ROG Equalizer付き電源5モデルは買い替え対象か|46,980円からの価格差とケーブル単体・割引制度の比較
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46,980円から。持っている電源によってはケーブルだけで足ります
2026年10月30日、ASUSの電源「ROG Thor 1200W」2色と「ROG Strix」1200W・1000W 2色の計5モデルが、12V-2×6ケーブル「ROG Equalizer」付きで国内発売されました。RTX 5090のような高出力GPUでコネクタの発熱が話題になるなかで、このケーブルが最初から付くのが今回の目玉です。
結論から言うと、すでにATX 3.1のネイティブ12V-2×6端子を持つ電源を使っているなら、5モデルのどれかに買い替える必然性は薄いです。ケーブルだけを足すか、ROG Thor IIIまたはROG Strix Platinumの所有者向け割引制度(11月28日まで)を使えば済みます。新しく電源を買うなら、価格は最安のStrix 1000Wで46,980円、最高のThor White 1200Wで88,980円です。
注意したいのは、発熱や電流の偏りへの効果がメーカーの試験条件つきの数値であることです。独立した実測では、GPU側のピンごとの電流差が残る結果も出ています。「付いていれば安心」とまでは言えないので、効果と価格のバランスで判断してください。
目次
要点5モデルの違いは容量・筐体・色
ASUS JAPANの発表では、5モデルすべてにROG Equalizerが標準で付属します。電源の違いはシリーズ(ThorかStrixか)、容量(1200Wか1000Wか)、色(黒か白か)の3点です。ケーブル自体に差はありません。

| モデル | 容量 | 想定売価(税込) | 奥行き | 騒音認証 |
|---|---|---|---|---|
| ROG Thor 1200W 白 ROG-THOR-1200P3-WHITE-GAMING-E | 1200W | 88,980円 | 190mm | Lambda A++ |
| ROG Thor 1200W 黒 ROG-THOR-1200P3-GAMING-E | 1200W | 86,980円 | 190mm | Lambda A++ |
| ROG Strix 1200W 黒 ROG-STRIX-1200P-GAMING-E | 1200W | 52,980円 | 160mm | Lambda A |
| ROG Strix 1000W 白 ROG-STRIX-1000P-GAMING-WHITE-E | 1000W | 48,980円 | 160mm | Lambda A+ |
| ROG Strix 1000W 黒 ROG-STRIX-1000P-GAMING-E | 1000W | 46,980円 | 160mm | Lambda A+ |
価格は販売元の発表にある想定売価で、実売価格は店舗により変わります。発表の本文ではStrix 1000Wホワイトの型番が「ROG-STRIX-1000P-WHITE-GAMING-E」と書かれていますが、製品ページでは「ROG-STRIX-1000P-GAMING-WHITE-E」です。購入時は後者でJANコードを確かめてください。
同じ1200Wでも、ThorはStrixより34,000円高くなります。この差額で得られるのは、マグネット式OLED、より高い静音認証、奥行き190mmの大型筐体といった使い勝手の部分です。ケーブルや容量の違いではありません。Thorの詳細はROG Thor 1200Wの解説記事、Strixの3モデルの違いはROG Strix Platinumの比較記事にまとめています。
ケーブルROG Equalizerが担う役割と、効果の範囲
ROG Equalizerは、導電ブリッジ構造で12V-2×6の各電線に流れる電流の偏りを抑えるとされるケーブルです。標準的な12V-2×6ケーブルが1本あたり9.2Aの定格なのに対して、Equalizerは各ピン最大17Aの短時間ピーク電流に対応するよう設計されています。連続して17Aを流せるという意味ではなく、ASUSは使用を合計600W以下に推奨しています。

ASUSが示す温度比較は、周囲温度55℃・総消費電力600Wの条件で、+12V線の中央4本を外して両端の線に電流を集中させたものです。その結果、Equalizerは約87.8℃、標準ケーブルは約146℃でした。線が切れたような異常な状態を再現した試験なので、通常の使用でこれだけの差が出るという意味ではありません。
第三者の実測もあります。海外の検証サイトは、MSI GeForce RTX 5090 SuprimにEqualizerを接続し、Thermal GrizzlyのWireView Pro IIでGPU側の6本のピンを測っています。接続を10回挿し直して平均した結果は次のとおりです。
| 項目 | Equalizerをメーカー指定の向きで接続 | ケーブルを逆向きで接続 |
|---|---|---|
| 平均総電流 | 53.34A | 53.39A |
| 平均総電力 | 619.08W | 618.63W |
| 最大のピン(ピン6)の平均 | 9.97A | 9.22A |
| 最小のピン(ピン3)の平均 | 7.99A | 8.50A |
| ピン間の差 | 1.98A | 0.72A |
この結果から言えるのは、Equalizerでもピンごとの電流が完全には揃わないということです。ただし、負荷は619Wとメーカー推奨の600Wを超えており、WireView Pro IIの測定アダプターも介在しています。1台のGPUでの測定である点も含め、逆向きの接続を勧める根拠にはなりません。今回の5モデルの電源品質を比べた結果でもなく、ケーブルの試験です。
メーカーの試験は線を外した極端な条件、独立実測はGPU側の電流差の確認です。どちらも通常使用での事故率を比べたものではありません。差し込みを根元まで確実に行う基本は、このケーブルでも同じです。この点はROG Equalizerの溶融報告と検証をまとめた記事でも扱っています。
買い替え持っている電源別に、ケーブル単体と買い替えを分ける
ケーブルの購入方法は3通りあります。電源ごと買う、国内発売のEqualizer単品を買う(発売時は7,680円)、そしてROG Thor IIIまたはROG Strix Platinumの所有者向け制度で割引を受ける、の3つです。割引制度の期間は2026年5月28日から11月28日までで、Equalizer同梱モデルは対象外です。
- すでにROG Thor IIIまたはROG Strix Platinumを使っている(割引制度の対象。Equalizer同梱モデルは対象外)
- ATX 3.1のネイティブ12V-2×6端子がある電源を使っている
- GPUの電源端子とケースのサイドパネルの間に4cm以上の余裕がある
- 電源の容量は足りていて、ケーブル周りだけが気になる
- 電源が古く、ATX 3.1のネイティブ12V-2×6端子がない
- GPUを高出力のものへ換える予定で、容量が不足する
- これから組む新規構成で、ケーブルと電源を一括で用意したい
割引制度の手順は、ASUSメンバーアカウントでログインしてシリアル番号を入力し、2営業日以内に届く割引コードで購入するという流れです。購入先はCableModのグローバルサイトで、送料や関税が別にかかる場合があります。国内の単品7,680円と、制度を使った海外購入の総額を比べてから選んでください。他社の電源で使えるかどうかは、電源側の端子の規格に左右されるため、電源メーカーの対応表で確認が必要です。端子の互換性はPC電源ケーブルの規格と種類の解説が参考になります。
新規に電源を選ぶ場合の容量は、NVIDIA公式の必要システム電源が基準になります。RTX 5090(TGP 575W)が1000W、RTX 5080(TGP 360W)が850Wです。この数字ならStrix 1000Wで足ります。CPUやオーバークロックの余裕を見るなら1200Wに上げる選択肢もあり、その目安はGPU別の推奨電源容量の早見表で整理しています。1000Wと1200Wの価格差はStrix黒で6,000円です。
ネイティブ12V-2×6端子の電源を持っているなら、まずケーブル単体か割引制度を比べます。電源が古い、または新規に組むなら、RTX 5080以下はStrix 1000W(46,980円)、RTX 5090で余裕を取るならStrix 1200W(52,980円)です。Thorは34,000円の差額でOLEDと静音性を買う選択になります。
比較他社の1000W・1200W電源と比べる
ケーブルを重視しない場合、同容量帯の他社電源も候補になります。Super FlowerのLEADEX VIII PLATINUM PROは850W・1000W・1200Wがあり、Cybenetics Platinum認証のフルモジュラーで12V-2×6に対応します。奥行きは125mmで、ROG Strixの160mmより35mm短く、小さめのケースならこちらが収まりやすくなります。Equalizerのような電流の偏りを抑える機構はないため、その点を重視しないなら選べます。
1200Wではシリーズの異なるLian Li EDGE Platinum V2が対抗です。80 PLUS PlatinumでATX 3.1対応のL字型フルモジュラー電源で、デュアルチャンバーケースの配線を想定した形状です。ケース内のUSB・ファン配線をまとめたい人向けで、通常のケースでは対応を購入前に確認してください。
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※価格・在庫は変動します。最新の価格はAmazonの商品ページでご確認ください。
FAQよくある質問
まとめまとめ|ケーブル目的なら、先に今の電源で足りるかを見る
5モデルはどれも同じEqualizerが付くため、選ぶ基準は容量・筐体・価格です。ケーブルの効果は、メーカーの試験条件の範囲で語られているにとどまります。
ケーブルだけが目的なら単品か割引制度、電源も新しくするならStrix 1000W(46,980円)か1200W(52,980円)が基本線です。Thorは使い勝手に払う選択になります。
出典:ASUS JAPAN プレスリリース(5モデル発表)、CFD販売 プレスリリース(想定売価)、ASUS JAPAN ROG Equalizerアップグレード制度、ASUS ROG Equalizer 製品ページ、Igor’sLAB ROG Equalizer検証、NVIDIA GeForce RTX 5090、NVIDIA GeForce RTX 5080




