AM4はいつまで使える?AMD幹部が5800X3D 10周年版を「最後の贈り物」と語った理由と今の買い方【2026年10月】

AM4はいつまで使える?AMD幹部が5800X3D 10周年版を「最後の贈り物」と語った理由と今の買い方【2026年10月】

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CPU / 2026-10
AM4はいつまで使えるのか
AMD幹部は5800X3D 10周年版を「AM4ユーザーへの最後の贈り物」と呼んだ
AM4の終了日は発表されておらず、2026年も新しいCPUが2つ出ています。ただし、AMDのクライアント製品管理担当シニアディレクターは、10周年版を「DDR4のPCをアップグレードする最後のチャンス」と説明しました。DDR5が高い今は、マザーとメモリまで買い直してもAM4一式のほうがAM5一式より約4万円安く、AM5を選ぶ理由は速さと今後の載せ替えです。
AM4の終了日は未発表2026年もAM4向けCPUを2つ発売一式でもAM4がAM5より約4万円安い

Ryzen 5 3600や5600のAM4マザーを使っている人にとって気になるのは、このマザーとDDR4メモリでいつまで戦えるのか、5800X3D 10周年版を今のうちに買っておくべきかの2点です。AMDでクライアント向けCPUの製品管理を担当するシニアディレクター、Travis Kirsch氏が、2026年10月20日に公開されたインタビューでこの2点に関わる発言をしています。

AM4の終了日は決まっておらず、AMDは2026年6月にRyzen 7 5800X3D 10th Anniversary Edition、9月にRyzen 5 5500FをAM4向けに出しました。一方でKirsch氏は、10周年版を「約10年AM4を使ってくれたユーザーへの最後の贈り物」で、DDR4のPCをアップグレードする「最後のチャンス」だと話しています。AM4は使い続けられますが、これより速いCPUがAM4に出ることは期待せずに計画するのが安全です。

分かれ目は総額と、今後CPUを載せ替えたいかどうかです。2026年10月24日時点の通販の最安値では、CPU単体ならAM5のRyzen 7 7700X3D(51,084円)が10周年版(62,400円)より安いものの、DDR5の32GBが73,000円するため、マザーとメモリを含めた一式はAM5が145,774円、AM4が105,677円で、AM4のほうが40,097円安くなります。手持ちのAM4マザーとDDR4を流用できればCPUだけの62,400円で済み、AM5一式との差は83,374円に広がります。AM5は1〜2割速く、2029年までCPUを載せ替えられるので、その差にこれだけ払うかで決めてください。

目次

結論AM4は使い続けられるが、次の世代は来ない前提で選ぶ

✓
AM4のまま10周年版に替えてよい人
  • AM4マザーとDDR4メモリ(16GB×2など)が手元にある。CPUだけの62,400円で済む
  • マザーかメモリのどちらかを買い直す必要があっても、AM4のまま替えたほうが総額は安い
  • 今のCPUがZen 2以前(Ryzen 1000〜3000)か、X3Dではない6〜8コアのZen 3
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AM5へ移ったほうがよい人
  • すでに5700X3D・5800X3Dを使っている(AM4の中では上がない)
  • 一式で約4万円多く払ってでも、1〜2割速い7700X3Dを選びたい
  • CPUを今後もう一度載せ替えて延命したい(AM5は2029年までのサポートが表明済み)
10周年版の供給がいつまで続くかは未発表

AMDは10周年版の販売期間を示していません。2026年10月24日時点では多くの通販店が扱っていますが、「最後の贈り物」と位置づけた製品なので、欲しい人が後継を待つ理由はありません。載せ替える前に、マザーボードのメーカーのサイトで対応BIOSが出ているかを確かめてください。

発言Kirsch氏がAM4とAM5について話したこと

インタビューは、AMDの決算発表前で将来の製品について話せない時期に行われました。そのため、Zen 6の構成やAM6の時期などには「答えられない」という返事が多く、はっきり語られたのは、すでに出た製品の背景とプラットフォームの考え方です。AM4ユーザーの判断に関わる発言を抜き出すと次のとおりです。

話題Kirsch氏の発言の要旨AM4ユーザーにとっての意味
5800X3D復活数年前、Lisa Su(リサ・スー)CEOが復活を提案した1人だった。約10年AM4を使ったユーザーへの最後の贈り物で、DDR4のPCをアップグレードする最後のチャンスAM4向けの「仕上げ」の製品で、これより上のCPUは予告されていない
復活の時期メモリ市場が変わる前に計画したもので、DDR5不足への対策ではない。生産ラインの再開に時間がかかったメモリ価格が落ち着いても、製品の位置づけは変わらない
AM4の出荷AM5との比率は答えられないが、DDR4のAM4は今も好調。AM5は伸びていて、X3Dのモデルが成長しているAM4はすぐに売り場から消える状況ではない
7700X3Dを出した理由Zen 4のRaphael(ラファエル)の社内在庫を活かす機会があった。Zen 5のGranite Ridgeはこの目的に合わなかった7700X3Dは、手元にあったZen 4のチップを使って安く出したX3D
Ryzen 3自作向けの市場ではRyzen 3の規模は大きくない。主戦場は高性能なゲーミング向け最安クラスのRyzen 3は、今後も主力として扱われにくい
3D V-Cacheとメモリ遅いDDR4やシングルチャネルでも、3D V-Cacheがあればゲーム性能はそれほど落ちないX3Dに替えるとき、手持ちのDDR4を高クロック品へ買い替える優先度は低い
AM5のメモリ今のプラットフォームでは6000MHz台が最適。メモリとCPUのクロックの比率を合わせてレイテンシを下げるためAM5へ移るならDDR5-6000前後で足りる
AM5とAM62029年で必ず終わるという意味ではない。AM6がいつ出るか、そもそも出るかも答えられない。新しいソケットは技術的に必要になったときだけAM6を待ってAM4に留まる理由にはならない

※発言は、2026年10月20日公開のインタビュー「AM4はまだ終わらない、AMD幹部が語ったRyzenとAM5長期戦略の現在地」の日本語の文面から要約しました。原文へは、出典欄のTechPowerUpなど各報道の記事からたどれます。英語の報道は機械翻訳を元にしているため、言い回しが少しずつ違います。

経緯5800X3D 10周年版はなぜ出たのか

Ryzen 7 5800X3Dは2022年に出たZen 3世代のゲーム向けCPUで、デスクトップ向けのRyzenで初めて3D V-Cache(CPUの上にキャッシュを積み重ねてL3を増やす技術)を載せた製品です。従来版はすでに生産が終わっていて、Kirsch氏によればAMDの工場でも作っていませんでした。

そこへ「5800X3Dを復活させるべきだ」と言い出した1人が、Lisa Su CEOだったと同氏は説明しています。目的は、約10年AM4を使ってきたユーザーに、DDR4のままアップグレードする最後の機会を用意することでした。止めていた生産ラインを動かし直す必要があり、発売までに時間がかかったとしています。

2026年の5800X3D再投入は、DDR5の値上がりでAM5への移行が高くついた時期と重なったため、メモリ高騰への対策だと受け取られがちでした。Kirsch氏は、計画はメモリ市場が変わる前に立てたもので、DDR5不足の対策として考えたものではないと否定しています。

Ryzen 7 5800X3D 10th Anniversary Editionのパッケージ
Ryzen 7 5800X3D 10th Anniversary Edition。箱にAM4 10周年のロゴが入る(画像:AMD公式サイト)

10周年版は2026年5月31日(米国時間)に発表され、6月25日に米国での想定価格349ドルで発売されました。中身は従来版と同じで、8コア16スレッド、最大4.5GHz、L3キャッシュ96MB、TDP 105Wです。違いは熱伝導パッドのCarbice Ice Padが付属することです。従来版の5800X3Dを持っている人が買い直す意味はありません。発表時の仕様と価格の詳細は5800X3D「AM4 10周年エディション」再投入の記事にまとめています。

現状AM4は2026年も新製品が出ている

AM4は2016年に登場したソケットです。AMDはAM5が出た2022年以降もAM4向けのCPUを出し続けていて、2026年に入ってからも2つの新製品がありました。

  1. Ryzen 7 5800X3D 10th Anniversary Edition(2026年6月25日、8コア・L3 96MB)
  2. Ryzen 5 5500F(2026年9月10日、6コア・内蔵GPUなし)

Kirsch氏は、AM4とAM5の出荷の比率は明かせないとしつつ、AM4はメモリ価格が動く前から出荷が安定しており、今も好調だと話しています。AM4の売り場がすぐに無くなる状況ではありません。

ただし、2026年の2製品はどちらもZen 3で、2020年に出たRyzen 5000シリーズと同じ世代の中身です。AM4はDDR4とPCIe 4.0までの設計で、AMDがAM5へ移ったのはPCIe 5.0とDDR5に対応するためでした。AM4に出るのは、Zen 3の構成を変えた製品までと考えておくのが現実的です。5500Fの中身と性能はRyzen 5 5500Fの検証記事で比べています。

12コアのZen 3 X3Dを待っている人もいますが、試作品が流出しただけで、AMDは製品として発表していません。詳しくはRyzen 9 5900X3D試作品の記事で整理しています。

AM5AM5は2029年まで、AM6は時期も有無も未定

AMDは2026年5月31日(米国時間)、7700X3Dの発表と同時に、AM5のサポートを2029年まで延ばすと発表しました。Kirsch氏はこの2029年について、個人的にはそれほど遠くないと感じるとしたうえで、必ずしもそこで終わるという意味ではないと話しています。

AM6については「いつ出るか、そもそも出るかどうかも答えられない」という返事でした。考え方として示したのは次の2点です。

  • プラットフォームが長く使えることは、ユーザーにとって何より大事。3年後にCPUだけ載せ替えられる選択肢を残したい
  • 新しいソケットは、技術的な制約で変えざるを得なくなったときに導入する。AM4からAM5への移行はPCIe 5.0とDDR5のためだった

AM6がいつになるか分からない以上、AM4に留まって次のソケットを待つ作戦は計画が立ちません。AM5を今組むべきかAM6を待つべきかは、AM5の2029年サポート表明の記事でZen 6・Zen 7の見通しとあわせて比べています。

AM5へ移る場合のメモリについて、Kirsch氏は今のAM5では6000MHz台が最適だと話しています。メモリとCPUのクロックの比率を合わせ、レイテンシ(応答の遅れ)を下げるためです。DDR5-8000などの高価なメモリを選ぶより、DDR5-6000前後の容量を優先したほうが予算を活かせます。

メモリX3DならDDR4のままでも性能が落ちにくい

Kirsch氏は、遅いDDR4を使った場合や、メモリを1枚だけ挿したシングルチャネルの場合でも、3D V-Cacheがあればゲーム性能はそれほど落ちないと話しています。CPUが使うデータの多くを大容量のL3キャッシュに置けるので、メモリまで取りに行く回数が減るためです。

AM4ユーザーに当てはめると、10周年版に替えるときに、手持ちのDDR4-3200を高クロックのメモリに買い替える必要は薄いということです。DDR4もDDR5と同じく値上がりしているので、浮いた予算はGPUに回せます。

ただし「1枚挿しでも構わない」という意味ではありません。キャッシュで補えるのは速度の差で、容量が足りない問題は解決しないので、16GB×2などの2枚挿しで使うのが基本です。DDR4の値上がりでAM4延命の総額がどう変わるかは、DDR4流用とPC買い替えを総費用で比べた記事で試算しています。

価格CPUだけならAM5が安く、一式ではAM4が4万円安い

2026年10月24日時点の通販の最安値で、AM4に残る場合とAM5へ移る場合のCPUを比べると次のとおりです。

CPUソケット・世代コア・L3通販の最安値
Ryzen 7 5800X3D 10周年版AM4・Zen 38コア・96MB62,400円
Ryzen 9 5900XTAM4・Zen 316コア・64MB55,464円
Ryzen 7 7700X3DAM5・Zen 48コア・96MB51,084円
Ryzen 7 9800X3DAM5・Zen 58コア・96MB62,265円

CPU単体では、AM5の7700X3Dが10周年版より11,316円安く、9800X3Dも10周年版とほぼ同じ値段です。ところがAM5へ移るにはマザーとDDR5メモリも要り、そのDDR5が高くなっています。同じ日の通販の最安値で、組み合わせごとの総額を出すと次のとおりです。

組み合わせ買うもの総額
AM4・CPUだけ替える5800X3D 10周年版62,400円
AM4・マザーも替える10周年版+B550マザー(ASRock B550M-HDV、8,477円)70,877円
AM4・メモリも替える10周年版+DDR4-3200 16GB×2(CFD W4U3200CS-16G、34,800円)97,200円
AM4・一式10周年版+B550マザー+DDR4-3200 16GB×2105,677円
AM5・一式(7700X3D)7700X3D+B850マザー(ASRock B850M Rock WiFi、21,690円)+DDR5-5600 16GB×2(CFD W5U5600CS-16GC46F、73,000円)145,774円
AM5・一式(9800X3D)9800X3D+同じマザーとDDR5156,955円

※国内の価格比較サイトに載った通販の最安値(2026年10月24日時点、税込)で計算。マザーとメモリは、最安値の型番を1つずつ選んでいます。DDR5-6000の16GB×2(G.SKILL F5-6000J3636F16GX2-FX5)は95,975円で、これを選ぶとAM5一式はさらに22,975円上がります。価格は日々変わります。

マザーとメモリまで買い直しても、AM4一式はAM5一式(7700X3D)より40,097円安く収まります。手持ちのマザーとDDR4を流用してCPUだけ替えるなら、差は83,374円です。マザーかメモリの片方だけが壊れた、容量が足りないといった場合も、AM4のまま替えたほうが安く済みます。DDR4もDDR5と同じく値上がりしていますが、32GBで38,200円の差があります。

AM5にお金を足して得られるのは速さと、今後の載せ替えです。7700X3Dの検証(RTX 5090・フルHD中設定)では、7700X3Dが5800X3DをMarvel Rivalsで20%超、Horizon Zero Dawn Remasteredで19%、Mafia: The Old Countryで20%、Cyberpunk 2077で13%上回りました。AM5は2029年までのサポートが表明されているので、数年後にCPUだけを替える道も残ります。7700X3Dと10周年版の比較は5800X3D 10周年版と7700X3Dの比較と7700X3Dのレビューで扱っています。

動画の書き出しなどの作業もするなら、AM4に残る選択肢として16コアの5900XTもあります。ゲームでは10周年版のほうが速く、作業では16コアが速いという関係です。

判断今のCPU別に、AM4で替えるかAM5へ移るか

マザーとDDR4をそのまま使える場合、替える価値は今のCPUの世代で決まります。どのCPUでも、ゲーム中にGPU使用率が常に95%以上張り付いているならCPUを替えてもfpsはほとんど伸びないので、先にGPUを見直してください。

  • Ryzen 1000・2000・3000(Zen・Zen+・Zen 2):10周年版で伸びる幅がいちばん大きい層です。X370・B350などの古いマザーはBIOSの更新が先に必要です。旧Ryzenから替えた実測はRTX 3060と旧Ryzenで5800X3Dを検証した記事、X370とX570の差は5800X3DのX370・X570比較にあります
  • Ryzen 5 5600・Ryzen 7 5700XなどX3Dではない Zen 3:CPUがfpsの頭打ちになっているときだけ10周年版を検討します。予算を抑えたい3600からの載せ替えはRyzen 5 5600への換装を比べた記事が参考になります
  • Ryzen 9 5900X・5950X:ゲームでは10周年版のほうが速くなりますが、作業性能は下がります。ゲーム中心で使っているときだけ替える意味があります
  • Ryzen 7 5700X3D・5800X3D:AM4の中に上はありません。次に替えるのはAM5へ総入れ替えするときです

おすすめAM4のまま載せ替えるならこの2つ

どちらも手持ちのAM4マザーとDDR4をそのまま使えます。ゲームのfpsを上げたいなら5800X3D 10周年版、エンコードや書き出しの時間も縮めたいなら16コアの5900XTです。

AMD Ryzen 7 5800X3D 10th Anniversary Edition(Socket AM4)
ゲーム中心でAM4を延命AMD Ryzen 7 5800X3D 10th Anniversary Edition(8コア16スレッド / L3 96MB / Socket AM4)AMDが「AM4ユーザーへの最後の贈り物」と位置づけた8コアX3D。L3キャッシュ96MBで、DDR4のままでもゲーム性能が落ちにくいCPUです。Amazonで価格を見る
AMD Ryzen 9 5900XT(Socket AM4・16コア)
作業もするなら16コアAMD Ryzen 9 5900XT(16コア32スレッド / L3 64MB / Socket AM4)AM4のまま16コア32スレッドに増やせるZen 3。動画の書き出しやエンコードの時間を縮めたい人に向いています。Amazonで価格を見る

※価格・在庫は変動します。最新の価格はAmazonの商品ページでご確認ください。

FAQよくある質問

AM4はいつまで使えますか
AMDはAM4の終了日を発表していません。2026年にも6月に5800X3D 10周年版、9月にRyzen 5 5500Fが出ています。ただし新しく出るのはZen 3の製品で、AM4のCPUの上限は5800X3Dクラスと考えるのが現実的です。
5800X3D 10周年版はいつまで買えますか
販売期間は発表されていません。AMDの担当者は10周年版を「AM4ユーザーへの最後の贈り物」と表現しています。欲しい人が後継のAM4向けX3Dを待つ理由はありません。
AM4向けにZen 4以降のCPUは出ますか
AMDは発表していません。インタビューでも、AM4向けにこれより速いCPUを出す話は出ていません。AM5へ移った理由はPCIe 5.0とDDR5への対応だったとAMDは説明しています。
AM6を待ってからPCを買い替えるべきですか
待つ理由は薄いです。AMDの担当者は、AM6がいつ出るか、そもそも出るかも答えられないとしています。AM5は2029年までのサポートが表明されていて、2029年で必ず終わるわけでもないとしています。
5800X3Dの通常版と10周年版は何が違いますか
性能は同じで、熱伝導パッドのCarbice Ice Padが付属するのが違いです。8コア16スレッド、最大4.5GHz、L3 96MB、TDP 105Wはどちらも同じです。
これから新しく組むならAM4とAM5のどちらですか
安さならAM4、速さと今後の載せ替えならAM5です。2026年10月24日時点の通販の最安値では、CPU・マザー・32GBメモリの一式がAM4(5800X3D 10周年版)で105,677円、AM5(7700X3D)で145,774円でした。AM5は4万円高いぶん、ゲームで1〜2割速く、2029年までCPUを載せ替えられます。

まとめAM4は終わらないが、10周年版が最後の大きな選択肢

AM4の終了日は発表されておらず、2026年も5800X3D 10周年版とRyzen 5 5500Fが出ました。AMDのKirsch氏によれば、AM4の出荷は今も好調です。一方で同氏は10周年版を、Lisa Su CEOも提案した「AM4ユーザーへの最後の贈り物」で、DDR4のPCをアップグレードする最後のチャンスだと説明しています。

AM5は2029年までのサポートが表明されていて、2029年が終わりとは限らないとも話しています。AM6は時期も有無も答えられないという返事でした。AM4に留まって次のソケットを待つ作戦は計画が立たないので、今の総額で決めるのが確実です。DDR5が高い2026年10月時点では、マザーとメモリまで買い直してもAM4一式がAM5一式より約4万円安く、手持ちを流用できれば差は83,374円に広がります。AM5を選ぶ理由は1〜2割の速さと2029年までの載せ替えです。

結論

AM4のマザーとDDR4があるなら、5800X3D 10周年版への載せ替えが最も安いX3Dの入り口で、AM4で最後の大きなアップグレードです。AM5一式との差は、手持ちを流用すれば約8万円、マザーとメモリまで買い直しても約4万円です。AM5へ移るのは、この差を払ってでも速さと今後の載せ替えを取りたいときにしてください。

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