Steam Hardware Survey 2026年4月|RTX 50系13.41%・AMD CPU45.19%で17年最高、5050/9070初登場

Steam Hardware Survey 2026年4月|RTX 50系13.41%・AMD CPU45.19%で17年最高、5050/9070初登場

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STEAM HARDWARE SURVEY / 2026年4月版
RTX 50系が13.41%到達、AMDが45.19%で17年最高
——4月版で見えた構造変化と「2月異常値」の答え合わせ
Valve が公表した2026年4月版のSteam Hardware Surveyを完全分析。RTX 50シリーズの合計シェアが13.41%に到達し、RTX 5050(0.16%)とRX 9070(0.17%)が表に初登場。AMD CPUシェアは45.19%とSteam17年史上最高に。当サイトが3月に提示した「RTX 5070の9.42%は異常値」という慎重論も完全に正解だったことが分かりました。
2026年4月版(5月公表)RTX 50系 合計13.41%AMD CPU 45.19%(過去最高)
13.41%
RTX 50シリーズ 合計シェア
4ヶ月で約3.6倍に拡大
45.19%
AMD CPU シェア
Steam17年史上最高
2.86%
RTX 5070 シェア(4月)
2月の9.42%は異常値だった

2026年5月、Valve が4月版のSteam Hardware Surveyを公表しました。先月までNVIDIA Blackwellの浸透がじわじわ進む段階だったのが、4月でRTX 50シリーズの合計シェアが13.41%に到達。さらに新世代廉価帯のRTX 5050とRX 9070が初めて表に顔を出し、Steam上のGPU勢力図が一段階進んだ印象です。

CPU側ではもうひとつ大きな節目があります。AMDのシェアが45.19%まで伸び、Steam17年の歴史で最高値を更新。Intelとの差は9.62ポイントまで縮まりました。Ryzen 7 7800X3DをはじめとするX3D系が牽引しており、ゲーミング用途に最適化されたCPU選びが市場を動かしています。

そして本記事のもうひとつの読みどころが、3月に当サイトで指摘した「2月のRTX 5070が9.42%で1位は異常値」という慎重論の答え合わせです。3月で2.87%に正常化、4月もほぼ同じ2.86%で横ばい。サンプリング偏りの主犯と見られていた春節期の中国ユーザー比率も、2月54.60%→4月23.41%まで戻り、慎重論が正しかったことが完全に裏取りされた形です。

目次

01 / 4月版の全体像上位GPUランキングと月次変動の主要トピック

まずはGPUシェアの上位30モデルをそのまま掲載します。Valve公式の集計が一次データで、月次変動も含めて整理しました。

順位GPUシェア前月比
1RTX 30603.99%+0.07%
2RTX 40603.86%+0.15%
3RTX 4060(ノート版)3.78%−0.03%
4RTX 30503.04%+0.07%
5RTX 50702.86%+0.16%
6GTX 16502.58%−0.02%
7RTX 50602.57%+0.29%
8RTX 4060 Ti2.45%+0.09%
9RTX 3060 Ti2.32%+0.10%
10RTX 30702.10%±0.00%
13RTX 5060 Ti1.81%+0.23%
17RTX 5070 Ti1.62%+0.15%
24RTX 50801.37%+0.10%

注目すべきは 1位 RTX 3060(3.99%)と 2位 RTX 4060(3.86%)の差がわずか0.13ポイントに縮まったこと。RTX 4060 は前月比+0.15%で伸びており、5月版か6月版で順位逆転が起きる可能性が高い情勢です。「Ampere世代の鉄板GPU」として長らく1位に居続けたRTX 3060ですが、AI需要によるGPU生産能力の流出と新世代の浸透で、王座陥落が秒読みになっています。

一方で、RTX 5060 が前月比+0.29%と4月のRTX 50系最大の上昇幅を記録。続いてRTX 5060 Ti が +0.23%、RTX 5070 Ti が +0.15% と、ミドル〜アッパーミドル帯がじわじわとシェアを伸ばしています。

02 / RTX 50系13.41%Blackwell浸透が4ヶ月で約3.6倍に

RTX 50シリーズの合計シェアは、ノート版を含めて13.41%に到達しました。1月時点では約3.69%だったので、わずか4ヶ月で約3.6倍に拡大した計算です。Blackwell世代の浸透速度としては、過去のNVIDIA世代と比べてもかなり速いペースになっています。

RTX 5070
2.86%
+0.16% MoM

RTX 50系の中でシェア最大。2月の異常値(9.42%)は既に正常化済み。月次成長は+0.16%程度の安定したペース。

RTX 5060
2.57%
+0.29% MoM

4月のRTX 50系で最大の上昇幅。実勢価格5.58万円〜という入手しやすさが効いている。

RTX 5060 Ti
1.81%
+0.23% MoM

VRAM 16GB版が国内BTOで主力に育ちつつあり、シェアの伸びが続く。

RTX 5070 Ti
1.62%
+0.15% MoM

RTX 5070 Ti は4月後半から1週間で約1.5万円値上がりし、購入動向にやや停滞感。

RTX 5080
1.37%
+0.10% MoM

ハイエンド帯としては健闘。21万円〜の高額帯にもかかわらず安定して伸びている。

RTX 5050(初)
0.16%
NEW

4月版で初めて表に登場。RTX 50系の最廉価モデルがデビューを果たした節目。

03 / RX 9070 初登場RDNA 4 が初めて Steam ランキング入り

もうひとつの大きな初登場が AMD RX 9070(0.17%)。RDNA 4 アーキテクチャ採用のRX 9000シリーズが、初めてSteam Hardware Surveyの表入りを果たしました。

象徴的なのは、RX 9070(0.17%)が RTX 5050(0.16%)を僅差で上回ったこと。最廉価帯ではNVIDIAではなくAMDが先にシェアを取り始めたことを示しており、AMDのRDNA 4戦略が緒戦で一定の効果を上げていることが分かります。RX 9070 XT・RX 9060 XT・RX 9070 GRE はまだ表入りしていませんが、この勢いなら数ヶ月以内に複数モデルが上位30入りする可能性があります。

AMD最上位は依然 RX 7800 XT(1.22%)

RX 9000系全体ではまだ少数派で、AMDの最上位ポジションは RDNA 3 の RX 7800 XT(1.22%・前月比+0.12%)が占めています。RDNA 4 への置き換えはこれから本格化する局面で、5月以降の月次データが注目されます。

04 / AMD CPU 45.19%Steam17年史上最高、Intelとの差9.62pt

4月の最大の構造変化は、CPU側にあります。AMD のシェアが 45.19% に到達し、Steam Hardware Surveyの17年の歴史で過去最高を記録しました。Intel は 54.81%。差は9.62ポイントで、2024年11月時点の AMD 36.7% から見ると、わずか17ヶ月で +8.49ポイントの伸びを示しています。

時期AMDIntel
2024年11月36.70%63.30%26.60pt
2025年6月40.50%59.50%19.00pt
2025年12月43.10%56.90%13.80pt
2026年4月45.19%54.81%9.62pt

このペースが続くと、2026年末〜2027年初頭にかけて AMD と Intel のパリティ(同率)到達が現実的になります。Ryzen 7 7800X3D(4.3%)と Ryzen 9 X3D シリーズ合計(2.1%)が依然として牽引役で、ゲーミング特化型のキャッシュ盛りCPUが構造的にシェアを取り続けている格好です。

興味深いのは、同じValveのデータでGPUは依然NVIDIA 73.2% vs AMD 18.6%という構造で動いていない点。CPUでは勝ち、GPUでは負けるという 非対称構造が、4月版でより明確になりました。

05 / VRAM・RAM・OS16GB VRAM が+1.98%で月次最大の構造変化

4月版でもうひとつ大きく動いたのが VRAM 構成です。16GB VRAM の比率が +1.98% 増加して 23.51% に達しました。これはGPU個別シェアの月次変動を含めても、4月の Hardware Survey 全体で最大の構造変化です。

VRAM 16GB
23.51%

前月比 +1.98%(月次最大)。RTX 5060 Ti 16GB / RTX 5070 Ti / RTX 5080 / RX 9070 系の浸透が反映。

VRAM 8GB
26.76%

前月比 −0.76%。依然最多シェアだが減少局面に入った。「8GB は危険」の流れが反映。

RAM 32GB
37.55%

前月比 +0.93%。最多 16GB(40.86%)まであと約3.31ポイント。過半数到達は秒読み。

RAM 16GB
40.86%

前月比 −0.11%。じわじわと減少。32GB との合計で 78.41% を占める「主流帯」。

Windows 11
67.74%

前月比 +0.89%。過半数定着が完全に確定。Windows 10 は 25.63% まで縮小した。

Linux
4.52%

前月比 −0.81%。3月の 5.33% から後退。サンプリング揺らぎで、基本トレンドは依然上向き。

16GB VRAM の急増は、Steam ユーザー全体のGPU 構成が「8GB から 16GB へ」シフトする過渡期に入ったことを明確に示しています。RTX 5060 Ti 16GB(国内BTOで主力化)と RTX 5070 Ti / RTX 5080 / RX 9070 / RX 9070 XT といった 16GB 帯の浸透がここに乗ってきました。VRAM 8GB は依然最多(26.76%)ですが、減少局面に入ったことが4月で確定的になっています。

06 / 2月異常値の答え合わせ「9.42%は異常」と書いた慎重論が正解だった

3月末に当サイトが公開した2月版分析記事「Steamハードウェア調査 2026年2月|RTX 5070が突然1位、32GBが過半数」では、RTX 5070 が 9.42% で突然1位になったデータについて「サンプリング異常の可能性が高く、3月のデータを待つべき」と慎重論を提示していました。

この予測は完全に当たり、4月版でデータが揃った今、当時の判断が正しかったことが裏取りされた形です。

時期RTX 5070 シェア簡体字中国語状況
2026年1月2.87%23.86%RTX 5070 が表入り(5位)
2026年2月9.42%(1位)54.60%春節期の異常値
2026年3月2.87%22.75%正常化
2026年4月2.86%23.41%横ばい・本来のシェア確定

表の通り、RTX 5070 のシェアと簡体字中国語の比率が完全に同期しています。2月の異常値の主犯は春節期の中国ユーザーによるサンプリング偏りで、これは Valve のデータ集計方式の構造的特性です。3月で一気に正常化し、4月もほぼ動かないという結果が、慎重論を完全に裏付けました。

Apple M2が +1.77% で新規登場 — 別の異常値に注意

4月版では Apple M2 が +1.77% で新規登場し、シェア15位(1.77%)にいきなり食い込みました。macOS全体のシェアが 2.01% であることを考えると、M2 単独で 1.77% は不自然な数字で、データ集計仕様の変更が背景にある可能性が高いです。Apple Silicon搭載Mac が Steam Hardware Survey の集計対象に正式に組み込まれた、と見るのが妥当な解釈です。「2月の中国比率異常値」「4月のApple M2新規登場」と、Steam Hardware Survey は集計仕様の影響でデータが大きく動くことがあるため、月次データを単独で読み込まず、複数月の傾向で判断するのが安全です。

07 / 日本ゲーマー視点の現実4月版の上位GPUは国内でも入手可能か

Steam Hardware Survey は世界全体のシェアを示すデータで、サンプルの約4分の1(24.88%)が中国語ユーザーで占められています。日本市場固有の数字ではない点に注意が必要ですが、上位 GPU は国内でも入手可能で、参考価値は十分あります。2026年5月時点の国内実勢価格と合わせて整理しました。

Palit RTX 5060 Ti Infinity 3 16GB
GPU / 4月最大の伸び帯(+0.23%)Palit GeForce RTX 5060 Ti Infinity 3 16GB(NE7506T019T1-GB2061S)4月のRTX 50系で最大級の伸びを示した1440p本命VRAM 16GB帯のシェア急増(+1.98%)に直接寄与しているモデルで、国内BTOの主力にも採用されつつあります。RTX 5060 Ti 16GBは8万円台〜と入手しやすく、Steam調査が示す「8GB→16GB VRAM へのシフト」を体現する選択肢です。¥94,800前後Amazonで見る
GIGABYTE RTX 5070 Ti GAMING OC 16GB
GPU / RTX 50系のスイートスポットGIGABYTE GeForce RTX 5070 Ti GAMING OC 16GB(GV-N507TGAMING OC-16GD)Steam調査でも上位17位に食い込むRTX 50系のスイートスポットVRAM 16GBで4Kも視野に入る性能と1440p Overkill 144fps の両立。RTX 5070 Tiは4月後半から1週間で約1.5万円値上がりしたため、5月の購入は早めの判断が安全。DLSS 4 Multi Frame Generation も活用できます。¥173,800前後Amazonで見る
AMD Ryzen 7 9800X3D
CPU / AMDシェア45.19%の主役AMD Ryzen 7 9800X3D(Zen 5+3D V-Cache・8C/16T・120W TDP)AMD CPUシェアを17年史上最高に押し上げているX3Dシリーズの主力3D V-Cacheによるフレームタイム安定が決定的に効くため、ゲーミング志向のユーザーがIntelからAMDへ流れる構造を体現するCPU。AM5なのでZen 6世代へのCPU換装も視野に入れられます。¥60,000前後Amazonで見る
Crucial PRO DDR5-6000 32GB
RAM / 32GBは過半数到達寸前Crucial PRO DDR5-6000 32GB(16GB×2 / OC・XMP 3.0/EXPO両対応)Steam調査で37.55%まで伸びた32GB帯への乗り換え本命16GB(40.86%)との差はあと3.31ポイントで、過半数到達は秒読み。Ryzen 7 9800X3DのスイートスポットDDR5-6000帯で、XMP 3.0/AMD EXPO 両対応。直近のDDR5値下がり局面で押さえておくのが正解です。¥70,000前後Amazonで見る
総評

2026年4月版のSteam Hardware Surveyは、いくつかの「節目」を同時に通過したデータでした。RTX 50シリーズ合計13.41%(4ヶ月で約3.6倍)AMD CPU 45.19%(Steam17年最高)VRAM 16GB +1.98%(4月最大の構造変化)RTX 5050・RX 9070 の初登場——どれも単独でも記事化価値のある動きが、4月の1ヶ月で揃って発生しました。

同時に、2月版の「RTX 5070 が9.42%で1位」という異常値が、3月→4月できれいに正常化(2.87%→2.86%)したことで、当サイトが3月末に提示した慎重論の答え合わせも完了しました。Steam Hardware Survey はサンプリング揺らぎが残るデータで、月次の単発スパイクで断定せず、複数月の傾向を見る必要があるという原則が、4月版で改めて確認された形です。

日本ゲーマー視点では、「16GB VRAM への乗り換え」「32GB RAM への移行」「X3D系CPU の選好」という3つの構造変化が、Steam調査と国内市場の双方で同時進行している点に注目してください。RTX 5060 Ti 16GB・RTX 5070 Ti・Ryzen 7 9800X3D・DDR5 32GB という4本柱は、世界の主流とも国内BTOの主流とも合致する選択肢です。月次データの読み方さえ間違えなければ、Steam Hardware Survey は購入判断の有用な参考材料として使い続けられます。

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