GTX 750 Ti 8GB版の性能は?Cyberpunk 2077は平均32fps、国内48,601円で買う価値はあるか【2026年10月】
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Cyberpunk 2077は最低設定で平均32fps。国内Amazonは48,601円
2014年に発売されたGeForce GTX 750 Tiは、補助電源なしで動く手軽さで古い事務用PCの定番アップグレードになったGPUですが、メモリは2GBしかありません。そのメモリを8GBに増やし、HDMI出力を4つ付けた「GTX 750 Ti 8GB」が、Xynsviuというブランドで出回っています。国内のAmazon.co.jpにも出品があり、10月30日朝の価格は48,601円です。

英国の動画投稿者RandomGaminginHDが実機を測っています。変わったのはメモリ構成で、演算を担う部分は通常版と同じ640コアです。Cyberpunk 2077は出力1080p・最低設定・FSR 2.1パフォーマンスで平均31.9fps、下位0.1%のフレームは9.1fpsまで落ちました。FSR 2.1パフォーマンスは縦横を半分にして描くため、内部の描画解像度は960×540です。
ゲームが目的なら向きません。同じ日の国内Amazonでは、補助電源が要らないロープロ版のRTX 3050(MSI LP E 6G OC)が46,000円で、PassMarkの指数は通常版GTX 750 Tiの約2.8倍です。8GB版が役に立つのは、補助電源のない古い事務用PCに映像出力を足したい場合です。ただし4画面の同時出力は検証動画で試されていないため、その用途では購入前の確認が要ります。
目次
要点8GB化で変わったのはメモリ構成だけです
通常版のGTX 750 Tiは2GBのGDDR5を積み、メモリバス幅は128bitです。Xynsviu版は1GBのチップを8個並べて8GBにしていますが、GPUの演算ユニットは640コアのままで、メモリの動作速度は通常版より低く設定されています。
| 項目 | 通常版 GTX 750 Ti | Xynsviu 8GB版 |
|---|---|---|
| CUDAコア | 640 | 640 |
| メモリ容量 | 2GB GDDR5 | 8GB GDDR5(1GB×8個) |
| メモリクロック | 1350MHz(5.4Gbps) | 1253MHz |
| メモリ帯域 | 86.4GB/s | 80.2GB/s(約7%低い) |
| メモリバス幅 | 128bit | 128bit |
| 補助電源 | 不要 | 不要(PCIeスロットから給電) |
| 映像出力 | 製品により異なる | HDMI×4 |
※通常版はNVIDIA公式の製品仕様です。8GB版は検証動画に映るGPU-Zの表示と投稿者の説明で、1枚の個体の値です。
メモリ帯域が通常版より約7%低いのは、メモリの動作速度が低く設定されているためです。この値は無印のGTX 750と同じで、GTX 750 Tiの演算部分にGTX 750のメモリ設定を組み合わせた構成です。メモリは4倍になりましたが、速度はやや落ちています。

メモリ容量が効くのは、足りなくなった場面だけです。足りているあいだは、容量を増やしてもfpsは変わりません。投稿者も「VRAMをどれだけ積んでも、この性能が大きく変わるわけではない」と話しています。
実測Cyberpunk 2077は最低設定でも平均32fps、下位0.1%は9fps
測定機のCPUはCore i5-12400F、メモリはDDR5の32GBで、出力は1080pです。設定は最低プリセットにFSR 2.1のパフォーマンスを組み合わせています。ゲームが初期値で選ぶFSR Autoのままだと約20fpsで、パフォーマンスに切り替えて30fps台になりました。
| 指標 | 結果 | 読み方 |
|---|---|---|
| 平均fps | 31.9fps | 30fpsをわずかに上回る程度 |
| 下位1%(1% low) | 25.2fps | 遅いほうの1%のフレームでは25fps前後 |
| 下位0.1%(0.1% low) | 9.1fps | 一瞬の引っかかりが出る場面がある |
| FSR Auto(初期値) | 約20fps | パフォーマンスへの切り替えが必要 |
※RandomGaminginHDの検証動画(2026年10月27日公開)の画面表示です。FSR Autoの値は投稿者の説明によるものです。
動画のCyberpunk 2077の場面(7分40秒)から再生されます。画面左のOSDに、GPUの使用率やメモリ使用量が出ています。
OSDのGPU使用率は99%に張り付いていて、8GBを積んでいても平均31.9fpsにとどまりました。VRAMの使用量は、ゲームのプロセス分が約2.7GB(全体で約3.9GB)を示しており、通常版の2GBを超えています。同じ条件で2GB版を測った結果はまだ出ていないため、容量の違いがfpsにどれだけ響くかは分かりません。
Steamに載る公式の最低要件は、GTX 1060 6GB・Radeon RX 580 8GB・Intel Arc A380のいずれかです。GTX 750 Tiは要件に入っていません。PassMarkのG3D Markは、Arc A380が約6,330、RX 580が約8,780で、GTX 750 Tiは約3,900です。
投稿者は、スタッターをならすために30fpsの上限をかけることを勧めています。遊べないわけではありませんが、快適に遊べる水準ではありません。
他のゲーム軽いゲームは動き、新しいゲームは画質を大きく削ります
同じ検証者が測った、ほかのゲームの結果です。軽いタイトルは60fps前後から100fps超が出ていますが、新しいタイトルは解像度スケールを50%まで下げています。
| ゲーム | 条件 | 平均fpsと下位の値 |
|---|---|---|
| Counter-Strike 2 | 中設定 | 102fps(下位1%は47fps、下位0.1%は32fps) |
| Overwatch | 1080p・低設定・動的解像度(下限75%) | 76fps(下位の値は56fpsと52fps) |
| Fortnite | パフォーマンスモード・最高設定・解像度100% | 75fps(カクつきはほぼなし) |
| GTA V Legacy | 高設定・異方性フィルタリング×8・ソフトシャドウ・FXAA | 61fps |
| ARC Raiders | 最低設定・TSR 50% | 48fps(下位1%は8.6fps、下位0.1%は6.9fps) |
| Red Dead Redemption 2 | テクスチャUltra・ほかは最低(ジオメトリLODは最大、草のLODは2/10、異方性フィルタリング×8)・解像度スケール50% | 37fps(下位1%は33.9fps、下位0.1%は30.4fps) |
| Battlefield 6 | 最低設定・解像度スケール50% | 35fps(下位1%は21.6fps、下位0.1%は19.4fps) |
※RandomGaminginHDの検証動画の画面表示と投稿者の説明です。測定機はCore i5-12400FとDDR5メモリ32GBで、出力は1080pです。Overwatchは1試合目が大きくカクつき、数値は2試合目のものです。
8GBが効いた場面は3つあります。Red Dead Redemption 2では、容量が足りないと設定ファイルを書き換えないと選べないUltraテクスチャを、設定画面からそのまま選べました。ARC Raidersでは、VRAMの少ないGPUで起きる、木や壁が単純な塊になる描画の簡略化が出ませんでした。GTA V Legacyでは、2GBを超えるメモリを使っていました。
効かなかった場面もあります。Battlefield 6はVRAM使用量が約4GBに達していたのに、街並みのテクスチャが抜けたり、直前になって表示されたりしました。投稿者は「紙の上では8GBだが、2GBのカードのように振る舞っている」と話しています。原因は動画でも特定されていません。
消費電力は小さく、Counter-Strike 2のプレイ中は30W未満でした。OSDのGPU電力はCyberpunk 2077で32W前後です。電源ユニットに余裕がない古いPCにも載せやすい点は、この製品の強みです。
国内の購入国内Amazonでは48,601円。届く前に確認したいこと
Amazon.co.jpの出品は、検証者が使ったのと同じXynsviuブランドの製品です(10月30日朝の表示)。日本向けの出品が動画の実機と同じ基板かどうかは確認できません。
| 項目 | 内容 | 補足 |
|---|---|---|
| 価格 | 48,601円(送料無料) | 10月30日朝の表示。価格は変わります |
| 販売元・出荷元 | みつやストア | Amazonマーケットプレイスの出品者 |
| 発送・お届け | 通常8〜9日以内に発送。お届けは11月18〜22日 | 注文時の表示。届くまで3週間ほどかかります |
| 評価 | 5つ星のうち4.5(4件) | 件数が少なく、参考になりにくい数字です |
| 商品名 | GTX 750 Ti 8GB GDDR5 グラフィックスカード、4 HDMI、4 モニター GPU、4K 60Hz。 | ASIN B0F9SRPXJS |
| 出品ページの仕様 | 補助電源なし、最大定格消費電力60W、厚み約4cm(2スロット) | 薄型ブラケット付きでも厚みは2スロット分あります |
商品情報欄の型番は「GTX750 4G」、メーカー型番は「750」で、商品名の「750 Ti 8GB」と一致しません。届いたら、GPU-ZでGPU名・メモリ容量・メモリクロックを確かめてください。手順は中古グラボのGPU-Z診断と同じです。表示が商品名と違えば、すぐに出品者かAmazonへ連絡します。
出品ページ(10月30日朝)に、メーカーや国内代理店の保証期間の表記はありません。保証の窓口は出品者になります。検証者は英国のAmazonで160ポンドを払い、新品で売られていた2014年の価格を上回ると述べています。
4画面を使う用途は、出品ページの説明どおりに動くかが決め手です。出品ページは4つのHDMIで4画面の出力をうたい、4K 60Hzも「互換性のあるディスプレイ設定で」と条件付きで書いています。検証動画には、4台のモニターを同時につないだ確認が出てきません。株取引や監視用に4画面で使うなら、注文前に出品者へ解像度とリフレッシュレートの条件を問い合わせてください。受け取ったらすぐに4画面で映るかを試し、返品の条件はAmazonのページで先に確かめておくと安心です。
ドライバー新作ゲームの最適化は入りません
GTX 750 TiはMaxwell世代で、新作ゲームの発売に合わせたGame Readyドライバーの対象から外れています。NVIDIAが2026年9月30日に公開した582.78は、Game Readyの対象外になったMaxwell・Pascal・Volta世代向けのセキュリティ更新で、GTX 750 Tiも対象です。セキュリティ更新は2028年10月まで続く予定です。
一方で、新しいゲームの発売日に不具合が直る保証はありません。検証者が入れた、すでに古い版のGame Readyドライバーは問題なく導入できたと話しています。対象GPUの見分け方と入れ方はGeForce 582.78の解説にまとめています。
比較同じ予算のロープロ版RTX 3050との比較
ゲームも遊ぶなら、同じ価格帯に補助電源が要らないロープロ版のRTX 3050があります。10月30日午前のAmazon.co.jpでは、MSI GeForce RTX 3050 LP E 6G OCが46,000円で、8GB版の750 Tiよりわずかに安い価格でした。
| 製品 | 価格(10月30日午前) | PassMark G3D Mark | 電源と映像出力 |
|---|---|---|---|
| Xynsviu GTX 750 Ti 8GB | 48,601円 | 約3,900(通常版2GBの値。8GB版は未計測) | 補助電源なし・HDMI×4 |
| MSI GeForce RTX 3050 LP E 6G OC | 46,000円(残り1点の表示) | 約10,740 | 補助電源なし(消費電力70W、推奨電源300W)・DP×1とHDMI×2で最大3画面 |
| GIGABYTE RTX 5060 OC Low Profile 8G | 91,143円 | 約20,590 | 8ピンの補助電源が必要・HDMI×1とDP×3 |
※PassMarkは10月30日に取得した平均値です。GTX 750 Tiは通常版(2GB)の値で、8GB版はメモリ速度が低いため同じ値にはなりません。電源と映像出力はAmazon.co.jpの商品ページの表記です。
RTX 3050 LP Eの指数は約10,740で、通常版GTX 750 Tiの約2.8倍です。RTX 30シリーズは引き続きGame Readyドライバーの対象で、DLSSも使えます。映像出力はDisplayPort×1とHDMI×2のため、同時に映せるのは3画面までです。4画面を1枚で出したい用途は、このカードでは満たせません。出品は残り1点の表示だったので、売り切れていないかは先に確かめてください。このカードの実力は補助電源不要のRTX 3050の検証記事で詳しく見ています。
8ピンの補助電源が引ける電源なら、ロープロ版のRTX 5060が上の選択肢です。指数は約20,590で、通常版GTX 750 Tiの約5.3倍になります。価格は91,143円で、国内代理店の保証が2年付く表記です。予算を抑えて中古の旧世代GPUを選ぶ手もあります。GTX 10シリーズはGTX 750 Tiと同じくGame Readyが終わっていますが、GTX 16シリーズは対象のままです。GTX 1660 SUPERなどの現在の位置づけはGTX 1660 SUPER・Tiは2026年でも現役かで確認できます。
判断8GB版GTX 750 Tiを買ってよいのはどんな人か
- 補助電源のない古い事務用PCに、HDMIの映像出力を増やしたい人
- 4画面の動作を出品者に確認し、受け取り後に自分で試せる人
- 電源に余裕のないPCで、消費電力30W前後の増設カードを探している人
- Cyberpunk 2077などの新しいゲームを快適に遊びたい人(同じ価格帯のRTX 3050 LP Eは、通常版750 Tiの約2.8倍の指数)
- 新作ゲームの発売日に合わせたドライバー更新を期待する人
- 国内の保証窓口やメーカー保証を重視する人
買う前に確かめたいのは3点です。出品者への4画面の動作条件の問い合わせ、受け取り後すぐのGPU-Zでの型番とメモリ容量の確認、Amazonの返品条件です。ゲーム用の一枚として選ぶなら、先に上のロープロ版RTX 3050を確かめてください。
FAQよくある質問
まとめまとめ|ゲーム用には向かず、4画面出力の確認ができる人だけが検討する製品です
GTX 750 Ti 8GB版は、メモリを2GBから8GBへ増やした製品で、GPUの演算ユニットは通常版と同じです。Cyberpunk 2077は最低設定とFSR 2.1パフォーマンスで平均31.9fps、下位0.1%は9.1fpsでした。国内Amazonの価格は48,601円で、通常版の指数で比べると、同じ日に46,000円だったロープロ版RTX 3050 LP Eより約6割低くなります。
補助電源のない事務用PCに映像出力を足す用途だけが残ります。その場合も、4画面の動作条件の確認、受け取り後のGPU-Z確認、Amazonの返品条件の確認は済ませてください。ゲームも遊ぶなら、RTX 3050 LP Eを先に検討するのが現実的です。
出典:RandomGaminginHD 検証動画「There’s a NEW GTX 750 Ti, and it has 8GB VRAM…」 / NVIDIA GTX 750 Ti 製品仕様 / NVIDIA GeForce 582.78 リリースノート / TechSpot 8GB版GTX 750 Tiの記事 / Amazon.co.jp Xynsviu GTX 750 Ti 8GB / Amazon.co.jp MSI GeForce RTX 3050 LP E 6G OC / Amazon.co.jp GIGABYTE RTX 5060 OC Low Profile 8G / Steam Cyberpunk 2077 動作環境 / PassMark GPU一覧 / AMD FidelityFX Super Resolution 2 仕様(2026年10月30日確認)





