GeForce RTX 5070 Laptop GPUの性能比較|ゲーム別fpsと電力設定ごとの差・5060/5070 Tiとの選び分け

GeForce RTX 5070 Laptop GPUの性能比較|ゲーム別fpsと電力設定ごとの差・5060/5070 Tiとの選び分け

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GPU BENCHMARK / 2026-10
GeForce RTX 5070 Laptop GPUの性能比較
フルHD Ultraで約90〜100fps、静音設定では約3割落ちる
実測レビューのゲーム別fpsを、RTX 5060・5070 Ti・5080 Laptopと並べて見ます。RTX 5070 Laptopはデスクトップ版とは別のGPUで、決め手は電力設定とVRAM 8GBの扱いです。
1080p Ultra 約90〜100fpsGPU電力 50〜100W8GB GDDR7(12GB版あり)

ゲーミングノートの「RTX 5070搭載」は、デスクトップ版のRTX 5070とは別の製品です。CUDAコアは4,608基で、デスクトップ版の6,144基の75%。GPUに割り当てられる電力も、最大100Wと250Wでは大きく違います。

結論から言うと、RTX 5070 Laptop GPUはフルHD・Ultra設定で、Cyberpunk 2077が約90〜100fps、Baldur’s Gate 3が約110〜127fpsです。総合ベンチマークスコアはRTX 5060 Laptopより約16%高く、RTX 5070 Ti Laptopには約20%届きません。ただし電力を42Wに絞った静音設定では、同じ機種でもfpsが約3割下がります。

VRAMは8GBのままなので、メモリを多く使うゲームでは差が開きます。フルHD中心で5060搭載機との価格差が1割前後なら5070、WQHD以上や数年使う前提なら12GBの5070 Ti以上が後悔しにくい選び方です。

RTX 5070 Laptop GPU搭載のMSI Cyborg 15 Max C2Wの外観
RTX 5070 Laptop GPU搭載のMSI Cyborg 15 Max C2Wの外観(画像:MSIプレスリリース)
目次

スペックRTX 5070 Laptopの仕様|デスクトップ版とは別物

RTX 5070 Laptopはコア数が前世代のRTX 4070 Laptopと同じ4,608基で、メモリがGDDR6からGDDR7に変わりました。GPU電力の上限は100Wで、下位のRTX 5060 Laptopと同じです。上位の5070 Ti Laptopは12GB・192bitで、メモリの構成が一段違います。

GPUCUDAコアVRAMとGPU電力
RTX 5060 Laptop3,328基8GB GDDR7(128bit)/45〜100W
RTX 5070 Laptop4,608基8GBまたは12GB GDDR7(128bit)/50〜100W
RTX 5070 Ti Laptop5,888基12GB GDDR7(192bit)/60〜115W
RTX 5080 Laptop7,680基16GB GDDR7(256bit)/80〜150W
RTX 4070 Laptop(前世代)4,608基8GB GDDR6(128bit)/35〜115W
RTX 5070(デスクトップ版)6,144基12GB GDDR7(192bit)/250W

※ノートPC向けはNVIDIA公式の比較表、デスクトップ版は公式の製品ページより。ノート向けのGPU電力は、搭載機種ごとの設定で変わる範囲です。出典:NVIDIA GeForce RTX ノートPC比較、NVIDIA GeForce RTX 5070 製品ページ

デスクトップ版との差は、コア数が75%、メモリが128bitと192bit、電力が最大100Wと250Wです。同じ「RTX 5070」の名前でも、ノート版は電力と冷却の制約を受ける別のGPUとして見る必要があります。

VRAMは8GB版が先に出て、12GB版が追加されました。12GB版のコア数と電力範囲は8GB版と同じです。違いはノート向けRTX 5070 12GB版の解説にまとめています。

性能順位5060・5070 Ti・5080 Laptopとの総合スコア差

3DMark 11、Fire Strike、Time Spyを合算した総合スコアは、RTX 5070 Laptopを基準にすると、5060が14%下、5070 Tiが20%上、5080が31%上です。

GPU総合スコア5070 Laptop比
RTX 5060 Laptop13.8−14%
RTX 5070 Laptop16.0基準
RTX 5070 Ti Laptop19.2+20%
RTX 5080 Laptop21.0+31%

※検証機ごとにGPU電力が違う平均値です。出典:Notebookcheck RTX 5070 Laptop

5060との差は、電力をそろえるともっと縮みます。先行比較では、95WのRTX 5060 Laptopが、85WのRTX 5070 Laptopと3DMarkの4種の総合でほぼ並びました。電力が同じなら、5070の優位はCyberpunk 2077で約5%、Baldur’s Gate 3で10〜12%と見積もられています。差が出るのは、電力の設定しだいです。

前世代のRTX 4070 Laptopとの差も小さめです。旧型のASUS ProArt P16(RTX 4070 Laptop搭載)と比べると、ベンチマークで6〜12%、ゲームでは16%上回りました。GIGABYTE AERO X16の検証でも、85WのRTX 5070 Laptopは、最大100WのRTX 4070 Laptopと同等という評価です。

※出典:Notebookcheck RTX 5060 Laptop先行比較(2025年5月24日)、Notebookcheck ASUS ProArt P16レビュー、Notebookcheck GIGABYTE AERO X16レビュー

実測性能ゲーム別fps|フルHD Ultraで5070・5070 Ti・5080を比べる

測定条件は1080p・Ultra(上限のプリセット)で、アップスケーリングとフレーム生成は使っていません。各GPUの検証機の平均値なので、電力とCPUは機種ごとに違います。

60fps以上40〜59fps40fps未満60fpsライン
ゲームRTX 5070 LaptopRTX 5070 Ti LaptopRTX 5080 Laptop
Cyberpunk 2077
99
118
136
Baldur’s Gate 3
122
148
177
Battlefield 6
79
97
128
Doom: The Dark Ages
66
78
90
Monster Hunter Wilds
42
65
83
Assassin’s Creed Shadows
42
53
61
Indiana Jones and the Great Circle
25
97
119
Black Myth: Wukong
36
42
54
Borderlands 4
28
37
45.5

※数値は平均fps(1080p・Ultra)。出典:Notebookcheck RTX 5070 Laptop、Notebookcheck RTX 5070 Ti Laptop、Notebookcheck RTX 5080 Laptop

定番タイトルならフルHDで余裕があるCyberpunk 2077は99fps、Baldur’s Gate 3は122fpsで、60fpsラインを大きく超えます。フルHDで高fpsを狙う使い方なら、5070の性能で足ります。
WQHDはタイトルしだいで60fps前後WQHD・Ultraの平均は、Cyberpunk 2077が5070で63fps、5070 Tiで78fps、5080で95fpsです。Baldur’s Gate 3は84fps、109fps、129fpsでした。WQHDで余裕を持たせたい人は、5070 Ti以上が安全圏です。
重い新作は設定調整が前提Monster Hunter WildsとAssassin’s Creed Shadowsは42fps、Borderlands 4は28fpsでした。最新の重量級を最高設定で遊ぶ人は、DLSSなどのアップスケーリングを使う前提で考えます。

電力設定同じ機種でも動作モードで約3割動く

ノートPCのGPUは、動作モードで使える電力が変わります。ASUS ProArt P16(Ryzen AI 9 HX 370、最大105Wの設定)の測定では、モード別に次の結果でした。

モード(GPU電力)Time Spy GraphicsCyberpunk 2077
Whisper(42W)8,68766fps
Standard(80W)11,60386.7fps
Performance(105W)13,01097.8fps

※出典:Notebookcheck ASUS ProArt P16レビュー

Whisperモードは、Performanceモードに対してスコアもfpsも約3割低く(Cyberpunk 2077は約32%減)、80WのStandardでも約1割低くなりました。電力を80Wから105Wに増やしても、fpsの伸びは約13%です。電力を上げるほど伸びが鈍る性質があります。

この機種のファンの最大騒音は、Whisperで42.8dB(A)、Standardで49.3dB(A)、Performanceで53.7dB(A)でした。Performanceは静音モードより約11dB(A)うるさくなります。

機種が違えば電力も違います。85WのGIGABYTE AERO X16(Ryzen AI 7 350)は、Cyberpunk 2077が90.1fps、Baldur’s Gate 3が109.4fpsでした。ProArt P16のPerformanceモード(97.8fps、127.3fps)より、それぞれ約8%、約14%低い結果です。CPUも違うため、電力だけの差ではありません。

※出典:Notebookcheck GIGABYTE AERO X16レビュー、ProArt P16は上記のレビュー

VRAMVRAM 8GBで差が開くゲームがある

先のfps表で、RTX 5070 LaptopとRTX 5070 Ti Laptopの差が最も大きかったのはIndiana Jones and the Great Circleです。5070が25fps、5070 Tiが97fpsで、約4倍の開きがあります。総合スコアの差は約2割なので、GPUの処理性能だけでは説明がつきません。VRAMが8GBと12GBで違うことが効いている可能性が高いです。

RTX 5070 Laptopのレビューでも、8GBのVRAMは最新のAAAタイトルのWQHD最高設定で足を引っ張ると指摘されています。12GBの5070 Tiでさえ、Indiana JonesのWQHD・高設定でVRAMの上限に触れるという評価です。

※出典:Notebookcheck GIGABYTE AERO X16レビュー、Notebookcheck RTX 5070 Ti Laptop先行レビュー

VRAMはノートPCでは後から増やせません。フルHD中心なら8GBで困る場面は限られますが、WQHD以上、テクスチャ最高設定、数年先の新作まで考えるなら、容量に余裕のあるGPUが安全です。

国内で10月に発売されるMSI Cyborg 15 Max C2WとCrosshair A16 HX MLG EditionのRTX 5070は、どちらも8GB版です。型番によって容量の扱いが割れる例はMSI Stealth 16 AI+の2673JPにまとめています。購入前に仕様欄でVRAM容量を確かめてください。

比較RTX 5060・5070 Tiとの比較|どれを選ぶか

RTX 5060 Laptopを選ぶ人VRAMは同じ8GBで、電力をそろえたときの差は数%から1割ほどです。フルHD中心で予算を抑えたい人は、GPU電力の高い5060搭載機が有力です。
RTX 5070 Laptopを選ぶ人総合で5060より約16%高く、電力が同じなら1割前後の差が出ます。5060搭載機との価格差が1割前後に収まる人は、5070を選ぶ価値があります。
RTX 5070 Ti Laptopを選ぶ人CUDAコアは約1.28倍で、VRAMは12GBに増えます。WQHD以上や、数年使う前提の人は、Indiana Jonesのように8GBで差が開くゲームでも余裕があります。同じMSI Stealth 16 AI+では、5070版と5070 Ti版の差額が5万円台でした(MSIストア、2026年10月3日時点)。
MSI Stealth 16 AI+ B3W RTX 5070搭載モデル
RTX 5070を2kg未満の16型でMSI Stealth 16 AI+ B3W(RTX 5070・Core Ultra 9 386H・32GB/1TB)RTX 5070を最大115Wで動かす16型。軽さと有機ELの画面を優先し、フルHDからDLSS併用のWQHDまで遊ぶ人向けです。Amazonで価格を見る
MSI Stealth 16 AI+ B3W RTX 5070 Ti搭載モデル
同じ筐体でRTX 5070 TiMSI Stealth 16 AI+ B3W(RTX 5070 Ti・Core Ultra 9 386H・32GB/1TB)12GBのRTX 5070 Tiに上げた同筐体。VRAMに余裕を持たせて、WQHD以上や数年先まで使う人向けです。Amazonで価格を見る

※価格・在庫は変動します。最新の価格はAmazonの商品ページでご確認ください。

搭載機国内で見る搭載機の最大電力

同じRTX 5070 Laptopでも、メーカーが設定する最大電力は機種ごとに違います。ASUSは、GPU電力とDynamic Boost(CPUに余裕があるときGPUへ上乗せする電力)を分けて公開しています。

機種表記の最大電力内訳
ASUS TUF Gaming A16(FA608UP)115WGPU 100W+Dynamic Boost 15W
ASUS ROG Zephyrus G16
GA605KP
105WGPU 90W+Dynamic Boost 15W
ASUS ROG Zephyrus G14
GA403WP
90〜100WGPU 75〜85W+Dynamic Boost 15W
MSI Cyborg 15 Max C2W100WMSI公表の最大電力
MSI Crosshair A16 HX MLG Edition
E8WGK
115WMSI公表の最大電力

※ASUSは公式のGPU電力一覧(2025年モデル)、MSIは各製品のプレスリリースより。出典:ASUS ROG・TUFのGeForce GPU電力一覧

薄型のG14は、TUF A16より最大15〜25W低くなります。上のProArt P16の測定のとおり、80Wと105Wでfpsに約1割の差が出る水準です。購入候補の製品ページで、GPU電力の記載があるかを最初に見てください。記載がなければ、実測レビューのある型番を選ぶのが確実です。

GPU最大電力「TGP」「GPU電力」の記載を見ます。Dynamic Boostを含むかで数字が15W前後変わるので、内訳まで確かめます。
動作モードの標準設定静音モードでは約3割落ちる例があります。ゲーム時に標準で使われるモードの電力を確認します。
VRAM容量同じ「RTX 5070」でも8GB版と12GB版があります。WQHD以上で長く使う人は、仕様欄の容量を必ず確かめます。

GPU電力に余裕のある候補は次の2機種です。

ASUS TUF Gaming A16(RTX 5070・Ryzen 7 260)
電力に余裕のある16型ASUS TUF Gaming A16(RTX 5070・Ryzen 7 260)GPU 100W+Dynamic Boost 15Wの最大115Wが、ASUSの公式一覧で示されている構成。大きな画面と冷却の余裕を取りたい人向けです。Amazonで価格を見る
MSI Cyborg 15 Max C2W(RTX 5070・Core 7 240H・32GB/1TB・フルHD 144Hz)
約2kgの15.6型MSI Cyborg 15 Max C2W(RTX 5070・Core 7 240H・32GB/1TB・フルHD 144Hz)GPU最大100Wの15.6型。フルHD・144Hzの画面で、持ち運べる大きさに収めたい人向けです。10月15日発売の予定です。Amazonで価格を見る

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FAQよくある質問

ノート向けのRTX 5070は、デスクトップ版のRTX 5070と同じ性能ですか
同じ性能ではありません。CUDAコアは4,608基と6,144基、メモリは128bitと192bit、GPU電力は最大100Wと250Wです。名前は同じでも、別のGPUとして扱ってください。
RTX 5070 LaptopとRTX 5060 Laptopはどちらを買うべきですか
価格差が1割前後に収まるなら5070、大きいならGPU電力の高い5060です。電力をそろえたときの差は数%から1割ほどで、VRAMはどちらも8GBです。5060搭載機の電力が高ければ、5070搭載機に並ぶこともあります。
RTX 4070 Laptopからの買い替えで性能は上がりますか
伸びは1〜2割で、大きくは変わりません。ASUS ProArt P16の比較ではゲームで16%の向上でした。VRAMも8GBのままなので、買い替えの決め手は、Blackwell世代のマルチフレーム生成が必要かどうかです。
RTX 5070 LaptopはWQHDで遊べますか
タイトルしだいで、重い作品は設定調整が要ります。WQHD・Ultraの平均は、Cyberpunk 2077が63fps、Baldur’s Gate 3が84fpsです。Assassin’s Creed ShadowsなどはDLSSを併用する前提で考えてください。
12GB版が出るまで待つべきですか
フルHD中心なら待つ必要はありません。8GB版と12GB版は、コア数と電力範囲が同じです。差が出るのはVRAMを多く使う場面なので、WQHD以上や数年使う前提なら12GB版を探す価値があります。詳しくは12GB版の解説を参照してください。

まとめまとめ|選ぶ基準はGPU名より電力とVRAM

RTX 5070 Laptopは、フルHD・Ultraで主要タイトルを90〜120fps台で動かせます。RTX 5060 Laptopとの差は電力をそろえると1割前後で、RTX 5070 Tiとは総合で約2割の開きです。VRAM 8GBのせいで、メモリを多く使うゲームでは差がさらに広がります。

購入前は、仕様欄でGPU電力とVRAM容量を確認してください。全シリーズの位置づけはノート向けRTX 50シリーズ完全マップで見られます。

まとめ

フルHD Ultraで約90〜100fps。静音設定では約3割低下し、8GBのVRAMで差が開くゲームもある。GPU電力とVRAM容量を見て選ぶ。

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