GTX 1060は2026年でも現役か|Crimson Desert公式最小GPUと3GB版6GB版で別物のCUDAコア数
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Crimson Desertの公式最小GPUに現役で名指し、3GB版と6GB版は別物のCUDAコア数
GTX 1060は2016年7月19日に発売された、NVIDIA Pascal世代のミドルクラスGPUです。発売から9年以上が経過した今も中古市場で流通が多く、Steamハードウェア調査で長期間トップシェアを維持した歴史的なロングセラーとしても知られています(発売10周年の経緯は別記事で詳しく解説しています)。
結論を先に言うと、GTX 1060には性能の異なる3GB版と6GB版が存在し、この違いはVRAM容量だけにとどまりません。3GB版はGP106ダイのSM(ストリーミングマルチプロセッサ)を1基無効化した構成で、CUDAコア数が1,152基と6GB版(1,280基)より少ない、実質的に別物のGPUです。動作要件についても、姉妹記事のGTX 1070がアサシン クリード シャドウズの公式最小GPUだったのに対し、GTX 1060はこのタイトルの要件には届きません。一方で2026年3月発売のCrimson Desertでは、GTX 1060自身が公式最小GPUとして名指しされています。
この記事では、3GB版と6GB版の具体的な違い、2025〜2026年発売タイトルでの明暗、そして中古購入時の判断基準まで解説します。
目次
スペック3GB版と6GB版は別物のGPU
| 項目 | GTX 1060 3GB | GTX 1060 6GB |
|---|---|---|
| 発売 | 2016年8月18日 | 2016年7月19日 |
| ダイ | GP106(SM1基無効化) | GP106(フル構成) |
| CUDAコア | 1,152基(9 SM) | 1,280基(10 SM) |
| TMU | 72基 | 80基 |
| VRAM | 3GB GDDR5・192bit | 6GB GDDR5・192bit |
| クロックベース/ブースト | 1506MHz / 1708MHz | 1506MHz / 1708MHz |
| TDP | 120W | 120W |
| 発売時MSRP | $199(カスタムモデルは$199〜229) | パートナー版$249〜/Founders Edition $299 |
| NVENC世代 | 第6世代(AV1エンコード・デコードともに非対応) | 第6世代(AV1エンコード・デコードともに非対応) |
※MSRPは発売当時の海外希望小売価格です。バス幅(192bit)・ROP数(48基)・クロック・TDPは3GB版と6GB版で共通ですが、CUDAコア数(1,152基 vs 1,280基)とTMU数(72基 vs 80基)が異なり、VRAM容量が単純に半分になっているわけではありません。3GB版はGP106ダイのSMを1基無効化した、演算資源そのものが少ない構成です。なお中国市場のネットカフェ向けに、CUDAコア1,280基フル構成のまま160bitバスとした「GTX 1060 5GB」という第3の変則構成も存在しますが、日本国内では小売流通していません。
アップスケーラーDLSSは全バージョン非対応、FSRで代替
GTX 1060(Pascal世代)は、姉妹記事のGTX 1070・GTX 1070 Ti・GTX 1080 Tiと同じく、RT・Tensorコアが初めて搭載されたTuring世代(RTX 20シリーズ)より前の世代です。
※ハードウェアレイトレーシング非対応のため、レイトレーシングを無効化できない・必須要件にしているタイトルは、そもそも起動できません(次章で実例を紹介します)。
実測性能2025〜2026年発売タイトルでの明暗
2025〜2026年に発売された注目タイトルの公式動作要件で、GTX 1060がどう扱われているか整理します。姉妹記事のGTX 1070とは違う結果になるタイトルと、逆にGTX 1060自身が名指しされるタイトルの両方がある点に注目してください。
Ubisoft公式の最小動作環境はGTX 1070 8GB/RX 5700 8GBで、GTX 1060はここに名指しされていません。姉妹記事のGTX 1070が公式最小GPUだったのとは対照的に、GTX 1060は一段演算性能が足りず対象外です。
Pearl Abyss公式の最小動作環境で、GTX 1060/RX 5500 XTが名指しで明記されています(900pネイティブを1080pへアップスケール、30fps想定)。2026年発売タイトルの公式最小要件に、GTX 1060自身が今も現役で名指しされている実例です。
公式最低GPUはGTX 1650(PassMark約7,900)で、GTX 1060(3GB版9,847/6GB版10,030)はこれを上回ります。レイトレーシングは最上位の「Extreme RT」ティアのみ必須のため、通常のラスタライズ設定であれば動作します。
全ティアでハードウェアレイトレーシングが必須のため、起動そのものがブロックされます。公式最低GPUはRTX 2060 SUPER/RX 6600で、RTコアを持たないGTX 1060は演算性能に関係なくこの条件を満たせません。
※各要件は公式サポートページ等の情報にもとづく参考値です。パッチや設定条件によって変動するため目安としてご覧ください。PassMark G3D MarkはGTX 1060 3GB=9,847、GTX 1060 6GB=10,030、参考としてGTX 1070=13,514(videocardbenchmark.net確認値)。
GTX 1060は、アサシン クリード シャドウズのような重量級の新作では公式最小要件に届きません。一方でCrimson Desertのような2026年発売タイトルでは、900pアップスケールという控えめな設定込みではありますが、GTX 1060自身が公式最小GPUとして今も名指しされています。同じ2025〜2026年発売タイトルでも、要求スペックの設定次第でGTX 1060の現役性は大きく変わる点を押さえておく必要があります。
VRAM3GBと6GBの実用差
実用面CPU相性・配信用途での評価
中古価格現行GPUとの価格比較とマイニング品への注意
中古市場でのGTX 1060の実勢価格を、現行の新品エントリークラスGPUと比較します。
保証付きの実店舗基準で約1.3万円〜1.5万円程度という水準です。フリマアプリでは5千円台からの出品も見られる一方、店舗によっては3万円近い価格設定もあり、他の「まだ現役かシリーズ」の対象GPUと比べても価格のばらつきが大きい点が特徴です。3GB版と6GB版で明確な価格差があるという情報は確認できておらず、個体・店舗差の方が価格に効いていると考えられます。
一方、現行の新品エントリークラス(RTX 5060 8GB等)は約6.2万円〜という水準です。価格は変動するため、購入・売却を検討する際は最新の相場を都度確認してください。
GTX 1060は2017年後半の暗号資産マイニングブームで、消費電力65W制限時に22.11MH/sというハッシュレートを記録し、電力効率の良さからコストパフォーマンス最強のマイニングカードとして広く使われました。特に3GB版は6GB版よりわずかに性能が劣るだけで安価だったため、マイニング目的で選ばれやすかったという指摘もあります。マイニング制限機能「LHR」はRTX 30シリーズ以降の機能で、GTX 1060には一切実装されていません。中古で購入する際は、動作確認済み・保証付きの販売店を選ぶことが特に重要です。
※ドライバサポートの面では、GTX 1060(Pascal)は2025年10月にNVIDIAが通常サポートを終了したMaxwell/Pascal/Volta世代に含まれます。今後は緊急のセキュリティ修正を除き、新規のGame Readyドライバ更新が提供されない見込みです。
判断基準買い替えるべきか、使い続けるべきか
消費電力の面では、GTX 1060(120W)は現行のエントリークラス(RTX 5060=145W前後、RX 9050=92W)と近い、あるいはやや低い水準です。買い替えれば消費電力よりも、演算性能・機能面の向上が主なメリットになります。
乗り換え先買い替え先のGPU候補
GTX 1060(VRAM3〜6GB)からの買い替えでは、8GB以上のモデルを選べばVRAM容量が確実に増えるため、失敗しにくいのが利点です。まず、どれくらいの性能差があるのかを視覚的に確認しておきましょう。
| GPU | 相対性能(PassMark G3D Mark、RTX 5070=100%換算) |
|---|---|
| GTX 1060 3GB現在 | 34.3% |
| GTX 1060 6GB現在 | 35.0% |
| RX 9050 8GB | 51.9% |
| RTX 5050 8GB | 58.9% |
| RX 9060 XT 16GB | 70.0% |
| RTX 5060 8GB | 72.1% |
| RTX 5060 Ti 16GB | 78.9% |
| RTX 5070 | 100% |
※PassMarkの合成ベンチマーク「G3D Mark」スコアをもとに、この表内で最も高いRTX 5070を100%として換算した相対値です。RTX 5050・RTX 5060 8GB(無印)は単体のデスクトップ向けGPUカードとしては流通しておらずノートPC搭載製品が中心のため、参考値として掲載していますが、本記事の買い替え候補(次の表)にはRX 9050以降の実際に購入できるモデルを挙げています。最も安価な候補であるRX 9050でも、GTX 1060からは1.5倍前後の性能向上が見込めます。他の現役シリーズ記事で使用している実ゲーム集計ベースの指数とは算出方法が異なるため、単純な横並び比較はできませんが、この表内での序列・倍率関係は参考にできます。
| 候補GPU | 実売の目安 | どんな乗り換えか |
|---|---|---|
| RX 9050 8GB | 約5.5万円〜 | VRAMを最大6GBから8GBへ拡大しつつ、FSR4対応・省電力設計(TBP92W)も得られる予算最優先の入口 |
| RX 9060 XT 16GB | 約6.6万円〜 | VRAMを16GBまで一気に拡大しつつ演算性能も大幅に向上できるコストパフォーマンス重視の候補 |
| RTX 5060 Ti 16GB | 約11万円〜 | VRAM容量に余裕を持たせつつDLSSフレーム生成にも対応したい人向け |
| RTX 5070 12GB | 約11.7万円〜 | 1440p常用や、より高いレイトレーシング設定を見据えるなら比較検討の価値がある |
※実売の目安は2026年8月頭時点の価格比較サイト掲載価格をもとにした参考値です。メモリ価格の高騰でGPU価格は上昇局面にあり、変動が大きい点にご注意ください。最新は各リンク先で確認してください。
結論から言うと、予算を最優先するならRX 9050 8GBが最も手頃な入口ですが、価格差が小さいならRX 9060 XT 16GBの方がVRAM・演算性能とも余裕があり満足度は高くなります。GTX 1060からの買い替えではどの候補でも体感の伸びは大きいため、予算に応じて選んで問題ありません。
NVIDIA環境・DLSS対応を重視したい場合は、RTX 5060 Ti 16GBを軸に、より高い性能を求めるならRTX 5070まで視野に入れると納得感のある買い物になりやすいです。
この中から、用途別に4枚挙げておきます。


FAQよくある質問
まとめタイトルによって明暗がはっきり分かれるポジション
GTX 1060は、発売から9年以上が経過した今も、Crimson Desertのような2026年発売タイトルで公式最小GPUとして現役で名指しされているGPUです。一方でアサシン クリード シャドウズのような重量級の新作では、姉妹記事のGTX 1070とは異なり公式最小要件に届きません。3GB版と6GB版はVRAM容量だけでなくCUDAコア数自体が異なる別物である点も、購入・買い替え判断の際に見落とされがちなポイントです。
快適な設定や重量級タイトル、レイトレーシング体験を求めるなら、買い替えを検討する価値があります。買い替え先を選ぶ際は、予算最優先ならRX 9050 8GB、コストパフォーマンスを重視するならRX 9060 XT 16GBを軸に検討してください。
GTX 1060は、2026年発売のCrimson Desertでも公式最小GPUとして現役で名指しされる一方、アサシン クリード シャドウズのような重量級の新作では公式要件に届かないという、タイトルによって明暗がはっきり分かれるGPUです。3GB版と6GB版はCUDAコア数自体が異なる別物という点も踏まえ、中古購入時はマイニング酷使リスクに特に注意し、買い替え先を選ぶ際は予算に合う1枚を検討してください。





