MSI Crosshair A16 HX MLG Edition E8Wは買いか|RTX 5060と5070の違い・通常E8Wとの差額
本記事にはアフィリエイト広告(Amazon・楽天市場等)のリンクが含まれています。
RTX 5060と5070、どちらを選ぶか
MSIは2026年10月8日、本体をステラホワイトで仕上げ、同じ白系のマウス・ヘッドセットとMLGデザインのマウスパッドを同梱した16型ゲーミングノート「Crosshair A16 HX MLG Edition E8W」を、10月14日から順次発売すると発表しました。GPUはRTX 5060 Laptop(型番 Crosshair-A16-HX-MLG-Edition-E8WFK-2900JP)とRTX 5070 Laptop(同 E8WGK-2800JP)の2種類で、CPUはRyzen 9 8940HX、メモリはDDR5 32GB、SSDは1TBです。
迷ったらRTX 5060版で足ります。RTX 5070とRTX 5060を比べた先行検証では、電力をそろえたときの5070の優位は数%から1割ほどで、どちらもVRAMは8GBです。ソフマップの予約価格は5060版が459,800円、5070版が499,800円で、差は40,000円(約9%)です。性能差と価格差が同じ水準なので、5070にしても費用対効果は上がりません。
判断が分かれるのは、白で机をそろえたいかどうかです。メーカーの発表に価格はなく、Amazon.co.jpの予約掲載価格はソフマップの表示価格より約1割低くなっています。白にこだわらず、同梱品も使わないなら、通常のE8Wを選んだほうが安く済みます。

結論先に結論|RTX 5060版と5070版、どちらを選ぶか
- 白で統一したデスク環境を作りたい人
- 2560×1600の画面を、DLSSを使いながら60〜120fpsで遊ぶ人
- 5070との差額40,000円を、周辺機器やSSD増設に回したい人
- FPSやeスポーツ系など、軽めのタイトルで240Hzを活かしたい人
- 重いタイトルで、設定を下げる回数を少しでも減らしたい人
- 40,000円の差で1割前後のフレームレートを買いたい人
- ゲームに加えて、動画編集やローカルAIにもGPUを使う人
- 数年使う前提で、GPUの余裕を持っておきたい人
どちらも見送ったほうがよいのは、白にこだわらず、同梱のマウスやヘッドセットも使わない人です。そのときは、同じRyzen 9 8940HXとRTX 5060を積む通常のE8Wがあります。MSI公式ストアではメモリ16GB・Windows 11 Proの構成が374,800円です。差額の理由は後半の通常のE8Wとの比較で書きました。
VRAMを重く見る人にも向きません。日本向けはRTX 5070でもVRAMが8GBで、海外にあるRTX 5070 12GBモデルとは別物です。海外発売の12GB版とは仕様が違うため、混同しないでください。
スペックスペックを並べて比較|2モデルの違いはGPUだけ
| 項目 | RTX 5060版 | RTX 5070版 |
|---|---|---|
| 型番 | Crosshair-A16-HX-MLG-Edition-E8WFK-2900JP | Crosshair-A16-HX-MLG-Edition-E8WGK-2800JP |
| GPU | RTX 5060 Laptop(8GB GDDR7・最大115W) | RTX 5070 Laptop(8GB GDDR7・最大115W) |
| CPU | Ryzen 9 8940HX(16コア32スレッド・最大5.3GHz) | Ryzen 9 8940HX(16コア32スレッド・最大5.3GHz) |
| メモリ | DDR5 32GB(16GB×2) | DDR5 32GB(16GB×2) |
| SSD | 1TB(M.2 NVMe) | 1TB(M.2 NVMe) |
| 画面 | 16型 WQXGA(2560×1600)・240Hz・ノングレア | 16型 WQXGA(2560×1600)・240Hz・ノングレア |
| 質量・バッテリー | 約2.3kg・80Whr | 約2.3kg・80Whr |
| OS | Windows 11 Home | Windows 11 Home |
| 同梱品 | ACアダプタ、マウス、マウスパッド、ヘッドセット | ACアダプタ、マウス、マウスパッド、ヘッドセット |
| 発売日 | 2026年10月14日(順次) | 2026年10月14日(順次) |
| メーカー価格 | 発表なし | 発表なし |
| ソフマップの予約価格 | 459,800円(税込) | 499,800円(税込) |
※出典:MSI Crosshair A16 HX MLG Edition E8Wのプレスリリース(2026年10月8日)、MSI Crosshair A16 HX MLG Edition E8Wの製品仕様、ソフマップ E8WFK-2900JP(RTX 5060)の商品ページ、ソフマップ E8WGK-2800JP(RTX 5070)の商品ページ。メモリの16GB×2と空きスロットなしは、Amazon.co.jpの商品ページの記載です(最大96GBはMSIの仕様)。
仕様表の差はGPUの1行だけです。ほかの行が同じなので、選ぶ基準も「RTX 5070にいくら払うか」の一点に絞れます。メーカー価格が出ていない点は、5060版と5070版のどちらも同じです。

同梱品のうち、マウスパッドは画像では濃い色の配色です。白で統一されるのは本体・ヘッドセット・マウスで、デスクの見た目を完全に白にそろえたい人は、パッドを別に選ぶ前提になります。マウスとヘッドセットの型番や性能は発表されていません。
性能差RTX 5070とRTX 5060の差は、同じ電力なら1割前後
この2モデルは、GPUの最大電力がどちらも115Wです。先行検証では、3DMarkの4種の総合で、95Wの5060と85Wの5070がほぼ同等でした。5070を105Wにしても、優位は約10%にとどまっています。
| 比較 | 5070の優位 | 条件 |
|---|---|---|
| 3DMark(4種の総合) | ほぼ同等 | 5060が95W、5070が85W(105Wで約10%) |
| Cyberpunk 2077(1080p) | 同電力なら約5% | 実測はほぼ並び(換算は推定) |
| Baldur’s Gate 3(1080p) | 同電力なら約10〜12% | 実測の差は4%(換算は推定) |
| Cyberpunk 2077(WQHD) | 同電力なら約10% | 実測は僅差(換算は推定) |
※2025年5月の検証で、国内で発売されるモデルとは別の筐体です。出典:Notebookcheck RTX 5060 Laptop先行比較(2025年5月)
同じ電力なら、5070の優位は数%から1割ほどです。40,000円の差は価格の約9%にあたり、この優位とほぼ釣り合います。差額で買えるのは、体感できるほどではないフレームレートの余裕です。
VRAMも決め手にはなりません。同じ検証は、RTX 5070 LaptopとRTX 5060 Laptopがどちらも8GBで、WQHDでは一部のタイトルで8GBが制約になると述べています。この機種の画面は2560×1600で、WQHDより画素が約1割多くなります。RTX 5070にしてもVRAMは増えないので、メモリ不足で画質を下げる場面は同じように出ます。
実測海外の実測|RTX 5060版で2560×1600はどこまで動くか
海外では、Ryzen 9 8940HXとRTX 5060を積む構成の実機レビューが出ています。画面は2560×1600で、国内モデルと同じ解像度です。
| 項目 | 結果 | 条件 |
|---|---|---|
| 3DMark Time Spy | 総合12,188(GPU 12,285) | 独立GPUモード・高性能プロファイル |
| Horizon Zero Dawn | 平均85fps | 2560×1600・Ultimate品質 |
| Delta Force | 平均131fps | 2560×1600・最高設定 |
| Cinebench R23 | 単コア1,859/多コア31,295 | CPU測定は内蔵GPUモード |
| GPU負荷テスト | 115W維持・約80℃ | FurMark 10分 |
| バッテリー | 5時間21分(100%→3%) | PCMark 10 Modern Office・輝度50%・省電力設定 |
※測定機はRyzen 9 8940HX・RTX 5060の構成で、メモリは16GBを1枚だけ載せた海外向けです。国内モデルは16GB×2の32GBなので、メモリ周りの数字は同じになるとは限りません。出典:MyFixGuide MSI Crosshair A16 HX MLG Edition E8Wのレビュー
Ultimate品質のHorizon Zero Dawnは2560×1600のネイティブで80fps台、Delta Forceは130fps前後です。240Hzの上限まで使えるのは軽いタイトルで、重いタイトルではDLSSやフレーム生成を併用する前提になります。5070版は、これより1割ほど上に位置づく見込みです。
CPUのマルチコア性能は、16コアのRyzen 9 8940HXらしく高く、配信や動画編集と並行する用途にも向きます。GPU負荷でも115Wを保って80℃前後に収まっており、冷却に余裕があることが分かります。バッテリーは80Whrで5時間台なので、ゲームをするときは電源につなぐ前提で考えてください。
価格価格と販路|予約価格と、通常E8Wとの差額
メーカーの発表に価格はありません。販路は、ソフマップとAmazon.co.jpで予約を受け付けていることを確認しました。Amazon.co.jpは販売・発送ともAmazon.co.jpで、どちらも10月14日発売予定です。
| 販路 | RTX 5060版 | RTX 5070版 |
|---|---|---|
| ソフマップ | 459,800円(税込) | 499,800円(税込) |
| ソフマップのポイント | 10%(45,980pt) | 10%(49,980pt) |
| Amazon.co.jp | 販売ページで確認 | 販売ページで確認 |
| Amazonのポイント | 1% | 1% |
※2026年10月8日の予約受付時点の表示です。予約中の価格は発売までに変わることがあります。出典:ソフマップ E8WFK-2900JP(RTX 5060)の商品ページ、ソフマップ E8WGK-2800JP(RTX 5070)の商品ページ
Amazonの予約掲載価格は、ソフマップの表示価格より約1割低くなっています。ただしソフマップは10%のポイントが付くので、ポイントを使い切れる人なら実質の差は数千円まで縮みます。ポイントを使い切れない人は、Amazonのほうが約4万円安く買えます。 5060版と5070版の差は、どちらの販路でも約9%です。
通常モデル通常のE8Wと比べて、同梱品の分は割高か
通常のCrosshair A16 HX E8Wは、MSI公式ストアで次の2構成が出ています。MLG Editionと並べると、価格差の中身が見えてきます。
| 構成 | 仕様 | 税込価格 |
|---|---|---|
| MLG Edition 5060版(ソフマップ) | Ryzen 9 8940HX・RTX 5060・32GB・1TB・Home+マウス・マウスパッド・ヘッドセット | 459,800円 |
| E8WFK-2719JP(MSI公式ストア) | Ryzen 7 8840HX・RTX 5060・32GB・1TB・Home | 412,000円 |
| E8WFK-2723JP(MSI公式ストア) | Ryzen 9 8940HX・RTX 5060・16GB・1TB・Pro | 374,800円 |
※MSI公式ストアの2026年10月8日時点の掲載価格。販路が違うため、差額は目安です。出典:MSI公式ストアのCrosshairシリーズ一覧、ソフマップ E8WFK-2900JP(RTX 5060)の商品ページ
CPUとメモリがそろうE8WFK-2719JPとの比較では、ソフマップ価格で47,800円の差です。ここにはCPUがRyzen 7からRyzen 9に上がる分と、同梱品の分が入っています。ソフマップの10%ポイントを使い切るなら、実質の差は2,000円ほどです。Amazonの予約掲載価格はE8WFK-2719JPとほぼ同額なので、そちらで買えるなら上位CPUと周辺機器が実質おまけのような価格になります。
E8WFK-2723JPは、メモリが16GBでOSがPro、CPUはMLGと同じRyzen 9 8940HXです。ソフマップ価格との差は85,000円で、32GBへの増量分と同梱品の合計になります。メモリ16GBで足りて、白にこだわらないなら、こちらが最も安く済みます。
同梱のマウス・ヘッドセットは型番も単品価格も発表されていません。すでに周辺機器を持っている人にとっては、同梱品の価値はほぼありません。持っていない人は、通常のE8Wと周辺機器を別々にそろえた場合の合計と比べてください。海外のMSIの製品ページには先着購入者向けのフィギュア特典の記載がありますが、日本の販売ページの付属品欄には載っていません。
他社比較他社のRTX 5070機と比べた位置づけ
同じRTX 5070を積む他社機は、画面と性格で分かれます。MLG Editionは、16コアCPUと240Hzの画面、周辺機器の同梱が強みです。一方で画面の質や大きさを重く見るなら、次の2機も候補になります。ASUS TUF Gaming A16は、32GBメモリと1TB SSDを備え、WUXGA・165Hzの画面でゲームから配信までこなす構成です。Acer Predator Helios Neo 16S AIは、WQXGAのOLEDを165Hzで動かし、画質を優先する人に向きます。
同じシリーズでは、MSIの創立40周年を記念したノートも出ています。上位のCrosshair 16 Max HXとの選び分けは、MSI創立40周年の記念パッケージの記事で整理しています。
確認買う前に見ておきたい3点
| 確認する点 | 理由 | 対処 |
|---|---|---|
| 予約時の価格 | メーカー価格が未発表で、予約中の表示は変わることがあります | 発売日前後に販売ページの価格を見直す |
| メモリの増設 | 16GB×2で2スロットが埋まっており、増やすには交換が必要です(最大96GB) | 32GBで足りるかを先に決める |
| 持ち運び | 本体は約2.3kgで、ACアダプタが加わります。バッテリーは5時間台です | 外で使う時間が長いなら15.6型を選ぶ |
※メモリとSSDのスロット数は、MSIの製品仕様の記載です。国内モデルのSSDは1TBが1基で、M.2スロットは2基です。
持ち運びを重視するなら、15.6型のノートも候補です。MSI Cyborg 15 Max C2Wは約2kgで、同じRTX 5070を積みます。
まとめまとめ|白にこだわるなら5060版、フレームの余裕を買うなら5070版
Crosshair A16 HX MLG Editionは、Ryzen 9 8940HXとDDR5 32GB、1TB SSD、240HzのWQXGA画面を、RTX 5060か5070で選ぶ16型ノートです。2モデルの違いはGPUだけで、5070の優位は同じ電力なら数%から1割ほどです。ソフマップ価格の差は40,000円で、VRAMはどちらも8GBです。白で統一したい人は5060版、重いタイトルのフレームレートを少しでも稼ぎたい人は5070版を選んでください。
迷ったらRTX 5060版です。5070との差額約9%は、同じ電力での性能差とほぼ同じで、VRAMも同じ8GBです。白にこだわらないなら、通常のE8Wのほうが安く済みます。







