Easy Anti-Cheatの30007で起動できない原因|ドライバー署名の強制とテスト署名設定を確認【2026年10月】
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署名の強制が切れた状態を、公式の手順で通常に戻す
「Error Code: 30007」と表示されてゲームが始まらないときは、Windowsのドライバー署名の強制が無効になっていることをEasy Anti-Cheatが検出しています。先に起動設定を確かめ、戻すのは該当する設定だけにします。
Easy Anti-Cheatを使うゲームを起動したら「Error Code: 30007 (EasyAntiCheat Cannot Run If Driver Signature Enforcement Has Been Disabled)」と出て、先に進めない。再起動してもゲームファイルの整合性確認をしても変わらない場合は、ゲームではなくWindowsの設定が原因です。
ドライバー署名の強制(Driver Signature Enforcement)は、署名の検証できないドライバーをカーネルに読み込ませないWindowsの仕組みです。これが無効になっていると、Easy Anti-Cheatは動作しません。Vermintide 2とDead by Daylightの公式サポートは、管理者権限のコマンドでTESTSIGNINGとNOINTEGRITYCHECKSをOFFに戻して再起動する手順を案内しています。
ただし、この2つは開発用・テスト用のドライバーを使う人が意図して入れていることもあります。変更前に現在の起動設定を確認して記録し、仕事用PCや特殊なドライバーを使う環境では、元に戻す前に管理者や提供元に相談してください。Secure Bootやメモリ整合性をオフにする必要はありません。
目次
意味30007は「署名の強制が無効」とEACが検出した状態
表示されるメッセージは「Error Code: 30007 (EasyAntiCheat Cannot Run If Driver Signature Enforcement Has Been Disabled)」です。Easy Anti-Cheatは、Windowsのドライバー署名の強制が無効になっている環境では動作しません。メッセージが指しているのはWindowsの設定状態で、ゲームのインストール内容やアカウントの状態ではありません。
64ビット版のWindowsは、既定ではカーネルモードのドライバーを署名で検証できるときだけ読み込みます。この検証を止めるには、起動設定(BCD)の書き換えや、起動メニューからの一時的な無効化など、いくつかの経路があります。30007は、そのどれかの結果として署名の強制が働いていない状態です。
出典:Fatshark公式サポート「[PC] How to Resolve Easy Anti-Cheat Errors」/Microsoft Learn「Test Signing」
最初に通常再起動と、心当たりの確認から始める
設定を書き換える前に、次の順で確認します。ここで解決すれば、コマンドは1行も要りません。
- PCを通常どおり再起動する。再起動後に青い「スタートアップ設定」の画面が出たら、番号キーは押さずにEnterキーで通常起動します。
- デスクトップ右下に「Test Mode」の透かしが出ていないか見る。テスト署名が有効なWindowsは、この透かしを表示します。
- 最近の変更に心当たりがないか思い出す。署名のないドライバーを入れるためにスタートアップ設定の「7」を選んだ、テスト署名を求めるツールや改造ツールを入れた、開発用にカーネルデバッグを使った、といったことです。
- 仕事用・学校用・共用のPCかどうか確認する。管理されているPCは、管理者が設定していることがあります。
現在のWindowsのスタートアップ設定で、7番は「Disable Driver Signature Enforcement」(ドライバー署名の強制を無効にする)です。このオプションの効果は選んだその起動1回に限られ、再起動をまたいで残りません。一部のサポート資料には「7を押して有効にする」と読める説明がありますが、7を押すと署名の強制はかえって無効になります。通常起動はEnterです。
スタートアップ設定の7を使ったのが原因なら、通常どおり再起動するだけで署名の強制は戻ります。通常起動したのに30007が続く場合や、透かしが出ている場合は、起動設定そのものが書き換えられている可能性があります。次の節で現在値を見ます。
出典:Microsoft サポート「Windows Startup Settings」/Microsoft Learn「Loading Test Signed Code」
現状確認書き換える前に、現在の起動設定を確認して保存する
タスクバーの検索で「cmd」と入力し、「コマンド プロンプト」を右クリックして「管理者として実行」を選びます。BCDの閲覧にも管理者権限が必要です。開いたら、次のコマンドで現在の設定を一覧にして、変更前の記録として保存します。
bcdedit /enum
bcdedit /enum > "%USERPROFILE%\bcd-before.txt"
1行目は画面に表示するコマンド、2行目は同じ内容をユーザーフォルダー直下のbcd-before.txtに保存するコマンドです。引数なしのbcdeditもbcdedit /enum ACTIVEと同じ動作をします。結果の中の、Windowsを起動する項目(Windows Boot Loader)で、次の行を探します。
複数のWindowsを入れている場合は、起動設定の項目が複数並びます。現在使っているWindowsの項目を見分けて確認してください。分からないときは書き換えず、保存したファイルを持って相談します。
出典:Microsoft Learn「BCDEdit /enum」/Microsoft Learn「BCDEdit /set」
戻す前にテスト署名を必要とするドライバーを使っていないか確認する
TESTSIGNINGがONのPCは、テスト署名されたドライバーを読み込める状態です。OFFに戻すと、そのドライバーは次の起動から読み込まれなくなります。次のいずれかに当てはまるなら、設定を戻す前に、管理者かドライバーの提供元に確認してください。
テストモードでも、各ドライバーのイメージファイルにはデジタル署名が必要です。「テスト署名をONにすれば何でも読み込める」わけではないので、必要な独自ドライバーがあるなら、その提供元から署名済みの版を入手する方向が正攻法です。
出典:Microsoft Learn「Loading Test Signed Code」
復元TESTSIGNINGとNOINTEGRITYCHECKSをOFFに戻して再起動する
前の節の確認で問題がなければ、管理者のコマンド プロンプトで、値が Yes(または On)だった設定だけをOFFに戻します。Vermintide 2の公式サポートは両方のコマンドを、Dead by Daylightの公式サポートは同じ2つを1行ずつ実行する手順を案内しています。
bcdedit -set TESTSIGNING OFF
bcdedit -set NOINTEGRITYCHECKS OFF
1行ずつ実行し、それぞれ「この操作を正しく終了しました」と表示されたら、PCを再起動します。どの起動オプションも、変更を反映するには再起動が必要です。
- 管理者のコマンド プロンプトで、現在値を
bcdedit /enumで確認して保存済みであることを確かめる - 値が Yes(または On)だった設定(testsigning、nointegritychecks)に対応するコマンドだけを1行ずつ実行する
- PCを再起動する(スタートアップ設定の画面が出たらEnterで通常起動)
- 再起動後にもう一度
bcdedit /enumを実行し、testsigning と nointegritychecks が Yes(または On)になっていないことを確認する - デスクトップ右下の「Test Mode」の透かしが消えていることを確認する
- ゲームを起動して、30007が出ないか試す
コマンドの実行時に「保護されている」「変更できない」といった意味のメッセージが出たら、回避策を探さず、そのメッセージをそのまま控えて管理者かゲーム公式に伝えてください。Secure Bootやメモリ整合性は、30007を直すためにオフにする設定ではありません。署名の検証を止める方向の手順も、このエラーの対処には含まれません。
NOINTEGRITYCHECKSは、Secure Bootが有効なときは設定できない項目です。Secure Bootが有効なPCでは、この項目は元から見つからないことがあります。
出典:Dead by Daylight公式サポート「EasyAntiCheat (EAC) Driver Enforcement Error」/Microsoft Learn「BCDEdit /set」
改善しない再起動後も30007が出るときは、情報を揃えてゲーム公式へ
両方の設定を戻して再起動しても同じ30007が出る場合は、同じ操作を繰り返しても進みません。エラーの文言が変わったかどうかで、次の動きを決めます。
ゲーム公式に連絡するときは、次を添えると調べてもらいやすくなります。
- ゲーム名と、エラーの全文(Error Code: 30007 に続く英語のメッセージ)
- Windowsのバージョン
- 変更前に保存した
bcd-before.txtの、testsigningとnointegritychecksの該当行 - コマンドを実行したときに出たメッセージ
- 再起動後のエラーの変化と、ここまで試した手順
Windowsの再インストールは、ここまで試す前の第一手にはなりません。起動設定が原因なら、2つの設定を戻すだけで足ります。
似た名前30005・Untrusted system file・コード52とは別のエラー
Easy Anti-Cheatまわりのエラーは番号や文言が似ていますが、原因の場所が違います。30007は、署名の強制が無効というOSの状態を指すエラーです。
アンチチートがカーネルで何をしているのかを知りたいときは、カーネルレベル・アンチチートの解説がまとまっています。
FAQEasy Anti-Cheat 30007に関するよくある質問
まとめまとめ
30007は、ドライバー署名の強制が無効になっているWindowsでEasy Anti-Cheatが動かないというエラーです。通常再起動とTest Modeの透かしの確認、bcdedit /enumでの現在値の保存、該当する設定のOFF化、再起動後の再確認の順に進めます。仕事用PCや特殊なドライバーを使う環境は、戻す前に管理者や提供元に相談してください。それでも同じ30007が出るときは、エラーの全文と保存した値をゲーム公式へ渡します。


