タスクバーヒーロー(TBH)の放置用PCは何がいい?ミニPCで13時間動かした負荷、N100・N150の可否と24時間の電気代【2026年11月】
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ミニPCで13時間動かした負荷、N100・N150の可否と24時間の電気代
『TBH: Task Bar Hero(タスクバーヒーロー)』は、画面の下に置いた小さなウィンドウでキャラクターが自動で戦い続ける、基本無料の放置RPGです。24時間つけっぱなしにしたいけれど、メインのゲーミングPCを一晩中動かすのは電気代や音が気になる。そこで放置専用の小さなPCを探している人は多いはずです。
結論から言うと、新しく買うならRadeon内蔵のRyzenミニPCで十分です。Ryzen 9 PRO 6950H(Radeon 680M)のミニPCで13時間動かしたところ、ゲームの負荷はCPU1コアの約3割、GPUの使用率は4.3%でした。ミニPCのコンセント側の平均消費電力を20Wとすると、24時間動かして電気代は月約640円です。
ただし、Intel N100・N150のミニPCは公式の最低スペックに届かず、動いても保証の外です。また、メインPCと同じSteamアカウントで放置させると、メインPCで別のゲームを起動したときに放置側が止まるおそれがあります。買う前に、この2点を確認してください。
結論放置用に専用PCを買うべきか
- メインPCを夜間や外出中は止めたい
- 放置用に別のSteamアカウントを用意できる、またはメインPCでほかのゲームをあまり遊ばない
- 予算6万〜8万円で、Radeon 660M以上の内蔵GPUを選べる
- メインPCをどうせ一日中つけている(増えるのはゲームを動かす分の負荷だけ)
- メインPCと同じアカウントで、ほかのゲームも並行して遊びたい
- 電気代を減らすことだけが目的(本体代を取り返すのに約3年かかる)
実測Radeon 680MのミニPCで13時間放置した負荷
測ったのは、24時間動かしているミニPC(GMKtec M7 Pro、Ryzen 9 PRO 6950H・Radeon 680M・メモリ32GB)です。起動から13時間たったタスクバーヒーローの負荷を、Windowsのパフォーマンスカウンターで約20分間、2秒ごとに記録しました。
| 項目 | 測った値 | 読み方 |
|---|---|---|
| CPU | 1コアの約30%(全体の約1.9%) | 起動からの13時間を通した平均も同じ約30% |
| GPU | 3D処理の使用率4.3%(中央値) | 最大でも5.4%で、ほぼ一定 |
| メモリ | 実メモリ約0.5GB | ゲームが確保している領域は約1.6GB |
| SoCの電力 | 一番低い瞬間で11.3W | 何も動かしていないときは7.0W |
※ゲームはVer.1.3.2。モニターはつながず、リモートデスクトップで接続したセッション(2560×1440)で起動し、Windowsのスリープは「なし」にしています。同じミニPCではサイトの自動処理も動いているため、CPU・GPU・メモリはタスクバーヒーローのプロセスだけの値を、電力はCPUと内蔵GPUを合わせたSoC全体の値を示しています。電力はソフトでセンサーを読んだ値で、コンセント側で測った値ではありません。
CPUもGPUも、ゲームが使うのはごく一部です。CPUは、起動からの13時間を通した平均(1コアの約30%)と、計測した約20分間の値がほぼ同じでした。
電力は、ほかの処理がほぼ止まった瞬間でSoC全体が11.3Wまで下がりました。同じミニPCで何も動かしていないときは7.0Wです。ゲームを動かしたままでも、ミニPCのSoCはアイドルに近い電力まで下がることが分かります。ただし、これは瞬間の値で、平均の消費電力ではありません。
何も動かしていないときの7.0Wは、同じミニPCで10月6日に自動処理を止めて測った値です。測り方の詳細はGMKtec M7 Proの実機レビューにあります。
スペック必要スペックとN100・N150で動くか
Steamストアで公開されている動作環境は次のとおりです。対応OSはWindows 10・11の64bit版だけです。
| 項目 | 最低 | 推奨 |
|---|---|---|
| OS | Windows 10 / 11(64bit) | Windows 10 / 11(64bit) |
| CPU | Core i3-6100 / Ryzen 3 1200 | Core i5-8400 / Ryzen 5 2600 |
| メモリ | 8GB | 16GB |
| GPU | GTX 750 Ti(2GB) / RX 460(2GB) | GTX 1060(6GB) / RX 580(4GB) |
| DirectX | 11 | 11 |
| ストレージ | 2GB | 3GB |
| ネット回線 | ブロードバンド接続 | ブロードバンド接続 |
※Steamストアの記載(2026年10月31日確認)
実測ではGPUを5%も使っていないので、公式の最低スペックはかなり余裕を見た数字です。それでも、新しく買うPCは最低スペックを満たすものを選ぶのが安全です。動作が怪しくなったときに、サポートへ相談できる条件になるからです。
N100・N150は「試すならあり、買うならRyzen」
Intel N100とN150は、どちらも4コアの省電力CPUで、Intelが公表する電力の指標(N100はTDP、N150はProcessor Base Power)は6Wです。PC全体の消費電力は、機種や負荷でこれより大きくなります。内蔵GPUはIntelの仕様で24EU(最大750MHz/1GHz)と小さく、最低スペックのGTX 750 Tiには届きません。また、N150はメモリの上限が16GBです。
| CPU | 内蔵GPU | 放置用の判断 |
|---|---|---|
| Intel N100 / N150 | Intel Graphics(24EU) | 手持ちなら試す価値あり。新しく買うなら避ける |
| Ryzen 5 PRO 6650H | Radeon 660M(6CU) | 放置専用ならこれで十分 |
| Ryzen 7 PRO 6850H | Radeon 680M(12CU) | 実測したミニPCと同じGPU |
| Ryzen 5 7640HS | Radeon 760M(8CU) | ほかのゲームも遊ぶなら |
680Mで4.3%しか使わない負荷なら、N100・N150の内蔵GPUでも動く余地はあります。Valveの検証でも、Steam Deckは「プレイ可能」の判定です(文字が小さく読みにくい点だけ指摘あり)。
ただ、N100・N150のミニPCとRyzenのミニPCの電気代の差は思ったより小さく、年に数千円です(詳しくは次の節)。数千円を浮かせるために動作保証の外のPCを選ぶより、最初から660M以上のRyzen機を選ぶほうが確実です。既にN100・N150のPCを持っているなら、まずそれで一晩動かしてみて、止まらなければそのまま使えば十分です。
電気代24時間つけっぱなしの電気代
電気代は、PCの平均消費電力(コンセント側)÷1,000×使う時間×1kWhあたりの単価で計算できます。単価は東京電力の従量電灯Bで使用量が多い家庭に当たる第3段階40.54円に、再エネ賦課金4.18円を足した44.72円で計算しました(2026年11月使用分から)。月ごとに変わる燃料費調整額は含めていません。
| 平均消費電力 | 30日 | 1年 |
|---|---|---|
| 10W | 約322円 | 約3,917円 |
| 20W | 約644円 | 約7,835円 |
| 40W | 約1,288円 | 約15,670円 |
| 70W | 約2,254円 | 約27,422円 |
| 100W | 約3,220円 | 約39,175円 |
※ディスプレイなど周辺機器の分は含みません。契約の単価や使用量で金額は変わります。段階料金の考え方はゲーミングPCの電気代の計算にまとめています。
ミニPCの電気代は、コンセント側の平均を20Wと置いて計算すると、24時間動かして月約644円です。参考までに、ゲームを動かしたままのSoCは低いときで11.3Wで、コンセント側ではここにメモリ・SSD・ファン・電源アダプターの分が加わります。同じ機種の海外レビューでは、コンセント側のアイドルが約15Wでした。ほかの処理が重なる時間が多いほど、平均は上がります。
N100のミニPCは、5機種を比べたテストでアイドル時の消費電力が7〜11Wでした。アイドル同士で比べると、約15WのRyzenのミニPCとの差は5W前後です。24時間動かしても月160円、年2,000円ほどの差にとどまります。
買い替えで電気代の元は取れるか
電気代だけで考えると、元を取るには時間がかかります。例えば、つけっぱなしで平均70Wのデスクトップを止めて、20WのミニPCに放置を任せた場合、浮くのは月約1,610円です。59,820円のミニPCなら、取り返すのに約37か月、3年ほどかかります。
しかも、これはメインPCを止められる場合の話です。メインPCを一日中つけているなら、ミニPCの分だけ電気代は増えます。その場合は、メインPCでそのまま放置させれば、増えるのはゲームを動かす分の負荷だけなので、いちばん安く済みます。
専用機を買う価値は、電気代よりも「メインPCを止められる」「放置とほかの作業を分けられる」ことにあります。夜にメインPCのファンの音が気になる、外出中は電源を切りたい、という人には向いています。
おすすめ放置用におすすめのミニPC
放置専用なら、実測した680Mより下のRadeon 660Mでも負荷に十分な余裕があります。どれも、メモリ16GB・SSD 512GB・Windows 11 Proが入った完成品の構成です。
| 機種 | CPU / 内蔵GPU | 価格(10月31日確認) |
|---|---|---|
| GMKtec M8 | Ryzen 5 PRO 6650H / Radeon 660M | 59,820円(GMKtec公式) |
| GMKtec M7 | Ryzen 7 PRO 6850H / Radeon 680M | カードのリンク先で確認 |
| GMKtec M6 Ultra | Ryzen 5 7640HS / Radeon 760M | 79,999円(GMKtec公式) |
※いずれもメーカー仕様をもとにした選定です。この3機種でタスクバーヒーローを動かして測ったわけではありません。価格は税込で、変わることがあります。
GMKtec M8|放置専用ならいちばん安いRadeon機

Ryzen 5 PRO 6650H(6コア12スレッド)とRadeon 660Mを積み、16GB・512GBの構成で59,820円です。消費電力の違う静音(28W)・バランス(35W)・パフォーマンス(40W)の3つのモードがあり、放置専用なら静音モードで十分です。
メモリは本体に直接付いたLPDDR5で、後から増やせません。放置とブラウザくらいなら16GBで足りるので、放置専用と割り切るならいちばん安く済みます。
GMKtec M7|実測したミニPCと同じRadeon 680M

Ryzen 7 PRO 6850Hと、実測したミニPCと同じRadeon 680M(12CU)を積む兄弟機です。メモリはSO-DIMMの差し替え式なので、後から32GBに増やせます。放置しながら軽いゲームや動画も見たい、将来ほかの用途にも回したい、という人に向きます。
GMKtec M6 Ultra|ほかのゲームも遊ぶなら

Zen 4世代のRyzen 5 7640HSと、RDNA 3世代のRadeon 760Mを積みます。タスクバーヒーローだけなら性能は余りますが、ほかの軽いSteamゲームも遊ぶなら、この3機種でいちばん新しい世代です。
GMKtec公式ストアでは、メモリ・SSD・OSが入っていないベアボーンが47,999円で並んでいます。届いてすぐ使うなら、16GB・512GBの完成品(79,999円)を選んでください。


※価格・在庫・構成は変動します。最新情報は各商品ページでご確認ください。
注意同じSteamアカウントで2台同時には遊べない
買う前にいちばん確かめておきたいのが、Steamアカウントの使い方です。Steamでは、1つのアカウントでゲームを動かせるのは同時に1台だけです。放置用PCでタスクバーヒーローを動かしたまま、メインPCで同じアカウントの別のゲームを起動すると、先に動いていた放置用PC側のSteamの接続が切られます。
タスクバーヒーローはサーバーにつないで進むゲームなので、その時点で放置が止まるおそれがあります。「放置用PCで育てながら、メインPCで別のゲームを遊ぶ」つもりで買うと、思ったように使えません。
対策は次の2つです。
- 放置用に別のSteamアカウントを作る。タスクバーヒーローは基本無料なので遊べますが、キャラクターやアイテムはアカウントごとなので、育て直しになります
- メインPCでほかのゲームを遊ぶ時間だけ放置を止め、終わったら放置用PCでタスクバーヒーローを起動し直す
1台のPCでメインのゲームとタスクバーヒーローを同時に動かすのは問題ありません。この使い方なら、専用機を買う必要もありません。
設定放置を止めないWindowsの設定
放置用PCで最初に変えるのは、スリープです。スリープに入るとゲームは止まりますが、画面が消えるだけなら止まりません。
- 「設定」から「システム」を開き、「電源」(ノートPCは「電源とバッテリー」)を選びます
- 「画面、スリープ、休止状態のタイムアウト」を開きます
- 電源接続時の「スリープ」を「なし」にし、「画面をオフにする」は5分など短めにします
同じ設定はコマンドでも変えられます。管理者のPowerShellで次を実行すると、電源接続時の画面オフが5分、スリープがなしになります。
powercfg /change monitor-timeout-ac 5
powercfg /change standby-timeout-ac 0
実測したミニPCは、モニターをつながずリモートデスクトップで動かしています。この状態で起動から13時間たった時点でも、GPUの処理は続いていました。モニターなしで使う場合も、最初の一晩はモニターをつないだ状態で止まらないことを確かめてから外すと、問題が起きたときに原因を絞りやすくなります。
更新後の自動再起動が入ると、タスクバーヒーローは起動していない状態に戻ります。更新を止めるのではなく、「Windows Update」の「アクティブ時間」を放置する時間帯に合わせ、朝などに起動し直す習慣を付けておくと安全です。
ゲーム側PCとは関係なく放置が止まる3つの場面
どんなPCを用意しても、ゲーム側の事情で放置が止まることがあります。朝に確かめるときは、次の3つを見てください。
- サーバーのメンテナンスや障害。10月27日にも10時〜13時半(日本時間)にメンテナンスがあり、9月17日と10月8日にはサーバー障害の告知が出ています
- ハロウィンイベントの宝箱の置き場所。置き場所が足りないと自動の再挑戦が止まります。イベントは11月12日8時59分(日本時間)までです
- 長時間プレイの不具合。7月のVer.1.01.00で、長く遊んでいると401エラーでゲームが終了する不具合と、ステージ周回中のメモリリークが修正されています。古い版のまま動かさず、更新を当ててから放置してください
疫病地帯の宝箱は通常の宝箱と別に保管され、置き場所はルーンで増やせます。疫病地帯で放置するときの注意は疫病地帯の攻略にまとめています。
FAQよくある質問
まとめまとめ|専用機は6万円のRyzenミニPCで足りる
タスクバーヒーローの負荷は、Radeon 680MのミニPCでCPU1コアの約3割、GPU使用率は4.3%でした。専用機を買うなら、Radeon 660MのGMKtec M8(59,820円)で足ります。ほかのゲームも遊ぶならM6 Ultra、メモリを後から増やしたいならM7です。
N100・N150は公式の最低スペックに届かず、Ryzen機との電気代の差も年2,000円ほどです。新しく買うならRyzen機、既に持っているなら一晩試してから決めてください。
メインPCをつけっぱなしにしているなら、そのまま放置させるのが一番安く済みます。メインPCを止めたいときに専用のミニPCを買い、Steamアカウントは放置用に分けるか、ほかのゲームを遊ぶ間は放置を止めると決めておきます。
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出典(2026年10月31日確認) Steam タスクバーヒーロー ストアページ / タスクバーヒーロー 公式のお知らせ(Steam) / Intel N150 仕様 / Intel N100 仕様 / GMKtec M8 製品ページ / hardware-corner N100ミニPC 5機種の比較 / 東京電力 従量電灯B / Virtualization Howto GMKtec NucBox M7 Pro レビュー / Steamコミュニティ 同じアカウントで2台同時にプレイできるか / GameNative 別端末でのゲーム起動時の処理(GitHub)






