RTX Spark N1XとM5 Proを比較|ゲーム用ノートの実測fps・遊べるゲーム・日本価格の選び方【2026年10月】
本記事にはアフィリエイト広告(Amazon・楽天市場等)のリンクが含まれています。
CPUはM5 Pro、ゲームはN1Xが上回る実測
RTX Spark搭載ノートが10月16日に発売され、同じくCPUとGPUでメモリを共有するM5 ProのMacBook Proと、どちらを選ぶか迷う人が出ています。N1XはNVIDIAがArm CPUとBlackwell GPUを1つにまとめたチップで、M5 ProはAppleがMacBook Pro向けに作ったチップです。
実測では、CPU性能はM5 Proが上でした。ゲームはN1Xが上回り、Cyberpunk 2077のQHD Ultra(FSR off)で56.8fps対33.4fps、Baldur’s Gate 3のQHD Ultraで79.1fps対56.7fpsです。ただしCyberpunk 2077は、Windows側がx64版をエミュレーションで動かし、Mac側はネイティブ版を動かしています。
ゲームを選ぶ基準は、チップの速さより、遊びたい作品がそのOSで動くかです。N1X機はアンチチートの対応が作品ごとに違い、VALORANTは現時点で動きません。M5 Pro機はMac版のあるゲームだけが対象になります。どちらにも決めきれないなら、通常のx86ゲーミングノートも選択肢です。

目次
結論先に結論|遊びたいゲームで選ぶ
- 遊びたいゲームがNVIDIAの発売日対応リストにある
- DLSSやフレーム生成を使うWindowsのゲームを遊びたい
- Windowsのままローカルで大きなAIモデルも動かしたい(上位構成は最大128GB)
- 遊ぶゲームがMac版のある作品中心で、動画編集や開発などMacの作業も兼ねたい
- CPU性能と、バッテリーでの効率を重視する
- Windows専用のオンラインゲームは遊ばない
VALORANTはRiotの現行要件でArm版Windowsが非対応、MacもWindows専用の作品です。対戦ゲームを遊ぶなら、RTX搭載のx86ゲーミングノートが確実です。
スペック構成が2つずつある|同じ名前でも中身が違う
N1XにもM5 Proにも、CPUコア数の違う2つの構成があります。型番や価格を見るときは、どちらの構成かを先に確認してください。
| 項目 | RTX Spark N1X(ノート向け) | Apple M5 Pro |
|---|---|---|
| 上位構成 | 20コアCPU/6,144コアGPU | 18コアCPU(6スーパー+12高性能)/20コアGPU |
| 下位構成 | 18コアCPU/5,120コアGPU | 15コアCPU(5スーパー+10高性能)/16コアGPU |
| メモリ上限 | 上位128GB、下位32GB(LPDDR5X) | 20コアGPU構成で64GB |
| メモリ帯域 | 最大300GB/s | 307GB/s |
| OS | Windows 11(Arm版) | macOS |
| ゲームの動かし方 | x86向けはPrismで変換 | Mac版のあるゲームのみ |
※N1Xの構成・メモリ上限はNVIDIA公式仕様、300GB/sは実機レビュー記事、M5 ProはApple公式仕様によります。

CPUCPUはM5 Proが上|シングルで約55%、マルチで約36%の差
実測では、N1X(20コア)はCinebench 2024のシングルコアで130点、マルチコアで1,726点でした。M5 Pro(18コア)は201点と2,347点で、シングルは約55%、マルチは約36%上回ります。ゲームはシングルコア性能に左右されやすいものの、N1Xのゲーム結果は次の節のとおりGPU側が支えています。
| Cinebench 2024 | N1X(20コア・ProArt P16) | M5 Pro(18コア・MacBook Pro 16) |
|---|---|---|
| シングルコア | 130点 | 201点 |
| マルチコア | 1,726点 | 2,347点 |
出典:Notebookcheckの実機レビューの測定値です(独自の測定ではありません)。測定機はASUS ProArt P16(N1X 20コア・64GB)とMacBook Pro 16(M5 Pro 18コア)。ProArtの電力設定はPerformanceで、最大85W・安定時70Wです。18コア版のN1Xの結果は測られていません。
ゲームゲームはN1Xが上回る|ただし条件が違う
同じレビュー内で測られたゲームは、Cyberpunk 2077とBaldur’s Gate 3の2本です。どちらもN1Xの平均fpsがM5 Proを上回りました。
| ゲーム・設定 | N1X(20コア) | M5 Pro(18コア) |
|---|---|---|
| Cyberpunk 2077 1080p Ultra | 76.6 | 57.8 |
| Cyberpunk 2077 1440p Ultra | 56.8 | 33.4 |
| Baldur’s Gate 3 1080p Ultra | 93.4 | 83.8 |
| Baldur’s Gate 3 1440p Ultra | 79.1 | 56.7 |
出典:Notebookcheckの実機レビューの平均fpsです(独自の測定ではありません)。Cyberpunk 2077はUltraプリセット・FSR off、Baldur’s Gate 3はUltraプリセット・AA:T。N1Xの測定機はProArt P16(20コア・64GB)、M5 ProはMacBook Pro 16(18コア・20コアGPU)です。
差が最も大きいのはCyberpunk 2077のQHDで、N1Xが約1.7倍です。ここで注意したいのは動かし方で、Arm版Windows向けのネイティブ版はありません。N1Xではx64版をエミュレーションで動かしていて、それでもMac版のM5 Proを上回っています。逆にいえば、ネイティブ対応が進めば、N1Xの伸びしろは残っています。
一方で、N1X側もGeForce搭載機には及びません。N1XのゲームはRTX 5060 Laptopに近く、強力なGeForce搭載ノートのほうがゲームには向いています。メモリを共有する構造上、帯域は最大300GB/sにとどまります。フレーム生成を使った場合の実測はSurface Laptop Ultraのゲーム実測で確かめられます。
上位の20コア構成同士の結果で、下位のN1X(18コア)とM5 Pro(15コア)の差は測られていません。Cyberpunk 2077は動かし方が違い、フレーム生成も使っていません。ゲームごとの勝ち負けは、遊ぶ作品でもう一度確かめてください。
対応遊べるゲームの違い|アンチチートと対応OS
fpsより先に確かめたいのが、遊びたいゲームが動くかどうかです。NVIDIAは、RTX Sparkで10月16日から遊べるゲームを作品ごとに公開しています。対応作品の一覧は別記事にまとめています。
| 作品 | RTX Spark(N1X) | M5 Pro搭載Mac |
|---|---|---|
| Cyberpunk 2077 | 10月16日の対応作品(x64版をエミュレーション) | Mac版(Apple silicon対応)あり |
| Baldur’s Gate 3 | 実測で動作を確認 | Mac版あり(最低M1・8GB、推奨M1 Pro以上・16GB) |
| Fortnite | 10月16日対応(Easy Anti-Cheat) | 今回は未確認 |
| Counter-Strike 2 | 10月16日の対応作品 | Steamの要件にMacの記載なし |
| VALORANT | Riotは対応を目指すとのみ発表、時期は未定 | Windows専用 |
※N1X側はNVIDIAの作品別発表、Cyberpunk 2077のMac版は開発元のパッチノート、Baldur’s Gate 3はSteamの販売ページ、VALORANTはRiotの動作要件を参照しました。
N1X機は、Fortniteのようにアンチチート対応を発表した作品が遊べます。PUBG: BATTLEGROUNDSは2027年前半、Call of Dutyは2027年が目標で、まだ遊べません。アンチチート別の状況はArm版Windowsのアンチチート対応にまとめています。M5 Pro機はMacで動く作品に限られ、Windows専用の対戦ゲームは遊べません。
価格日本で買える構成と価格
国内でN1X搭載機を買うなら、Microsoftの日本向けストアのSurface Laptop Ultraが最も手軽です。M5 Pro搭載のMacBook Proは3月11日に発売済みで、発表時の価格が出ています。
| 製品・構成 | チップ | 価格(税込) |
|---|---|---|
| Surface Laptop Ultra 24GB/512GB | N1X 18コアCPU/5,120コアGPU | 513,480円 |
| Surface Laptop Ultra 32GB/1TB | N1X 20コアCPU/6,144コアGPU | 707,080円 |
| Surface Laptop Ultra 64GB/1TB | N1X 20コアCPU/6,144コアGPU | 812,680円 |
| MacBook Pro 14インチ | M5 Pro | 369,800円から |
| MacBook Pro 16インチ | M5 Pro | 449,800円から |
※Surface Laptop Ultraは2026年10月22日にMicrosoft日本公式ストアで確認した表示価格(日本語キーボード)。MacBook ProはApple日本の発表の価格で、現在の販売価格とは異なる場合があります。
同じ予算で比べるなら、M5 Pro機は安く、N1X機は割高です。ただしM5 Proの最安構成はメモリが少なく、20コアGPUの構成でメモリを64GBに増やすと価格は上がります。N1Xは、ゲームの実測が測られた20コア構成が70万円台からです。国内のRTX Spark搭載機の価格はメーカー別の比較記事で並べています。
ゲームが主目的なら、x86のゲーミングノートも比べる価値があります。N1Xの51万円台の構成と同じ予算で、アンチチートの対応を気にせずに遊べるGeForce搭載機を選べます。
おすすめあなたに合うのはどれ
RTX Sparkの搭載機は、遊びたい作品が対応リストに入っていて、ローカルAIも使う人に向きます。Macを選ぶ人は上位のM5 Maxも選べますが、ゲームだけが目的なら通常のゲーミングノートが確実です。


※価格・在庫は変動します。最新の価格はAmazonの商品ページでご確認ください。
まとめまとめ|CPUはM5 Pro、ゲームの実測はN1X
CPU性能はM5 Proが上で、Cinebench 2024のマルチコアは2,347点対1,726点でした。ゲームはN1Xが上回り、Cyberpunk 2077のQHD Ultraで56.8fps対33.4fpsですが、Windows側はエミュレーションで動かす条件の違う比較です。
遊びたい作品が発売日対応リストにあればN1X搭載ノート、Mac版が中心ならM5 Pro搭載のMacBook Pro、対戦ゲームが中心ならx86のゲーミングノートが向いています。N1Xを買うときは、20コアと18コアのどちらの構成かを必ず確かめてください。
出典:Notebookcheck(RTX Sparkの分析)、NVIDIA(RTX Spark仕様)、NVIDIA(対応ゲーム)、Apple(MacBook Pro仕様)、Microsoft日本公式ストア


