MSI Stealth 16 AI+のRTX 5070 12GB版は日本で買える?52万4,800円の2673JPを5070 Ti版と比較
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VRAM表記の食い違いと、同じ筐体の5070 Ti版との5万1,000円差で判断
MSIの「Stealth 16 AI+ B3W」は、Core Ultra 9 386Hと2,560×1,600・240Hzの有機ELを約1.99kgの16型ボディに収めたゲーミングノートです。MSIフランスの直販ストアなど海外では、このうちRTX 5070搭載の構成(B3WGX)がVRAM 12GB版として販売されています。
日本では同じB3WGXの国内型番「Stealth-16-AI+B3WGX-2673JP」が2026年6月12日に発売済みで、MSIストアの価格は税込52万4,800円です。ただしMSI日本の仕様表はVRAMを8GBと記載しているため、買う前にどちらなのかを確かめる必要があります。
もうひとつ押さえておきたいのは、Stealth 16 AI+はGPUを下げても軽くならない点です。RTX 5070版も5070 Ti版も重さは約1.99kgで、画面・CPU・メモリ・SSDも共通です。選び方は、5万1,000円の差額をGPU性能に回すかどうかに絞られます。
目次
結論先に結論|5070版を選ぶ理由は5万1,000円の差額だけ
RTX 5070版(2673JP)とRTX 5070 Ti版(2670JP)の違いはGPUと価格だけです。ゲームのfpsを少しでも上げたいなら5070 Ti版、価格を抑えて薄型の240Hz有機ELを手に入れたいなら5070版、という分け方になります。
- 予算の上限が52万円台で、差額の5万円をヘッドセットや延長保証に回したい
- 2,560×1,600のまま、DLSSを使って高設定で遊べれば十分と考えている
- 2kgを切る16型で、240Hzの有機ELを使いたい
- 重いゲームでも高いfpsを狙いたい(CUDAコア約1.28倍、メモリ帯域1.75倍)
- 数年使う前提で、GPU性能に余裕を持たせておきたい
- VRAMの表記の食い違いを気にせず、確実に12GBを手に入れたい
発売状況日本での発売状況|4モデルのうち5070版は6月12日発売
Stealth 16 AI+ B3Wの国内モデルは、GPU違いで4機種あります。CPUは全モデルCore Ultra 9 386H(16コア16スレッド)、画面は16型2,560×1,600・240Hzの有機EL(DisplayHDR True Black 600)で、本体は354×246×19.99mm・約1.99kgです。

| GPU(最大電力) | 型番・メモリ | MSIストア価格(税込) |
|---|---|---|
| RTX 5080(125W) | B3WI-2671JP・64GB | 759,800円 |
| RTX 5070 Ti(125W) | B3WH-2670JP・32GB | 575,800円 |
| RTX 5070(115W) | B3WGX-2673JP・32GB | 524,800円 |
| RTX 5060(115W) | B3WF-2679JP・32GB | 503,800円 |
※価格は2026年10月3日時点のMSIストアの表示価格です。型番の頭には「Stealth-16-AI+」が付きます。SSDは全モデル1TBです。
RTX 5070版の2673JPは2026年6月12日に発売されました。プレスリリースに書かれた販売先はAmazon、MSI公式オンラインショップ、MSIストア楽天市場店の3つで、通販で買う構成です。
VRAM2673JPのVRAMは12GBか8GBか|MSI自身の表記が割れている
2673JPのVRAM容量は、MSIが出している情報のなかで記載が食い違っています。MSI日本の製品ページの仕様表はRTX 5070のVRAMを「8GB GDDR7(最大115W)」としており、グローバルの仕様表もB3WGXの列に8GBと書いています。一方、MSIフランスの直販ストアは同じB3WGX(B3WGX-015FR)の商品ページに「12GB GDDR7」と明記しています。
型番の付け方は12GB版を指しています。MSIのCrosshair 16 Max HXでは、RTX 5070の8GB版がE2WGK、12GB版がE2WGXKで、GPUを表すGの後ろのXが12GB版の目印です。Stealth 16 AI+にもRTX 5070の構成がB3WGとB3WGXの2種類あり、日本の2673JPはXの付くB3WGXです。MSI日本の仕様表は見出しの型番が「B3WG-2673JP」とXの抜けた表記になっており、8GB版のB3WGの記載をそのまま使っている可能性があります。
以上から2673JPは12GB版と見るのが自然ですが、日本向けの公式仕様表が8GBのままである以上、断定はできません。ノート向けRTX 5070には12GB版と8GB版の2種類が正式に存在するので、どちらも起こり得ます。
購入前に販売元かMSIのサポート窓口へ、2673JPのVRAM容量を問い合わせておくと確実です。届いた後は、下の手順で自分でも確かめられます。
- Ctrl+Shift+Escでタスクマネージャーを開く
- 左の「パフォーマンス」を選び、GPUの項目のうち名前に「RTX 5070」が入っているほうを表示する
- グラフの下にある「専用 GPU メモリ」の分母が12.0 GBなら12GB版、8.0 GBなら8GB版
隣に出る「共有 GPU メモリ」はメインメモリから借りる領域で、VRAMの容量ではありません。2つの数値の読み方は専用GPUメモリと共有GPUメモリの違いで解説しています。
8GB版と12GB版の仕組みの違いは、ノート向けRTX 5070 12GB GDDR7の解説で詳しくまとめています。
ゲーム別8GBと12GBで差が出るゲーム|効くのは高設定とレイトレーシング
VRAMが4GB増えても、GPUの演算性能は変わりません。CUDAコア数(4,608基)もメモリ帯域(384GB/s)も8GB版と同じで、差が出るのはゲームが8GBを超えてVRAMを使う場面だけです。
2,560×1,600の画面と最大115WのRTX 5070を積んだノート2台で、8GB版と12GB版を比べた検証の結果は次のとおりです。2台にはVRAMが関係しない場面でも5〜10%の性能差があったため、着脱式GPUを持つFramework 16で8GBと12GBのモジュールを差し替え、主要な結果を確認し直しています。
| ゲーム | 8GB版 | 12GB版 |
|---|---|---|
| インディ・ジョーンズ 大いなる円環 | 中設定より上は遊べない | 高設定でも動く |
| Forza Horizon 6 | 高設定に下げる必要がある | ウルトラ+レイトレーシングで動く |
| Oblivion Remastered | ウルトラ+レイトレーシングで1% Low・0.1% Lowが大きく落ちる | ウルトラ+レイトレーシングで動く |
| ホグワーツ・レガシー | 12GB版と差なし | ゲームが8GBを超えて使わない |
| サイバーパンク2077 | 遊べる設定では差なし | 差が出る設定ではfpsが足りない |
| マーベル・ライバルズ | 12GB版と差なし | 使用量は6GB以下 |
12GBが効いてくるのは、2,560×1,600のまま画質やレイトレーシングを上げたときです。Stealth 16 AI+はこの解像度の240Hz有機ELを積んでいるので、1,920×1,080のノートよりも12GBの恩恵を受けやすい構成と言えます。反対に、動画編集のベンチマークでは差が5%前後にとどまり、12GB版を選ぶ理由にはなりませんでした。
性能RTX 5070版の実力|2,560×1,600でどこまで遊べるか
RTX 5070(最大115W)を積んだStealth 16 AI+ B3WGの実機では、画面と同じ2,560×1,600で次の結果が出ています。
| ゲーム・テスト | 設定 | 結果 |
|---|---|---|
| サイバーパンク2077 | 高・DLSS品質 | 77fps |
| Horizon Forbidden West | 高 | 89fps |
| Counter-Strike 2 | 2,560×1,600 | 240fps超 |
| 3DMark Time Spy | 標準 | 13,856 |
テスト機の型番はB3WG(仕様表上は8GB版)ですが、サイバーパンク2077は先の検証で8GBと12GBの差が出なかったゲームなので、2673JPでもほぼ同じ水準と見てよいでしょう。重いゲームでも、DLSSを使えば高設定で60fpsを大きく上回ります。Counter-Strike 2のような軽い対戦ゲームなら、240Hzの画面を使い切れます。
一方で、ゲーム中はファンが早めに回り始め、底面とキーボード面が温かくなります。騒音も静かな部屋でははっきり聞こえる大きさなので、膝の上ではなく机に置き、ヘッドセットを使う前提で考えてください。
Ti版比較同じ筐体の5070 Ti版との差|5万1,000円で増える性能
| 項目 | RTX 5070版(2673JP) | RTX 5070 Ti版(2670JP) |
|---|---|---|
| CUDAコア | 4,608基 | 5,888基 |
| メモリ帯域 | 384GB/s | 672GB/s |
| VRAM | 12GBの可能性が高い(日本の仕様表は8GB) | 12GB |
| 最大グラフィックス電力 | 115W | 125W |
| 重さ | 約1.99kg | 約1.99kg |
| MSIストア価格(税込) | 524,800円 | 575,800円 |
5070 Ti版はCUDAコアが約1.28倍、メモリ帯域が1.75倍です。5070版が12GBだったとしても、VRAM不足による落ち込みを防げるだけで、演算性能そのものの差は埋まりません。8GBと12GBを比べた先の検証でも、5070 Tiは多くのゲームで高fpsの領域に届く、はっきり上のGPUという結論でした。
ほかのメーカーには、RTX 5070以下の構成を上位GPU版より軽く仕上げる例があります。ROG Zephyrus G16(2026)はRTX 5070版だけ約1.85kgで、ほかのGPU構成より100g軽くなっています。Stealth 16 AI+は全モデル約1.99kgなので、5070版を選んでも持ち運びの面では得をしません。差額の5万1,000円を出せるなら、5070 Ti版のほうが納得のいく買い物です。
反対に、RTX 5060版(503,800円)は5070版との差が2万1,000円しかありません。CUDAコアは3,328基と5070版の約7割で、VRAMは8GBです。この価格差なら、5060版を選ぶ理由はほとんどありません。
競合比較ROG Zephyrus G16(2026)と比べる|VRAMと価格はStealthが有利
Core Ultra 9 386Hと2,560×1,600・240Hzの有機ELを積む薄型16型として、いちばん近い相手はASUSのROG Zephyrus G16(2026)です。同じRTX 5070を選んだ場合で比べます。
| 項目 | Stealth 16 AI+(2673JP) | Zephyrus G16(GU606AP) |
|---|---|---|
| VRAM | 12GBの可能性が高い | 8GB |
| 重さ | 約1.99kg | 約1.85kg |
| メモリ | DDR5 32GB(スロット2本・最大128GB) | LPDDR5X-8533 32GB |
| 直販価格(税込) | 524,800円(MSIストア) | 664,800円(ASUS Store・クーポン適用前) |
※価格は2026年10月3日時点の各直販ストアの表示価格です。
Zephyrus G16は140g軽く、Stealth 16 AI+にはないSDカードリーダーも備えますが、VRAMは8GBです。直販価格はクーポン適用前で14万円高く、ASUS Storeの10%引きクーポンを使っても約7万4,000円の差が残ります。Stealth 16 AI+はメモリスロットを2本持ち、交換で最大128GBまで増やせる点も違います。軽さを最優先するならZephyrus G16、VRAMと価格を取るならStealth 16 AI+です。
価格を優先して重さや240Hzにこだわらないなら、Core Ultra 7 356HとRTX 5070を積むPredator Helios Neo 16S AIのような、2kgを超えるが安い有機ELノートも選択肢に入ります。
海外価格海外との価格差|税抜きでフランスより約5%安い
MSIフランスの直販ストアでは、RTX 5070 12GB版のB3WGX-015FRが3,399ユーロ(付加価値税20%込み)で販売されています。税を除いて円に換算すると約50万1,000円で、日本のMSIストアの税抜き価格477,091円より約5%高い水準です。少なくともMSIの直販どうしで比べるかぎり、日本の価格は割高ではありません。
※2026年10月2日の欧州中央銀行の参照レート(1ユーロ=176.99円)で換算。日本の税抜き価格は税込524,800円から消費税10%を除いた額です。
注意点買う前に確認したい3つの点
FAQよくある質問
おすすめおすすめの構成|迷ったら5070 Ti版、予算重視なら5070版
どちらも画面・重さ・CPU・メモリ・SSDは同じで、違うのはGPUと価格だけです。ゲーム性能を優先するなら5070 Ti版、価格を抑えたいなら5070版を選んでください。
まとめまとめ|Stealth 16 AI+は5070 Ti版が本命、5070版は差額しだい
RTX 5070 12GB搭載のStealth 16 AI+は、日本では2673JPとして2026年6月12日から販売されており、MSIストアの価格は税込52万4,800円です。フランスなどで12GB版として売られているB3WGXと同じ型番ですが、MSI日本の仕様表は8GBと記載しているので、購入前の問い合わせと到着後のタスクマネージャーでの確認をおすすめします。
同じ筐体の5070 Ti版は5万1,000円高いだけで、重さは変わらずGPU性能ははっきり上です。ROG Zephyrus G16(2026)の5070版より直販価格が安く、VRAMも多い可能性が高いので、薄型16型の有機ELノートのなかでは価格に見合う選択肢です。
ゲーム性能を重視するなら、5万1,000円を足してRTX 5070 Ti版(2670JP)を選ぶのが正解です。5070版(2673JP)は、薄型の240Hz有機ELを52万円台に収めたい人に向いた構成で、VRAMが12GBかどうかは購入前と到着後に確認してください。
出典:MSI Stealth 16 AI+ B3W 製品仕様(日本) / MSIストア Stealthシリーズ / エムエスアイコンピュータージャパン プレスリリース(2026年6月12日) / MSI Stealth 16 AI+ Specification(グローバル) / MSI Store France Stealth 16 AI+ B3WGX-015FR / MSI Crosshair 16 Max HX Specification / NVIDIA GeForce RTX 50シリーズ ノートPC 仕様 / Just Josh「RTX 5070 8GB vs 12GB」(2026年9月16日) / Gamereactor MSI Stealth 16 AI+ B3WG / PC Gamer MSI Stealth 16 AI+ B3W review / ASUS Store ROG Zephyrus G16(GU606AP-U9R5070G) / ROG Zephyrus G16(2026)仕様





