Ryzen 7 8700Gはやめとけ?後悔する人の条件と選び直す先【2026年10月版】
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分かれ目はグラボを買うか、買わないか
「Ryzen 7 8700G やめとけ」と検索すると否定的な声が並びますが、8700Gは内蔵GPUのRadeon 780Mを積んだAM5用のAPUで、「グラボなしで組むCPU」です。使い方を間違えた人が後悔しているだけで、チップそのものが悪いわけではありません。
結論は、グラボを積むなら8700Gはやめて、同じAM5のRyzen 5 9600XかRyzen 5 7500Fを選ぶのが正解です。グラボなしで、軽めのゲームや小型PCに使うなら、買って後悔しにくいCPUです。
迷う人の多くは「いまグラボなしで、あとから足すかもしれない」という場合です。そのときは最初からグラボ前提で組む人と同じ答えになります。理由はL3キャッシュとPCIe世代の2点にあります。
目次
理由やめとけと言われる3つの条件
※内蔵GPUの比較は2024年1月の海外レビュー(DDR5-5200・標準設定)の数値です。ドライバやBIOSの更新で、現在の結果とは差が出る場合があります。
スペック8700Gと9600X・7500Fの違い
| 項目 | Ryzen 7 8700G | Ryzen 5 9600X |
|---|---|---|
| アーキテクチャ | Zen 4(Phoenix) | Zen 5 |
| コア / スレッド | 8 / 16 | 6 / 12 |
| 最大ブースト | 5.1GHz | 5.4GHz |
| L3キャッシュ | 16MB | 32MB |
| PCIe | 4.0(使えるレーン16) | 5.0 |
| 内蔵GPU | Radeon 780M(12CU・2.9GHz) | Radeon Graphics(2CU) |
| メモリの公式対応 | DDR5-5200 | DDR5-5600 |
| TDP | 65W | 65W |
※数値はAMD公式の製品ページから。7500FはZen 4の6コア・L3 32MB・PCIe 5.0で、AMDの仕様欄に「Discrete Graphics Card Required(グラボが必要)」とあります。
ゲーム性能グラボを積むと、8700Gは同価格帯に負けます
8700Gの設計はノート向けのAPUに近く、デスクトップ用のRyzenよりL3が少なくなっています。RTX 4090を組み合わせたテストでは、Ryzen 7 7700Xが8700Gより約20%、Ryzen 5 7600Xが約10%速いでした。7600Xは6コアですが、L3は32MBです。
同じレビューは、8700Gと8600Gはグラボを使う構成には向かないという結論です。ゲームの1080pではL3の差が出やすく、コア数が多くても追いつけません。9600XはL3が32MBあり、世代も新しいZen 5です。
※RTX 4090は、GPUの影響を減らしてCPUの差を見るための検証構成です。低価格帯のグラボや高解像度では、差は縮みます。
グラボを足した時点で内蔵GPUは使いません。L3 16MBとPCIe 4.0は変わらないので、買い替えるなら最初から9600Xか7500Fを選んだほうが無駄がありません。AM5マザーボードとメモリは使い回せるため、CPUだけ載せ替える道もあります。
メモリ内蔵GPUで使うなら、メモリは速度で選ぶ必要があります
内蔵GPUはメインメモリを画像用に使うため、メモリ速度がそのままfpsに響きます。8700Gの公式対応はDDR5-5200ですが、CPUとメモリを調整してDDR5-6400にした検証では標準より約15%上がり、その大半はメモリの効果でした。DDR5-6000でも、6400との差は約3%です。
8700Gで組むなら、DDR5-6000のEXPO対応キットを選んでください。5200のままだと内蔵GPUの伸びしろを使い切れず、「期待外れ」という感想につながります。
選び方用途別に、買うCPUを決める
| こういう人は | 選ぶCPU | 理由 |
|---|---|---|
| グラボを積む(今も後も) | Ryzen 5 9600X | L3 32MB・PCIe 5.0・Zen 5で、内蔵GPUは映像出力用の2CUあり |
| グラボを積み、予算を抑えたい | Ryzen 5 7500F | L3 32MB・PCIe 5.0。ただし内蔵GPUが無くグラボ必須 |
| グラボなしで軽いゲーム中心 | Ryzen 5 8600G | 内蔵GPUは8700Gと約1割差で、価格は下がる |
| グラボなしで、動画の書き出しも多い | Ryzen 7 8700G | 8コア16スレッドと780Mが両立する |
| 小型ケースでグラボを積めない | Ryzen 7 8700G | 内蔵GPUだけで完結し、熱とスペースの余裕が取れる |
結論Ryzen 7 8700Gの向いている人・向かない人
- グラボを買わず、内蔵GPUだけで遊ぶ人
- VALORANTやCS2など、軽めの競技系タイトル中心の人
- 小型PCで、グラボの発熱と置き場所を避けたい人
- ゲームに加えて動画の書き出しなど、全コアを使う作業もする人
- グラボを積む予定が少しでもある人
- 最新の重量級タイトルを高設定で遊びたい人
- ゲーム性能を最優先し、L3キャッシュにこだわる人
- ゲームだけが目的で、8600Gとの価格差を払いたくない人
おすすめ目的別のおすすめCPU
グラボなしで組むなら8700Gか8600G、グラボを積むなら9600Xか7500Fが基本の分かれ方です。クーラーが付くかどうかで総額が変わるので、商品名の末尾まで見て選んでください。
FAQよくある質問
まとめまとめ|やめとけなのはグラボ前提の人、グラボなしなら有力です
8700Gは内蔵GPUのために作られたAPUで、L3 16MBとPCIe 4.0という割り切りがあります。グラボを積む予定があるなら、9600Xか7500Fを選んだほうが性能も将来性も上です。グラボなしで軽めのゲームや作業をこなすなら、8700Gは有力な選択肢になります。
グラボを積むなら8700Gはやめて、9600Xか7500Fへ。グラボなしで組むなら8700Gか8600Gを選び、メモリはDDR5-6000にします。
出典:AMD Ryzen 7 8700G / AMD Ryzen 5 8600G / AMD Ryzen 5 9600X / AMD Ryzen 5 7500F / Tom’s Hardware 8700Gレビュー(内蔵GPU) / Tom’s Hardware 8700Gレビュー(グラボ使用時)








