MSI PRO DP80 AI A2G-405JP発売|235,200円・16GB×1の構成と、増設・ゲーム用途の判断【2026年10月】
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16GB×1の構成と、増設・ゲーム用途の判断
MSI PRO DP80 AI A2G-405JPは、10月29日に発売されたビジネス向けのスリムデスクトップです。「Core Ultra 5搭載で23万円台」と聞くと、ゲームにも使える高性能機に見えるかもしれません。
結論から言うと、ゲームが主目的なら選ぶ機種ではありません。搭載GPUは専用GPUではなくIntel Graphicsで、メーカーの発表もビジネス用途を前面に出しています。税込235,200円前後の中身は、Thunderbolt 4、2.5GbEを2基、最大4画面出力、DDR5メモリの増設余地といった、仕事机まわりの拡張性です。
メモリは16GBが1枚だけで、空きスロットが3つ残ります。マルチモニターや複数ネットワークをまとめたい人には合い、同じ価格で専用GPU搭載機を探している人は別の機種を比べたほうが満足度は高くなります。
出典:エムエスアイコンピュータージャパン プレスリリース、Intel Core Ultra 5 225 仕様、Amazon.co.jp MAG Infinite E1 商品ページ(Amazonは2026年10月31日確認)。仕様はメーカー公表値で、本体の実測値ではありません。
目次
結論先に結論|向く人と向かない人
- モニターを3〜4枚つないで、表計算や資料作成を広い画面で進めたい人
- 2.5GbEを2基使い、社内ネットワークと別回線を同時につなぎたい人
- メーカーの国内2年保証が付いた省スペース機を、完成品のデスクトップで買いたい人
- 3Dゲームを快適に遊びたい人(グラフィックスはCPU内蔵のIntel Graphicsです)
- メモリを最初から2枚構成で使いたい人(標準は16GB×1枚です)
- 前面USB-CでThunderbolt 4や映像出力を使いたい人(前面のUSB-Cは非対応です)
仕様405JPの主な仕様と価格
| 項目 | 内容 | 購入判断での見方 |
|---|---|---|
| CPU | Core Ultra 5 225(10コア〈6P+4E〉10スレッド) | 事務・マルチタスク向けで、最大ターボは4.9GHzです |
| グラフィックス | Intel Graphics(CPU内蔵) | 専用GPUは載らず、重い3Dゲームには向きません |
| メモリ | DDR5 16GB(16GB×1)、空きスロット3、最大128GB | 増設余地は大きく、標準は1枚構成です |
| ストレージ | 512GB M.2 NVMe SSD、M.2空き1、3.5/2.5インチ兼用ベイ1、2.5インチベイ1 | 容量は控えめですが、追加スロットが3つあります |
| 映像出力 | 背面Thunderbolt 4×1、DisplayPort 1.4×1、HDMI 2.1×2(各4K・60Hz) | 最大4画面出力に対応します |
| ネットワーク | 2.5GbE×2、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3 | 有線を2系統つなげます |
| 電源・サイズ | 300W(80 PLUS Bronze)、幅95×奥行296×高さ330mm、約4kg | 縦置き・横置きに対応します |
| OS・保証 | Windows 11 Pro、国内保証2年 | キーボードとマウスが付属します |
※MSIの発表資料より。価格は税込235,200円前後で、販売先はヨドバシカメラです。

構成16GB×1・512GBは「増やす前提」の構成
標準のメモリはDDR5 16GBが1枚で、4スロットのうち3つが空いています。合計で最大128GBまで載せられるため、作業で足りなくなった時点でモジュールを足せます。
1枚構成のため、メモリはシングルチャネルで動きます。同じ容量のモジュールを2枚そろえるとデュアルチャネルになり、内蔵グラフィックスのようにメインメモリを使う処理ではメモリ帯域が広がります。事務作業が中心なら、足りなくなってから増やす順番で足ります。購入してすぐ2枚構成にしたい場合は、増設分の費用を本体価格に足して考えてください。
SSDは512GBで、M.2の空きスロットが1つ、3.5/2.5インチ兼用ベイと2.5インチベイが1つずつ残ります。作業データを大量に置く用途でも、後から段階的に増やせます。
端子Thunderbolt 4は背面だけ、前面USB-Cは別物
Thunderbolt 4は背面に1基です。映像出力は背面のThunderbolt 4、DisplayPort 1.4、HDMI 2.1×2の4系統で、いずれも4K・60Hzです。最大4画面出力はこの4系統を使う前提の仕様です。
前面にはUSB 3.2 Gen2 Type-Cがありますが、メーカーの注記ではThunderbolt 4、USB PD、Alt Mode非対応です。前面USB-Cからはモニターへの映像出力や、USB PDによる高出力の給電は使えません。通常のUSB接続の外付けSSDなどは前面でも使えますが、Thunderbolt 4専用のドックや高速な外付け機器は、背面のThunderbolt 4につなぐ前提で配線を考えてください。
前面にはSD/microSDカードリーダーもあり、カメラのデータを直接取り込めます。背面にはCOMポートがあり、業務用の周辺機器にも対応します。
ゲームゲーム用途は内蔵グラフィックスが前提
搭載するのはIntel Graphicsで、Core Ultra 5 225のGPUはXeコア2基です。軽量なインディーゲームや古いタイトルなら遊べる場面はあっても、最新の3Dゲームを高設定で動かす用途は想定されていません。名称の「AI」とCopilotキー付きキーボードは作業の効率化向けで、ゲーム性能を示すものではありません。
CPU内蔵のNPUはIntelの仕様で最大13 TOPS(Int8)です。ローカルAIを動かしたい場合は、使いたいアプリの要件をNPUの性能と照らして確かめてから選んでください。
300W電源とスリム筐体の組み合わせで、市販のグラフィックスカードを増設できるかはメーカーの発表からは分かりません。後からGPUを足す前提での購入は避け、ゲームも遊ぶなら最初から専用GPU搭載機を選ぶのが確実です。
比較同じ予算帯の選択肢|MAG Infinite E1との違い
ゲームも遊ぶなら、RTX 5060搭載のMSI MAG Infinite E1(14NVL5-276JP)が比較対象になります。Amazonの価格は208,000円で、405JPより約2.7万円安く、専用GPUが付きます。
| 比べる点 | PRO DP80 AI 405JP | MAG Infinite E1 276JP |
|---|---|---|
| 価格 | 235,200円前後(税込) | 208,000円(Amazon) |
| CPU | Core Ultra 5 225 | Core i5-14400F |
| グラフィックス | Intel Graphics(内蔵) | GeForce RTX 5060 8GB |
| メモリ・SSD | DDR5 16GB(1枚)・512GB | DDR5 16GB(8GB×2)・512GB |
| ネットワーク | 2.5GbE×2、Wi-Fi 6E | 1Gbps LAN、Wi-Fi 6E |
| OS・保証 | Windows 11 Pro・国内2年 | Windows 11 Home・メーカー2年 |
※276JPはAmazon.co.jpの商品ページの表記で、2026年10月31日に確認しました。価格は変動します。
ゲームの描画性能を取るならMAG Infinite E1、有線2.5GbE×2・Thunderbolt 4・4画面出力を取るなら405JPです。405JPが高いのは、ゲーム性能ではなく業務向けの端子とOSに価格が払われているためです。
他社のミニPCと比べると
仕事用で端子とメモリがあれば足りるなら、他社のミニPCも候補です。GEEKOM GT12 Proは119,899円、GMKtec K8 Plusは139,999円で、405JPより約9.5〜11.5万円安くなります。
| 比べる点 | GEEKOM GT12 Pro | GMKtec K8 Plus |
|---|---|---|
| 価格(Amazon) | 119,899円 | 139,999円 |
| CPU | Core i9-12900H | Ryzen 7 8845HS |
| メモリ・SSD | 32GB DDR4・1TB | 32GB DDR5・512GB |
| 有線LAN | 2.5GbE | 2.5GbE×2 |
| 保証 | 3年 | 商品ページで確認 |
※GEEKOM GT12 ProとGMKtec K8 PlusはAmazon.co.jpの商品ページの表記で、2026年10月31日に確認しました。価格は変動します。
ミニPCは2機種とも32GBメモリが最初から付き、価格は半分前後です。SSDはGT12 Proが1TB、K8 Plusは405JPと同じ512GBです。405JPを選ぶ理由は、DIMMのメモリを最大128GBまで増やせること、ドライブベイが追加で2つあること、COMポートとカードリーダーがあること、国内メーカー保証2年が付くことに限られます。これらが要らないなら、ミニPCのほうが費用対効果は高くなります。
購入先購入先とおすすめの選び分け
405JPの販売先はヨドバシカメラとされています。メモリ・ドライブの拡張性を優先するなら405JP、費用を抑えるならミニPC、同じ予算でゲームも遊ぶならRTX 5060搭載機を選んでください。


※価格・在庫は変動します。最新の価格はAmazonの商品ページでご確認ください。
まとめまとめ|仕事用の拡張性に23万円を払えるかで決まる
405JPは、Thunderbolt 4、2.5GbE×2、最大4画面出力、国内2年保証を備えた業務向けのスリム機です。メモリ16GB×1とSSD512GBは増設前提の構成で、増設費用は別に見込みます。
作業用の拡張性と省スペース性を求めるなら選べますが、ゲームが目的ならRTX 5060搭載のMAG Infinite E1のような専用GPU搭載機のほうが約2.7万円安く、描画性能でも有利です。前面USB-Cは映像出力・USB PD・Thunderbolt 4非対応なので、ドックやモニターは背面につなぐ前提で配線を考えてください。


