GeForce 582.78は入れるべき?GTX 10・900シリーズ向けセキュリティ更新、サポートは2028年まで【2026年10月】

GeForce 582.78は入れるべき?GTX 10・900シリーズ向けセキュリティ更新、サポートは2028年まで【2026年10月】

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GeForce 582.78は入れるべき?
GTX 10・900シリーズ向けセキュリティ更新、ゲーム性能は変わらない
NVIDIAは2026年9月30日、Game Readyドライバーの対象から外れたMaxwell・Pascal・Volta世代のGeForce向けに、セキュリティ修正だけを収めた「GeForce Security Update Driver 582.78」を公開しました。GTX 1060やGTX 970、GTX 750 Tiを今も使っているなら、入れておくべき更新です。ゲームへの最適化や不具合の修正は入っていないので、fpsは上がりも下がりもしません。
2026年9月30日公開・WHQLGTX 10・900・750 Tiなどが対象対象GPUなら入れて損はない

出典:NVIDIA公式GeForce Security Update Driver 582.78と582.78のリリースノート、581.80のリリースノート、NVIDIAのセキュリティ速報「Security Bulletin: GPU Display Driver – September 2026」、NVIDIAサポート「Support Plan for Maxwell, Pascal, and Volta-series GeForce GPUs」とKepler世代のデスクトップGPUの一覧にもとづきます。

GTX 1060やGTX 1080 Tiでゲームを続けている人にとって、NVIDIAのドライバーはもう新作に合わせて毎月届くものではありません。2025年11月4日公開の581.80を最後にGame Readyドライバーの対象から外れ、それ以降にNVIDIAが出している正式版(WHQL)は、セキュリティの修正だけを入れた版です。582.78は、その4本目にあたります。

582.78は対象のGPUを使っている人なら全員が入れるべきドライバーです。リリースノートの修正済み不具合の欄には何も挙がっておらず、ゲームの動作は581.80や582.66と変わりません。既知の不具合として載っている2件も581.80のときから同じもので、582.78で新しく増えたものはありません。

迷いやすいのはGTX 700シリーズで、582.78を入れられるのは750 Ti・750・745だけです。型番の近いGTX 16シリーズも対象外で、こちらは通常のGame Readyドライバーを使います。セキュリティ更新は2028年10月まで続く予定です。

目次

要点GeForce 582.78はGame Ready終了後の旧GeForce向けセキュリティ専用版

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582.78の要点

582.78は、Game Readyドライバーの提供が終わったMaxwell・Pascal・Volta世代のGeForce専用のドライバーです。NVIDIAの2026年9月のセキュリティ情報で公表された表示ドライバーの脆弱性を修正しています。対象OSはWindows 10(64bit、バージョン1803以降)とWindows 11です。

582.78はRelease 580と呼ばれる系統のドライバーで、2025年7月31日公開の580.88から続く580番台の延長線上にあります。RTX 50・40・30・20シリーズとGTX 16シリーズにはその後もGame Readyドライバーが出ており、2026年9月時点の最新はGeForce 617.14です。GTX 10シリーズの人がNVIDIAのサイトで617.14を探しても、自分のGPUが対象一覧に出てこないのはこのためです。

対象GPUGTX 10・900シリーズとGTX 750 Ti・750・745、TITAN Vが対象

NVIDIAのドライバー検索で582.78の対象として出てくるデスクトップ向けGPUは、次の21製品です。

シリーズ対象のGPU世代(アーキテクチャ)
GeForce 10シリーズGTX 1080 Ti、GTX 1080、GTX 1070 Ti、GTX 1070、GTX 1060、GTX 1050 Ti、GTX 1050、GT 1030、GT 1010Pascal
GeForce 900シリーズGTX 980 Ti、GTX 980、GTX 970、GTX 960、GTX 950Maxwell
GeForce 700シリーズ(一部)GTX 750 Ti、GTX 750、GTX 745Maxwell
TITANシリーズTITAN V、TITAN Xp、TITAN X(Pascal)、GTX TITAN XVolta・Pascal・Maxwell

迷いやすいのはGTX 700シリーズです。GTX 750 Ti・750・745はMaxwell世代の最初の製品で、型番は700番台でも中身は900シリーズに近い世代です。一方、GTX 780 Ti・780・770・760などほかのGTX 700シリーズはKepler世代で、NVIDIAはKepler世代のデスクトップGPUへのセキュリティ更新を2024年9月で終えています。582.78は入れられず、今後も修正版は出ません。Kepler世代のGPUは、ゲーム側でもWorld of Warcraft: ForeverがGTX 780を動作対象から外すなど、使える場面が減っています。

反対に、GTX 1650・GTX 1660などのGTX 16シリーズは型番が近くてもTuring世代で、582.78の対象ではありません。GTX 16シリーズはGame Readyドライバーの対象のままなので、617.14など通常のドライバーを入れてください。

ノートPCのGPUも対象です。リリースノートの対応表には、GTX 1080・1070・1060・1050 Ti・1050のノートPC版、GTX 980〜GTX 950MやGeForce 940MX・930MX・920MXなどの900M系、GTX 860M・850MとGeForce 840M・830Mの800M系、MX350・MX330・MX250・MX230・MX150・MX130・MX110が載っています。ただしノートPCは、メーカーが自社の機種向けに調整したドライバーを配っていることがあります。メーカー経由で配られる582.67にも、582.78と同じ修正が入っています。先にメーカーのサポートページで配布状況を確かめてください。

修正内容直ったのは表示ドライバーの脆弱性だけ、ゲーム向けの修正はない

582.78が直すのは、NVIDIAが2026年9月30日に公表したセキュリティ速報「GPU Display Driver – September 2026」に載った脆弱性です。速報全体では114件ありますが、データセンター向けの仮想GPU(vGPU)やLinux版だけに関わるものも含まれます。WindowsのGeForce向けに582.78で直ると明記されているのは67件で、深刻度は「高」が40件、「中」が27件です。CVSSの基本値は最大で7.8でした。前回の5月の速報で公表された脆弱性は、NVIDIA GPUドライバの脆弱性14件と更新手順で確認できます。

67件のうち66件は、攻撃する側がすでにPCの中でプログラムを動かせることが前提の脆弱性です(残る1件はPCに直接触れることが前提)。Webページを開いただけで乗っ取られる種類ではありません。そのかわり、悪用されるとコードの実行や管理者権限の奪取、情報の盗み出しにつながるおそれがあります。出どころの怪しいMODやツールを実行してしまったとき、被害をPC全体に広げる足場になりうる穴です。

リリースノートの「修正されたゲームの不具合」「修正された一般の不具合」には、どちらも何も挙がっていません。新しいゲームへの対応も書かれていません。582.78は、前の582.66から脆弱性の修正だけを足した版と考えて構いません。

性能ゲーム性能は581.80から変わらず、既知の不具合2件もそのまま

Game Readyドライバーは、新作ゲームに合わせた最適化や不具合修正を入れるために毎月のように更新されます。582.78にはそうした中身がないので、入れてもfpsが上がることはありません。逆に、582.66から582.78に上げて重くなる理由もありません。

リリースノートに既知の不具合として載っているのは次の2件です。どちらもGame Readyの最終版だった581.80のリリースノートから一字一句同じで、582.28・582.53・582.66にも載り続けています。582.78で直ってはいませんが、新たに増えた不具合でもありません。

Counter-Strike 2でゲーム内の解像度をモニターより低くすると、文字がわずかにゆがむモニター本来の解像度でプレイしていれば起きません。GTX 1050 Tiなどで解像度を下げてfpsを稼いでいる人は、文字のにじみに気づくことがあります。
龍が如く8で、ドライバーを更新したあとに一部の環境で光がちらつくNVIDIAは「一部のシステム構成で」としており、すべての環境で起きるわけではありません。581.80の時点で載っていた問題なので、今の版で起きていなければ582.78に上げても状況は変わらないはずです。

判定582.78を入れるべき人・入れられない人

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入れるべき人
  • GTX 10・900シリーズ、GTX 750 Ti・750・745、TITAN V・Xp・Xを使っている人
  • Game Ready最終版の581.80や、それより古いドライバーのままの人
  • 前のセキュリティ更新582.66・582.53・582.28を入れている人(9月分の修正が入っていない)
  • ネットからダウンロードしたゲームのMODやツールをよく使う人
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入れられない・入れなくてよい人
  • GTX 16シリーズやRTXシリーズの人(9月分の修正は616.56以降のGame Readyドライバーに入っている)
  • GTX 780・770・760などKepler世代の人(対象外で、修正版は出ない)
  • Windows 7・8.1や32bit版Windowsの人(582.78はWindows 10・11の64bit版専用)

対象のGPUを使っているなら、迷う要素はほとんどありません。ゲームの動作は変わらず、脆弱性だけが減るからです。582.66で困っていない人も、そのままにする理由はありません。

入れ方582.78の確認と入れ方、Windows Updateで戻されたときの対処

582.78は、ふだんのGame Readyドライバーとは別の「GeForce Security Update Driver」という名前で配られています。確実なのは、NVIDIA公式サイトのドライバー検索で自分のGPUを指定して入れる方法です。NVIDIA Appなどで更新の通知が出ない場合も、この方法なら入れられます。手順は次の4つです。

  1. 今のドライバーの版を確かめる。デスクトップを右クリックして「NVIDIAコントロールパネル」を開き、左下の「システム情報」で「ドライバーのバージョン」を見ます。582.78と出ていれば更新は済んでいます。
  2. NVIDIA公式の「ドライバーのダウンロード」ページで自分のGPUを選ぶ。製品のタイプは「GeForce」、シリーズは「GeForce 10 Series」などを選び、製品に自分のGPU、OSに今のWindowsを選んで検索します。結果に「GeForce Security Update Driver」の582.78が出てきます。
  3. インストーラーを実行する。ファイルは約913MBあります。普段は「エクスプレス(推奨)」で構いません。表示がおかしい、更新が途中で止まるといった場合だけ、「カスタム(詳細)」で「クリーンインストールの実行」にチェックを入れて入れ直します。
  4. 再起動してから、もう一度システム情報を見る。582.78になっていれば完了です。

ふだんの更新でDDU(Display Driver Uninstaller)を使って古いドライバーを消しておく必要はありません。ドライバーを入れても画面が映らない、エラーが出るといったときは、GPUドライバーのクリーンインストール手順の順で入れ直してください。

注意したいのは、入れたあとでWindows Updateが別の版のドライバーに差し替えてしまう場合があることです。数日後にシステム情報を見て582.78より古い版に戻っていたら、Windows UpdateでGPUドライバーが古い版に戻るときの止め方を確認してください。

今後GTX 10・900シリーズのドライバー更新はいつまで?セキュリティ更新は2028年10月まで

Game Readyドライバーが終わってからのセキュリティ更新は、582.78までに4本出ています。

バージョン公開日中身
581.802025年11月4日Maxwell・Pascal・Volta世代が対象の最後のGame Readyドライバー
582.282026年1月28日セキュリティ専用版。2026年1月のセキュリティ情報に対応
582.532026年5月19日セキュリティ専用版。2026年5月のセキュリティ情報に対応
582.662026年6月16日セキュリティ専用版。参照先は582.53と同じ2026年5月のセキュリティ情報
582.782026年9月30日セキュリティ専用版。2026年9月のセキュリティ情報に対応

NVIDIAのサポート計画では、Maxwell・Pascal・Volta世代のGeForceは最後のGame Readyドライバーのあと3年間、2028年10月まで四半期ごとにセキュリティ更新を受けられることになっています。ただし実際の公開は2026年1月、5月、6月、9月で、間隔は一定ではありません。

2028年10月を過ぎると、いまのKepler世代と同じように、脆弱性が見つかっても修正版は出なくなります。ゲームが動き続けても、ドライバーの穴は残ったままになります。

セキュリティ更新が続いているあいだも、GPUそのものの性能が上がるわけではありません。新しいゲームの必要スペックは年々上がっており、GTX 1060、GTX 1070・1070 Ti、GTX 1080 Tiが2026年にどこまで通用するかは、タイトルによって差が大きくなっています。2028年10月を待たずに遊びたいゲームが動かなくなった場合は、GTX世代からの買い替え先の選び方を参考に、予算と電源容量から候補を絞ってください。

乗り換え先GTX 10・900シリーズから乗り換えるなら、RTX 5060かRX 9060 XT 16GB

乗り換え先を選ぶ条件は2つです。毎月のドライバー更新を受けられる現行世代であることと、新しいゲームの推奨スペックを満たせることです。両方を満たす価格帯の入口にあたるのが、RTX 5060とRX 9060 XT 16GBです。NVIDIAのまま乗り換えるか、VRAMの多さを取るかで選んでください。

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※価格・在庫は変動します。最新の価格はAmazonの商品ページでご確認ください。

FAQよくある質問

582.78を入れるとfpsは上がりますか
上がりません。582.78はセキュリティの修正だけを入れた版で、リリースノートにゲーム向けの最適化や不具合の修正は載っていません。581.80や582.66と同じ性能のまま、脆弱性だけが直ります。
GTX 1650やGTX 1660にも582.78を入れるべきですか
入れません。GTX 16シリーズはTuring世代で、今もGame Readyドライバーの対象です。617.14など、RTXシリーズと同じ通常のドライバーを使ってください。
GTX 780やGTX 760には入れられますか
入れられません。GTX 750 Ti・750・745を除くGTX 700シリーズはKepler世代で、セキュリティ更新も2024年9月で終わっています。582.78の対象一覧にも入っていません。
582.66から582.78に上げる必要はありますか
あります。582.66は2026年5月のセキュリティ情報までの修正で、9月に公表された脆弱性の修正は、NVIDIA公式サイトで配られている版では582.78にしか入っていません。ゲームの動作は変わらないので、上げて困ることはありません。
Windows 10でも使えますか
使えます。582.78はWindows 10(64bit、バージョン1803以降)とWindows 11に対応しています。Windows 10そのもののサポート期限とゲームへの影響はWindows 10でゲームはいつまで遊べるかで確認できます。
GTX 10シリーズのドライバーはいつまで更新されますか
2028年10月までの予定です。NVIDIAのサポート計画では、最後のGame Readyドライバーのあと3年間、四半期ごとにセキュリティ更新を出すとしています。ただし実際の公開は2026年1月・5月・6月・9月と間隔が一定ではないので、ときどきNVIDIAのドライバー検索で最新版を確かめてください。
ノートPCのGTX 1050やMX250にも入れられますか
入れられます。リリースノートの対応表に、GTX 10シリーズのノートPC版、GTX 900M・800M系、MX350〜MX110が載っています。ただしメーカーが独自のドライバーを配っている機種もあるので、先にメーカーのサポートページを確認してください。メーカー経由で配られる582.67にも同じ修正が入っています。
582.78を入れないとどうなりますか
すぐに乗っ取られるわけではありませんが、67件の脆弱性が残ります。ほとんどはPCの中でプログラムが動いていることが前提の脆弱性で、悪意のあるソフトを実行したときに管理者権限まで奪われる足場になりえます。ゲームの動作は変わらないので、入れない理由はほとんどありません。

まとめGTX 10・900シリーズなら582.78は入れておく

まとめ

GeForce 582.78は、Game Readyドライバーの対象から外れたMaxwell・Pascal・Volta世代のGeForce向けのセキュリティ専用ドライバーです。対象はGTX 10・900シリーズ、GTX 750 Ti・750・745、TITAN V・Xp・Xで、GTX 16シリーズやKepler世代のGTX 700シリーズは含みません。

中身は2026年9月に公表された脆弱性の修正だけで、fpsは変わらず、既知の不具合も581.80から増えていません。

対象のGPUを使っているなら、NVIDIAのドライバー検索から582.78を入れておいてください。セキュリティ更新は2028年10月まで続く予定なので、それまでに買い替えの時期を決めておくと安心です。

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