Ryzen 7 9700Xの4年保証版が37,980円、ゲーム用に買いか|7700・5800X3Dからの差とAM5移行費用【2026年10月】
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Ryzen 7 9700Xは、Zen 5世代の8コア16スレッドCPUです。標準のTDPが65Wと低く、Socket AM5のマザーボードとDDR5メモリで動きます。Amazonのプライム感謝祭で値下がりしましたが、今使っているCPUによっては、買い替えてもゲームの速さがほとんど変わりません。
2026年10月14日時点のAmazon.co.jpでは、保証4年のAmazon.co.jp限定版(型番100-100001404WOF_4Y)が税込37,980円です。プライム会員限定のセール価格で、通常版より8,898円安く、6コアの9600Xとの差は1,962円しかありません。AM4から移る場合は、マザーボード・DDR5・クーラーを含めて約12万円かかり、その半分以上がメモリ代です。
AM5のRyzen 7 7700・7700Xから換えても、ゲーム平均の伸びは2〜4%です。AM4の5800X3Dからでも6%ほどなので、組み直す費用に見合いません。ゲームのfpsを最優先するなら、同じセールの9800X3D(4年保証版、58,800円)が20,820円の上乗せで、CPUの差が出るゲームでは3割以上速くなります。
目次
価格4年保証版は通常版より8,898円安い
2026年10月14日時点のAmazon.co.jpでは、保証4年のAmazon.co.jp限定版が、保証3年の通常版より安く表示されています。CPUの仕様はどちらも同じで、違うのは型番の末尾と保証期間、販売元です。
| 項目 | 4年保証版 | 通常版 |
|---|---|---|
| 型番 | 100-100001404WOF_4Y | 100-100001404WOF |
| 表示価格(税込) | 37,980円(プライム会員限定) | 46,878円 |
| 販売・発送 | Amazon.co.jp | マーケットプレイスの出品者 |
| 保証 | メーカー3年+代理店の延長1年 | メーカー3年 |
4年保証版の37,980円は、過去価格として表示されている50,304円から24%引きです。セール価格はプライム会員だけが対象で、同じ商品ページの非セール価格は70,182円と表示されています。
プライム感謝祭は、先行セールが10月15日(木)23時59分まで、本セールが10月16日(金)0時から19日(月)23時59分までです。セール価格は在庫や期間で変わるため、注文の直前に価格と、販売元が「Amazon.co.jp」のままかを確かめてください。
出典(価格は2026年10月14日の表示、変動あり):Amazon.co.jp 4年保証版 / Amazon.co.jp 通常版 / Amazon プライム感謝祭2026の開催発表
4年目は代理店の延長保証になる
4年保証版の商品説明には「通常のメーカー保証3年に加えて、1年の代理店延長保証を付与」とあります。AMDの規定では、箱入りプロセッサー(Processor in a Box)の保証は購入日から3年間で、有効なシリアル番号があり、適切に取り付けて使っていることが条件です。4年目だけは、AMDではなく販売代理店が引き受ける保証です。
4年目に不具合が出たときの窓口と手続きは、注文前に商品ページの保証欄で確かめてください。どちらの保証も購入日が起点になるので、Amazonの注文履歴と製品の箱は捨てずに残しておくと手続きで困りません。
出典:AMD Processor in a Box 3 Year Limited Warranty

仕様9700Xは8コア65W、クーラーは別に用意する
| 項目 | Ryzen 7 9700X | 買う前の注意 |
|---|---|---|
| コア/スレッド | 8コア/16スレッド(Zen 5) | 9600Xは6コア12スレッド |
| クロック | 3.8GHz/最大5.5GHz | ゲームの速さはキャッシュ量にも左右される |
| キャッシュ | L2 8MB+L3 32MB | 9800X3DはL3が96MB |
| 標準TDP | 65W | AMDは高性能な空冷クーラーを推奨 |
| ソケット/メモリ | AM5/DDR5 | DDR4は使えない。定格は2枚でDDR5-5600、4枚でDDR5-3600 |
| クーラー | 付属しない | 別に買うか、手持ちのAM5対応品を使う |
| 内蔵GPU | AMD Radeon Graphics(2コア) | 画面は出せるが、3Dゲームには力不足 |
出典:AMD Ryzen 7 9700X 製品仕様(発売日は2024年8月8日)
内蔵GPUがあるので、マザーボードの映像出力端子を使えば、グラボを外した状態でも画面を出してBIOSの設定や不具合の切り分けができます。ゲームを遊ぶ前提なら、グラボは別に必要です。
ゲーム性能9600Xや265Kとは僅差、9800X3Dは3割以上速い
CPUの差がそのまま出るよう、解像度を720pに下げて15本のゲームを測った結果(RTX 4090、Windows 11 24H2)では、9700Xの平均fpsは次の位置にあります。
| CPU | 平均fps | 9700Xとの差 |
|---|---|---|
| Ryzen 7 9800X3D | 152 | 36%速い |
| Ryzen 7 7800X3D | 134 | 20%速い |
| Ryzen 7 9700X | 112 | 基準 |
| Core Ultra 7 265K | 108 | 4%遅い |
| Ryzen 5 9600X | 107 | 4%遅い |
| Ryzen 7 5800X3D | 106 | 5%遅い |
出典:ComputerBase Ryzen 7 9800X3D Test(2024年11月)。15本の幾何平均。9700Xは標準の65W設定。メモリは9700X・9600X・9800X3D・265KがDDR5-5600、7800X3DがDDR5-5200、5800X3DがDDR4-3200。差は平均fpsから算出
9800X3Dとの差は、別の14本の測定でも平均30%でした。大容量のL3キャッシュが効くゲームでは差が大きく開き、半分のゲームで30%以上の差が出ています。
反対に、9600XやCore Ultra 7 265Kとの差は4%ほどです。この数字はCPUの差が最も出やすい720pでのもので、1440pや4K、ミドルクラスのグラボではGPUが先に頭打ちになり、差はさらに縮みます。
出典:TechSpot Ryzen 7 9800X3D Review(14本の平均、RTX 4090、DDR5-6000 CL30)
換装効果7700や9600Xから換えても伸びは2〜5%
今のCPUから9700Xに換えたときの伸びは、手元のCPUの世代でほぼ決まります。AM5の8コアや6コアからは小さく、AM4から移るにはマザーボードとメモリの買い直しが加わります。
| 今のCPU | 9700Xとの差(ゲーム平均) | 買うもの |
|---|---|---|
| Ryzen 7 7700X(AM5) | 9700Xが2%速い | CPUのみ |
| Ryzen 7 7700(AM5) | 9700Xが4%速い | CPUのみ |
| Ryzen 5 9600X(AM5) | 9700Xが5%速い | CPUのみ |
| Ryzen 7 5800X3D(AM4) | 5800X3Dが6%遅い | CPU・マザー・DDR5・クーラー |
出典:TechSpot Zen 5再検証(14本、Windows 11 24H2、RTX 4090、DDR5-6000 CL30、9700Xは65W)/ TechSpot 5800X3D vs 9700X(22本、5800X3DはDDR4-3600 CL14)。9600Xとの差は上の720p・15本の測定から算出
7700の4%は、極端に差が出た1本を除くと2%まで縮みます。Zen 4の8コアを使っているなら、9700Xに換えても体感できる差はまず出ません。
5800X3Dは、AM4のままでも9700Xとの差が6%にとどまります(上の720pの測定では5%)。この6%のために、次の節の約12万円を払う価値は薄いでしょう。
差が大きく出るのは、Zen 3の通常版(5600など)やそれより前のCPUから移る場合です。2023年の測定では、AM5で6コアのRyzen 5 7600でさえ、5600よりRTX 4090の1080pで35%速い結果でした。ただし、RX 6650 XTのようなミドルクラスのグラボでは差が7%まで縮んでいます。AM4のまま5600へ換える場合との費用の差は、Ryzen 5 5600の4年保証版の記事で比べています。
出典:TechSpot Ryzen 5 7600 vs Ryzen 5 5600(2023年)(12本の平均、1080p)
移行費用AM4から移ると約12万円、半分以上がメモリ
AM4からAM5へ移るには、CPUのほかにマザーボード、DDR5メモリ、CPUクーラーが要ります。10月14日のAmazon.co.jpで、セール価格の部品を選ぶと合計は119,884円です。
| 部品 | 製品 | 価格(税込) |
|---|---|---|
| CPU | Ryzen 7 9700X 4年保証版 | 37,980円 |
| マザーボード | ASRock B850M Rock WiFi | 13,980円 |
| メモリ | CFD Standard DDR5-5600 16GB×2 | 63,800円 |
| CPUクーラー | Thermalright Peerless Assassin 120 SE ARGB | 4,124円 |
| 合計 | AM4のグラボ・SSD・電源・ケースは流用 | 119,884円 |
価格はAmazon.co.jpの2026年10月14日の表示(変動あり)。マザーボード・メモリ・クーラーもプライム会員限定のセール価格です。
メモリの63,800円だけで総額の53%を占めます。同じ時点でメモリは「残り3点」の表示だったので、売り切れたら代わりのDDR5の価格で総額を計算し直してください。マザーボードとメモリの詳しい選び方は、B850M Rock WiFiの記事とCFDのDDR5-5600の記事にあります。
AM5のマザーボードとDDR5をすでに持っているなら、必要なのはCPU代の37,980円だけです。クーラーは付属しないので、今のCPUのクーラーを外して付け替えるか、新しく用意します。CPUを9800X3Dの4年保証版(58,800円)にすると合計は140,704円で、差は20,820円です。
AM5のマザーボードはBIOSの対応を確かめる
9700Xが動くチップセットは、A620、B650/B650E、X670/X670E、B840、B850、X870/X870Eです。AMDは、新しいCPUではBIOSの更新が必要になる場合があるとして、マザーボードメーカーのCPU対応表とBIOSを確かめるよう案内しています。
B650やX670など、Ryzen 9000より前に発売されたマザーボードを使っているなら、手持ちの型番の対応表で9700Xの行と必要なBIOSの版を見てください。今のCPUで起動できるうちにBIOSを更新しておけば、載せ替えた後に画面が出ないトラブルを避けられます。
出典:AMD Processor in a Box 保証・互換性ガイド(Motherboard & Memory Compatibility)
比較9800X3D・9600X・Core Ultra 7 270K Plusとの違い
同じ10月14日のAmazon.co.jpの価格では、9800X3Dの4年保証版が9700Xより20,820円高く、9600Xは1,962円安いだけです。IntelのCore Ultra 7 270K Plusは21,500円高くなります。
| CPU | Amazon.co.jpの価格 | 9700Xとのゲームの差 |
|---|---|---|
| Ryzen 7 9700X 4年保証版 | 37,980円 | 基準 |
| Ryzen 7 9800X3D 4年保証版 | 58,800円 | 30〜36%速い |
| Ryzen 7 7800X3D | 54,800円 | 20%速い |
| Ryzen 5 9600X | 36,018円 | 4%遅い |
| Core Ultra 7 270K Plus | 59,480円 | 3%速い |
出典:価格はAmazon.co.jpの2026年10月14日の表示(変動あり、9800X3Dの4年保証版はプライム会員限定のセール価格)。ゲームの差は上の720p・15本の測定と9800X3Dの14本の測定、270K PlusはTechSpot Core Ultra 7 270K Plus Review(2026年3月)の14本・中設定の平均
ゲームを最優先するなら9800X3Dの4年保証版
9800X3Dの4年保証版も、Amazon.co.jpが販売するプライム会員限定のセール価格です。CPU単体では55%高くなりますが、AM4から組み直す総額で見れば約17%の上乗せで、CPUの差が出るゲームでは3割以上速くなります。TDPが120Wと9700Xより高いので、クーラーは上の表のようなデュアルタワーの空冷を選ぶと安心です。9700Xと7800X3Dの細かな違いは9700X vs 7800X3Dの比較にありますが、今回の価格なら7800X3Dより9800X3Dの4年保証版のほうが4,000円高いだけです。
9600Xを買う予定なら9700Xにする
9600Xとの価格差は1,962円で、2コア多い9700Xを選ばない理由はほぼありません。ゲームの差は4〜5%ですが、動画のエンコードや3D描画など7種類のアプリを平均したマルチスレッド性能では、9700Xが21%速くなります。配信や動画編集をゲームと同じパソコンで行うなら、この差が効きます。
出典:ComputerBase アプリのマルチコア性能(2024年11月)。7-Zip・Blender・Cinebench 2024・HandBrakeなど7種の幾何平均で、9700X(65W)が58、9600Xが48
Amazon.co.jpの9600Xはマーケットプレイスの出品者が販売していて、「通常3〜4日以内に発送」の表示でした。Amazon.co.jpが販売し、保証も1年長い9700Xの4年保証版のほうが条件は上です。
Core Ultra 7 270K Plusはゲームより制作向け
270K Plusはゲーム平均で9700Xより3%速く、フレームの落ち込みを示す1%低位では11%上回りました。ただ、この測定ではCore Ultra側に高価なDDR5-8200のメモリを使っています。差が大きいのはマルチスレッドの作業で、ファイルの展開では9700Xより63%速い結果でした。CPUだけで21,500円の差があり、マザーボードもLGA1851用を買う必要があります。ゲームが中心なら差を払う理由は薄く、動画の書き出しなど重い作業が多い人向けです。詳しくは9700X vs 270K Plusの比較で扱っています。
結論9700Xの4年保証版は、AM5へ組み直す人に向く
- Zen 3の通常版(5600など)やそれより前のAM4から、マザーとDDR5ごとAM5へ組み直す
- 9600Xを買うつもりだった(差額は1,962円)
- ゲームと配信・動画編集を1台でこなしたく、65Wの低い発熱も重視する
- Ryzen 7 7700・7700X・9600Xを使っている(伸びは2〜5%)
- 5800X3Dを使っている(6%のために約12万円かかる)
- ゲームのfpsを最優先する(9800X3Dの4年保証版が20,820円高で3割以上速い)
購入先9700Xの4年保証版と、比べたいCPU・AM5の部品
CPUは、セール中の9700X・9800X3Dの4年保証版と、価格の近い9600X、Intelの270K Plusを比べられるように並べています。価格と販売元は注文の直前に確かめてください。


※価格・在庫は変動します。最新の価格はAmazonの商品ページでご確認ください。
AM4から移る場合のマザーボードとメモリは、どちらもセール中の価格です。
FAQよくある質問
Ryzen 7 9700Xの4年保証版は、AM4の古い環境からAM5へ組み直す人と、9600Xを検討していた人には買ってよい価格です。7700・7700X・5800X3Dから換えてもゲームの伸びは数%なので、見送ってかまいません。fpsを最優先するなら、同じセールの9800X3Dの4年保証版と総額で比べてから決めてください。






