GeForce RTX 5060 Laptopの性能比較|ゲーム別fpsとTGP 55W〜115Wの差・RTX 4060 Laptopとの違い

GeForce RTX 5060 Laptopの性能比較|ゲーム別fpsとTGP 55W〜115Wの差・RTX 4060 Laptopとの違い

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GPU BENCHMARK / 2026-10
GeForce RTX 5060 Laptop GPUの性能比較
フルHD Ultraで80〜95fps、ただし55W機は約2割低い
同じRTX 5060 Laptopでも、GPU最大電力が55Wの機種と115Wの機種ではCyberpunk 2077の平均fpsに約2割の差が出ます。WQHDでは同じ設定で50fps台に下がります。GPU名より先に、その機種のGPU最大電力を確かめるのが選び方の軸です。
1080p Ultra 80〜95fpsGPU電力 45〜100W8GB GDDR7

ゲーミングノートで「RTX 5060搭載」と書かれていても、実際に出るfpsは機種で違います。GPUに割り当てられる電力と冷却がデスクトップ以上に性能を左右するためです。

結論から言うと、RTX 5060 Laptop GPUはGPU最大電力が85W以上の機種なら、フルHD・Ultra設定でCyberpunk 2077が約80〜95fps、Baldur’s Gate 3が約79〜118fpsです。21機種の実測では、Cyberpunk 2077が68.1〜94.9fpsとばらつき、最も低い2機種はどちらもGPU最大55Wの機種でした。2025年発売の重量級タイトルでは、フルHDでもHigh設定で30fps台に落ちるものがあります。

フルHDで最新作を遊ぶのが中心なら、アップスケーリングを前提にすれば十分に戦えます。WQHD以上や、設定を落としたくない人は、GPU最大電力が高く冷却に余裕のある機種を選ぶか、上位GPUを検討したほうが後悔しにくいです。

GeForce RTX 5060 Laptop GPU搭載ノートPCのイメージ
GeForce RTX 5060 Laptop GPU搭載ノートPCのイメージ(画像:NVIDIA公式ニュースルーム)
目次

スペックRTX 5060 LaptopとRTX 4060 Laptopの仕様差

RTX 5060 Laptop GPUはBlackwell世代で、CUDAコアは3,328基、メモリは8GBのGDDR7(128bit)です。前世代のRTX 4060 Laptopは3,072基・GDDR6の8GB(128bit)なので、コア数の増加は約8%にとどまります。メモリ容量は同じで、増えたのは帯域とAI系の機能です。

項目RTX 5060 LaptopRTX 4060 Laptop
アーキテクチャBlackwellAda Lovelace
CUDAコア3,328基3,072基
メモリ8GB GDDR7(128bit)8GB GDDR6(128bit)
ブーストクロック1,455〜2,497MHz1,470〜2,370MHz
GPU電力の範囲45〜100W35〜115W

※NVIDIA公式のノートPC向けGPU比較表より。ブーストクロックとGPU電力は、搭載機種ごとの設定で変わる範囲です。出典:NVIDIA GeForce RTX ノートPC比較

注目したいのは電力の範囲です。RTX 5060 Laptopは最大100Wで、RTX 4060 Laptopの最大115Wより上限が低く設計されています。世代が新しくても、電力を絞った薄型機では差が出にくい、ということです。

電力差同じRTX 5060でも機種ごとにGPU電力が違う

GPUの電力は、メーカーが機種ごとに決めています。さらにDynamic Boostという仕組みで、CPUに余裕があるときにGPUへ電力を上乗せする機種があります。「115W」と書かれていても、GPU本体100WにDynamic Boost 15Wを足した値であることが多いので、内訳を見る必要があります。

ASUSが公開している一覧では、RTX 5060搭載機は次のように分かれています。

機種GPU電力Dynamic Boost込みの最大
TUF Gaming F16 / A16 / A18100W115W
TUF Gaming A1490〜95W105〜110W
ROG Zephyrus G1690〜95W105〜110W
ROG Zephyrus G1475〜85W90〜100W

※いずれもDynamic Boostは15W。薄型のG14は、同じGPU名でもTUFシリーズより最大15〜25W低くなります。出典:ASUS ROG・TUFのGeForce GPU電力一覧

電力の数字だけで性能は決まりません。冷却が追いつかなければ、表の電力まで使えないからです。電力表記は上限であって、保証ではない点に注意してください。

実測性能ゲーム別fps|フルHD Ultraで機種ごとに比べる

測定条件は1080p・Ultraプリセット(FSRオフ)です。GPU最大電力はDynamic Boost込みの値で、低い順に並べると電力と結果の関係が見えます。CPUと冷却も機種ごとに違うため、GPU単体の差ではなく搭載機としての結果です。

60fps以上40〜59fps40fps未満60fpsライン
搭載機(GPU最大電力)Cyberpunk 2077
MSI Cyborg 17 B13WFKG(最大55W)
RTX 5060 Laptop/Core i7-13620H
68.1
Lenovo LOQ Essential 15IRX11(最大55W)
RTX 5060 Laptop/Core i7-13650HX
69.6
Lenovo Yoga Pro 7 15IPH11(最大85W)
RTX 5060 Laptop/Core Ultra 9 386H
82.2
MSI Stealth A16(試作機・最大95W)
RTX 5060 Laptop/Ryzen AI 7 350
89.9
Tulpar T6 V3.5(最大115W)
RTX 5060 Laptop/Core i7-14700HX
81.8
ASUS TUF Gaming A18 FA808UM(最大115W)
RTX 5060 Laptop/Ryzen 7 260
85.8
HP Omen 16-ap0091ng(最大115W)
RTX 5060 Laptop/Ryzen 9 8940HX
86.6
Lenovo Legion 5 15AHP G10(最大115W)
RTX 5060 Laptop/Ryzen 7 260
90.8
Lenovo Legion 7 16IAX10(最大115W)
RTX 5060 Laptop/Core Ultra 7 255HX
94.9
ASUS TUF Gaming A16 FA608WV(参考・最大140W)
RTX 4060 Laptop/Ryzen AI 9 HX 370
75.6

※数値は平均fps(2026年10月24日時点の集計)。動作モードは各レビューの測定時の設定で、Tulpar T6 V3.5はEntertainmentモードの値です。ほかの機種は、測定時のモードが一覧に記載されていません。RTX 4060 Laptopの行は先行比較の値です。出典:Notebookcheck RTX 5060 Laptopのベンチマーク一覧、Notebookcheck Tulpar T6 V3.5レビュー、Notebookcheck RTX 5060 Laptop先行比較(2025年5月24日)

55W級は約2割低いが、115Wでも横並びではない最大55Wの2機種は68.1fpsと69.6fpsで、最大115Wの11機種の平均(約87fps)より約2割低い結果です。一方、同じ最大115WのTulpar T6 V3.5は81.8fpsで、最大85WのYoga Pro 7 15IPH11(82.2fps)と並びました。電力表記で大まかに絞り、冷却と実測で決めるのが確実です。
RTX 4060 Laptopとの差は、この比較で約19%Cyberpunk 2077で比べると、試作機の89.9fpsに対してRTX 4060 Laptop搭載機は75.6fps(約19%差)です。ただしCPUが別の1組の比較なので、世代差だけの数字ではありません。55W級の5060機は、この4060機より遅い結果でした。
上位GPUでも電力が低いと並ばれる同じ先行比較で、RTX 5070 Laptop(最大85W)はCyberpunk 2077が90.1fpsで、RTX 5060 Laptop(最大95W)の89.9fpsとほぼ同じでした。GPU名の格より電力設定が結果を左右した例です。

集計全体では、Cyberpunk 2077が21機種で68.1〜94.9fps(平均84.8fps)、Baldur’s Gate 3が20機種で78.1〜118.6fps(平均102.2fps)でした。最も低い機種と高い機種の差は、それぞれ約39%、約52%あります。Baldur’s Gate 3の最低値もGPU最大55WのMSI Cyborg 17 B13WFKG(78.1fps)ですが、最大100WのYoga Pro 9 16IAH G10も78.7fpsで並びました。最大55WのLOQ Essential 15IRX11は90.9fpsで、最大115WのTulpar T6 V3.5(90fps)を上回っています。ゲームによっては、電力差がそのままfpsの差になりません。

WQHD(2560×1440)・Ultraでは、Cyberpunk 2077が15機種で48.1〜59.8fps(平均約56fps)でした。フルHDより3割ほど下がり、Ultraのままでは60fpsに届きません。

重量級2025年以降の重いゲームは設定調整が前提

Tulpar T6 V3.5(Core i7-14700HX、最大115W)では、新しいタイトルを1080pで測っています。DLSSなどのアップスケーリング、フレーム生成を使わない通常描画の結果です。

ゲーム設定平均fps
ARC RaidersHigh93.5
The Outer Worlds 2High65
Borderlands 4High31.6
Borderlands 4Ultra16.3
Call of Duty: Black Ops 7Extreme+レイトレーシング32

※出典:Notebookcheck Tulpar T6 V3.5レビュー

Borderlands 4は、フルHDのHighでも30fps台です。レビューは、CPU負荷の高い新作ではネイティブ解像度でもアップスケーリングが必要になる場合がある、とまとめています。

DLSSの効果は大きく出ます。Black Ops 7はExtreme+レイトレーシングで32fpsですが、DLSSをBalanced(Transformer)にすると49fpsになりました。さらに4倍のフレーム生成を加えると141fpsです。フレーム生成後の数字は、操作への反応が通常描画のfpsと同じ速さになるわけではないので、通常描画のfpsと混ぜて比べないでください。

動作モード静音モードでは約2割落ちる

同じ機種でも、動作モードでfpsと騒音が変わります。Tulpar T6 V3.5のCyberpunk 2077(1080p・Ultra)での結果です。

モード平均fps騒音
Silent62.434dB(A)
Entertainment81.852dB(A)
Performance82.356dB(A)

※出典:Notebookcheck Tulpar T6 V3.5レビュー

Performanceモードはfpsがほとんど上がらず、騒音だけが増えました。静音を重視すると約2割(81.8fpsから62.4fps)落ちる、という目安になります。ASUSの一覧でも、薄型のG14は最大電力が90〜100Wと幅があり、動作モードで電力が変わります。

VRAM8GB VRAMは足りるのか

RTX 5060 Laptopの標準メモリは8GBです。上のフルHDの測定で、低いfpsの原因がVRAM不足だと確かめられた数字はありません。Borderlands 4が重い理由は、レビューがCPU負荷の高さを挙げています。

だからといって8GBが安心なわけではありません。テクスチャを最高にする、解像度を上げる、フレーム生成を併用する、といった使い方ではVRAMの消費が増えます。8GBの限界はRTX 5060の8GBは2026年に足りないのかで詳しく扱っています。ノートではVRAMを後から増やせないので、数年使う前提なら余裕を持たせる意味があります。

選び方買う前に見る5つの仕様欄

GPU最大電力(Dynamic Boost込みか)製品ページの仕様に「TGP」「GPU電力」が載っているかを見ます。記載がなければ問い合わせるか、実測レビューのある型番を選ぶのが安全です。
動作モードの扱い静音モードで約2割落ちる例があります。ゲーム時に標準で使われるモードで、電力が下がらないかを確認します。
CPUの種類CPU負荷の高い新作では、GPUよりCPUが足を引っ張る場面があります。HXクラスのCPUは、新作を高設定で遊びたい人に向きます。
メモリ構成16GBでも動きますが、新作と常駐アプリを同時に使うなら32GBのほうが余裕があります。
画面の解像度とリフレッシュレートRTX 5060 Laptopの主戦場はフルHDです。WQHDパネルを選ぶなら、設定を下げるかアップスケーリングを使う前提にします。

候補は、最大115Wが公式に示されているASUSのTUF Gaming F16(FX608JMR)と、実測のあるHP OMEN 16-apです。価格は変動が大きいので、販売ページで確認してください。

ASUS TUF Gaming F16 FX608JMR RTX 5060
電力に余裕のある16型ASUS TUF Gaming F16 FX608JMR(Core i5-14450HX + RTX 5060 + 16型 165Hz)GPU100W+Dynamic Boost 15Wの最大115Wが公式に示されている構成。同じRTX 5060でも、薄型機より電力に余裕がある機種を選びたい人向けです。Amazonで価格を見る
HP OMEN 16-ap(RTX 5060・Ryzen AI 7 350)
実測の確認できる16型HP OMEN 16-ap(RTX 5060・Ryzen AI 7 350)同シリーズでCyberpunk 2077が86.6fpsと実測されている。240Hzパネルを備え、フルHDで高リフレッシュ運用をしたい人向けです。Amazonで価格を見る

※価格・在庫は変動します。最新の価格はAmazonの商品ページでご確認ください。

FAQよくある質問

RTX 5060 Laptopは1440pで遊べますか
Ultraのままだと60fpsを切るタイトルがあります。Cyberpunk 2077は2560×1440・Ultra(FSRオフ)で、15機種が48.1〜59.8fpsでした。最大95Wの試作機は55.5fpsです。WQHDで遊ぶ場合は、設定を下げるかDLSSなどのアップスケーリングを使う前提で考えてください。
RTX 4060 Laptopからの買い替えで体感は変わりますか
電力の高い機種どうしなら伸びますが、劇的ではありません。先行比較のCyberpunk 2077では約19%の差でした。55W級の5060機に買い替えると、逆に遅くなる場合があります。メモリも8GBのままなので、買い替えの決め手はDLSSの新機能が必要かどうかです。
TGPが低い機種は避けるべきですか
軽さや静音性を重視するなら、選択肢になります。ただし最大55Wの2機種はCyberpunk 2077で約68〜70fpsと、115W級の平均より約2割低い結果でした。フルHDで高設定を狙うなら、85W以上の機種が目安です。
RTX 5070 Laptopとの差はどれくらいですか
電力が同程度なら5070が少し上、電力が違えば逆転もあります。先行比較では、最大85WのRTX 5070 Laptopと最大95WのRTX 5060 Laptopが、Cyberpunk 2077でほぼ同じ結果でした。Baldur’s Gate 3は、電力を揃えれば5070が10〜12%程度上回る見込みと評価されています。5070側のゲーム別fpsと電力設定ごとの差はRTX 5070 Laptop GPUの性能比較にまとめています。

まとめまとめ|選ぶ基準はGPU名より機種ごとの電力と冷却

RTX 5060 Laptopは、GPU最大電力が85W以上の機種なら、フルHD・Ultraで主要タイトルを80〜95fpsで動かせる性能です。55W級の機種は約2割低く、WQHDでは同じ設定で50fps台に下がります。一方で重量級の新作はHighでも30fps台になることがあり、アップスケーリングを前提に使う必要があります。同じGPU名の機種間でも結果が割れるので、仕様欄のGPU最大電力と実測レビューを確認してから選んでください。搭載機の実売価格と機種別のおすすめはノート向けRTX 5060の完全レビューで比べています。

まとめ

85W以上の機種ならフルHD Ultraで80〜95fps。55W級は約2割低く、静音モードでも約2割落ちる。仕様欄のGPU最大電力、冷却、CPUを見て選ぶ。

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