは約5%速い程度 |
| 9万円台 | RX 9070 GRE(94,980円) | RX 9060 XT 16GB(93,737円)との差は1,243円で、1440pは約29%速い | VRAMは16GBでなく12GB。DLSSやCUDAが必要ならGeForce |
| 12〜15万円 | RX 9070 XT(148,000円) | RTX 5070(160,800円、1440pは96.4fps)より12,800円安く、1440pは116.5fpsで約21%速い | 電源容量と、使うゲームのDLSS・パストレーシング対応を先に確認する |
RTX 5070 Ti以上を狙っていた人には、同じ性能の代用先がありません。RX 9070 XTに下げて性能差を受け入れるか、手持ちのGPUで待つかを選ぶことになります。Radeonに代えたときに失う機能と、逆に得をする場面はRadeonの方が安いのにGeForce RTXを選ぶ理由で比べています。
RTX 3060RTX 3060を選んでよいのは、12GBが必要で予算が7万円台の人
RTX 3060を選ぶ理由が残るのは、VRAMの容量です。8GBのRTX 5060が高解像度テクスチャで失速する場面でも、12GBのRTX 3060は崩れにくいことがあります。ただし、同じ12GBで1080pが約16%速いArc B580も72,763円で並んでいます。RTX 3060を新品で選ぶのは、Arc B580が動作条件を満たさないPCで、12GBを譲れない場合に限られます。
新品のRTX 3060は9月に国内でも復活しましたが、掲載はごく少数です。経緯はRTX 3060 12GBが新品で復活にあります。手持ちのRTX 3060で困っていない人は、買い替えより使い続けるほうが得です。
中古のRTX 30シリーズは、新品の代わりにはなりません。個体差、マイニング使用歴、保証の短さを自分で見分ける必要があり、新品より安いことだけを理由には選べません。型番ごとの注意点は中古GPU相場で整理しています。
RTX 3050RTX 3050は最安4万円弱でも、1fpsあたりではRTX 3060より割高
RTX 3050 6GBの11月3日の最安は39,800円、8GB版は53,205円です。1080pの平均fpsは、RTX 3050 8GBが44.6、RTX 3060 12GBが61.5、RTX 5050が69.3で、RTX 3050はRTX 3060より約27%、RTX 5050より約36%遅くなります。8GB版で1fpsあたり約1,193円と、RTX 3060の約1,135円より高くなります。
6GB版はメモリ帯域が8GB版より狭く、上の数値より遅くなります。4万円前後で買える安さは魅力ですが、近年のゲームでは1080pでも設定を大きく下げる前提になります。あと約2万円でRTX 5050に届くので、新品で選ぶ理由は、予算が4万円台で上限が決まっている人か、ロープロファイルなど小型ケースで使える製品を探している人に限られます。報じられている販売の後押しがあっても、国内で値下がりしている様子はありません。
結論代用が向いている人・向かない人
- 1080p中心で、RTX 5060やRX 9070 GREまでの予算に収まる人
- RTX 50の価格が予算を超え、AMDのGPUで困る機能がない人
- 今のGPUが壊れた、またはVRAM不足で、待つ余裕がない人
- 新品のRTX 3060を「安い代用品」として買おうとしている人
- RTX 5070 Ti以上の性能をそのまま別のGPUに置き換えたい人
- DLSSやCUDAなどGeForce固有の機能を使う人
おすすめ代用先として選びやすいGPU
1fpsあたりの価格が最も安い RX 9070 GRE と、予算を8万円前後に抑えたい人向けのRTX 5060です。価格は販売店とタイミングで変わるため、購入前に最新の掲載価格を確認してください。
FAQよくある質問
まとめまとめ|代用するなら、RTX 3060より新しい安価帯のGPUを選ぶ
RTX 50の品薄を理由に旧世代へ移っても、価格は下がりません。RTX 3060は9月25日から約25%上がり、1fpsあたりの価格は表の15万円以下のGPUでRTX 3050 8GBに次いで高くなりました。
6万円前後はRTX 5050、8万円前後はRTX 5060、9万円台はRX 9070 GREが代用先です。RTX 3060は、12GBが必要でArc B580が使えない人だけの選択肢に絞られます。
出典:Wccftech(2026年11月2日) / TechPowerUp(2026年11月3日) / Tom’s Hardware GPUベンチマークランキング / NVIDIA RTX 3060 / NVIDIA RTX 5050 / NVIDIA RTX 5060ファミリー / AMD Radeon RX 9060 XT / ASRock RX 9070 GRE Challenger 12GB(国内価格は2026年9月25日・11月3日の通販価格一覧)



