Radeonの方が安いのにGeForce RTXを選ぶ理由|ゲーム性能・Blender・DLSS 5で判断【2026年10月】
本記事にはアフィリエイト広告(Amazon・楽天市場等)のリンクが含まれています。
ゲーム性能とBlender性能は逆転する
Radeonの方が安く、ゲームも速いなら、なぜGeForce RTXを買うのか。RX 9070 XT 16GBとRTX 5070 12GBでは、その疑問はもっともです。
52ゲームの同条件比較ではRX 9070 XTの平均フレームレートが1440pで24%、4Kで25%上回りました。一方、Blender BenchmarkではRTX 5070のスコアが約60%高く、用途で優劣が入れ替わります。
ゲーム専用ならRX 9070 XTを基準に価格を比較し、DLSS 5対応作品、頻繁なGPUレンダリング、CUDA必須のソフト、重いパストレーシングを使う人はRTXへの追加費用を検討してください。
目次
ゲーム性能RX 9070 XTは52ゲーム平均でRTX 5070より速い
2026年9月に同じRyzen 7 9800X3D搭載PCで測った52ゲームの平均では、RX 9070 XTが先行しました。解像度と画質設定を変えた比較であり、すべてのゲームで同じ差が出るわけではありません。
| 比較条件 | RX 9070 XT | RTX 5070 |
|---|---|---|
| 52ゲーム平均・1440p | 平均fpsが24%高い | 比較の基準 |
| 52ゲーム平均・4K | 平均fpsが25%高い | 比較の基準 |
| VRAM | 16GB | 12GB |
出典:平均値:TechSpotの52ゲーム実測。VRAM:AMDの製品発表、NVIDIAの製品発表。
重いパストレーシングでは順位が逆転する例もあります。『Doom: The Dark Ages』のフルパストレーシング、1440pではRTX 5070が25fps、RX 9070 XTが19fpsでした。この設定でどちらも十分なfpsとはいえませんが、ゲーム別の確認が必要だと分かります。
電源電源を買い替えずに済むかも確認する
メーカーの基準仕様ではRTX 5070のTGPは250W、システムの必要電源は650Wです。RX 9070 XTのTBPは304W、最小推奨電源は750Wです。電源に余裕が少ないPCでは、GPU本体の価格差に電源交換費用も加えて比較してください。
| メーカー公称 | RTX 5070 | RX 9070 XT |
|---|---|---|
| GPUの電力 | TGP 250W | TBP 304W |
| 電源の目安 | 650W | 750W |
必要電源はCPUなどの構成とカードメーカーの仕様で変わります。現在の電源が650Wでも、容量だけで購入可否を決めず、電源の品質・補助電源端子・他のパーツの消費電力を確認しましょう。
出典:NVIDIA RTX 5070仕様、AMD RX 9070 XT仕様。
制作Blenderを頻繁に使うならRTX 5070の速さに価値がある
ゲームの平均fpsはGPUレンダリングの速さを示しません。Puget Systemsの2026年6月の測定では、Blender BenchmarkのRTX 5070が5,968、RX 9070 XTが3,722でした。高いほど速く、RTX 5070のスコアが約60%上です。
| Blender実測 | RTX 5070 | RX 9070 XT |
|---|---|---|
| Benchmarkスコア | 5,968 | 3,722 |
| Classroom描画時間 | 185秒 | 303秒 |
出典:Puget SystemsのGPUレンダリング検証。32コアThreadripper環境でNVIDIAはRTX/OptiX、AMDはHIPを使用。シーンによって差は変わります。
RadeonでもBlenderのGPUレンダリングは使えます。頻繁にレンダリングする人は待ち時間を、たまに制作する人はゲーム性能とVRAM容量を優先して比べましょう。別の制作ソフトがCUDAを要するなら、アプリの対応GPUも購入前に確認してください。
描画機能DLSS 5とFSR Upscaling 4.1は対応範囲が違う
DLSS 5の3D-Guided Neural Renderingは、ゲームエンジンの画像をもとに照明や素材の表現を処理します。アップスケーリングやフレーム生成とは別の機能で、2026年9月に『NBA 2K27』で提供が始まりました。RTX 50シリーズの対応環境で利用できます。

DLSS 4.5のDynamic Multi Frame Generationは場面に応じて生成フレーム数を調整し、RTX 50シリーズでは最大6Xを選べます。表示fpsの倍率は操作応答速度の倍率ではありません。
AMDのFSR Upscaling 4.1は2026年10月のドライバー26.10.1でRX 6000シリーズにも対応しました。ただし、アップスケーリングへの対応と、RX 9000向けのFSR Ray Regenerationなどへの対応は別です。遊ぶゲームとGPU世代の両方を確認してください。
出典:NVIDIAのDLSS 5告知、Dynamic MFGの説明、AMD 26.10.1のリリースノート、AMD FSRの機能別説明。
実売価格追加費用は製品型番と販売店をそろえて判断する
2026年10月24日に確認したドスパラの掲載例では、CrowxisのRX 9070 XT 16GBが129,800円、MSIのRTX 5070 GAMING TRIO OC 12GBが154,800円でした。25,000円差ですが、別メーカー・別仕様のカード同士の一例です。同じGPUでも冷却機構やメーカーによって価格は変わります。
価格:RX 9070 XTの掲載ページ、RTX 5070の掲載ページ(2026年10月24日確認)。購入直前に在庫と税込価格を確認してください。
おすすめ用途別に選ぶ、おすすめのグラフィックボード
ゲーム中心でVRAM 16GBと価格を重視するなら、SAPPHIRE PULSE Radeon RX 9070 XT 16GBが候補です。DLSS対応作品や制作ソフトも使うなら、MSI GeForce RTX 5070 12G VENTUS 2X OCが候補になります。
ドライバー安定性はメーカー名より使うゲームと版で確認する
「GeForceなら必ず安定する」とは判断できません。AMDの26.10.1リリースノートには、特定ゲームのカクつき修正と、別のゲームでのクラッシュやドライバータイムアウトが併記されています。Puget Systemsの制作検証でも、RX 9070 XTのドライバーを旧版に戻して問題を解消した例があります。ゲームや制作ソフトの推奨GPU、対応ドライバー、既知の問題を組み合わせて確認してください。
FAQよくある質問
まとめRTXへの追加費用は使う機能と制作時間で決める
ゲーム平均fpsとVRAMを優先するならRX 9070 XTが有力です。RTX 5070を選ぶなら、対応ゲームのDLSS 5、頻繁なBlender作業、CUDAを要するソフト、重いパストレーシングなど、追加費用を払う用途を先に決めましょう。



