TUXEDO Nano Pro Gen15は日本から買える?価格・送料とArc B390のゲーム性能、DDR5の注意点【2026年10月】
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送料込み約27.6万円から(日本側の税別)。ゲームはメモリ条件の違いに注意
ドイツのLinux専業メーカーTUXEDO Computersが、Core Ultra X7 358HとArc B390を積む小型ミニPC「Nano Pro Gen15」の予約を始めました。本体は110×117.5×49mm・約1kgで、公式ストアは日本を発送先に含めています。注文先はTUXEDOの公式ストアの製品ページで、価格はユーロ表示です。
基本構成(メモリ16GB・SSD 500GB・Linux)は1,469.75ユーロで、日本向けの送料99ユーロを足すと1,568.75ユーロです。10月29日の欧州中央銀行の参照レート(1ユーロ=175.92円)で換算すると約27.6万円になります。ゲーム用にメモリを32GBへ増やすと約30.4万円、Windows 11 Homeまで付けると約32.6万円です。日本側の関税・消費税はここに含まれません。
Arc B390はゲーム用の内蔵GPUとして高性能ですが、この機種のメモリは取り外し式のDDR5-5600です。同じCPUでAmazonで買えるミニPCはLPDDR5X-7467〜8533で、理論上のメモリ帯域は本機より3〜5割高くなります。Linuxで使う、メモリやSSDを自分で増やしたい人には候補になりますが、ゲームが主目的なら、円建ての税込価格で買えるMINISFORUM M2 Pro 358HかGPD BOX 358Hが先です。
目次
要点日本から買えるのか、いつ届くのか
予約受付中で、公式ストアには「部品の入荷は11月15日から、入荷後の組み立てに1〜3週間」と表示されています。出荷はそれ以降で、日本への到着にはさらに国際輸送の日数が加わります。
| 項目 | 状況 | 確認できること |
|---|---|---|
| 日本への発送 | 対象 | 送料99ユーロ。無料になる購入額の設定はなし |
| 価格 | ユーロ表示 | 日本向けの表示はドイツの付加価値税を含まない。日本の関税・税は別 |
| 予約・出荷 | 予約受付中 | 部品入荷は11月15日から。組み立ては1〜3週間 |
| 保証 | 2年 | 有償で延長できる |
| OS | Linuxが標準 | TUXEDO OSかUbuntu。Windows 11は有償で選べる |
価格構成別の総額と、日本側で別にかかる費用
日本向けに表示される価格は、ドイツの付加価値税(19%)を含みません。公式の送料案内も、EU圏外の注文は付加価値税がかからない代わりに、現地の関税・税金・手数料を購入者が現地の当局へ払うとしています。
| 構成(SSD 500GB・Linux) | 本体 | 送料99ユーロ込み | 円換算 |
|---|---|---|---|
| メモリ16GB 2×8GB・基本構成 | 1,469.75ユーロ | 1,568.75ユーロ | 約27.6万円 |
| メモリ32GB 2×16GB | 1,631.09ユーロ | 1,730.09ユーロ | 約30.4万円 |
| 32GB+Windows 11 Home ライセンス込み | 1,756.30ユーロ | 1,855.30ユーロ | 約32.6万円 |
※10月30日に公式ストアの注文画面(日本向け表示)で確認した価格から計算。円換算は欧州中央銀行の10月29日の参照レート(1ユーロ=175.92円)で、日本の関税・消費税・通関手数料、決済手数料は含みません。
メモリを16GBから32GBにする追加額は+161.34ユーロです。メモリは最大128GBまで選べますが、ゲーム用なら32GBで足ります。
日本側の費用は、荷物を受け取るときに決まります。税関の説明では、個人使用の輸入品の課税価格は海外小売価格に0.6を掛けた額で、関税とは別に消費税と地方消費税がかかります。運送会社の通関手数料も別に請求されるため、上の円換算は本体と送料の目安として読んでください。
ゲームArc B390でどこまで遊べるか
メーカーの説明は、古いゲームや負荷の軽いゲームならフルHD以上で高設定、最近の重いゲームは画質を妥協し、必要ならアップスケーリングも使えば遊べる、というものです。メーカーはfpsの数字を示していません。
参考になるのは、同じCore Ultra X7 358Hを積む別機種、ノートPCのDell XPS 16の実測です。LPDDR5X-9600の32GBを積んだこの機種は、1080pの中設定でCyberpunk 2077が65.4fps(FSRなし)、Baldur’s Gate 3が62.3fps、Black Myth: Wukongが37fps(アップスケーリングなし)でした。本機の数字ではありません。メモリ帯域とCPUの電力設定が違うため同じfpsが出る保証はなく、重いゲームは画質を下げるかアップスケーリングを使う前提になります。
OSはLinuxが標準で、Windows用のゲームはSteamのProton経由で動かします。アンチチートがLinuxに対応していないオンラインゲームは遊べないため、そうしたゲームを遊ぶなら、ライセンス込みのWindows 11 Home(+125.21ユーロ)を付けることになります。対応状況はAreWeAntiCheatYetで確認できます。
メモリDDR5-5600の取り外し式だと何が違うのか
内蔵GPUは本体のメモリを映像にも使うため、メモリが1秒に送れるデータ量(帯域)が描画性能に響きます。XPS 16の測定機はLPDDR5X-9600でした。本機の仕様欄は「最大DDR5-7200」と書いていますが、注文画面で選べるメモリは全てDDR5-5600です。2枚挿し(128ビット幅)で計算した理論上の帯域は次のとおりです。
| 機種 | メモリ | 理論帯域 | 本機との差 |
|---|---|---|---|
| TUXEDO Nano Pro Gen15 | DDR5-5600(SO-DIMM×2) | 89.6GB/s | ― |
| MINISFORUM M2 Pro 358H | LPDDR5X-7467 | 119.5GB/s | 約33%高い |
| GPD BOX 358H | LPDDR5X-8533 | 136.5GB/s | 約52%高い |
| Dell XPS 16(実測機) | LPDDR5X-9600 | 153.6GB/s | 約71%高い |
※転送速度(MT/s)に16バイト(128ビット)を掛けた計算値で、実際の帯域ではありません。
本機の帯域はXPS 16より約4割低い計算です。fpsが同じ割合で下がるとは限りませんが、XPS 16と同じ数字は期待しにくい構成です。
ゲーム用なら、32GB(2×16GB)が現実的です。基本の16GBは内蔵GPUが映像に使う分も含むため、余裕が小さくなります。128GBはローカルLLMのように大容量が要る用途向けで、ゲームには過剰です。
仕様主な仕様

| 項目 | 仕様 | 備考 |
|---|---|---|
| CPU・GPU | Core Ultra X7 358H(16コア、最大4.8GHz)・Arc B390(12 Xeコア、最大2.5GHz) | Amazonで買える358H搭載機と同じCPU・GPU |
| 大きさ | 110×117.5×49mm、約1kg | VESAマウント付属(75×75mm・100×100mm) |
| メモリ | DDR5 SO-DIMM×2、最大128GB | 注文画面のモジュールはDDR5-5600 |
| SSD | M.2 2242/2280(PCIe 5.0×4)、M.2 2242(PCIe 4.0×4) | 2基目は2242のみ |
| 端子・通信 | HDMI×2、USB-C×2(DisplayPort対応)、USB-A×3、2.5GbE×2、Wi-Fi 7 | 最大4画面出力 |
比較Amazonで買える358H搭載ミニPCとどちらを選ぶか
同じCore Ultra X7 358HとArc B390を積み、Amazonで買える機種には、MINISFORUM M2 Pro 358HやGPD BOX 358Hなどがあります(10月30日時点)。
| 項目 | Nano Pro Gen15(32GB) | M2 Pro 358H | GPD BOX 358H |
|---|---|---|---|
| 価格 | 送料込み約30.4万円+日本側の税 | Amazonの商品ページで確認 | Amazonの商品ページで確認 |
| メモリ | DDR5-5600 32GB(取り外し式) | LPDDR5X-7467 32GB(増設不可) | LPDDR5X-8533 32GB(増設不可) |
| 理論帯域 | 89.6GB/s | 119.5GB/s | 136.5GB/s |
| SSD | 500GB+2242の空きスロット | 1TB(M.2 2280×3スロット) | 1TB+空きスロット1 |
| OS | Linux(Windowsは有償) | Windows 11 Pro | Windows 11 Home |
| 大きさ | 110×117.5×49mm・約1kg | 195×195×47.5mm・1.39kg | 175×134×39.5mm・約940g |
| 購入・保証 | ドイツへ直接注文。保証2年 | Amazon.co.jp。販売元はMINISFORUM JP直営店 | Amazon.co.jp。販売元はリンクスダイレクトの国内正規品で、保証1年 |
※Amazonの価格・在庫は変動するため、購入前に商品ページで確認してください。参考として、MINISFORUM公式ストアの税込価格は通常314,999円(10月30日時点のセール価格は251,999円)、GPD BOXの国内代理店(リンクスインターナショナル)の税込表示は308,000円です。
この2機種はLPDDR5Xをオンボードで載せているため、メモリを増やせません。代わりにメモリ帯域は本機より3〜5割高く、円建ての税込価格で買えます。ゲームのfpsを優先するなら2機種のどちらか、メモリとSSDを自分で増やす、Linuxで使う、手のひらサイズにしたいなら本機、という分かれ方です。本機はこの2機種より小さく、体積はM2 Pro 358Hの約3分の1、GPD BOXの約7割です。ただし電源は外付けのACアダプターで、2機種は電源を内蔵しています。
※価格・在庫は変動します。最新の価格はAmazonの商品ページでご確認ください。
判断買ってよいのはどんな人か
- Linuxで使う前提で、メモリとSSDを自分で足したい人
- 軽めのゲーム中心で、画質を下げたりアップスケーリングを使ったりできる人
- メモリを大きく増やして、ホームサーバーやローカルLLMにも回したい人
- ゲームのfpsを最優先にする人(Amazonで買える358H搭載機のほうがメモリ帯域が高い)
- アンチチートがLinuxに対応していないオンラインゲームを遊ぶのに、Windowsの追加費用を払いたくない人
- 円建ての価格と国内の保証窓口を重視する人
同じように海外直販のノートPCを日本から買う手順は、TUXEDO Stellaris 16 Gen8の日本発売と価格や、XMG PRO 18の輸入ガイドも参考になります。
まとめまとめ|日本から買えるが、ゲーム目的ならAmazonで買える358H搭載機が先です
日本は発送先に入っていて、基本構成は1,469.75ユーロ+送料99ユーロです。ゲームに使うなら32GBが現実的で、送料込み約30.4万円に日本側の税が加わります。本機のメモリはDDR5-5600で、Amazonで買える358H搭載機よりメモリ帯域が低くなります。
メモリとSSDを自分で増やしたいLinux利用者、手のひらサイズの本体が欲しい人なら候補になります。ゲームのfpsを優先するなら、Amazonで買えるM2 Pro 358HかGPD BOX 358Hのほうが先です。
出典:TUXEDO Nano Pro Gen15 製品ページ / TUXEDO 送料・配送案内 / Intel Core Ultra X7 358H 仕様 / Dell XPS 16(Core Ultra X7 358H)実測レビュー / AreWeAntiCheatYet / 欧州中央銀行 円の参照レート / 税関 少額輸入貨物の簡易税率 / MINISFORUM M2 Pro 358H 商品ページ / リンクスインターナショナル GPD BOX 製品情報(2026年10月30日確認)




