GeForce RTX 5060 Laptopの性能比較|ゲーム別fpsとTGP 55W〜115Wの差・RTX 4060 Laptopとの違い
本記事にはアフィリエイト広告(Amazon・楽天市場等)のリンクが含まれています。
フルHD Ultraで80〜95fps、ただし55W機は約2割低い
ゲーミングノートで「RTX 5060搭載」と書かれていても、実際に出るfpsは機種で違います。GPUに割り当てられる電力と冷却がデスクトップ以上に性能を左右するためです。
結論から言うと、RTX 5060 Laptop GPUはGPU最大電力が85W以上の機種なら、フルHD・Ultra設定でCyberpunk 2077が約80〜95fps、Baldur’s Gate 3が約79〜118fpsです。21機種の実測では、Cyberpunk 2077が68.1〜94.9fpsとばらつき、最も低い2機種はどちらもGPU最大55Wの機種でした。2025年発売の重量級タイトルでは、フルHDでもHigh設定で30fps台に落ちるものがあります。
フルHDで最新作を遊ぶのが中心なら、アップスケーリングを前提にすれば十分に戦えます。WQHD以上や、設定を落としたくない人は、GPU最大電力が高く冷却に余裕のある機種を選ぶか、上位GPUを検討したほうが後悔しにくいです。

目次
スペックRTX 5060 LaptopとRTX 4060 Laptopの仕様差
RTX 5060 Laptop GPUはBlackwell世代で、CUDAコアは3,328基、メモリは8GBのGDDR7(128bit)です。前世代のRTX 4060 Laptopは3,072基・GDDR6の8GB(128bit)なので、コア数の増加は約8%にとどまります。メモリ容量は同じで、増えたのは帯域とAI系の機能です。
| 項目 | RTX 5060 Laptop | RTX 4060 Laptop |
|---|---|---|
| アーキテクチャ | Blackwell | Ada Lovelace |
| CUDAコア | 3,328基 | 3,072基 |
| メモリ | 8GB GDDR7(128bit) | 8GB GDDR6(128bit) |
| ブーストクロック | 1,455〜2,497MHz | 1,470〜2,370MHz |
| GPU電力の範囲 | 45〜100W | 35〜115W |
※NVIDIA公式のノートPC向けGPU比較表より。ブーストクロックとGPU電力は、搭載機種ごとの設定で変わる範囲です。出典:NVIDIA GeForce RTX ノートPC比較
注目したいのは電力の範囲です。RTX 5060 Laptopは最大100Wで、RTX 4060 Laptopの最大115Wより上限が低く設計されています。世代が新しくても、電力を絞った薄型機では差が出にくい、ということです。
電力差同じRTX 5060でも機種ごとにGPU電力が違う
GPUの電力は、メーカーが機種ごとに決めています。さらにDynamic Boostという仕組みで、CPUに余裕があるときにGPUへ電力を上乗せする機種があります。「115W」と書かれていても、GPU本体100WにDynamic Boost 15Wを足した値であることが多いので、内訳を見る必要があります。
ASUSが公開している一覧では、RTX 5060搭載機は次のように分かれています。
| 機種 | GPU電力 | Dynamic Boost込みの最大 |
|---|---|---|
| TUF Gaming F16 / A16 / A18 | 100W | 115W |
| TUF Gaming A14 | 90〜95W | 105〜110W |
| ROG Zephyrus G16 | 90〜95W | 105〜110W |
| ROG Zephyrus G14 | 75〜85W | 90〜100W |
※いずれもDynamic Boostは15W。薄型のG14は、同じGPU名でもTUFシリーズより最大15〜25W低くなります。出典:ASUS ROG・TUFのGeForce GPU電力一覧
電力の数字だけで性能は決まりません。冷却が追いつかなければ、表の電力まで使えないからです。電力表記は上限であって、保証ではない点に注意してください。
実測性能ゲーム別fps|フルHD Ultraで機種ごとに比べる
測定条件は1080p・Ultraプリセット(FSRオフ)です。GPU最大電力はDynamic Boost込みの値で、低い順に並べると電力と結果の関係が見えます。CPUと冷却も機種ごとに違うため、GPU単体の差ではなく搭載機としての結果です。
| 搭載機(GPU最大電力) | Cyberpunk 2077 |
|---|---|
| MSI Cyborg 17 B13WFKG(最大55W) RTX 5060 Laptop/Core i7-13620H | 68.1 |
| Lenovo LOQ Essential 15IRX11(最大55W) RTX 5060 Laptop/Core i7-13650HX | 69.6 |
| Lenovo Yoga Pro 7 15IPH11(最大85W) RTX 5060 Laptop/Core Ultra 9 386H | 82.2 |
| MSI Stealth A16(試作機・最大95W) RTX 5060 Laptop/Ryzen AI 7 350 | 89.9 |
| Tulpar T6 V3.5(最大115W) RTX 5060 Laptop/Core i7-14700HX | 81.8 |
| ASUS TUF Gaming A18 FA808UM(最大115W) RTX 5060 Laptop/Ryzen 7 260 | 85.8 |
| HP Omen 16-ap0091ng(最大115W) RTX 5060 Laptop/Ryzen 9 8940HX | 86.6 |
| Lenovo Legion 5 15AHP G10(最大115W) RTX 5060 Laptop/Ryzen 7 260 | 90.8 |
| Lenovo Legion 7 16IAX10(最大115W) RTX 5060 Laptop/Core Ultra 7 255HX | 94.9 |
| ASUS TUF Gaming A16 FA608WV(参考・最大140W) RTX 4060 Laptop/Ryzen AI 9 HX 370 | 75.6 |
※数値は平均fps(2026年10月24日時点の集計)。動作モードは各レビューの測定時の設定で、Tulpar T6 V3.5はEntertainmentモードの値です。ほかの機種は、測定時のモードが一覧に記載されていません。RTX 4060 Laptopの行は先行比較の値です。出典:Notebookcheck RTX 5060 Laptopのベンチマーク一覧、Notebookcheck Tulpar T6 V3.5レビュー、Notebookcheck RTX 5060 Laptop先行比較(2025年5月24日)
集計全体では、Cyberpunk 2077が21機種で68.1〜94.9fps(平均84.8fps)、Baldur’s Gate 3が20機種で78.1〜118.6fps(平均102.2fps)でした。最も低い機種と高い機種の差は、それぞれ約39%、約52%あります。Baldur’s Gate 3の最低値もGPU最大55WのMSI Cyborg 17 B13WFKG(78.1fps)ですが、最大100WのYoga Pro 9 16IAH G10も78.7fpsで並びました。最大55WのLOQ Essential 15IRX11は90.9fpsで、最大115WのTulpar T6 V3.5(90fps)を上回っています。ゲームによっては、電力差がそのままfpsの差になりません。
WQHD(2560×1440)・Ultraでは、Cyberpunk 2077が15機種で48.1〜59.8fps(平均約56fps)でした。フルHDより3割ほど下がり、Ultraのままでは60fpsに届きません。
重量級2025年以降の重いゲームは設定調整が前提
Tulpar T6 V3.5(Core i7-14700HX、最大115W)では、新しいタイトルを1080pで測っています。DLSSなどのアップスケーリング、フレーム生成を使わない通常描画の結果です。
| ゲーム | 設定 | 平均fps |
|---|---|---|
| ARC Raiders | High | 93.5 |
| The Outer Worlds 2 | High | 65 |
| Borderlands 4 | High | 31.6 |
| Borderlands 4 | Ultra | 16.3 |
| Call of Duty: Black Ops 7 | Extreme+レイトレーシング | 32 |
※出典:Notebookcheck Tulpar T6 V3.5レビュー
Borderlands 4は、フルHDのHighでも30fps台です。レビューは、CPU負荷の高い新作ではネイティブ解像度でもアップスケーリングが必要になる場合がある、とまとめています。
DLSSの効果は大きく出ます。Black Ops 7はExtreme+レイトレーシングで32fpsですが、DLSSをBalanced(Transformer)にすると49fpsになりました。さらに4倍のフレーム生成を加えると141fpsです。フレーム生成後の数字は、操作への反応が通常描画のfpsと同じ速さになるわけではないので、通常描画のfpsと混ぜて比べないでください。
動作モード静音モードでは約2割落ちる
同じ機種でも、動作モードでfpsと騒音が変わります。Tulpar T6 V3.5のCyberpunk 2077(1080p・Ultra)での結果です。
| モード | 平均fps | 騒音 |
|---|---|---|
| Silent | 62.4 | 34dB(A) |
| Entertainment | 81.8 | 52dB(A) |
| Performance | 82.3 | 56dB(A) |
※出典:Notebookcheck Tulpar T6 V3.5レビュー
Performanceモードはfpsがほとんど上がらず、騒音だけが増えました。静音を重視すると約2割(81.8fpsから62.4fps)落ちる、という目安になります。ASUSの一覧でも、薄型のG14は最大電力が90〜100Wと幅があり、動作モードで電力が変わります。
VRAM8GB VRAMは足りるのか
RTX 5060 Laptopの標準メモリは8GBです。上のフルHDの測定で、低いfpsの原因がVRAM不足だと確かめられた数字はありません。Borderlands 4が重い理由は、レビューがCPU負荷の高さを挙げています。
だからといって8GBが安心なわけではありません。テクスチャを最高にする、解像度を上げる、フレーム生成を併用する、といった使い方ではVRAMの消費が増えます。8GBの限界はRTX 5060の8GBは2026年に足りないのかで詳しく扱っています。ノートではVRAMを後から増やせないので、数年使う前提なら余裕を持たせる意味があります。
選び方買う前に見る5つの仕様欄
候補は、最大115Wが公式に示されているASUSのTUF Gaming F16(FX608JMR)と、実測のあるHP OMEN 16-apです。価格は変動が大きいので、販売ページで確認してください。
FAQよくある質問
まとめまとめ|選ぶ基準はGPU名より機種ごとの電力と冷却
RTX 5060 Laptopは、GPU最大電力が85W以上の機種なら、フルHD・Ultraで主要タイトルを80〜95fpsで動かせる性能です。55W級の機種は約2割低く、WQHDでは同じ設定で50fps台に下がります。一方で重量級の新作はHighでも30fps台になることがあり、アップスケーリングを前提に使う必要があります。同じGPU名の機種間でも結果が割れるので、仕様欄のGPU最大電力と実測レビューを確認してから選んでください。搭載機の実売価格と機種別のおすすめはノート向けRTX 5060の完全レビューで比べています。
85W以上の機種ならフルHD Ultraで80〜95fps。55W級は約2割低く、静音モードでも約2割落ちる。仕様欄のGPU最大電力、冷却、CPUを見て選ぶ。





