Steamハードウェア調査 2026年10月|RTX 3060と5070が同率3.78%、32GBは38%に戻り16GBが最多に
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RTX 3060と5070が同率3.78%、32GBは38%に戻り16GBが最多に
11月初めに公開されたSteamハードウェア&ソフトウェア調査の2026年10月分で、Windows PCのGPU使用率はGeForce RTX 3060とRTX 5070が3.78%で並びました。9月に6.15%で首位に立ったRTX 5070が2.37ポイント下がり、RTX 3060は0.12ポイント上がっています。メモリは9月に43.28%だった32GBが38.18%へ5.10ポイント下がり、16GBが41.27%で再び最多です。
9月の跳ね上がりは、回答した人の顔ぶれが変わったことで説明がつきます。簡体字中国語の回答が32.84%から23.21%へ9.63ポイント下がり、同じ月にRTX 5070、32GB、1440pの画面解像度がそろって元へ戻りました。表示上は同率でも、使用率の高い順に並ぶ表ではRTX 3060が上に来ます。
そのため、RTX 3060が首位に復帰した、32GBが急落した、16GBが復権した、といった見出しの変化は、GPUやメモリの買い替えの動きではありません。RTX 3060・4060クラスで困っていなければGPUを替える理由はなく、16GBのPCも増設を急ぐ必要はありません。分かれ目は、遊んでいるゲームでカクつきや動作不良の症状が出ているかどうかです。
目次
GPU10月分のGPU上位、RTX 3060と5070は3.78%で並ぶ
RTX 3060とRTX 5070は、Steamの表示ではどちらも3.78%です。調査ページは使用率の高い順に並んでおり、RTX 3060が上、RTX 5070が下に表示されます。Windows PCのGPU別ページで、8月から10月の上位は次のとおりです。
| GPU(Windows) | 8月分 | 9月分 | 10月分 | 前月比 |
|---|---|---|---|---|
| GeForce RTX 3060 | 3.92% | 3.66% | 3.78% | +0.12pt |
| GeForce RTX 5070 | 3.77% | 6.15% | 3.78% | -2.37pt |
| GeForce RTX 4060 Laptop(ノート向け) | 3.84% | 3.50% | 3.60% | +0.10pt |
| GeForce RTX 4060 | 3.60% | 3.89% | 3.51% | -0.38pt |
| GeForce RTX 3050 | 3.21% | 2.90% | 3.25% | +0.35pt |
| GeForce RTX 5060 | 3.16% | 4.40% | 3.15% | -1.25pt |
| GeForce RTX 5060 Ti | 2.55% | 4.06% | 2.70% | -1.36pt |
| GeForce RTX 5060 Laptop(ノート向け) | 2.66% | 2.45% | 2.68% | +0.23pt |
| GeForce GTX 1650 | 2.49% | 2.19% | 2.44% | +0.25pt |
RTX 3060は6〜8月に3.88〜3.92%で動かず、9月に3.66%へ下がって10月に3.78%へ戻りました。RTX 5070は6月の3.29%から8月の3.77%まで伸びたあと、9月に6.15%へ跳ね、10月は3.78%です。8月と10月の差は+0.01ポイントしかなく、9月の6.15%は8月までの伸びの延長ではなく一時的な跳ねでした。
RTX 5060(9月4.40%→10月3.15%)とRTX 5060 Ti(4.06%→2.70%)も9月に増え、10月に8月とほぼ同じ水準へ戻っています。上位5枚の使用率は3.25〜3.78%に収まっており、1位と5位の差は0.53ポイントです。1位が入れ替わっても、シェアの構図が変わったとは言えません。
3.78%はWindows PCだけを集計したGPU別ページの値です。調査のトップページに表示される全OS合算では、RTX 3060が3.62%(+0.08ポイント)、RTX 5070が3.56%(-2.30ポイント)で、RTX 3060が0.06ポイント上になります。どちらの集計でもRTX 3060が上ですが、差は小さく、月ごとの推移は同じ集計どうしで比べる必要があります。以下の数字は、特に断りがなければWindowsの集計です。
検証9月に跳ねた項目は10月にそろって元へ戻った
Steam調査は参加が任意で匿名の月例調査で、どの言語の回答者が多いかで比率が動きます。9月分で動いた項目を10月分と並べると、言語、画面解像度、CPUのコア数、GPU、メモリが同じ向きに戻っています。
| 項目(Windows) | 9月分 | 10月分 | 前月比 |
|---|---|---|---|
| 簡体字中国語(言語) | 32.84% | 23.21% | -9.63pt |
| 英語(言語) | 31.91% | 36.42% | +4.51pt |
| 2560×1440(画面解像度) | 27.76% | 22.48% | -5.28pt |
| 1920×1080(画面解像度) | 49.10% | 51.93% | +2.83pt |
| 物理コア数8(CPU) | 30.05% | 28.63% | -1.42pt |
| GeForce RTX 5070(GPU) | 6.15% | 3.78% | -2.37pt |
| メモリ32GB | 43.28% | 38.18% | -5.10pt |
簡体字中国語は8月分が25.28%、9月分が32.84%、10月分が23.21%です。10月は8月より2.07ポイント低く、英語の回答が36.42%まで増えました。メモリとは関係のない項目まで一斉に戻っているため、10月の変化もメモリやGPUの実需ではなく、回答者の構成の戻りと見るのが自然です。RTX 5070の動きはSteamグラボ使用率ランキングでNVIDIA・AMDのシェアとあわせて検証しています。
VRAM容量も同じ動きです。RTX 5070はVRAM 12GBのGPUで、Windowsの12GBは9月から2.78ポイント減って14.26%になりました。VRAMで最も多いのは8GBの33.90%(-1.88ポイント)で、16GBは11.64%です。12GB以上は合計で27.56%にとどまり、Steamで遊ぶ人の多数派は今もVRAM 8GB以下のGPUです。
メモリ10月分のメモリ容量、16GBが41.27%で再び最多
Windows PCのメモリ容量は、16GBが41.27%(+3.67ポイント)、32GBが38.18%(-5.10ポイント)でした。前月比は、調査ページに表示されている9月分との差です。
| メモリ容量(Windows) | 2026年10月分 | 前月比 |
|---|---|---|
| 8GB以下 | 8.39% | +1.20pt |
| 12GB | 2.45% | +0.32pt |
| 16GB | 41.27% | +3.67pt |
| 24GB・28GB | 2.61% | +0.21pt |
| 32GB | 38.18% | -5.10pt |
| 48GB・60GB | 2.09% | -0.22pt |
| 64GB | 3.95% | +0.26pt |
| 64GB超 | 0.55% | +0.06pt |
32GB以上(32GB・48GB・60GB・64GB・64GB超)の合計は44.77%、16GB以下は52.11%です。9月分では32GB以上が49.77%、16GB以下が46.92%でしたが、偏りの小さかった8月分(32GB以上45.06%、16GB以下51.89%)とほぼ同じ形に戻りました。28GBは0.51%で、表では24GBとあわせています。
9月の見込みと10月の実測
9月分のメモリ記事では、「簡体字中国語が25%前後に戻り、32GBも38%台に戻れば、9月の逆転は回答者の偏りだった」と見込んでいました。10月分の実測は次のとおりです。
| 項目 | 9月分で示した条件 | 10月分の実測 | 判定 |
|---|---|---|---|
| 簡体字中国語 | 25%前後に戻る | 23.21% | 見込みより低い |
| 32GB | 38%台に戻る | 38.18% | 見込みどおり |
| 16GB | 40〜41%に戻り最多 | 41.27% | 見込みどおり(最多) |
| 調査月(Windows) | 16GB | 32GB | 簡体字中国語 |
|---|---|---|---|
| 2026年8月分 | 41.07% | 38.47% | 25.28% |
| 2026年9月分 | 37.60% | 43.28% | 32.84% |
| 2026年10月分 | 41.27% | 38.18% | 23.21% |
16GBは8月分より+0.20ポイント、32GBは-0.29ポイントで、偏りの小さい月とほぼ同じです。32GBの増減は、中国語の増減の0.53倍(-5.10÷-9.63)でした。急増と戻りの月に見られた0.56〜0.66倍の範囲よりわずかに小さく、32GBは偏りだけで計算した値より0.9〜1.1ポイントほど高く残っています。中国語が8月より2.07ポイント低いので、同じ比率なら32GBは8月より1.2〜1.4ポイント下がる計算です。
この差が32GBへの移行を示すのか、月ごとのばらつきなのかは1か月分では判断できません。11月分以降も同じ差が続くかどうかが次の見どころです。2月分で32GBが過半数に見えた理由はSteamハードウェア調査 2026年2月で扱っています。
言語が日本語の回答は2.56%で、日本の傾向を直接示す調査ではありません。英語・簡体字中国語・ロシア語の3言語で7割を占め、調査ページには国別・言語別のハードウェア内訳が載っていません。順位は世界のSteam利用者の目安として見てください。
判断自分のGPUとメモリは替えるべきか
順位や割合の変化は、替える理由になりません。替える理由は、遊んでいるゲームで症状が出ているかどうかです。
| 手元の構成 | 判断 | 理由 |
|---|---|---|
| 3060・4060・3050クラスで、遊ぶゲームが問題なく動く | 買い替えない | 10月分でも上位に並ぶのはこの層です。順位の入れ替わりは回答者の偏りで説明できるので、動いているなら理由になりません |
| VRAM 8GBのGPUで、高画質の新作が重い | VRAM 12GB以上を検討 | Steamの最多はVRAM 8GBの33.90%で、12GB以上は27.56%です。8GBの不足は画質設定を下げるか、GPUを替えるかで解決します |
| メモリ16GBで困っていない | 増設しない | 16GBは41.27%で最多に戻りました。32GBに替えるのは、不足が出てからで間に合います |
| メモリ16GBで、ゲーム中のメモリ使用率が90%前後に張り付く | 32GBを検討 | タスクマネージャーで使用率が張り付く状態は不足のサインです。まず1枚挿しでないか(デュアルチャネルか)も確かめます |
GPUはVRAMと解像度で見る
Windowsの画面解像度は1920×1080が51.93%で半数を超え、1440pは22.48%、4Kは5.08%です。フルHDが中心なら、使用率上位のRTX 3060・4060・5060クラスが現役である状況は変わっていません。RTX 3060は12GB、RTX 4060とRTX 5060は8GBで、同じ画質でもVRAMが足りるかで差が出ます。RTX 3060の現役性はRTX 3060はまだ使える?、RTX 4060・5060との世代差とVRAM 12GBが効く場面はRTX 3060 12GBの性能比較で扱っています。
メモリは症状で決める
16GBで困っていないなら、10月分の16GB最多復帰を理由に何も変える必要はありません。不足しているかどうかは、ゲーム中のタスクマネージャーでメモリ使用率が90%前後に張り付くかで確かめられます。16GBと32GBのfps差と価格差はゲーミングPCのメモリは16GBで足りる?で比べています。
FAQよくある質問
まとめ首位交代もメモリの逆転も偏りが抜けた結果、替える理由は症状で決める
2026年10月分では、RTX 3060とRTX 5070が3.78%で並び、メモリは16GBが41.27%で最多に戻りました。簡体字中国語の回答が23.21%まで下がり、9月に跳ねたRTX 5070と32GBが同時に元の水準へ戻っています。
10月分のSteam調査(Windows)は、RTX 3060とRTX 5070が3.78%で並び、16GBが41.27%、32GBが38.18%でした。9月の首位交代とメモリの逆転は、簡体字中国語の回答が32.84%から23.21%に戻った偏りで説明がつきます。
RTX 3060・4060クラスで困っていなければGPUは替えず、16GBのPCも増設は不足の症状が出てからで間に合います。カクつきや不足の症状が出る場合だけ、VRAM 12GB以上のGPUやメモリ32GBを検討してください。
出典:Steam Hardware & Software Survey(GPU別・Windows、2026年10月分)/同 トップページ(Windows)/同 トップページ(全OS合算)/Internet Archiveの保存版(Windows、2026年8月分):2026年8月分/NVIDIA GeForce RTX 3060/NVIDIA GeForce RTX 5070



