Steamグラボ使用率ランキング【2026年9月分】RTX 5070が6.15%で1位、NVIDIA・AMDシェアと中国語急増の偏りを検証
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2026年9月のグラボ使用率ランキングと偏りの検証
9月のSteam調査は、「RTX 5070が1位」「32GBメモリが16GBを逆転」という見出しどおりには受け取れません。GPU・メモリ・画面解像度の動き方が、簡体字中国語の回答が54.60%まで膨らんだ2026年2月とほぼ同じ形をしているからです。
それでも、RTX 5070が6〜8月分に毎月0.15〜0.33ポイントずつ伸びていたのは事実です。8月の時点で首位のRTX 3060との差は0.15ポイントしかなく、偏りがなくても近いうちに首位に並ぶ位置にいました。9月の1位は、その流れが偏りで前倒しされた結果と読むのが妥当です。
以下では、9月の上位ランキングと偏りの検証、GPUの買い替えとメモリ増設の判断材料を先に示し、続けて毎月着実に伸びているRTX 5060の選び方を解説します。
最新順位2026年9月のSteamグラボ使用率ランキング
9月分の上位20位は次のとおりです。RTX 5070・RTX 5060・RTX 5060 Tiの3枚が1〜3位を占め、7月分・8月分で首位だったRTX 3060は5位に下がりました。上位10位はすべてGeForceです。
| 順位 | GPU | 9月分 | 8月分 | 前月比 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | GeForce RTX 5070 | 6.15% | 3.77% | +2.38pt |
| 2 | GeForce RTX 5060 | 4.40% | 3.16% | +1.24pt |
| 3 | GeForce RTX 5060 Ti | 4.06% | 2.55% | +1.51pt |
| 4 | GeForce RTX 4060 | 3.89% | 3.60% | +0.29pt |
| 5 | GeForce RTX 3060 | 3.66% | 3.92% | −0.26pt |
| 6 | GeForce RTX 4060(ノート版) | 3.50% | 3.84% | −0.34pt |
| 7 | GeForce RTX 3050 | 2.90% | 3.21% | −0.31pt |
| 8 | GeForce RTX 4060 Ti | 2.85% | 2.37% | +0.48pt |
| 9 | GeForce RTX 5060(ノート版) | 2.45% | 2.66% | −0.21pt |
| 10 | GeForce GTX 1650 | 2.19% | 2.49% | −0.30pt |
| 11 | GeForce RTX 4070 | 2.11% | 1.78% | +0.33pt |
| 12 | GeForce RTX 3060 Ti | 2.08% | 2.16% | −0.08pt |
| 13 | GeForce RTX 5080 | 1.98% | 1.71% | +0.27pt |
| 14 | GeForce RTX 3070 | 1.97% | 1.99% | −0.02pt |
| 15 | GeForce RTX 5070 Ti | 1.87% | 1.82% | +0.05pt |
| 16 | GeForce RTX 4070 SUPER | 1.74% | 1.49% | +0.25pt |
| 17 | GeForce RTX 3060(ノート版) | 1.66% | 1.85% | −0.19pt |
| 18 | GeForce RTX 4050(ノート版) | 1.59% | 1.74% | −0.15pt |
| 19 | GeForce RTX 2060 | 1.53% | 1.65% | −0.12pt |
| 20 | Intel Iris Xe Graphics | 1.52% | 1.74% | −0.22pt |
GPU別ページの6.15%はWindows PCだけの集計です。調査のトップページはWindows・Mac・Linuxの合算で、RTX 5070は5.86%(+2.30ポイント)と表示されます。ここでの順位表はGPU別ページの数字、言語・メモリ・解像度はトップページの合算の数字です。
増えたのはデスクトップ向けのRTX 40・50シリーズに集中しています。RTX 4060 Ti(+0.48ポイント)、RTX 4070(+0.33ポイント)、RTX 5080(+0.27ポイント)、RTX 4070 SUPER(+0.25ポイント)も伸びました。反対に、ノート向けGPU、RTX 3060・GTX 1650・RTX 3050などの旧世代、内蔵GPUのIntel Iris Xe Graphicsはそろって減っています。
単体のRadeonで最も多いRX 9070 XTも1.46%から1.42%へわずかに減り、順位は22位です。Intelは「Intel Arc Graphics」の0.25%が最上位で、Arc B580などの単体GPUは型番別の項目として載っていません(Radeonの型番表示が改善された経緯はRX 9070 XTがSteamで1.46%へで確認できます)。
メーカー別に見ると、9月分はNVIDIAが75.97%(前月比+3.09ポイント)、AMDが16.67%(−2.01ポイント)、Intelが7.01%(−1.02ポイント)でした。3〜8月のNVIDIAは72.42〜73.21%で推移しており、9月の上げ幅はこの半年の変動幅を超えています。簡体字中国語が54.60%だった2月はNVIDIAが84.68%まで上がり、3月に72.83%へ戻りました。2025年9月分のNVIDIAは74.12%で前月から下がっており、9月に毎年起きる動きでもありません。
デスクトップ向けの新しいGeForceが一斉に増え、ノート向けGPUが一斉に減る動きは、2026年2月にもほぼ同じ形で現れました。個々のGPUが急に売れたときの動きとは違うため、次の節で回答者の構成から確かめます。
検証RTX 5070の6.15%は実需か、回答者の偏りか
9月の伸びの大半は、回答者の偏りによるものです。Steam調査は参加が任意の匿名調査で、調査ページには回答数も地域ごとの補正方法も書かれていません。どの地域のユーザーが多く回答したかで、GPUやメモリの比率がそのまま動きます。根拠は次の3つです。
簡体字中国語とRTX 5070が同じ月に跳ねている
Steam調査は、回答者のSteamクライアントの言語も集計しています。RTX 5070の利用率と簡体字中国語の比率を月ごとに並べると、2つは同じ月に跳ね、同じ月に戻っています。
| 調査月 | RTX 5070 | 簡体字中国語 | 32GBメモリ | WQHD |
|---|---|---|---|---|
| 2026年2月 | 9.42% | 54.60% | 56.93% | 38.64% |
| 2026年3月 | 2.87% | 22.75% | 36.62% | 20.70% |
| 2026年4月 | 3.01% | 23.41% | 37.55% | 21.41% |
| 2026年5月 | 3.09% | 21.85% | 36.87% | 21.20% |
| 2026年6月 | 3.29% | 24.19% | 36.79% | 21.44% |
| 2026年7月 | 3.62% | 22.52% | 36.93% | 21.46% |
| 2026年8月 | 3.77% | 23.97% | 37.45% | 21.86% |
| 2026年9月 | 6.15% | 31.39% | 42.22% | 27.04% |
簡体字中国語が21〜24%台に収まっていた3〜8月、RTX 5070は毎月0.08〜0.33ポイントの緩やかな伸びでした。それが、簡体字中国語が31.39%へ増えた9月だけ2.38ポイント跳ねています。簡体字中国語が54.60%だった2月には9.42%まで上がり、22.75%に戻った3月には2.87%まで戻りました。2月の偏りの詳しい経緯はSteamハードウェア調査 2026年2月の分析で確認できます。
32GBメモリとWQHDも同じ月に増えている
32GBメモリの比率は、3〜8月の6カ月間、36.62〜37.55%の範囲でほぼ横ばいでした。9月の42.22%は前月から4.77ポイントの増加で、半年分の変動幅を1カ月で大きく超えています。画面解像度の2560×1440(WQHD)も、20〜21%台から27.04%へ5.18ポイント増えました。どちらも2月に大きく跳ね、3月に戻った項目です。
英語とLinuxが同時に減っている
言語の英語は38.25%から34.20%へ4.05ポイント減り、OSのLinuxも3.90%から3.05%へ下がりました。2月も英語は22.27%、Linuxは2.23%まで下がっています。ある地域の回答が増えると、ほかの地域の比率は押し下げられるため、実際の利用者が減っていなくても比率は下がります。Windowsだけで見ると、9月分は簡体字中国語が32.84%、英語が31.91%で、簡体字中国語が英語を上回りました。8月分は英語のほうが10ポイント以上多い状態でした。
偏りを除くと、RTX 5070の9月は4%前後
RTX 5070は、6〜8月分に毎月0.15〜0.33ポイントずつ増えていました。このペースを8月の3.77%に当てはめると、9月は3.9〜4.1%前後になる計算です。8月に首位だったRTX 3060は3.92%で、1月の4.28%から緩やかな下降傾向です。偏りのない月でも、RTX 5070は数カ月以内に首位に並ぶ計算です。
10月分の調査結果は、例年どおりなら11月初めに公開されます。簡体字中国語が21〜24%台に戻ったうえで、RTX 5070が4%前後を保ちRTX 3060・RTX 4060・RTX 4060(ノート版)を上回っていれば、それが実際の首位です。2月の翌月のようにRTX 3060やRTX 4060より下に戻れば、9月の首位は偏りで生まれたものだったことになります。
買い替え9月のデータからGPUとメモリの判断に使えること
RTX 3060〜RTX 5070クラスなら今もSteamの中心
偏りの小さかった8月分の上位は、RTX 3060(3.92%)、RTX 4060(ノート版、3.84%)、RTX 5070(3.77%)、RTX 4060(3.60%)、RTX 3050(3.21%)、RTX 5060(3.16%)でした。60番台と70番台のGeForceを使っているなら、Steamの中では標準的な構成で、少数派ではありません。8月分のVRAMも、8GBが25.74%、12GBが12.99%、16GBが26.92%で、8GBは16GBとほぼ同じ規模で残っています。9月分のVRAM別の比率は、12GBが0.07ポイントしか増えておらず、12GBのRTX 5070が2.38ポイント増えたGPU別の数字と合わないため、ここでは8月分の値を目安にしています。
そのため、RTX 5070が1位になったこと自体は買い替えの理由になりません。基準は、遊びたいゲームと解像度で性能とVRAMが足りているかです。フルHD中心ならRTX 5060・RTX 5060 Ti、WQHDで高設定を狙うならRTX 5070という目安は、後半の選び方と変わりません。2枚の性能差と価格差はRTX 5060 TiとRTX 5070はどっちが買い?で確認できます。
32GBへの増設は「逆転」を理由に急がなくてよい
9月の32GBメモリ42.22%・16GBメモリ37.82%という逆転も、偏りの影響を受けています。3〜8月は16GBが40.86〜41.57%、32GBが36.62〜37.55%で、差は3.3〜4.8ポイントのまま縮まっていませんでした。偏りのない月の最多は、今も16GBです。
16GBのPCでゲームが快適に動いているなら、Steamの比率を理由に増設する必要はありません。増設を考えるのは、ゲーム中にタスクマネージャーのメモリ使用率が90%前後に張り付く、ブラウザやDiscordを閉じるとカクつきが減る、といった症状が出ているときです。症状からメモリ不足かどうかを切り分ける手順はPCゲームがカクつく・フリーズする原因はメモリ不足?で確認できます。
DDR5メモリは8月以降も値上がりが続いているため、買う前にDDR5メモリの価格推移を確認しておくと安全です。挿すスロットや4枚挿しの注意点はメモリの増設・交換のやり方で確認できます。
これから新しくゲーミングPCを買う場合は、32GB(16GB×2)を最初から選ぶほうが、後から同じ規格のメモリを探して増設するより確実です。
振り返り2026年7月分のSteam GPUシェア(8月2日公表)
ここからは、RTX 5060の伸びを中心に7月分のデータを見ていきます。主要なGPUを利用率順に並べると、次のようになります。
| 順位 | GPU | 利用率 | 前月比 |
|---|---|---|---|
| 1 | GeForce RTX 3060 | 3.88% | ±0.00pt |
| 2 | GeForce RTX 4060(ノート版) | 3.64% | −0.38pt |
| 3 | GeForce RTX 4060 | 3.63% | −0.02pt |
| 4 | GeForce RTX 5070 | 3.62% | +0.33pt |
| 5 | GeForce RTX 3050 | 3.22% | −0.01pt |
| 6 | GeForce RTX 5060 | 3.03% | +0.22pt |
| 7 | GeForce GTX 1650 | 2.61% | −0.02pt |
| 8 | GeForce RTX 5060 Ti | 2.40% | +0.14pt |
| 9 | GeForce RTX 4060 Ti | 2.36% | −0.05pt |
| 10 | GeForce RTX 5060(ノート版) | 2.19% | −0.29pt |
RTX 3060は前月と同じ3.88%で首位を維持しました。RTX 4060(ノート版)は0.38ポイント、RTX 4060は0.02ポイント減っており、旧世代の主力モデルからRTX 50シリーズへの移行が数字に表れています。
RTX 5070は3.62%へ上昇し、RTX 4060との差はわずか0.01ポイントになりました。RTX 5060もRTX 3050との差を0.19ポイントまで縮めており、実際に8月分ではRTX 5070がRTX 4060を抜いて3位になり、9月分では1位になりました(9月分の偏りは前述のとおりです)。
伸び率RTX 5060は6〜8月分に毎月0.13〜0.23ポイント増加
RTX 5060の利用率は、6月分の2.81%から7月分は3.03%へ0.22ポイント増えました。利用率そのものの増加率に換算すると約8%です。6月分も前月から0.23ポイント、8月分も0.13ポイント増えており、1カ月で急増したというより、毎月着実に伸びている形です。
RTX 5060 Tiは2.26%から2.40%へ0.14ポイント増え、増加率は約6%でした。一方、RTX 5060(ノート版)は6月分の2.48%から2.19%へ0.29ポイント減っています。
デスクトップ版RTX 5060、RTX 5060 Ti、RTX 5060(ノート版)を合計すると、7月分の利用率は7.62%です。6月分の合計7.55%からは0.07ポイントの増加にとどまり、デスクトップ版の伸びをノート版の減少がほぼ打ち消しました。
ただし、RTX 5060 Tiは8GB版と16GB版が同じ名称で集計されている可能性があります。Steamの数値だけでは、どちらの容量が多く使われているかまでは判断できません。
背景RTX 5060が増えている最大の理由はフルHD需要
RTX 5060は、3840基のCUDAコア、8GBのGDDR7メモリ、128bitのメモリインターフェースを備えたBlackwell世代のGPUです。NVIDIAは、RTX 5060を高フレームレートのフルHDゲーム向けモデルとして位置付けています。DLSS 4のスーパー解像度、フレーム生成、マルチフレーム生成にも対応します。
7月分の調査では、メインディスプレイの解像度として1920×1080を使用しているユーザーが51.10%を占めています。前月とほぼ同じ(−0.02ポイント)で、7月分の時点ではSteamユーザーの過半数がフルHD環境でした。9月分は回答者の偏りで47.91%に下がりましたが、偏りの小さかった8月分でも50.52%あり、フルHDが最も多い解像度であることは変わりません。WQHDに相当する2560×1440は21.46%、4Kの3840×2160は4.95%となっています。RTX 5060が想定するフルHD環境と、Steamユーザーの中心的な解像度が一致していることが、普及を後押ししていると考えられます。
RTX 5070やRTX 5070 Tiほど高価ではなく、競技系ゲームなら高リフレッシュレートを狙いやすいことも強みです。フルHDで『VALORANT』『Apex Legends』『Fortnite』などをプレイするユーザーにとって、RTX 5060は性能と価格のバランスを取りやすい位置にあります。
世代交代RTX 30・40シリーズからの買い替えが進んでいる
7月分の調査では、RTX 4060(ノート版)がマイナス0.38ポイント、RTX 3060 Tiがマイナス0.04ポイント、RTX 4060がマイナス0.02ポイントで、RTX 3060は横ばいでした。一方、RTX 5070はプラス0.33ポイント、RTX 5060はプラス0.22ポイント、RTX 5060 Tiはプラス0.14ポイントです。3〜7月の5カ月で見ると、RTX 3060は4.10%から3.88%へ、RTX 4060は3.92%から3.63%へ減り、RTX 5070は2.87%から3.62%へ増えています。旧世代の利用率が下がり、新世代が増えているため、ゲーミングPCの買い替えやGPU交換が進んでいる可能性があります。
ただし、Steam調査では同じユーザーがGPUを交換したのか、RTX 50シリーズ搭載PCの新規ユーザーが増えたのかは判別できません。利用率の増減から買い替え需要を推測することはできますが、販売台数を直接示すデータではない点には注意が必要です。
価格例2026年8月上旬のRTX 5060搭載ゲーミングPCの価格
2026年8月2日時点の国内BTO市場では、RTX 5060搭載デスクトップPCが18万円台から販売されていました。8月以降もDDR5メモリの値上がりが続いているため、BTOの価格も当時のままとは限りません。構成の考え方の参考にしつつ、価格は販売ページで確認してください。
2026年にRTX 5060搭載ゲーミングPCを購入するなら、メモリは32GB、SSDは1TB以上を基準にするのがおすすめです。16GBでもゲームはできますが、Discordやブラウザを同時に開く場合や、今後のゲームを長く遊ぶことを考えると、32GBの方が余裕があります。7月分のSteam調査では16GBメモリが40.97%で最多ですが、32GBも36.93%まで増えています。3〜8月は16GBと32GBの差が3〜5ポイントでほぼ動いておらず、Steam全体で32GBへの移行が急に進んでいるわけではありません。新しく買うなら、後から同じ規格のメモリを探して増設するより、最初から32GBを選ぶほうが確実です。
自作せず完成品で始めたい方には、実際にRTX 5060を搭載したBTOデスクトップPCを2台紹介します。予算とCPU世代のバランスで選んでください。
制約RTX 5060の弱点はVRAM 8GB
RTX 5060はフルHDゲーム向けとして扱いやすい一方、VRAMは8GBです。RTX 5060 Tiには8GB版と16GB版がありますが、通常のRTX 5060は8GB版のみとなっています。
7月分のSteam調査では8GB VRAMの利用率が25.32%で、依然として大きな割合を占めています。しかし、16GB VRAMは25.90%となり、8GBを上回りました。16GBは前月から1.40ポイント増えており、より大容量のVRAMを搭載したGPUへの移行も進んでいます。
フルHDの中〜高設定を中心に遊ぶなら、RTX 5060の8GBでも対応できるゲームは多くあります。しかし、高解像度テクスチャ、レイトレーシング、WQHD、MODを組み合わせると、8GBでは余裕がなくなる可能性があります。DLSSのスーパー解像度を使えば内部解像度を下げてGPU負荷を軽減できますが、搭載されているVRAM容量そのものが増えるわけではありません。マルチフレーム生成も表示フレームを増やす技術であり、VRAM不足を直接解消する機能ではありません。
選び方RTX 5060とRTX 5060 Tiはどちらを選ぶべきか
RTX 5060 TiはCUDAコアが4608基で、RTX 5060の3840基より多くなっています。RTX 5060 Tiには8GB版と16GB版があり、RTX 5060は8GBのみです。どちらも128bitのメモリインターフェースとGDDR7を採用します。
| GPU | VRAM | 主な用途 | 購入時の考え方 |
|---|---|---|---|
| RTX 5060 | 8GB | フルHD、競技系ゲーム | 価格を抑えたい人向け |
| RTX 5060 Ti 8GB | 8GB | フルHD高設定、軽めのWQHD | RTX 5060との価格差を確認 |
| RTX 5060 Ti 16GB | 16GB | WQHD、重量級ゲーム、MOD | 長期利用を重視する人向け |
| RTX 5070 | 12GB | WQHD高設定、高リフレッシュレート | GPU性能を優先する人向け |
RTX 5060 Ti 8GBはGPU自体の処理性能が上がりますが、VRAM容量はRTX 5060と同じです。価格差が小さければ選ぶ価値はあるものの、長期間使うことを重視するなら16GB版の方が安心です。RTX 5070は12GBのGDDR7と192bitのメモリインターフェースを採用しています。Steam利用率も7月分の3.62%から8月分の3.77%へ伸びており、WQHDゲーミングPCではRTX 5070が売れ筋になっていると考えられます。
BTOのセールでは、RTX 5060とRTX 5060 Ti 8GBの価格差が小さくなる場合があります。FRONTIERの2026年8月セールでは、同じRyzen 7 5700X・メモリ32GB・1TB SSDの構成で、RTX 5060搭載モデルが18万4,800円、RTX 5060 Ti 8GB搭載モデル(型番FRGHLB550/WS0402/NTK)が20万5,800円となっており、差額は2万1,000円でした。この程度の価格差なら、予算に余裕がある場合はRTX 5060 Tiを選ぶ価値があります。ただし搭載されているのは8GB版です。VRAM容量を重視する場合は、RTX 5060 Ti 16GBやRadeon RX 9060 XT 16GBも比較対象になります。販売価格はセールや在庫状況で変動するため、GPUだけでなくCPU、メモリ、SSD、電源、保証を含めた総額で比較することが重要です。
モバイルRTX 5060(ノート版)は2%台で上下している
RTX 5060(ノート版)の7月分は2.19%で、6月分の2.48%から0.29ポイント減りました。8月分は2.66%、9月分は2.45%と、月ごとに上下しながら2%台で推移しています。
ただし、RTX 5060(ノート版)はデスクトップ版RTX 5060と同じ性能ではありません。ゲーミングノートPCでは、GPUに設定された電力、冷却性能、本体の厚さによって実際の性能が変わります。同じ「RTX 5060(ノート版)搭載」と書かれていても、薄型モデルと大型の高冷却モデルでは性能差が出る可能性があります。購入時はGPU名だけでなく、最大GPU電力や冷却機構も確認する必要があります。
OS動向Windows 11はSteamユーザーの7割を超えている
7月分のSteam調査では、Windows 11 64bitの利用率が70.26%(前月比−0.18ポイント)、Windows 10 64bitが23.30%(同−0.26ポイント)でした。Windows 11は6月分から7割を超えた状態が続いており、9月分では71.34%です。RTX 50シリーズを搭載する新品ゲーミングPCは基本的にWindows 11で販売されているため、GPUとOSの両方で世代交代が進んでいます。
7月分の調査からSteamユーザー像をまとめると、Windows 11、フルHDまたはWQHD、メモリ16GBまたは32GB、RTX 30〜50シリーズという構成が中心です。そのなかでRTX 5060は、フルHDユーザーが新しいゲーミングPCを購入する際の標準的な選択肢になりつつあります。
適性RTX 5060搭載PCがおすすめな人
- フルHDでゲームをプレイし、本体価格を20万円前後に抑えたい人
- 競技系FPS、アクションゲーム、オンラインRPGをフルHDで遊ぶ人
- DLSS 4のスーパー解像度やフレーム生成を活用したい人
- 最新の重量級ゲームを最高画質で長く遊びたい人
- WQHDで高画質と高フレームレートを両立したい人
- テクスチャMODを多用したい人(VRAM 8GBが制約になりやすい)
後者に該当する場合は、RTX 5060 Ti 16GB、RTX 5070、Radeon RX 9060 XT 16GBなど、VRAM容量またはGPU性能に余裕のあるモデルを検討した方がよいでしょう。
総括Steamシェアから見る2026年のゲーミングPC売れ筋
9月分ではRTX 5070が6.15%で1位になりましたが、簡体字中国語の急増による偏りを除くと4%前後で、RTX 3060・RTX 4060と首位を争う位置です。順位が入れ替わっても、60番台と70番台のGeForceが中心という構図は変わっていません。
7月分のSteam調査からは、RTX 5060だけでなく、RTX 5060 TiとRTX 5070もそろって伸びていることが分かります。価格を重視するフルHD向けではRTX 5060、性能と価格のバランスを取るならRTX 5060 Ti、WQHDを重視するならRTX 5070という分布が形成されています。
2026年8月上旬の国内BTO市場では、RTX 5060搭載PCが18万円台から23万円台、RTX 5060 Ti 8GB搭載PCが20万円台から見つかりました。ただし、安いモデルほど旧世代CPU、シングルチャネルメモリ、小容量SSDなどが採用されている可能性があります。当時の価格では、RTX 5060・メモリ32GB・1TB SSDの構成が20万円前後でした。
価格だけを優先するならAM4世代のRyzen 7 5700X搭載モデルも選択肢になります。将来のCPU交換や長期利用まで重視するなら、AM5や新しいIntelプラットフォームを採用したモデルを選ぶ方がよいでしょう。
FAQよくある質問
2026年9月分のSteam調査では、RTX 5070が6.15%で1位、32GBメモリが42.22%で16GBを上回りました。ただし同じ月に簡体字中国語の回答が7.42ポイント増えており、2月と同じ偏りが重なっています。6〜8月分の伸び方から見たRTX 5070の実勢は4%前後で、RTX 3060・RTX 4060と首位を争う位置です。
RTX 5060は6〜8月分に毎月0.13〜0.23ポイントずつ伸び、8月分では3.16%でした。フルHD中心なら価格と性能のバランスに優れていますが、VRAMは8GBなので、WQHDや高解像度テクスチャを重視するならRTX 5060 Ti 16GBやRTX 5070が候補になります。
GPUの買い替えやメモリの増設は、Steamの順位ではなく、遊びたいゲームで性能・VRAM・メモリが足りているかで判断しましょう。
出典:Steam Hardware & Software Survey GPU別(Valve)/同 全体(言語・メモリ・解像度・OS)/Internet Archiveの保存版:3〜7月分GPU・12〜4月分GPU・2月分全体・3月分全体・4月分全体・5月分全体・6月分全体・7月分全体・8月分全体










